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第6話 先遣隊の迎え入れ
27 神の従者
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先遣隊が移住した翌日、24時間制太陽時なら午前10時45分。
いつものセキテツ境の海岸で早めの昼食を食べながら、キンビーラとアルツァーヤに意見を聞いてみた。
まずは早々に1名追放した件。これは最初に荷車で問題を起こした、自称サネソン様だ。
奴は夕方遅くに村にたどり着いた。そして夜中、女性の家に押し込み、襲う事で鬱憤晴らしをしようとした。
結果、魔法で反撃され、股間が炭化。私は奴の男性機能以外を治療した後、60km以上離れた東側、ミョウドーとの境近くへと強制的に移動し放逐。
騒ぎを聞きつけてやってきた中に先遣隊のリーダーであるビブラムがいたので、状況を説明。
翌朝ビブラムから全員にこの件について連絡して貰って一段落としたのだけれど、この処分で良かったのだろうか。
2柱はそれぞれ、こんな反応だった。
「他への影響もあるからな。私なら最初の荷車の時点で処分して、魚の餌だ」
「私もそうですわ。その場で粉末や液体になる程度までバラバラにして、焼却です。セキテツは全域に人が住む村があります。神を見下すような者を放逐する余分な場所はありません」
この世界の神様は、こういった荒ぶった対応が標準の様だ。
そんな世界なのにあの馬鹿は、いったい何だったのだろう。
「おそらく神の不在期間が長くて、畏れというものを忘れてしまったのだろう」
「アナートからお預かりした民という事で、私も極力手を出さないようにしていました。その結果、神への畏れを忘れてしまった者が出てしまったようです。そういった身の程知らずには、みせしめになっていただくのが正解でしょう」
うん、ここの神、怖い。
でもこれが普通なら、私も下手に揺らぐこと無く、私としての信念を押し通す方が正しいのだろう。
「ただ普通ならば、神は神官以外の人間と関わる事はほとんどない。海神の場合は、時化の時や不漁が続いた時くらいのものだ」
「土地神はもっと少ないですわ。神官経由にしておかないと、病人の治療や、栽培方法のミスで枯れてしまった農作物の回復と収穫など、全てを神頼みとされかねませんから」
確かにそれはもっともだ。
「なら私も以降は専門の神職を通して、意向を伝えるようにした方がいいでしょうか?」
「必ずしも神職に拘る必要はない。特にコトーミのところは、まだまだ人間の意見を聞く必要があるだろう。もし信用出来る者なら、先遣隊のリーダー格を神との連絡担当に指定するのがいい。何もなければ10日に一度程度、現状を報告させる程度で」
「その場合はリーダーとは別に、神職というよりコトーミの従者として、複数名を村から出させた方がいいでしょう。実際は話し相手程度しか役目はないのですが、それでも人との相互理解には必要な存在です。仕える人数の多さと神社の大きさというものも、神としての権威を認識させるには有効ですから」
なるほど、神と人との距離感は、その位がいいのか。
ただ先遣隊102人という状況では、まだ権威の誇示を考えるには早いだろう。
とりあえずはリーダーと、2人くらいの従者というのが無難だろうか。
「ありがとうございます。定期的な話し合いと従者の件、村のリーダーに伝達しておきます」
改めて集団のリーダーであるビブラムと、その補佐でビブラムの妻でもあるクエルチェについて、全知で確認。
うむうむ、性格、思考力、指導力に問題はなさそうだ。
そんな訳で移住2日目の夕方。私の感覚だと午後6時ちょうど。
神社内の小会議室にビブラムとクエルチェを呼んで、
〇 移住者への家と農業用地の割り当て状況
〇 今後の計画、特に農業関係
等の報告を受けた際、従者について話してみた。
ビブラム達は少しだけ2人で相談した後、ロシュとブルージュという2人の姉妹ではどうか、と申し出た。
「11歳と8歳と子供ですけれど、特に上のロシュは、身体と体力以外は大人と見做していいと思います。本日も授けられた魔法も他の者以上に使いこなして、荷車による資材の搬送・配布をやってくれました。また2人とも、最低限の文字と数字を理解しています」
実は2人については、この話が出る前、ビブラムとクエルチェについて全知で確認した際に出てきている。
全知が2人を主語にした形で、情報を整理してきた。
『ロシュとブルージュは父親不明で、母親であるスケッチェと同居しています。ですがスケッチェは、ろくに働かず、半ば売春に近い事をして生活をしている状況です。2人は家を追い出されたり、食事を与えられない事も3日に1度はありました。
2人がそれでも生き延びてこれたのは、同じ居住区のビブラムとクエルチェのおかげです。居住区長であるビブラムらが、2人を保護し、また保護した際に息子のアルトラと同様、適宜文字や数字等について教育した為、2人とも文字や数値の読み書き、簡単な計算が出来ます』
更に昨日の移動や今日の仕事状況について、追加情報もある。
『ロシュは昨日の村までの移動で、既に魔法の使い方をかなりのところまで理解できています。彼女の回復魔法と、力の魔法についての他の者への指導は、子供達13名が全員1時間半で村までたどり着くのに、多大な貢献をしました』
『ブルージュは昨日、村までの荷車の第1便に乗車していました。その際にコトーミの荷車の操縦を、周囲の大人以上に観察していたようです。
今朝、大人達があの荷車の操作に失敗する中、ブルージュが何か言いたげに見ていたのに気づいたビブラムが、彼女に運転を試してみるよう指示。
前進、後退、左右旋回等一通り出来る事を確認したビブラムは、ブルージュにロシュと2人で搬送業務をするよう命令。ロシュもすぐに運転を覚え、以降は搬送業務を2人で交代しながら担当しました』
何というか、優秀だ。そう思ったら、全知が更に情報を追加する。
『優秀なのは、単なる才能ではありません。何か出来ないと、役に立たないと捨てられる。そういった強迫観念がベースにあります。何事も必死に取り組んだ事が、他人より早く理解するという結果になっています』
なるほど、理解した。住み込みでという意味も含めて。
「わかりました。もし良ければ、今日からでも寄越してください」
2人がそれぞれ個室を使ったとしても、まだ部屋には余裕がある。
来客用を考え、布団その他は余分に準備済みだ。
だから問題は全く無い。
「ありがとうございます」
「それでは此処へ、2人を連れていまいります」
私は神だから、人間に対して個人的感情を持つのは、良くないのかもしれない。
それでも2人の環境には同情するし、何とかしてやりたいと思う。
なら私的なところでは、家族として扱おう。
公的なところは神様と従者としてだけれど、他人が関わらないところでは、お互い、家族の一員として。
あとはビブラム達にも感謝だ。
この世界の、それも他神領へ避難という形での生活は、決して楽ではなかったと思う。
それでも自分の子ではない、ロシュとブルージュの面倒を見てくれていたのだ。
神として、その辺に言及していいかはわからない。
だからこの件については言葉としては出さず、2人にどんな業務をさせるかを話し合いながら、クエルチェが2人を連れてくるのを待つ。
いつものセキテツ境の海岸で早めの昼食を食べながら、キンビーラとアルツァーヤに意見を聞いてみた。
まずは早々に1名追放した件。これは最初に荷車で問題を起こした、自称サネソン様だ。
奴は夕方遅くに村にたどり着いた。そして夜中、女性の家に押し込み、襲う事で鬱憤晴らしをしようとした。
結果、魔法で反撃され、股間が炭化。私は奴の男性機能以外を治療した後、60km以上離れた東側、ミョウドーとの境近くへと強制的に移動し放逐。
騒ぎを聞きつけてやってきた中に先遣隊のリーダーであるビブラムがいたので、状況を説明。
翌朝ビブラムから全員にこの件について連絡して貰って一段落としたのだけれど、この処分で良かったのだろうか。
2柱はそれぞれ、こんな反応だった。
「他への影響もあるからな。私なら最初の荷車の時点で処分して、魚の餌だ」
「私もそうですわ。その場で粉末や液体になる程度までバラバラにして、焼却です。セキテツは全域に人が住む村があります。神を見下すような者を放逐する余分な場所はありません」
この世界の神様は、こういった荒ぶった対応が標準の様だ。
そんな世界なのにあの馬鹿は、いったい何だったのだろう。
「おそらく神の不在期間が長くて、畏れというものを忘れてしまったのだろう」
「アナートからお預かりした民という事で、私も極力手を出さないようにしていました。その結果、神への畏れを忘れてしまった者が出てしまったようです。そういった身の程知らずには、みせしめになっていただくのが正解でしょう」
うん、ここの神、怖い。
でもこれが普通なら、私も下手に揺らぐこと無く、私としての信念を押し通す方が正しいのだろう。
「ただ普通ならば、神は神官以外の人間と関わる事はほとんどない。海神の場合は、時化の時や不漁が続いた時くらいのものだ」
「土地神はもっと少ないですわ。神官経由にしておかないと、病人の治療や、栽培方法のミスで枯れてしまった農作物の回復と収穫など、全てを神頼みとされかねませんから」
確かにそれはもっともだ。
「なら私も以降は専門の神職を通して、意向を伝えるようにした方がいいでしょうか?」
「必ずしも神職に拘る必要はない。特にコトーミのところは、まだまだ人間の意見を聞く必要があるだろう。もし信用出来る者なら、先遣隊のリーダー格を神との連絡担当に指定するのがいい。何もなければ10日に一度程度、現状を報告させる程度で」
「その場合はリーダーとは別に、神職というよりコトーミの従者として、複数名を村から出させた方がいいでしょう。実際は話し相手程度しか役目はないのですが、それでも人との相互理解には必要な存在です。仕える人数の多さと神社の大きさというものも、神としての権威を認識させるには有効ですから」
なるほど、神と人との距離感は、その位がいいのか。
ただ先遣隊102人という状況では、まだ権威の誇示を考えるには早いだろう。
とりあえずはリーダーと、2人くらいの従者というのが無難だろうか。
「ありがとうございます。定期的な話し合いと従者の件、村のリーダーに伝達しておきます」
改めて集団のリーダーであるビブラムと、その補佐でビブラムの妻でもあるクエルチェについて、全知で確認。
うむうむ、性格、思考力、指導力に問題はなさそうだ。
そんな訳で移住2日目の夕方。私の感覚だと午後6時ちょうど。
神社内の小会議室にビブラムとクエルチェを呼んで、
〇 移住者への家と農業用地の割り当て状況
〇 今後の計画、特に農業関係
等の報告を受けた際、従者について話してみた。
ビブラム達は少しだけ2人で相談した後、ロシュとブルージュという2人の姉妹ではどうか、と申し出た。
「11歳と8歳と子供ですけれど、特に上のロシュは、身体と体力以外は大人と見做していいと思います。本日も授けられた魔法も他の者以上に使いこなして、荷車による資材の搬送・配布をやってくれました。また2人とも、最低限の文字と数字を理解しています」
実は2人については、この話が出る前、ビブラムとクエルチェについて全知で確認した際に出てきている。
全知が2人を主語にした形で、情報を整理してきた。
『ロシュとブルージュは父親不明で、母親であるスケッチェと同居しています。ですがスケッチェは、ろくに働かず、半ば売春に近い事をして生活をしている状況です。2人は家を追い出されたり、食事を与えられない事も3日に1度はありました。
2人がそれでも生き延びてこれたのは、同じ居住区のビブラムとクエルチェのおかげです。居住区長であるビブラムらが、2人を保護し、また保護した際に息子のアルトラと同様、適宜文字や数字等について教育した為、2人とも文字や数値の読み書き、簡単な計算が出来ます』
更に昨日の移動や今日の仕事状況について、追加情報もある。
『ロシュは昨日の村までの移動で、既に魔法の使い方をかなりのところまで理解できています。彼女の回復魔法と、力の魔法についての他の者への指導は、子供達13名が全員1時間半で村までたどり着くのに、多大な貢献をしました』
『ブルージュは昨日、村までの荷車の第1便に乗車していました。その際にコトーミの荷車の操縦を、周囲の大人以上に観察していたようです。
今朝、大人達があの荷車の操作に失敗する中、ブルージュが何か言いたげに見ていたのに気づいたビブラムが、彼女に運転を試してみるよう指示。
前進、後退、左右旋回等一通り出来る事を確認したビブラムは、ブルージュにロシュと2人で搬送業務をするよう命令。ロシュもすぐに運転を覚え、以降は搬送業務を2人で交代しながら担当しました』
何というか、優秀だ。そう思ったら、全知が更に情報を追加する。
『優秀なのは、単なる才能ではありません。何か出来ないと、役に立たないと捨てられる。そういった強迫観念がベースにあります。何事も必死に取り組んだ事が、他人より早く理解するという結果になっています』
なるほど、理解した。住み込みでという意味も含めて。
「わかりました。もし良ければ、今日からでも寄越してください」
2人がそれぞれ個室を使ったとしても、まだ部屋には余裕がある。
来客用を考え、布団その他は余分に準備済みだ。
だから問題は全く無い。
「ありがとうございます」
「それでは此処へ、2人を連れていまいります」
私は神だから、人間に対して個人的感情を持つのは、良くないのかもしれない。
それでも2人の環境には同情するし、何とかしてやりたいと思う。
なら私的なところでは、家族として扱おう。
公的なところは神様と従者としてだけれど、他人が関わらないところでは、お互い、家族の一員として。
あとはビブラム達にも感謝だ。
この世界の、それも他神領へ避難という形での生活は、決して楽ではなかったと思う。
それでも自分の子ではない、ロシュとブルージュの面倒を見てくれていたのだ。
神として、その辺に言及していいかはわからない。
だからこの件については言葉としては出さず、2人にどんな業務をさせるかを話し合いながら、クエルチェが2人を連れてくるのを待つ。
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