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第11章 冬休み
53 奈津希さんの企み(2)
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「風遊美は調子が悪いようだけどさ、関係なく行くよ」
奈津希さんはそう言うと、軽くジャンプして風の魔法で一気に距離を詰める。
「例えば香緒里ちゃんばかり狙われているようだけど、僕から見れば修の魔法のほうがよっぽど実用的で危険だ」
そんな事を言いながら全力走行以上の速度で迫ってくる。
このままでは動かない風遊美さんも危ない。なので俺は前へ向かって走って風遊美さんと距離をとる。
「どういう意味ですか、奈津希さん」
「そのままの意味さ。修の魔法があれば機械類の稼働率を限りなく上昇させる事が出来る。他の国で開発された最新鋭の機械も理論と材料さえわかればコピーし放題だ。もしそれが兵器を扱えば、と考えたらその危険性はわかるよな」
確かにそうかもしれない。
俺の魔法で直せない機械はないし、材料さえあれば複製できない機械もない。
それが現在の物理学上の理論で出来ているものならば。
「しかしそれを何故今言うんですか」
奈津希さんの剣をとっさに俺の剣で弾き返す。
「危険性を認識して欲しいからだ」
奈津希さんはそのまま飛ぶように空中を移動。
俺の左側へと移動し間合いを取った。
「由香里さんは気づいている。だから寮より安全なセキュリティ完備のマンションに移って修も引っ張っていった。香緒里ちゃんのためと言ってマンションにつけた監視警戒機器も半分は修のためだ。そして」
奈津希さんが一気に跳ぶ。
振りかぶった剣が猛烈な勢いで襲ってくる。
とっさに俺は刀で弾こうとしたが勢いが違った。
俺の刀は弾き飛ばされる。
やられる、と思ったが奈津希さんはそのまま俺から離れて間合いを取り直した。
「修には自衛出来る魔法はない。腕力も人並み。さてどうする風遊美。次は一本決めるつもりで入れるぞ」
「奈津希、あなたに何がわかるの」
風遊美さんが尋ねる。
「わからないから聞いている」
何か俺はダシに使われているようだ。
でもその隙に。俺は落としたおもちゃの刀に魔法を発動する。
頼りない俺の魔法でも、これ位の重さのものなら加工と同様の力で動かせる。
本来の使用法ではないから大した事は出来ないが。
おもちゃの刀が俺の方へと動き出す。
だが。
「甘い」
そう言って奈津希さんが跳ぶ。
慌てて俺は奈津希さんの攻撃を避けようとするが間に合わない。
速度も勢いもまるで違う。
やばい、と思った瞬間。
ふっと俺の前方に何かが現れる。
風遊美さんだ。
風遊美さんは奈津希さんの攻撃を刀で受け止めた。
「これで満足ですか」
「ま、及第点かな」
奈津希さんは刀を降ろした。
「最初から私の魔法を試すつもりだったのですね」
「厳密にはいざという時その魔法を使えるか、だけどさ」
奈津希さんはそう言って続ける。
「実際に危険なのは本当だし、今この島にも危険の兆候があるのは事実なんだ。だからいざという時に頼りにしていいか確かめたかった。悪かったな」
不意に風遊美さんの口調が変わる。
「それだけ、ですか」
「あと個人的な興味があったのも認めるよ」
不意に風遊美さんはおもちゃの刀を構え、にやりと笑う。
「ならその個人的な興味、最大限に確認してみようと思いませんか?」
始めて見る風遊美さんの攻撃的な笑み。
「まだ試合は終わっていないですわ。だから試合の続きを致しましょう」
そう言うなり風遊美さんは姿を消す。
次の瞬間背後から振り下ろされた刀を、奈津希さんは奇跡的な反射神経と風の魔法で間一髪避けた。
「ちょっと待て、話せば分かる」
「問答無用ですね」
風の魔法で取った間合いも、風遊美さんには関係ない。
再び奈津希さんの背後から刀が襲う。
そして奈津希さんは再び紙一重で避けた。
「だからもうわかったから、いいってば」
奈津希さんの反撃は全て躱される。
「この試合方法を設定したのも、私の魔法を知っていたからですよね」
奈津希さんの背後、刀を向けられない方向に風遊美さんが再び出現。
「知らなかったけど予想した。確かにその魔法を出しやすいようにこの試合方法を選んだ」
奈津希さんは再び何とか避ける。
「なら最後まで付き合うのも義理では無いでしょうか」
そして俺は気づく。
奈津希さんが間一髪避けているんじゃない。
奈津希さんが間一髪避けられるよう攻撃されているんだ。
当然奈津希さん自身も気づいているんだろう。
ただ攻撃魔法科3年筆頭、避けられる攻撃を避けないのはプライドが許さない。
かくして奈津希さんは風遊美さんに遊ばれ続ける……
◇◇◇
「久しぶりにいい汗をかかせていただきました。マンションに帰ってお風呂に入りましょう」
そう言って何かご機嫌な感じの風遊美さん。
「な、前に言ったとおりだろ」
「何がですか」
俺は心なしか疲れた表情の奈津希さんに尋ねる。
「僕が3年以下で勝てなさそうな相手が2人いて、1人は風遊美だって話」
「何か面白そうな話をしているようですね」
風遊美さんが首を突っ込んでくる。
「単なる戯言さ」
「でも2人っていうのは聞き逃せないですね。誰なんですか」
「それは言わぬが花って奴さ。特に修にはね」
「もしそれが私の予想と同じなら、同意見ですね」
何だろう。
そして誰だろう。
俺にはわからない。
「誰かと聞いても答えてはくれないんですよね」
「まあね。でも聞く必要もきっと無いよ。色んな意味において」
「それだけは同意ですわ」
俺には分からないが、2人には共通の認識があるようだ。
◇◇◇
そして1月7日の夜。
例によって俺はぬる湯に入っている。
そしてやっぱり隣には風遊美さん。
今はそれに続いたメイン浴槽のこっち側に奈津希さんがいる。
「久しぶりに楽しい冬休みだったけど、今日で終わりですね」
「何なら冬休み中はここに泊まればいいのに」
家主を無視して奈津希さんが言う。
「でも明日午後便で由香里さん達が帰ってくるんですよね。だったら誰も使っていない位に部屋も全部片付けないと。無断で泊まっていたら気分悪くするでしょ」
「その心配はないさ」
やはり家主然として奈津希さんは話す。
「何せここに泊まっているのは由香里さんの依頼だからさ」
えっ!
「本当ですか」
奈津希さんはにやりと笑う。
「ブラコンのお姉さんがさ、弟が心配だから泊まって面倒見てくれってさ。修に先にこっちに戻られて焦ってさ、僕に電話がかかってきたんだ」
風遊美さんが奈津希さんの方を見る。
「まさかと思うけど、私の目の件や魔法の件も依頼のうちじゃないでですよね」
「目は修の天然、魔法は僕の興味と実利。まあどっちもいい機会だっただけさ」
「何だかしてやられた気分です」
「いいじゃないか、その分自由になれただろ」
「そうなんですけれど、何か詐欺師に騙された気分です」
「気にしない気にしない。神は天にいまし、すべて世は事もなしってと」
話の接ぎ穂に俺は聞いてみる。
「奈津希さんはクリスチャンでしたか」
「うんにゃ。うちは敬虔なるIPUさ」
「そういう名前の宗教は知らないです」
俺も知らない。
「見えないピンクのユニコーン教さ。彼女の聖なる蹄に祝福あれ」
ジェニーに続き、よくわからない宗教信者が増えてしまった。
「何なら風遊美も入信しないか」
「私は無神論者ですから」
「神はいいぞ。もしも本当にいるのなら」
それが信じている人の台詞なのだろうか。
まあそういう宗教なのかもしれないけれど。
冷蔵庫の中に魚がまた1種類増えている。
今日の昼に風遊美さんが釣り上げた大きなアジもどき。
清涼飲料水も3本冷蔵庫に用意されている。
うち1本は奈津希さんの分類における清涼飲料水。
でも風遊美さんの許可が出るかは微妙な代物。
冬休み、家主がいない最後の夜。
それはまだまだ終わらない。
奈津希さんはそう言うと、軽くジャンプして風の魔法で一気に距離を詰める。
「例えば香緒里ちゃんばかり狙われているようだけど、僕から見れば修の魔法のほうがよっぽど実用的で危険だ」
そんな事を言いながら全力走行以上の速度で迫ってくる。
このままでは動かない風遊美さんも危ない。なので俺は前へ向かって走って風遊美さんと距離をとる。
「どういう意味ですか、奈津希さん」
「そのままの意味さ。修の魔法があれば機械類の稼働率を限りなく上昇させる事が出来る。他の国で開発された最新鋭の機械も理論と材料さえわかればコピーし放題だ。もしそれが兵器を扱えば、と考えたらその危険性はわかるよな」
確かにそうかもしれない。
俺の魔法で直せない機械はないし、材料さえあれば複製できない機械もない。
それが現在の物理学上の理論で出来ているものならば。
「しかしそれを何故今言うんですか」
奈津希さんの剣をとっさに俺の剣で弾き返す。
「危険性を認識して欲しいからだ」
奈津希さんはそのまま飛ぶように空中を移動。
俺の左側へと移動し間合いを取った。
「由香里さんは気づいている。だから寮より安全なセキュリティ完備のマンションに移って修も引っ張っていった。香緒里ちゃんのためと言ってマンションにつけた監視警戒機器も半分は修のためだ。そして」
奈津希さんが一気に跳ぶ。
振りかぶった剣が猛烈な勢いで襲ってくる。
とっさに俺は刀で弾こうとしたが勢いが違った。
俺の刀は弾き飛ばされる。
やられる、と思ったが奈津希さんはそのまま俺から離れて間合いを取り直した。
「修には自衛出来る魔法はない。腕力も人並み。さてどうする風遊美。次は一本決めるつもりで入れるぞ」
「奈津希、あなたに何がわかるの」
風遊美さんが尋ねる。
「わからないから聞いている」
何か俺はダシに使われているようだ。
でもその隙に。俺は落としたおもちゃの刀に魔法を発動する。
頼りない俺の魔法でも、これ位の重さのものなら加工と同様の力で動かせる。
本来の使用法ではないから大した事は出来ないが。
おもちゃの刀が俺の方へと動き出す。
だが。
「甘い」
そう言って奈津希さんが跳ぶ。
慌てて俺は奈津希さんの攻撃を避けようとするが間に合わない。
速度も勢いもまるで違う。
やばい、と思った瞬間。
ふっと俺の前方に何かが現れる。
風遊美さんだ。
風遊美さんは奈津希さんの攻撃を刀で受け止めた。
「これで満足ですか」
「ま、及第点かな」
奈津希さんは刀を降ろした。
「最初から私の魔法を試すつもりだったのですね」
「厳密にはいざという時その魔法を使えるか、だけどさ」
奈津希さんはそう言って続ける。
「実際に危険なのは本当だし、今この島にも危険の兆候があるのは事実なんだ。だからいざという時に頼りにしていいか確かめたかった。悪かったな」
不意に風遊美さんの口調が変わる。
「それだけ、ですか」
「あと個人的な興味があったのも認めるよ」
不意に風遊美さんはおもちゃの刀を構え、にやりと笑う。
「ならその個人的な興味、最大限に確認してみようと思いませんか?」
始めて見る風遊美さんの攻撃的な笑み。
「まだ試合は終わっていないですわ。だから試合の続きを致しましょう」
そう言うなり風遊美さんは姿を消す。
次の瞬間背後から振り下ろされた刀を、奈津希さんは奇跡的な反射神経と風の魔法で間一髪避けた。
「ちょっと待て、話せば分かる」
「問答無用ですね」
風の魔法で取った間合いも、風遊美さんには関係ない。
再び奈津希さんの背後から刀が襲う。
そして奈津希さんは再び紙一重で避けた。
「だからもうわかったから、いいってば」
奈津希さんの反撃は全て躱される。
「この試合方法を設定したのも、私の魔法を知っていたからですよね」
奈津希さんの背後、刀を向けられない方向に風遊美さんが再び出現。
「知らなかったけど予想した。確かにその魔法を出しやすいようにこの試合方法を選んだ」
奈津希さんは再び何とか避ける。
「なら最後まで付き合うのも義理では無いでしょうか」
そして俺は気づく。
奈津希さんが間一髪避けているんじゃない。
奈津希さんが間一髪避けられるよう攻撃されているんだ。
当然奈津希さん自身も気づいているんだろう。
ただ攻撃魔法科3年筆頭、避けられる攻撃を避けないのはプライドが許さない。
かくして奈津希さんは風遊美さんに遊ばれ続ける……
◇◇◇
「久しぶりにいい汗をかかせていただきました。マンションに帰ってお風呂に入りましょう」
そう言って何かご機嫌な感じの風遊美さん。
「な、前に言ったとおりだろ」
「何がですか」
俺は心なしか疲れた表情の奈津希さんに尋ねる。
「僕が3年以下で勝てなさそうな相手が2人いて、1人は風遊美だって話」
「何か面白そうな話をしているようですね」
風遊美さんが首を突っ込んでくる。
「単なる戯言さ」
「でも2人っていうのは聞き逃せないですね。誰なんですか」
「それは言わぬが花って奴さ。特に修にはね」
「もしそれが私の予想と同じなら、同意見ですね」
何だろう。
そして誰だろう。
俺にはわからない。
「誰かと聞いても答えてはくれないんですよね」
「まあね。でも聞く必要もきっと無いよ。色んな意味において」
「それだけは同意ですわ」
俺には分からないが、2人には共通の認識があるようだ。
◇◇◇
そして1月7日の夜。
例によって俺はぬる湯に入っている。
そしてやっぱり隣には風遊美さん。
今はそれに続いたメイン浴槽のこっち側に奈津希さんがいる。
「久しぶりに楽しい冬休みだったけど、今日で終わりですね」
「何なら冬休み中はここに泊まればいいのに」
家主を無視して奈津希さんが言う。
「でも明日午後便で由香里さん達が帰ってくるんですよね。だったら誰も使っていない位に部屋も全部片付けないと。無断で泊まっていたら気分悪くするでしょ」
「その心配はないさ」
やはり家主然として奈津希さんは話す。
「何せここに泊まっているのは由香里さんの依頼だからさ」
えっ!
「本当ですか」
奈津希さんはにやりと笑う。
「ブラコンのお姉さんがさ、弟が心配だから泊まって面倒見てくれってさ。修に先にこっちに戻られて焦ってさ、僕に電話がかかってきたんだ」
風遊美さんが奈津希さんの方を見る。
「まさかと思うけど、私の目の件や魔法の件も依頼のうちじゃないでですよね」
「目は修の天然、魔法は僕の興味と実利。まあどっちもいい機会だっただけさ」
「何だかしてやられた気分です」
「いいじゃないか、その分自由になれただろ」
「そうなんですけれど、何か詐欺師に騙された気分です」
「気にしない気にしない。神は天にいまし、すべて世は事もなしってと」
話の接ぎ穂に俺は聞いてみる。
「奈津希さんはクリスチャンでしたか」
「うんにゃ。うちは敬虔なるIPUさ」
「そういう名前の宗教は知らないです」
俺も知らない。
「見えないピンクのユニコーン教さ。彼女の聖なる蹄に祝福あれ」
ジェニーに続き、よくわからない宗教信者が増えてしまった。
「何なら風遊美も入信しないか」
「私は無神論者ですから」
「神はいいぞ。もしも本当にいるのなら」
それが信じている人の台詞なのだろうか。
まあそういう宗教なのかもしれないけれど。
冷蔵庫の中に魚がまた1種類増えている。
今日の昼に風遊美さんが釣り上げた大きなアジもどき。
清涼飲料水も3本冷蔵庫に用意されている。
うち1本は奈津希さんの分類における清涼飲料水。
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