文字の大きさ
大
中
小
119 / 157
おまけのお話
しあわせなのです
なんにもシロップのかかってない、かき氷は、白氷?
求めてた『かき氷』じゃなかった──!
あわあわしたノィユは、いつでもどこでも営業できるように持ち歩いているバチルタ印のてんさい糖を煮溶かして、白蜜? みたいなのをつくってみたよ。
かき氷を食べたいのは、今なのです!
いちごシロップとか、めろんシロップとか、宇治金時とか、いつか絶対開発するからね!
今は甘みを──!
煮つめた白蜜を、ふわふわのかき氷にそうっとかける。
ゾホがつくってくれた、ふわふわの氷が、しゃっくりやさしく溶けてゆく。
「うまー!」
「なにこれ!」
「すごいな、ノィユ!」
ゾホも、エヴィも、トートも、ガチムチガディも絶賛してくれました。
メィファの目もきらきらしてる。
「爆売れ間違いなし!」
豪商ニィハの目もギラギラしてる!
「あーん♡」
お匙を差しだしたら、ふわふわ紅くなったヴィルが唇を開いてくれた。
そうっと、お匙を桜の唇に入れる。
「おいし?」
「……あまい」
真っ赤な耳で俯くヴィルが
「か──わ──い──い──!」
ぎゅむぎゅむ抱きついたら、笑って抱き寄せてくれる。
「かわいー、のは、ノィユ」
紅い頬で、笑ってくれる。
「あーん」
ヴィルが『あーん』してくれるとか、ご褒美がすぎる!
「きゃ──♡」
もだもだしたノィユは
「あーんして♡ ヴィル♡」
おねだり、爆発!
「……あーん」
真っ赤なヴィルに『あーん』してもらいまくり
「キーンってするー!」
頭が痛くなりました。
自業自得です、ごめんなさい。
あわあわしたヴィルが、ノィユの頭をなでなでしてくれる。
「たべすぎ」
「だって、ヴィルの『あーん』かわいーよう!」
熱い頬で抱きついたら
「かわいー、のは、ノィユ」
真っ赤な頬で、抱きしめてくれる。
「……お兄さまが3歳のノィユといちゃいちゃしてる……!」
エヴィが泣いてる。
なんか、ごめんね。
でも、ヴィルは僕のものだから──!
ぎゅう。
抱きついたら、世界一かわいい伴侶が、とろける頬で笑ってくれる。
ぎゅうう。
抱きしめ返してくれるから。
熱い頬が、あなたへと向かう心が、ふわふわとけてゆくのです。
「……いひゃい……!」
日焼け止めがないから、めちゃくちゃ焼けて真っ赤になっちゃった!
ノィユは黒くならずに、赤くなって痛くなっちゃうタイプみたいだよ。
「ノィユ……!」
あわあわしたヴィルが、冷たくなるよう絞ったタオルを赤い肌にあててくれる。
「ふ、ふんだ! お兄さまといちゃいちゃしすぎるからなんだから──!」
蒼の瞳を吊りあげたエヴィが、小瓶を渡してくれた。
「……これ、塗ると、ちょっとまし」
ぷいと横を向くエヴィの耳が、ほんのり赤い。
安定のツンデレです。
しかもヴィルと似てるエヴィがツンデレとか、可愛いしかない!
「うわあん! ありがとうございます、エヴィさま!」
「……うん」
頷いたエヴィの瞳が、さまよう。
「……おにいさまを、よろしくね」
ちいさな、ちいさな呟きに、涙があふれそうになるから、笑った。
「はい──! ヴィルは、僕が、しあわせにします──!」
胸を叩いて、笑った。
「ノィユは、俺が、しあわせに、する」
抱っこして、ふわふわ紅い頬で、笑ってくれる。
今日も伴侶は、世界一かわいくて
皆と一緒に、世界一、しあわせなのです。
────────────────
ずっと読んでくださって、ありがとうございます!
∵🌊しお🌊∵様のリクエストで、毎日冷えるので夏真っ盛りのイケメンを、海につけるお話でした!
ちょこっとしか、つかってない気もしましたが(笑)かき氷したり日焼けで痛くなったりは、がんばりました!(笑)
これでリクエストのお話はお終いです、ありがとうございました!
来週からは『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじまりますー!
もしよかったら、楽しんでくださったら、とてもとてもうれしいです。
寒波でものすごく寒かったり突然吹雪いたりするので、どうぞご自愛くださいね!
お気に入りやいいねやエールやご感想で応援してくださること、ずっと読んでくださること、ひとつひとつが、とてもありがたく、めちゃくちゃうれしいです。
ほんとうに、ありがとうございます!
感想 342
あなたにおすすめの小説
【完】帰る場所はあなたの隣
さくなん幼い頃に両親を亡くしたユウは、親戚たちにたらい回しにされた末、森へ捨てられる。
感情を表すことも、人を頼ることも知らないまま生きていたユウを見つけたのは、高位貴族のレオンだった。
周囲の反対を押し切り、自ら世話をすることを決めたレオン。
最初は誰も信じられなかったユウも、乳母のエリシアや屋敷の人々に見守られながら少しずつ成長していく。
笑うこと。
嬉しいと思うこと。
誰かに話を聞いてほしいと思うこと。
一つずつ感情を覚え、世界を広げていくユウ。
友人もでき、知ることも増えていく中で、それでも変わらないものがあった。
それは、どんな時でも帰りたくなる場所。
そして、一番好きな人。
これは何も持たなかった少年が、自分の居場所と大切な人を見つけるまでの物語。
【完結】おひめさまな俺、帝王に溺愛される
* ゆるゆ帝王陛下に捧げられることになった小国の王族レイには、大変な問題が──!
……男です……!
本編、完結済です。
時々おまけのお話を更新しています。
ふたりの動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
『死ぬほど愛されたい』と願ったら、最強の公爵家に転生して家族の愛が重すぎます!〜赤ちゃん令嬢は『慈愛の眼』で今日もデレを解析中〜
五十嵐紫元・社畜SE、今世は国宝級の赤ん坊!? 最強の父様とお兄様が過保護すぎて、一歩歩くだけで国が揺れちゃいます!
【完結】悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
本編完結済です。
もっちもっち感謝祭で、リクエストいただいたお話を更新しています。
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
皆の動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
辺境食堂の隠れΩなのに、拾った皇帝陛下が嫁になれと迫ってくる
月夜 闇花元宮廷料理人で隠れΩの青年レオは、帝国の辺境で小さな食堂兼農園を営みながら、誰にも縛られない平穏なスローライフを送っていた。
ある日、レオは裏庭の不思議な洞窟で、血まみれになって倒れていた大柄な青年アレクを拾う。
彼の正体は、お忍びで辺境を訪れていた帝国最強のα皇帝だった。
身分を隠してレオの家に居候することになったアレクは、レオの作る絶品の手料理と、彼から漂う穏やかな香りに冷え切った心を溶かされていく。
一緒に土を耕し、美味しいご飯を分け合ううちに、相反するはずの二人のフェロモンは心地よく調和していくが、やがて帝都からの追手が迫り……。
手料理が繋ぐ心と体。身分差を越えた、最強α皇帝と隠れΩ料理人の美味しくて甘い辺境スローライフが幕を開ける!
※本作にはボーイズラブ要素およびオメガバース設定(α、β、Ωの概念やフェロモンに関する描写)が含まれています。苦手な方は閲覧にご注意ください。
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!
舞踏会編では『もふもふ獣人に転生したら最愛の推しに溺愛されています』と『伴侶がいるので溺愛ご遠慮いたします』にも出張しました!(笑)
表紙にはAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました
こたまエレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。