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第26章 冬合宿は続く
第218話 大物のノルマ?
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「気が付けば色々のせられたって感じだ」
これが俺の今回の感想というか反省点というか……
あの後ミナミさん達が作った魔力回復・増強食品とその材料の植物の話に突入。ついでに昼食をごちそうになり帰ってきたのは午後2時過ぎだった。
今は何かやる気力がなくなって砦のリビングに皆でいる状態だ。
「すみません。今回は私が仕掛けました」
確かにアキナ先輩が飛行機の話を持ち出したんだよな。
「でも自由の為ってどういう事ですか」
アキナ先輩は頷いて口を開く。
「今回言った自由にも幾つか種類があります。
例えばこの研究室が監視や誘導等されないで好き勝手に色々な事をすることが出来る自由。この為には戦争が迫っているという要因を取り除く必要があるでしょう。
次にこの国以外にも行く場所を選べるという自由。もし各国と友好関係が確立して船や飛行機で行けるようになったなら。この国の中を旅する以上に色々な考え方や視点を感じる事が出来ようになるでしょう。
そういった事が色々進んでいけば、私が時々感じる閉塞感や息苦しさも少しは無くなるような気がするのです」
きっと他に貴族という身分からの自由等も入っているのだろう。アキナ先輩の立場では言えないのだろうけれど。更に同性婚の自由なんかも入っているかもしれない。
俺自身はそこまで閉塞感を感じたことはない。
元々俺は病弱で色々自由がきかなかったところから始まった。今の状態でも充分色々自由を謳歌できていると思う。実際行動的にも資金的にも既に中等部生の普通の状態を大幅に超えている筈だ。
でもその辺は個人の感じ方・考え方。しかし差し当たって俺自身が不自由を感じている事もある。 不自由というかプレッシャーというか……
「春合宿の頃までには試作飛行機の目処をつけないと。飛行場も燃料も整備してくれそうだしさ」
軽く見えるが殿下はあれでも第一王子。王室内でも学術、研究等の分野を掌握している。奴に話した以上はそれほど遠くない時期に飛行場も燃料も整備してしまうだろう。
「だけど春合宿で空の旅なんての、楽しそうでいいよね」
「でも飛行機は飛行場が無いと降りられない。だから行先にも飛行場を作らないと同じ場所に戻るだけだ」
「遊覧飛行なんてのも楽しいよね、きっと」
「確かにそうだけれどさ」
殿下に言ったのは長距離大型飛行機。しかしその前に実証用の小型飛行機も絶対作るつもりだ。エンジン1基でせいぜい4人乗り位のもの。
エンジンがレシプロじゃなくてターボプロップだから、そこそこ余裕のある機体になる筈だ。
機体制御そのものはあの模型飛行機と同じでいい。
とりあえず概念図と機体の模型を作って、シモンさんやキーンさんと相談しよう。勿論小型飛行機の方からだ。
まずは概念図の作成。プロペラとエンジンを前に置いたタイプで考えてみよう。素材はタカモさん精製のジュラルミンを使わせてもらう。
主翼は機体の安定性と操縦席からの見晴らしを考えて高翼配置。翼の下に操縦席や客室がくる感じだ。
視界を確保するためエンジン位置は少し下に。でもエンジンが地上のごみを吸ったりすると嫌だから吸気口は上に配置してと。
プロペラが滑走路にすらないよう前脚は高め大きめに。試作機は引き込み脚とかでなく固定脚でいいだろう。
操縦系統はどう作ろうか。やはり操縦桿がベターかな。旋回や横スライド、姿勢変化色々が操縦桿1つで操作可能だし。
他に必要なのは出力調整とプロペラピッチ変更かな。その辺はペダルとレバーを追加しておこう。
あと記述魔法で安全装置も付けたほうがいいな。鑑定魔法とセットで記述して自動操縦と離陸・着陸支援をつけておきたい。
墜落や衝突防止も当然つけるべきだろう。レーダーは鑑定魔法と空間魔法の併用で似たようなものが出来る筈。
この辺のアイデアをとにかく書きまくる。
「そろそろ魔獣狩りに行こうか」
そう言われてかなり時間が経っている事に気が付いた。
やはり飛行機は難しい。魔法でチートをしても考えるべきことは山ほどある。
でもまあ、楽しくないかと言えば楽しいんだけれどさ。こういう事を色々考えるのも。
◇◇◇
「今日は何としても猪魔獣を獲るぞ」
「何故猪魔獣なんですか」
「決まっているだろう。ソーセージのためだ」
そう言えば本当は今日ソーセージを作る予定だったんだよな。
「前に聞いたけれどあれには新鮮な肉がいいんだろ。だから明日やるには今日猪魔獣が必要だ。違うか」
「確かにそうですけれど」
一応ここの土地に魔獣が害を及ぼさないようにというのが名目なのだけれどな。領主の姫様はソーセージの方が重要らしい。
「どうだミド・リー、手頃な猪魔獣《オツコト》はいるか」
「ちょうどいいのは1頭だけね。他は鹿魔獣《チデジカ》も猿魔獣《ヒバゴン》もちょっと遠い感じ」
「いいじゃないか。猪魔獣《オツコト》なら1頭だけでもソーセージには充分だ」
「でも1頭だとタンとかハツがあっという間に無くなるよ」
言っておくが猪魔獣《オツコト》のタンは決して小さくは無い。ミド・リーの前腕部くらいの大きさはある。
でもそれが刺身と焼き肉で半分になる。さらに14人がそれをつまむわけで……
贅沢な話だと思うのだけれど、贅沢も続くと日常になるのだ。
「1頭なら私がやります」
ユキ先輩がそう言ったらもうあとは自動みたいなものだ。猪魔獣《オツコト》が勝手に山から下りてきてこっちに向かってきて堰堤の前で勝手に倒れる。それを荷車に載せ下に運ぶだけ。
「昨日そこそこ獲ったからね。明日辺りはこっちにまた来るんじゃない?」
「今日は他の魔獣は遠いようですね」
「参考までに一番近いのは?」
「1離以上先に猿魔獣《ヒバゴン》がいるわ。他はもっと遠いよ」
「なら撤収だな」
運んで内臓を抜いて川に吊して内臓を洗って。この辺はもうルーチンワークだ。
部屋に戻ったら俺の出番。
そろそろ焼き肉や刺身には皆さん飽きているだろう。だからモツの一部はポトフ風のもつ鍋にしてみる。
人参や大根やタマネギやキャベツ、豆芋と一緒にワインビネガーとトマト、水飴、塩、ローリエで味付けして煮る。ちょっと酸味と甘みを出すのが俺の好みだ。ニンニク等で辛めに攻めても美味しいだろうけれど、今日はちょっと優しい味で。
そんな訳で刺身、焼き肉、ポトフというよくわからないメニューになった。
ポトフに大量に野菜を入れたのでサラダは無し。汁物があるので主食はちょい固めのライ麦混じりのパンで。
「うん、焼き肉もいいけれどこういう汁物もいいですね」
「確かに此処は寒いからちょうどいいですよね」
「というか猪魔獣《オツコト》の肉ってそれだけでも暖まらない? 汁も美味しいんだけれど食べたら汗が出そうなくらいに暑くなったんだけれど」
「この固いパンに浸すと美味しい」
「私も暑くなった。窓開けるぞ」
確かに異様に暖まる感じがする。刺身はともかく焼肉より身体が温まるというか暑くなる。
「汁も美味いがやっぱり刺身だよな」
「私は焼いた方が好きかな」
「汁が美味しい」
ポトフのモツは一度圧力と熱をしっかりかけて脂を取った。だから汁の酸味もあってわりとさっぱり目。
なのだけれど出汁というか旨みがとんでもなく出ている。それも一度しっかり脂を取ったせいか嫌みがない感じだ。
黒パン浸して食べても美味しいし飲んでもいい。一緒に煮ている大根なんかもいい味が出ている。
「本当、暑くなりますね」
「同意」
だからと言ってフールイ先輩、Tシャツ1枚になるまで脱がないで下さい。ヨーコ先輩も同じくTシャツなのだけれど体型的にフールイ先輩の方が危険だ。というか2人に限らず皆さん徐々に脱ぎだしている。
今度から猪魔獣《オツコト》の煮物は場所と場合を考えて作ろう。そう俺は決意した。今日は既に手遅れだけれども。
「パンが無くなった。切ってくる」
フールイ先輩が追加で黒パンを切りに行った。がっちり固くて小さな枕くらいあるパンをがっしり切って持ってくる。
元々このパンには少し酸味がある。これにレーズン等のフルーツが入ったバターをしっかりつけて食べると口が疲れるが美味しい。それと同じ状態が今回のポトフでも……そうだ。
邪道だけれどバターをたっぷり塗ってスープに浸して…… やっぱり美味しいぞこれは。
これが俺の今回の感想というか反省点というか……
あの後ミナミさん達が作った魔力回復・増強食品とその材料の植物の話に突入。ついでに昼食をごちそうになり帰ってきたのは午後2時過ぎだった。
今は何かやる気力がなくなって砦のリビングに皆でいる状態だ。
「すみません。今回は私が仕掛けました」
確かにアキナ先輩が飛行機の話を持ち出したんだよな。
「でも自由の為ってどういう事ですか」
アキナ先輩は頷いて口を開く。
「今回言った自由にも幾つか種類があります。
例えばこの研究室が監視や誘導等されないで好き勝手に色々な事をすることが出来る自由。この為には戦争が迫っているという要因を取り除く必要があるでしょう。
次にこの国以外にも行く場所を選べるという自由。もし各国と友好関係が確立して船や飛行機で行けるようになったなら。この国の中を旅する以上に色々な考え方や視点を感じる事が出来ようになるでしょう。
そういった事が色々進んでいけば、私が時々感じる閉塞感や息苦しさも少しは無くなるような気がするのです」
きっと他に貴族という身分からの自由等も入っているのだろう。アキナ先輩の立場では言えないのだろうけれど。更に同性婚の自由なんかも入っているかもしれない。
俺自身はそこまで閉塞感を感じたことはない。
元々俺は病弱で色々自由がきかなかったところから始まった。今の状態でも充分色々自由を謳歌できていると思う。実際行動的にも資金的にも既に中等部生の普通の状態を大幅に超えている筈だ。
でもその辺は個人の感じ方・考え方。しかし差し当たって俺自身が不自由を感じている事もある。 不自由というかプレッシャーというか……
「春合宿の頃までには試作飛行機の目処をつけないと。飛行場も燃料も整備してくれそうだしさ」
軽く見えるが殿下はあれでも第一王子。王室内でも学術、研究等の分野を掌握している。奴に話した以上はそれほど遠くない時期に飛行場も燃料も整備してしまうだろう。
「だけど春合宿で空の旅なんての、楽しそうでいいよね」
「でも飛行機は飛行場が無いと降りられない。だから行先にも飛行場を作らないと同じ場所に戻るだけだ」
「遊覧飛行なんてのも楽しいよね、きっと」
「確かにそうだけれどさ」
殿下に言ったのは長距離大型飛行機。しかしその前に実証用の小型飛行機も絶対作るつもりだ。エンジン1基でせいぜい4人乗り位のもの。
エンジンがレシプロじゃなくてターボプロップだから、そこそこ余裕のある機体になる筈だ。
機体制御そのものはあの模型飛行機と同じでいい。
とりあえず概念図と機体の模型を作って、シモンさんやキーンさんと相談しよう。勿論小型飛行機の方からだ。
まずは概念図の作成。プロペラとエンジンを前に置いたタイプで考えてみよう。素材はタカモさん精製のジュラルミンを使わせてもらう。
主翼は機体の安定性と操縦席からの見晴らしを考えて高翼配置。翼の下に操縦席や客室がくる感じだ。
視界を確保するためエンジン位置は少し下に。でもエンジンが地上のごみを吸ったりすると嫌だから吸気口は上に配置してと。
プロペラが滑走路にすらないよう前脚は高め大きめに。試作機は引き込み脚とかでなく固定脚でいいだろう。
操縦系統はどう作ろうか。やはり操縦桿がベターかな。旋回や横スライド、姿勢変化色々が操縦桿1つで操作可能だし。
他に必要なのは出力調整とプロペラピッチ変更かな。その辺はペダルとレバーを追加しておこう。
あと記述魔法で安全装置も付けたほうがいいな。鑑定魔法とセットで記述して自動操縦と離陸・着陸支援をつけておきたい。
墜落や衝突防止も当然つけるべきだろう。レーダーは鑑定魔法と空間魔法の併用で似たようなものが出来る筈。
この辺のアイデアをとにかく書きまくる。
「そろそろ魔獣狩りに行こうか」
そう言われてかなり時間が経っている事に気が付いた。
やはり飛行機は難しい。魔法でチートをしても考えるべきことは山ほどある。
でもまあ、楽しくないかと言えば楽しいんだけれどさ。こういう事を色々考えるのも。
◇◇◇
「今日は何としても猪魔獣を獲るぞ」
「何故猪魔獣なんですか」
「決まっているだろう。ソーセージのためだ」
そう言えば本当は今日ソーセージを作る予定だったんだよな。
「前に聞いたけれどあれには新鮮な肉がいいんだろ。だから明日やるには今日猪魔獣が必要だ。違うか」
「確かにそうですけれど」
一応ここの土地に魔獣が害を及ぼさないようにというのが名目なのだけれどな。領主の姫様はソーセージの方が重要らしい。
「どうだミド・リー、手頃な猪魔獣《オツコト》はいるか」
「ちょうどいいのは1頭だけね。他は鹿魔獣《チデジカ》も猿魔獣《ヒバゴン》もちょっと遠い感じ」
「いいじゃないか。猪魔獣《オツコト》なら1頭だけでもソーセージには充分だ」
「でも1頭だとタンとかハツがあっという間に無くなるよ」
言っておくが猪魔獣《オツコト》のタンは決して小さくは無い。ミド・リーの前腕部くらいの大きさはある。
でもそれが刺身と焼き肉で半分になる。さらに14人がそれをつまむわけで……
贅沢な話だと思うのだけれど、贅沢も続くと日常になるのだ。
「1頭なら私がやります」
ユキ先輩がそう言ったらもうあとは自動みたいなものだ。猪魔獣《オツコト》が勝手に山から下りてきてこっちに向かってきて堰堤の前で勝手に倒れる。それを荷車に載せ下に運ぶだけ。
「昨日そこそこ獲ったからね。明日辺りはこっちにまた来るんじゃない?」
「今日は他の魔獣は遠いようですね」
「参考までに一番近いのは?」
「1離以上先に猿魔獣《ヒバゴン》がいるわ。他はもっと遠いよ」
「なら撤収だな」
運んで内臓を抜いて川に吊して内臓を洗って。この辺はもうルーチンワークだ。
部屋に戻ったら俺の出番。
そろそろ焼き肉や刺身には皆さん飽きているだろう。だからモツの一部はポトフ風のもつ鍋にしてみる。
人参や大根やタマネギやキャベツ、豆芋と一緒にワインビネガーとトマト、水飴、塩、ローリエで味付けして煮る。ちょっと酸味と甘みを出すのが俺の好みだ。ニンニク等で辛めに攻めても美味しいだろうけれど、今日はちょっと優しい味で。
そんな訳で刺身、焼き肉、ポトフというよくわからないメニューになった。
ポトフに大量に野菜を入れたのでサラダは無し。汁物があるので主食はちょい固めのライ麦混じりのパンで。
「うん、焼き肉もいいけれどこういう汁物もいいですね」
「確かに此処は寒いからちょうどいいですよね」
「というか猪魔獣《オツコト》の肉ってそれだけでも暖まらない? 汁も美味しいんだけれど食べたら汗が出そうなくらいに暑くなったんだけれど」
「この固いパンに浸すと美味しい」
「私も暑くなった。窓開けるぞ」
確かに異様に暖まる感じがする。刺身はともかく焼肉より身体が温まるというか暑くなる。
「汁も美味いがやっぱり刺身だよな」
「私は焼いた方が好きかな」
「汁が美味しい」
ポトフのモツは一度圧力と熱をしっかりかけて脂を取った。だから汁の酸味もあってわりとさっぱり目。
なのだけれど出汁というか旨みがとんでもなく出ている。それも一度しっかり脂を取ったせいか嫌みがない感じだ。
黒パン浸して食べても美味しいし飲んでもいい。一緒に煮ている大根なんかもいい味が出ている。
「本当、暑くなりますね」
「同意」
だからと言ってフールイ先輩、Tシャツ1枚になるまで脱がないで下さい。ヨーコ先輩も同じくTシャツなのだけれど体型的にフールイ先輩の方が危険だ。というか2人に限らず皆さん徐々に脱ぎだしている。
今度から猪魔獣《オツコト》の煮物は場所と場合を考えて作ろう。そう俺は決意した。今日は既に手遅れだけれども。
「パンが無くなった。切ってくる」
フールイ先輩が追加で黒パンを切りに行った。がっちり固くて小さな枕くらいあるパンをがっしり切って持ってくる。
元々このパンには少し酸味がある。これにレーズン等のフルーツが入ったバターをしっかりつけて食べると口が疲れるが美味しい。それと同じ状態が今回のポトフでも……そうだ。
邪道だけれどバターをたっぷり塗ってスープに浸して…… やっぱり美味しいぞこれは。
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