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拾遺録3 仕入れ旅行の帰りに
14 普通と異なる魔法基礎
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なるほど。つまりは。
「魔法を使うために神という存在を信じる必要はない。そういう意味ですか」
フミノさんは頷いた。
「以前、ある司祭からこんな事を聞いた。
『教会とは信仰の対象としての神様にふさわしい言動で人を救い導く場所であり存在。必要なのは信仰の存在のみ。
だから信仰さえあれば、神様がどのような存在であってもかまわない。実在しようと非実在であろうと』」
それって『神が非実在であってもかまわない』と同義だろう。
聖職者がそれを言っていいのだろうか。
ただ俺にとって、今の言葉が納得出来ない訳ではない。
むしろ逆だ。
それにその聖職者はつまり『神様がどのような存在であっても』『人を救い導く』と言っているのだ。
ただ単に神にすがれと説くよりよっぽど良心的だろう。
「神を信じる事。属性が五つである事。実は両方とも後付けの設定。説明がない事に耐えかねた誰かが作った物語。
もちろん普段はこういう事は言わないし教えない。物語である方が人には伝わりやすいし納得もしやすい。例えその物語が虚構であろうとも。
しかしそういった虚構を信じ切れない者もいる。そういった場合、別の理屈、あるいは物語が必要」
ちょっと待って欲しい。
今の言葉が意味している事って、つまりは……
「嘘であっても信じれば魔法は使える。そういう事ですか」
「そう」
フミノさんは頷いて、更に続ける。
「大事なのは使えると信じる事。使える筈だと思い込む事。
そして貴方が魔法を使うのに必要なのは神ではなく理屈、信仰ではなく論理。
だから私は貴方にこう説明する。
『魔法に神は関係ない。信じなくても使い方さえ知っていれば誰でも使える』」
そう来たか。
そしてフミノさんは今の言葉の後、何かを待っているような気がする。
おそらくそれは俺側からのリアクションだ。
ならこう聞いてみるのが正しいのだろう。
「でもそれなら何故、属性によって得意不得意があったりするんですか」
「魔法の起動には『魔法がどういう効果を発生するか』の強いイメージが必要。そうやってイメージする事で、魔法を起動する存在に意思が伝わる。
ただし人によってイメージしやすいものとしにくいものがある。農家で土いじりをしていれば土がどう動くかイメージしやすい。水仕事をしていたら水の変化をイメージしやすいのは当然」
なるほど、ならば。
「そうして得意だと感じた系統ほど、更にイメージを持ちやすくなる。結果、得意属性は次々に魔法を使えるようになる。そういう事ですか」
「その通り」
フミノさんは満足そうに頷いた。
理屈は理解出来た。ただそれでも生じてしまう疑問が残る。
答が出ない事はわかっているのだ。
それでも俺は人間だから、何処かで答を求めてしまう。
なのでフミノさんにあえて聞いてみる。
「わからない事はわからないと認めるのが正しいのでしょう。無理に理屈をつけるから神という存在が必要になる。
それはわかっています。でもそれでも疑問に思ってしまいます。
この世界、生命や事物は神では無く『法則』や『元からある存在』や『時間』が作り出したものでしょう。
でも魔法はそれらと違う気がするのです。意識やイメージで発生するというシステムが、考えたり身体を動かしたりする事の延長線だとはどうしても思えません。
この魔法というのはどうやって出来たのですか。神でなければ別の、何らかの存在が作り出した物なのでしょうか」
フミノさんは頷く。
「貴方の言う通り。正しい答えは『わからない』。
ただ魔法というものを作り出した存在というのがあるのなら。それをおこがましくも想像していいのなら。
私は思う。それはきっと神ではない。人間なのだろうと」
魔法を作り出したのは人間、か。
なるほどな。考え方として理解出来る。
そして同時にフミノさんの魔法についての考え方も理解出来たような気がする。
魔法は神ではなく、人が作り出したもの。
だからそのように扱う事が出来ると。
フミノさんは俺が頷いたのを見て、そして口を開く。
「魔法の扱い方や性質の話に戻る。
魔法は完全な存在ではない。だから魔法の機能として実現しやすいものもあるし、実現しにくいものもある。
例えば何もない所に水以外の物を出すなんて事は出来ない。これは魔法の機能に水以外の物を何もないところから作り出すという機能が無いから。
だから逆にイメージさえ出来て魔法の機能で実現可能なら、こんな事も出来る」
彼女はそう言って、どこからともなく丸太を取り出し街道上に置く。
直径20指位、高さも20指位の、短くずんぐりとした感じの丸太。これが立てて石畳上に置いてある状態だ。
「この丸太は収納していたもの。魔法で作った訳ではない。この丸太をまず、ある形になるようイメージする。回転して、削っていってこういう形になると強くイメージする」
丸太が立ったまま形を変えていく。おがくずらしきものを周辺に落としつつ、下向きの円錐といった形状に。
「この加工作業こそが属性と関係なくイメージで出来る魔法の見本、ということですか」
「その通り。勿論複合属性の木属性だと説明する事も出来る。ただしそれは後づけ理論による説明。本質ではない」
なるほど。少なくとも俺にとってはわかりやすい説明だ。
「今加工したこの丸太。これは独楽だと思って欲しい。そしてこれが回転するよう強くイメージする。そうすると、こうなる」
さっきまで丸太だった巨大な独楽が回り始めた。周りながら路上を不規則に動いていく。
これも属性を意識しない、イメージで出来る魔法なのだろう。
「私はイメージする事によって命じている。この世界に存在する微細で無数の魔素と呼ばれるものに対して、この独楽を回せ、回し続けろと。
この魔法は属性とは関係なく、他にもない魔法。でも魔素の性質さえ知っていれば簡単」
やはりこれはイメージした結果出来る魔法のようだ。
そして魔素という言葉は聞いた事はある。
確か魔法を使う為に必要な物であると同時に、魔物を生み出す素となる物質。
つまりはこういう事だろうか。
「魔素が魔法を使えるようにする存在なんですか」
「そう」
フミノさんは頷く。
「魔法とは魔素に効果を生み出すようにする為の命令。魔素に対して理解しやすい具体的なイメージを伝えられるか。それが魔法を起動する肝にして本質」
なるほど。言っている事はわかる。
セレスも言っていた。魔法はイメージが大切だと。
何故イメージするのか。それはどういう結果を望むのかを伝える為。
そう思えばつじつまが合う。
「ただし魔素には出来る事と出来ない事がある。
出来る事を列挙すると、物の温度を上げ下げする、速度を変更する、情報を伝達する、ある場所と他の場所を短絡させる、そして水を生み出す。出来るのはだいたいこのくらい。
覚える必要はない。メモして置いたから後で読んで確認すればいい」
フミノさんはそう言って、そして何処からか紙束を出す。
「これは『神が存在せず属性が意味なくとも魔法を使えるやり方』のメモ。私の手書きだからあまり綺麗ではない。内容も場合によっては不信心だと非難されるだろう。だから他人には見せない事を勧める」
他人には見せないか。でも……
「セレスにも見せてはまずいですか?」
「セレスは問題ない。このメモを知っているから。理解は出来なかったようだけれど」
ちょっと安心した。セレスに秘密にしろと言われるとかなり心苦しいから。
俺は紙束を受け取り、手持ちで持っている自在袋の中に仕舞う。
「さて。セレスの方はもう少し時間がかかる。だからその時間を使ってこの新しい方法による魔法の練習をしようと思う。渡したメモは後で読めばいい」
新しい方法の魔法の練習か。
「どんな練習ですか」
「今回っているこの独楽。これが回っているイメージを強く持ち続けて欲しい。強く強く、回り続ける姿をイメージする。独楽を注視しながらイメージを強く強く持つ」
なるほど。
「今回っている姿を見ながら、更に強く回り続ける事をイメージする。それでいいですか」
「その通り」
フミノさんは頷いた。
「わかりました」
これが魔法の練習になるのならやってみよう。
俺は独楽を注視する。回れ、もっと回れ、回り続けろ……
「魔法を使うために神という存在を信じる必要はない。そういう意味ですか」
フミノさんは頷いた。
「以前、ある司祭からこんな事を聞いた。
『教会とは信仰の対象としての神様にふさわしい言動で人を救い導く場所であり存在。必要なのは信仰の存在のみ。
だから信仰さえあれば、神様がどのような存在であってもかまわない。実在しようと非実在であろうと』」
それって『神が非実在であってもかまわない』と同義だろう。
聖職者がそれを言っていいのだろうか。
ただ俺にとって、今の言葉が納得出来ない訳ではない。
むしろ逆だ。
それにその聖職者はつまり『神様がどのような存在であっても』『人を救い導く』と言っているのだ。
ただ単に神にすがれと説くよりよっぽど良心的だろう。
「神を信じる事。属性が五つである事。実は両方とも後付けの設定。説明がない事に耐えかねた誰かが作った物語。
もちろん普段はこういう事は言わないし教えない。物語である方が人には伝わりやすいし納得もしやすい。例えその物語が虚構であろうとも。
しかしそういった虚構を信じ切れない者もいる。そういった場合、別の理屈、あるいは物語が必要」
ちょっと待って欲しい。
今の言葉が意味している事って、つまりは……
「嘘であっても信じれば魔法は使える。そういう事ですか」
「そう」
フミノさんは頷いて、更に続ける。
「大事なのは使えると信じる事。使える筈だと思い込む事。
そして貴方が魔法を使うのに必要なのは神ではなく理屈、信仰ではなく論理。
だから私は貴方にこう説明する。
『魔法に神は関係ない。信じなくても使い方さえ知っていれば誰でも使える』」
そう来たか。
そしてフミノさんは今の言葉の後、何かを待っているような気がする。
おそらくそれは俺側からのリアクションだ。
ならこう聞いてみるのが正しいのだろう。
「でもそれなら何故、属性によって得意不得意があったりするんですか」
「魔法の起動には『魔法がどういう効果を発生するか』の強いイメージが必要。そうやってイメージする事で、魔法を起動する存在に意思が伝わる。
ただし人によってイメージしやすいものとしにくいものがある。農家で土いじりをしていれば土がどう動くかイメージしやすい。水仕事をしていたら水の変化をイメージしやすいのは当然」
なるほど、ならば。
「そうして得意だと感じた系統ほど、更にイメージを持ちやすくなる。結果、得意属性は次々に魔法を使えるようになる。そういう事ですか」
「その通り」
フミノさんは満足そうに頷いた。
理屈は理解出来た。ただそれでも生じてしまう疑問が残る。
答が出ない事はわかっているのだ。
それでも俺は人間だから、何処かで答を求めてしまう。
なのでフミノさんにあえて聞いてみる。
「わからない事はわからないと認めるのが正しいのでしょう。無理に理屈をつけるから神という存在が必要になる。
それはわかっています。でもそれでも疑問に思ってしまいます。
この世界、生命や事物は神では無く『法則』や『元からある存在』や『時間』が作り出したものでしょう。
でも魔法はそれらと違う気がするのです。意識やイメージで発生するというシステムが、考えたり身体を動かしたりする事の延長線だとはどうしても思えません。
この魔法というのはどうやって出来たのですか。神でなければ別の、何らかの存在が作り出した物なのでしょうか」
フミノさんは頷く。
「貴方の言う通り。正しい答えは『わからない』。
ただ魔法というものを作り出した存在というのがあるのなら。それをおこがましくも想像していいのなら。
私は思う。それはきっと神ではない。人間なのだろうと」
魔法を作り出したのは人間、か。
なるほどな。考え方として理解出来る。
そして同時にフミノさんの魔法についての考え方も理解出来たような気がする。
魔法は神ではなく、人が作り出したもの。
だからそのように扱う事が出来ると。
フミノさんは俺が頷いたのを見て、そして口を開く。
「魔法の扱い方や性質の話に戻る。
魔法は完全な存在ではない。だから魔法の機能として実現しやすいものもあるし、実現しにくいものもある。
例えば何もない所に水以外の物を出すなんて事は出来ない。これは魔法の機能に水以外の物を何もないところから作り出すという機能が無いから。
だから逆にイメージさえ出来て魔法の機能で実現可能なら、こんな事も出来る」
彼女はそう言って、どこからともなく丸太を取り出し街道上に置く。
直径20指位、高さも20指位の、短くずんぐりとした感じの丸太。これが立てて石畳上に置いてある状態だ。
「この丸太は収納していたもの。魔法で作った訳ではない。この丸太をまず、ある形になるようイメージする。回転して、削っていってこういう形になると強くイメージする」
丸太が立ったまま形を変えていく。おがくずらしきものを周辺に落としつつ、下向きの円錐といった形状に。
「この加工作業こそが属性と関係なくイメージで出来る魔法の見本、ということですか」
「その通り。勿論複合属性の木属性だと説明する事も出来る。ただしそれは後づけ理論による説明。本質ではない」
なるほど。少なくとも俺にとってはわかりやすい説明だ。
「今加工したこの丸太。これは独楽だと思って欲しい。そしてこれが回転するよう強くイメージする。そうすると、こうなる」
さっきまで丸太だった巨大な独楽が回り始めた。周りながら路上を不規則に動いていく。
これも属性を意識しない、イメージで出来る魔法なのだろう。
「私はイメージする事によって命じている。この世界に存在する微細で無数の魔素と呼ばれるものに対して、この独楽を回せ、回し続けろと。
この魔法は属性とは関係なく、他にもない魔法。でも魔素の性質さえ知っていれば簡単」
やはりこれはイメージした結果出来る魔法のようだ。
そして魔素という言葉は聞いた事はある。
確か魔法を使う為に必要な物であると同時に、魔物を生み出す素となる物質。
つまりはこういう事だろうか。
「魔素が魔法を使えるようにする存在なんですか」
「そう」
フミノさんは頷く。
「魔法とは魔素に効果を生み出すようにする為の命令。魔素に対して理解しやすい具体的なイメージを伝えられるか。それが魔法を起動する肝にして本質」
なるほど。言っている事はわかる。
セレスも言っていた。魔法はイメージが大切だと。
何故イメージするのか。それはどういう結果を望むのかを伝える為。
そう思えばつじつまが合う。
「ただし魔素には出来る事と出来ない事がある。
出来る事を列挙すると、物の温度を上げ下げする、速度を変更する、情報を伝達する、ある場所と他の場所を短絡させる、そして水を生み出す。出来るのはだいたいこのくらい。
覚える必要はない。メモして置いたから後で読んで確認すればいい」
フミノさんはそう言って、そして何処からか紙束を出す。
「これは『神が存在せず属性が意味なくとも魔法を使えるやり方』のメモ。私の手書きだからあまり綺麗ではない。内容も場合によっては不信心だと非難されるだろう。だから他人には見せない事を勧める」
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「セレスにも見せてはまずいですか?」
「セレスは問題ない。このメモを知っているから。理解は出来なかったようだけれど」
ちょっと安心した。セレスに秘密にしろと言われるとかなり心苦しいから。
俺は紙束を受け取り、手持ちで持っている自在袋の中に仕舞う。
「さて。セレスの方はもう少し時間がかかる。だからその時間を使ってこの新しい方法による魔法の練習をしようと思う。渡したメモは後で読めばいい」
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「どんな練習ですか」
「今回っているこの独楽。これが回っているイメージを強く持ち続けて欲しい。強く強く、回り続ける姿をイメージする。独楽を注視しながらイメージを強く強く持つ」
なるほど。
「今回っている姿を見ながら、更に強く回り続ける事をイメージする。それでいいですか」
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