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おまけのお話
しあわせなのです
なんにもシロップのかかってない、かき氷は、白氷?
求めてた『かき氷』じゃなかった──!
あわあわしたノィユは、いつでもどこでも営業できるように持ち歩いているバチルタ印のてんさい糖を煮溶かして、白蜜? みたいなのをつくってみたよ。
かき氷を食べたいのは、今なのです!
いちごシロップとか、めろんシロップとか、宇治金時とか、いつか絶対開発するからね!
今は甘みを──!
煮つめた白蜜を、ふわふわのかき氷にそうっとかける。
ゾホがつくってくれた、ふわふわの氷が、しゃっくりやさしく溶けてゆく。
「うまー!」
「なにこれ!」
「すごいな、ノィユ!」
ゾホも、エヴィも、トートも、ガチムチガディも絶賛してくれました。
メィファの目もきらきらしてる。
「爆売れ間違いなし!」
豪商ニィハの目もギラギラしてる!
「あーん♡」
お匙を差しだしたら、ふわふわ紅くなったヴィルが唇を開いてくれた。
そうっと、お匙を桜の唇に入れる。
「おいし?」
「……あまい」
真っ赤な耳で俯くヴィルが
「か──わ──い──い──!」
ぎゅむぎゅむ抱きついたら、笑って抱き寄せてくれる。
「かわいー、のは、ノィユ」
紅い頬で、笑ってくれる。
「あーん」
ヴィルが『あーん』してくれるとか、ご褒美がすぎる!
「きゃ──♡」
もだもだしたノィユは
「あーんして♡ ヴィル♡」
おねだり、爆発!
「……あーん」
真っ赤なヴィルに『あーん』してもらいまくり
「キーンってするー!」
頭が痛くなりました。
自業自得です、ごめんなさい。
あわあわしたヴィルが、ノィユの頭をなでなでしてくれる。
「たべすぎ」
「だって、ヴィルの『あーん』かわいーよう!」
熱い頬で抱きついたら
「かわいー、のは、ノィユ」
真っ赤な頬で、抱きしめてくれる。
「……お兄さまが3歳のノィユといちゃいちゃしてる……!」
エヴィが泣いてる。
なんか、ごめんね。
でも、ヴィルは僕のものだから──!
ぎゅう。
抱きついたら、世界一かわいい伴侶が、とろける頬で笑ってくれる。
ぎゅうう。
抱きしめ返してくれるから。
熱い頬が、あなたへと向かう心が、ふわふわとけてゆくのです。
「……いひゃい……!」
日焼け止めがないから、めちゃくちゃ焼けて真っ赤になっちゃった!
ノィユは黒くならずに、赤くなって痛くなっちゃうタイプみたいだよ。
「ノィユ……!」
あわあわしたヴィルが、冷たくなるよう絞ったタオルを赤い肌にあててくれる。
「ふ、ふんだ! お兄さまといちゃいちゃしすぎるからなんだから──!」
蒼の瞳を吊りあげたエヴィが、小瓶を渡してくれた。
「……これ、塗ると、ちょっとまし」
ぷいと横を向くエヴィの耳が、ほんのり赤い。
安定のツンデレです。
しかもヴィルと似てるエヴィがツンデレとか、可愛いしかない!
「うわあん! ありがとうございます、エヴィさま!」
「……うん」
頷いたエヴィの瞳が、さまよう。
「……おにいさまを、よろしくね」
ちいさな、ちいさな呟きに、涙があふれそうになるから、笑った。
「はい──! ヴィルは、僕が、しあわせにします──!」
胸を叩いて、笑った。
「ノィユは、俺が、しあわせに、する」
抱っこして、ふわふわ紅い頬で、笑ってくれる。
今日も伴侶は、世界一かわいくて
皆と一緒に、世界一、しあわせなのです。
────────────────
ずっと読んでくださって、ありがとうございます!
∵🌊しお🌊∵様のリクエストで、毎日冷えるので夏真っ盛りのイケメンを、海につけるお話でした!
ちょこっとしか、つかってない気もしましたが(笑)かき氷したり日焼けで痛くなったりは、がんばりました!(笑)
これでリクエストのお話はお終いです、ありがとうございました!
来週からは『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじまりますー!
もしよかったら、楽しんでくださったら、とてもとてもうれしいです。
寒波でものすごく寒かったり突然吹雪いたりするので、どうぞご自愛くださいね!
お気に入りやいいねやエールやご感想で応援してくださること、ずっと読んでくださること、ひとつひとつが、とてもありがたく、めちゃくちゃうれしいです。
ほんとうに、ありがとうございます!
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