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第11章 冬休み
47 僕より強い奴
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俺が自分の部屋で馴染みのWebページを見ていると、ふっと部屋の風が動いた。
「お風呂、入らないのかい」
開いた窓から奈津希さんが覗いている。
「いつでも入れますしね」
「どうせなら一緒に入ろうぜ」
口調は男だけど実際は先輩で女子なんだよな。
「というかずっと一人で入っていて飽きちゃってな。でも風呂は好きだし話し相手が欲しいかなって訳だ」
でも風呂に男を誘うのはいいのだろうか。
しかも1対1だし。
「細かい事は気にすんなよ。どうせ裸なんてネットでいくらでも見れるだろ」
実物と画面越しではダメージも随分違うと思うのだが。
まあこのまま窓からチラ見え状態で誘われるのも何だし、本人が気にしないなら入ってしまうのも一案か。
そう俺は観念して、服を脱いで。
軽く身体を洗っていつものぬる湯に浸かる。
「よくそこに入っているけれど、熱いの苦手なのかい」
「ま、体温低いですしね」
俺にとっての風呂の適温は40度前後だ。
なお香緒里ちゃんは43度位、由香里姉は42度らしい。
一応メインの浴槽は42度になるように設定しているし、香緒里ちゃん愛用の樽風呂は45度くらいまで調節できるようになっている。
「そっか、風遊美と同じだな。奴も体温低いからぬるめがいいって言っていたし」
風遊美とは次期会長の鷺沼さんの事だ。
「そう言えば最初にここに来た日、修、風遊美と結構ここで喋ってたよな」
「そう言えばそうでしたっけ」
俺はすぐには思い出せない。
何せあの日は色々あったような気がしたから。
「そっか。ならいいんだけどな」
何か歯切れが悪い言い方だ。
何だろう。
「実はな、風遊美は前から意識していた相手なんだ。意識と言っても恋とかそういう意味じゃなくてな、純粋に魔法を使った戦闘力でな」
奈津希さんの話は俺にとって少し意外だった。
「でも風遊美さんって補助魔法科ですよね。基本的には治癒とか探知とかそっちが専門なんじゃないですか」
「本人が治癒魔法メインと言っていてもさ。実は他の魔法も使えるなんて事は良くあることだろ。魔力が多い連中は往々にして複数の属性の魔法が使えるし、僕だって複数の魔法を持っている。どれが専門かなんて自分で言っているだけだ。違うか」
それは確かにそうかもしれない。
由香里姉も香緒里ちゃんも、少なくとも接触すれば相手と念じるだけで会話したり夢を操ったり出来る訳だし。
「僕は魔法に関しては、相手がどれくらい強いのか直感的に怖さで感じるんだ。例えば由香里さん、彼女は怖い。でも結果的には同じ位強いだろう翠さんはそこまで怖くはない。翠さんのはあくまで魔力と武器と運動能力を使った総合力としての強さだから。由香里さんの魔法の力だけで圧倒する力とは根本的に違う。
僕自身の強さも翠さんと同じさ。応用性で何とか攻撃魔法科3年最強の座は保っているけれど、単体の魔法使いとしてはそれほど怖くはない。そして今の3年生以下の攻撃魔法科にはそこまで怖いのはごく少ない。今のところ1人かな。成長すればもっと増えるかもしれないけれど。
でも、他の科には現時点で2人もいるんだ。まさか一緒に学生会をやることになるとは思わなかったけどさ」
2人か。
一人は風遊美さんとして、もう1人は誰だろう。
そう思ったけれど、まずは風遊美さんの事から聞いてみる。
「風遊美さんはどんな魔法を使うんですか」
それほど怖い魔法とは、どういうものだろう。
例えば由香里姉の氷の魔法。
由香里姉が自分で言っていた。
彼女の魔法は『自分が認識できるどの場所にも任意の温度の氷を出現させられる、若しくは任意の物体を摂氏0度以下の任意の温度に下げることが出来る』と。
つまり由香里姉に魔法で勝つためには彼女の認識範囲外から魔法をかけるか、彼女より早く魔法を発動させるしか無い。
しかも由香里姉の認識範囲とは見える範囲全部で発動時間も並の魔法使いの数分の1程度。
故に見える範囲で戦う限り、由香里姉はほぼ最強だ。
それに匹敵する怖さの魔法とは何だろうか。
「本人の申告では治癒魔法と現状認識魔法。だけど、それだけじゃない。僕の攻撃魔法とは質の違う何かを隠し持っている。
困ったことに『ある』のはわかるんだけどそれが『どんな魔法』かがわからない。僕の探知魔法の限界でさ。でも僕より強いことはわかるし、下手すれば由香里さんとも対等なレベルである事もわかるんだ。風遊美は何考えているかわからないけれど悪い奴じゃない。だからよけい面倒くさくてさ」
「大変ですね、何か攻撃魔法科も」
「おうよ。何せ共通する尺度が戦って強いか弱いかしかないからな。魔法工学科みたいに実用的なもんならもっと色々な切り口もあるんだろうけれどな」
そういうものなんだろうか。
今ひとつ分からないが、まあそれとは別のもう一つ気になる事を聞いてみることにした。
「それでもう1人の怖い人って誰ですか」
「それは言わぬが花ってやつさ。こいつに関しては魔法を隠している理由もわかっている。よほどの事がないとその魔法を使う事がないともわかっている。だから俺もあえて誰とは言わないし、戦ってみようとも思わない。まあ本気で戦えば100パー僕が負けると思うけどな」
「そんなに強いんですか」
「お互いのためそれを確認する日が来ないことを祈る、って感じかな。だから風遊美と違って気にならないしむしろ使わないですめばいいね、って応援したくなる感じだ」
何かよくわからないが、まあ色々あるようだ。
「何か一介の魔法工学屋には縁遠い話ですね」
「そうでもないさ。結構この島もきな臭い時があるからな。2年前この島で起こったテロ事件、知ってはいるだろ」
「話だけは」
新十字軍と名乗るテロリストが巻き起こした無差別テロ企図事案だ。襲撃者13名全員死亡、島側も2名死亡17名重軽傷。
単なるテロ団体ではなくどこかの国家が絡んでいたらしい。そんな噂もネットでは流れた。
でも表面上はニュースで流れた死者数以上の報道がないまま幕を閉じた。
「日本は宗教的な縛りがないせいでさ、世界でも一番魔法については進んでいる。こんなチッケな魔法特区でもな。実用化されている魔法理論の5割以上がここで生まれているし、現役の魔法研究者や魔法使いの半分はここの住民だ。
その癖今でも迫害による亡命者を年何十人って単位で受け入れている。その分ここを敵視している勢力も多い。最近またちょっと危ないかなっておふくろ達も言っていたし」
「お風呂、入らないのかい」
開いた窓から奈津希さんが覗いている。
「いつでも入れますしね」
「どうせなら一緒に入ろうぜ」
口調は男だけど実際は先輩で女子なんだよな。
「というかずっと一人で入っていて飽きちゃってな。でも風呂は好きだし話し相手が欲しいかなって訳だ」
でも風呂に男を誘うのはいいのだろうか。
しかも1対1だし。
「細かい事は気にすんなよ。どうせ裸なんてネットでいくらでも見れるだろ」
実物と画面越しではダメージも随分違うと思うのだが。
まあこのまま窓からチラ見え状態で誘われるのも何だし、本人が気にしないなら入ってしまうのも一案か。
そう俺は観念して、服を脱いで。
軽く身体を洗っていつものぬる湯に浸かる。
「よくそこに入っているけれど、熱いの苦手なのかい」
「ま、体温低いですしね」
俺にとっての風呂の適温は40度前後だ。
なお香緒里ちゃんは43度位、由香里姉は42度らしい。
一応メインの浴槽は42度になるように設定しているし、香緒里ちゃん愛用の樽風呂は45度くらいまで調節できるようになっている。
「そっか、風遊美と同じだな。奴も体温低いからぬるめがいいって言っていたし」
風遊美とは次期会長の鷺沼さんの事だ。
「そう言えば最初にここに来た日、修、風遊美と結構ここで喋ってたよな」
「そう言えばそうでしたっけ」
俺はすぐには思い出せない。
何せあの日は色々あったような気がしたから。
「そっか。ならいいんだけどな」
何か歯切れが悪い言い方だ。
何だろう。
「実はな、風遊美は前から意識していた相手なんだ。意識と言っても恋とかそういう意味じゃなくてな、純粋に魔法を使った戦闘力でな」
奈津希さんの話は俺にとって少し意外だった。
「でも風遊美さんって補助魔法科ですよね。基本的には治癒とか探知とかそっちが専門なんじゃないですか」
「本人が治癒魔法メインと言っていてもさ。実は他の魔法も使えるなんて事は良くあることだろ。魔力が多い連中は往々にして複数の属性の魔法が使えるし、僕だって複数の魔法を持っている。どれが専門かなんて自分で言っているだけだ。違うか」
それは確かにそうかもしれない。
由香里姉も香緒里ちゃんも、少なくとも接触すれば相手と念じるだけで会話したり夢を操ったり出来る訳だし。
「僕は魔法に関しては、相手がどれくらい強いのか直感的に怖さで感じるんだ。例えば由香里さん、彼女は怖い。でも結果的には同じ位強いだろう翠さんはそこまで怖くはない。翠さんのはあくまで魔力と武器と運動能力を使った総合力としての強さだから。由香里さんの魔法の力だけで圧倒する力とは根本的に違う。
僕自身の強さも翠さんと同じさ。応用性で何とか攻撃魔法科3年最強の座は保っているけれど、単体の魔法使いとしてはそれほど怖くはない。そして今の3年生以下の攻撃魔法科にはそこまで怖いのはごく少ない。今のところ1人かな。成長すればもっと増えるかもしれないけれど。
でも、他の科には現時点で2人もいるんだ。まさか一緒に学生会をやることになるとは思わなかったけどさ」
2人か。
一人は風遊美さんとして、もう1人は誰だろう。
そう思ったけれど、まずは風遊美さんの事から聞いてみる。
「風遊美さんはどんな魔法を使うんですか」
それほど怖い魔法とは、どういうものだろう。
例えば由香里姉の氷の魔法。
由香里姉が自分で言っていた。
彼女の魔法は『自分が認識できるどの場所にも任意の温度の氷を出現させられる、若しくは任意の物体を摂氏0度以下の任意の温度に下げることが出来る』と。
つまり由香里姉に魔法で勝つためには彼女の認識範囲外から魔法をかけるか、彼女より早く魔法を発動させるしか無い。
しかも由香里姉の認識範囲とは見える範囲全部で発動時間も並の魔法使いの数分の1程度。
故に見える範囲で戦う限り、由香里姉はほぼ最強だ。
それに匹敵する怖さの魔法とは何だろうか。
「本人の申告では治癒魔法と現状認識魔法。だけど、それだけじゃない。僕の攻撃魔法とは質の違う何かを隠し持っている。
困ったことに『ある』のはわかるんだけどそれが『どんな魔法』かがわからない。僕の探知魔法の限界でさ。でも僕より強いことはわかるし、下手すれば由香里さんとも対等なレベルである事もわかるんだ。風遊美は何考えているかわからないけれど悪い奴じゃない。だからよけい面倒くさくてさ」
「大変ですね、何か攻撃魔法科も」
「おうよ。何せ共通する尺度が戦って強いか弱いかしかないからな。魔法工学科みたいに実用的なもんならもっと色々な切り口もあるんだろうけれどな」
そういうものなんだろうか。
今ひとつ分からないが、まあそれとは別のもう一つ気になる事を聞いてみることにした。
「それでもう1人の怖い人って誰ですか」
「それは言わぬが花ってやつさ。こいつに関しては魔法を隠している理由もわかっている。よほどの事がないとその魔法を使う事がないともわかっている。だから俺もあえて誰とは言わないし、戦ってみようとも思わない。まあ本気で戦えば100パー僕が負けると思うけどな」
「そんなに強いんですか」
「お互いのためそれを確認する日が来ないことを祈る、って感じかな。だから風遊美と違って気にならないしむしろ使わないですめばいいね、って応援したくなる感じだ」
何かよくわからないが、まあ色々あるようだ。
「何か一介の魔法工学屋には縁遠い話ですね」
「そうでもないさ。結構この島もきな臭い時があるからな。2年前この島で起こったテロ事件、知ってはいるだろ」
「話だけは」
新十字軍と名乗るテロリストが巻き起こした無差別テロ企図事案だ。襲撃者13名全員死亡、島側も2名死亡17名重軽傷。
単なるテロ団体ではなくどこかの国家が絡んでいたらしい。そんな噂もネットでは流れた。
でも表面上はニュースで流れた死者数以上の報道がないまま幕を閉じた。
「日本は宗教的な縛りがないせいでさ、世界でも一番魔法については進んでいる。こんなチッケな魔法特区でもな。実用化されている魔法理論の5割以上がここで生まれているし、現役の魔法研究者や魔法使いの半分はここの住民だ。
その癖今でも迫害による亡命者を年何十人って単位で受け入れている。その分ここを敵視している勢力も多い。最近またちょっと危ないかなっておふくろ達も言っていたし」
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