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第35章 高専最後の夏休み ~やり残した事は何ですか~
186 秘湯遊撃隊⑵
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「でもここ、確かに秘湯ですしいい場所ですわ。お湯も少しきついけれど効能はありそうですし」
月見野先輩がそんな事を言って、浴衣を絞っている。
暗すぎて色々見えないのが幸いって処だ。
他の面々も、タオルや浴衣を絞っている。
「帰ったらすぐ洗わないと、布が駄目になりそうだな」
「だからあえて浴衣に統一したのです。予定通りなのです」
詩織ちゃんの計算通りではあったようだ。
滝壺ドブンというのも、きっと計算通りだったのだろう。
確かにそれが一番安全だ。
下手に浅い場所に出て、脚を滑らせたり落ちたりしたらかえって危ない。
運が悪ければ20mくらい滑落しかねないし。
要は話を聞かされていなかった俺が、酷い目にあっただけ。被害はそれくらいのものだ。
時々見える誰かの白い身体を見ないよう、温泉が流れる方に目を固定しながら詩織ちゃんに尋ねる。
「それにしても、良くこんないい場所知っていたな」
確かに秘湯というには文句ない場所だ。他に人もいないし。
ヒグマは出るかもしれないけれど。
「私の昔の遊び場所のひとつだったのです。昔の私でも、10回位魔法を使えば来れる場所だったのです」
そうか……待てよ。
俺は思い出す。
詩織ちゃんは道東にあった牧場を偽装した施設で、確か工作員として育てられた筈だ。
「自由に外出は出来たのか」
ふと口に出てしまった言葉に、詩織ちゃんは答えてくれる。
「チーフ自身は悪い人では無かったですよ。ネットだろうと外出だろうと自由でしたし。まあ玩具とか服とかは必要最小限しか買って貰えなかったのですけれど、それはきっと予算上の措置なのです」
つい余分な事を言ってしまった。
俺がそう思った事に気づいているかのように、詩織ちゃんは続ける。
「どっちにしろ、この前カタはつけたので過去の事なのです。チーフも妹分2人も今はEUの特区に保護されているので問題ないです。なので思い切りよくここの温泉を堪能できるのです」
「それってゴールデン・ウィークの時ですね」
理奈ちゃんもあの時、詩織ちゃんが何かしている事に気づいていたらしい。
詩織ちゃんが頷いた気配。
「チーフとサシで勝負付けたです。そこから先はチーフが自発的に協力してくれたですよ。元々チーフは悪い人では無いのです、ただ置かれた状況下において正しかっただけなのです」
きっと色々な物語があったのだろうな、と俺は思う。
ただちょっと今の俺は不用意だった。反省が必要だな。
「それにしてもルイス先輩も来れば良かったのに」
ちょうどいい具合に、沙知ちゃんが話題を変えてくれる。
「ルイスは基本的に夜は早いからな。夜早く朝も早い」
俺達が出る時には既に寝ていた。
顔にマジック書きされるのを恐れて、アイマスクと普通のマスク両方した状態で。
「でもルイス先輩が来ていたら、色々面白いと思うんですよね。いいネタにもなる……あっ」
沙知ちゃんが失言に気づいて口を塞いだけれど、もう遅い。
実は沙知ちゃん、色々な意味でジェニーの直系かつ微妙にパワーアップしている、とんでもない奴なのだ。
沙知ちゃんが学生会HPに連載している『高専メロドラマ 雨の初寝坂』は、極々一部の趣味の人から非常に高い評価を受けている。
内容はルイスが主役。詩織という恋人がいながら俺に強制的に関係を結ばれ、かつロビーの尻にも誘惑を感じつつ女先輩達とも関係を持ってしまう爛れた日々を描いたものだ。
「どうせ例の漫画用に、ルイスの尻でも観察してリアルに描こうとでも思ったんだろ」
「そっちは既に全身モデリング済です」
おいおい、既に完全に観察済みか。
そう思った俺の耳に、沙知ちゃんによる更なる解説が入ってくる。
「必要なのは、萌えるシチュエーション! 例えば大自然に囲まれた露天風呂! 新たな環境で、今までと同じ環境でも全てが新鮮に感じられるこの場所で! 修先輩に壁ドンならぬ岩ドンされて、顔を赤らめつつも下半身が逆らえないルイス先輩!
うーん、我ながらいい感じなのです。創作意欲全開全萌えモードなのです。なので修先輩協力お願いします。さしあたって右手を伸ばして、そこの岩に置いて頂けますか、ハイそこでこっちを見て」
「やるか、おい!」
「そうそう、その口調で。いいですね……」
……駄目だこいつ。腐っていやがる。もうおうち帰りたい。
しかし秘湯探検は、まだまだ続くようだ。
「そろそろ次の場所に移動するのです。集合なのです」
俺達は詩織ちゃんを中心に集合させられる。
「今度も川の中なのです。深さは足首よりちょい上くらいなので、そのつもりでいて欲しいのです」
了解した。だから早く移動してくれ。
俺は心のなかでそうつぶやく。
濡れた浴衣姿の女子高専生等と超接近状態なのは、心臓に悪い。
ぎりぎり触れない程度の距離は何とか保っている。
でも感じる気配とか息遣いだけでも、結構やばいのだ。
頼む早くしてくれ……
そう思った何度目かで、覚えのある浮遊感を感じた。
そしてすぐに着地、確かに川の中だが水は浅い。
「ここも通行禁止の林道を歩いた後に川登りしないとたどり着かない場所なのです。水位は低いけれど寝湯には最高なのです」
どれどれ。心臓に悪いので女子高専生からできるだけ離れて横になる。
切り立った谷間の中、細長い星空が見えた。
水温はさっきの滝壺の温泉よりちょっとぬるい。それでもすぐに慣れる程度だし冷たくは無い。
「確かにこれ、気持ちいいですね」
風遊美さんの声。
広さが微妙に足りないので、実は俺の足元は温泉より川に近い感じの水温。
それでもなかなか気持ちはいい。
「さっきの滝壺の温泉は濃すぎるし熱いので、ここでクールダウンしてから帰るのです。浴衣もタオルもさっきの成分が薄められるのでちょうどいいのです」
成程な、よく出来ている。
ここはさっきの滝壺の温泉の近くなのだろうか。
細かい場所を詩織ちゃんが説明していないのでよくわからない。
でも移動時間もごく僅かだったし、多分そうなのだろう。
俺は狭い星空を見ながらふと思う。
昔の詩織ちゃんはどんな思いでこの空を眺めていたんだろう。
今の詩織ちゃんはどんな思い出この空を眺めているんだろう。
わかろうと思うのさえ、きっと傲慢なのだろう。
それでも俺は色々思って、考えてしまう訳で……
そしてやっぱり思うのだ。
今を詩織ちゃんは幸せに感じてくれているかな。
俺達は詩織ちゃんを少しでも幸せな方向に連れてこれたかな、と。
実際俺達は、ほんのちょっとの手伝いしか出来ていないのだけれど。
結局は詩織ちゃんが自分で全てを片付けたのだけれども。
その片付けた内容すら実は細かく知らないけれども。
それでも、きっと。
そう思ったところで、雑音が入った。
「寝湯って最高ですよね。星空を見ているとふっと見知った影が覆いかぶさってきて。そして『星空と俺とどっちがいい?』なんて言って唇と下半身奪われて!」
おいおい。
「沙知、妄想がダダ漏れしてます」
流石に理奈ちゃんが先輩として注意する。
と思ったら台詞に続きがあった。
「妄想は心の中でするものです。つまらない現実より楽しい妄想! そう思っても口に出してはいけないのです。秘すれば花。きっと穴。観阿弥世阿弥もそう申しています」
……おいおい理奈ちゃん、とんでもない事言っていないか?
「世阿弥は足利義満の男色相手という話もありますわね。なら秘すれば穴というのも間違いではないかと思いますわ」
これこれ大先輩! いつになく品のない発言!
そして話題はどんどん腐っていき、俺は1人地蔵を決め込む羽目になった……
月見野先輩がそんな事を言って、浴衣を絞っている。
暗すぎて色々見えないのが幸いって処だ。
他の面々も、タオルや浴衣を絞っている。
「帰ったらすぐ洗わないと、布が駄目になりそうだな」
「だからあえて浴衣に統一したのです。予定通りなのです」
詩織ちゃんの計算通りではあったようだ。
滝壺ドブンというのも、きっと計算通りだったのだろう。
確かにそれが一番安全だ。
下手に浅い場所に出て、脚を滑らせたり落ちたりしたらかえって危ない。
運が悪ければ20mくらい滑落しかねないし。
要は話を聞かされていなかった俺が、酷い目にあっただけ。被害はそれくらいのものだ。
時々見える誰かの白い身体を見ないよう、温泉が流れる方に目を固定しながら詩織ちゃんに尋ねる。
「それにしても、良くこんないい場所知っていたな」
確かに秘湯というには文句ない場所だ。他に人もいないし。
ヒグマは出るかもしれないけれど。
「私の昔の遊び場所のひとつだったのです。昔の私でも、10回位魔法を使えば来れる場所だったのです」
そうか……待てよ。
俺は思い出す。
詩織ちゃんは道東にあった牧場を偽装した施設で、確か工作員として育てられた筈だ。
「自由に外出は出来たのか」
ふと口に出てしまった言葉に、詩織ちゃんは答えてくれる。
「チーフ自身は悪い人では無かったですよ。ネットだろうと外出だろうと自由でしたし。まあ玩具とか服とかは必要最小限しか買って貰えなかったのですけれど、それはきっと予算上の措置なのです」
つい余分な事を言ってしまった。
俺がそう思った事に気づいているかのように、詩織ちゃんは続ける。
「どっちにしろ、この前カタはつけたので過去の事なのです。チーフも妹分2人も今はEUの特区に保護されているので問題ないです。なので思い切りよくここの温泉を堪能できるのです」
「それってゴールデン・ウィークの時ですね」
理奈ちゃんもあの時、詩織ちゃんが何かしている事に気づいていたらしい。
詩織ちゃんが頷いた気配。
「チーフとサシで勝負付けたです。そこから先はチーフが自発的に協力してくれたですよ。元々チーフは悪い人では無いのです、ただ置かれた状況下において正しかっただけなのです」
きっと色々な物語があったのだろうな、と俺は思う。
ただちょっと今の俺は不用意だった。反省が必要だな。
「それにしてもルイス先輩も来れば良かったのに」
ちょうどいい具合に、沙知ちゃんが話題を変えてくれる。
「ルイスは基本的に夜は早いからな。夜早く朝も早い」
俺達が出る時には既に寝ていた。
顔にマジック書きされるのを恐れて、アイマスクと普通のマスク両方した状態で。
「でもルイス先輩が来ていたら、色々面白いと思うんですよね。いいネタにもなる……あっ」
沙知ちゃんが失言に気づいて口を塞いだけれど、もう遅い。
実は沙知ちゃん、色々な意味でジェニーの直系かつ微妙にパワーアップしている、とんでもない奴なのだ。
沙知ちゃんが学生会HPに連載している『高専メロドラマ 雨の初寝坂』は、極々一部の趣味の人から非常に高い評価を受けている。
内容はルイスが主役。詩織という恋人がいながら俺に強制的に関係を結ばれ、かつロビーの尻にも誘惑を感じつつ女先輩達とも関係を持ってしまう爛れた日々を描いたものだ。
「どうせ例の漫画用に、ルイスの尻でも観察してリアルに描こうとでも思ったんだろ」
「そっちは既に全身モデリング済です」
おいおい、既に完全に観察済みか。
そう思った俺の耳に、沙知ちゃんによる更なる解説が入ってくる。
「必要なのは、萌えるシチュエーション! 例えば大自然に囲まれた露天風呂! 新たな環境で、今までと同じ環境でも全てが新鮮に感じられるこの場所で! 修先輩に壁ドンならぬ岩ドンされて、顔を赤らめつつも下半身が逆らえないルイス先輩!
うーん、我ながらいい感じなのです。創作意欲全開全萌えモードなのです。なので修先輩協力お願いします。さしあたって右手を伸ばして、そこの岩に置いて頂けますか、ハイそこでこっちを見て」
「やるか、おい!」
「そうそう、その口調で。いいですね……」
……駄目だこいつ。腐っていやがる。もうおうち帰りたい。
しかし秘湯探検は、まだまだ続くようだ。
「そろそろ次の場所に移動するのです。集合なのです」
俺達は詩織ちゃんを中心に集合させられる。
「今度も川の中なのです。深さは足首よりちょい上くらいなので、そのつもりでいて欲しいのです」
了解した。だから早く移動してくれ。
俺は心のなかでそうつぶやく。
濡れた浴衣姿の女子高専生等と超接近状態なのは、心臓に悪い。
ぎりぎり触れない程度の距離は何とか保っている。
でも感じる気配とか息遣いだけでも、結構やばいのだ。
頼む早くしてくれ……
そう思った何度目かで、覚えのある浮遊感を感じた。
そしてすぐに着地、確かに川の中だが水は浅い。
「ここも通行禁止の林道を歩いた後に川登りしないとたどり着かない場所なのです。水位は低いけれど寝湯には最高なのです」
どれどれ。心臓に悪いので女子高専生からできるだけ離れて横になる。
切り立った谷間の中、細長い星空が見えた。
水温はさっきの滝壺の温泉よりちょっとぬるい。それでもすぐに慣れる程度だし冷たくは無い。
「確かにこれ、気持ちいいですね」
風遊美さんの声。
広さが微妙に足りないので、実は俺の足元は温泉より川に近い感じの水温。
それでもなかなか気持ちはいい。
「さっきの滝壺の温泉は濃すぎるし熱いので、ここでクールダウンしてから帰るのです。浴衣もタオルもさっきの成分が薄められるのでちょうどいいのです」
成程な、よく出来ている。
ここはさっきの滝壺の温泉の近くなのだろうか。
細かい場所を詩織ちゃんが説明していないのでよくわからない。
でも移動時間もごく僅かだったし、多分そうなのだろう。
俺は狭い星空を見ながらふと思う。
昔の詩織ちゃんはどんな思いでこの空を眺めていたんだろう。
今の詩織ちゃんはどんな思い出この空を眺めているんだろう。
わかろうと思うのさえ、きっと傲慢なのだろう。
それでも俺は色々思って、考えてしまう訳で……
そしてやっぱり思うのだ。
今を詩織ちゃんは幸せに感じてくれているかな。
俺達は詩織ちゃんを少しでも幸せな方向に連れてこれたかな、と。
実際俺達は、ほんのちょっとの手伝いしか出来ていないのだけれど。
結局は詩織ちゃんが自分で全てを片付けたのだけれども。
その片付けた内容すら実は細かく知らないけれども。
それでも、きっと。
そう思ったところで、雑音が入った。
「寝湯って最高ですよね。星空を見ているとふっと見知った影が覆いかぶさってきて。そして『星空と俺とどっちがいい?』なんて言って唇と下半身奪われて!」
おいおい。
「沙知、妄想がダダ漏れしてます」
流石に理奈ちゃんが先輩として注意する。
と思ったら台詞に続きがあった。
「妄想は心の中でするものです。つまらない現実より楽しい妄想! そう思っても口に出してはいけないのです。秘すれば花。きっと穴。観阿弥世阿弥もそう申しています」
……おいおい理奈ちゃん、とんでもない事言っていないか?
「世阿弥は足利義満の男色相手という話もありますわね。なら秘すれば穴というのも間違いではないかと思いますわ」
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