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第6話 先遣隊の迎え入れ
28 伝えよう
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ロシュとブルージュの業務については、
〇 私の世話一切
〇 荷車の運用担当
〇 私への連絡取り次ぎと予定管理
〇 神社の施設管理と使用予約受付
でいいだろう。
そんな風にビブラムと話がまとまったところで、クエルチェが2人を連れてきた。
クエルチェを含めそこそこ大荷物という事は、完全に引っ越しのつもりで来ているのだろう。
2人とも感情的にあれこれあっておかしくない。
油の炎しか灯火がないこの世界としては時間も遅めだ。
だからこの場は、事務的にかつ簡単に済ませた方がいいだろう。
なんて事はビブラムと話してあるので、この場は2人の仕事内容について説明するだけで終わりにした。
そしてビブラムとクエルチェが帰る前に、一つ確認。
「ロシュとブルージュの荷物は私が運びます。ここにある物で、全部でしょうか」
「ええ、これで全部です」
クエルチェの返答と同時に、2人が頷く。
荷物が大きく見えるのは、掛・敷布団があるから。
服は下着を含めても最小限しかないし、それ以外の持ち物は無きに等しい。
ただこの世界の貧しい家なら、こんなものだろう。
足りない分は、これから私が揃えればいいだけだ。
「それでは今日は、ここまでにしましょう。明日の報告は、また今日と同じ頃に。それ以降は特に何もなければ毎日では無く、10日毎くらいにしましょう。明日か明後日にでも予定表を作って、こちらに届けさせます」
何日おき、となるとカレンダーを作った方がいいだろう。
読めるのは現時点ではビブラムの家族3人と、ロシュとブルージュ、他をあわせても10人程度だけれど。
太陽暦で作るか太陽太陰暦で作るかは、また後で考えるとして。
「わかりました。それでは2人をよろしくお願い致します」
神社内の執務室で、ビブラムとクエルチェを見送った後。
「それじゃ神様としてのお仕事モードは、これで終わり。2人とも楽にして」
口調を崩してみたけれど、2人ともすぐには緊張というか、固い姿勢を崩さない。
これは仕方ないだろう。昨日会ったばかりだし、私は神だし。
「それじゃ2人の部屋を案内がてら荷物を置いて、それから御飯にしようか。夕ご飯はまだ食べていないでしょ」
「はい」
ロシュが返答して、ブルージュが頷く。
「ならこっち、ついてきて」
私の神社は、
〇 手前に会議室・客人宿泊施設
〇 その奥に大集会場
〇 そこから右に行った場所に私の居住場所
と建物が3棟あって、それぞれ渡り廊下で結ばれている。
だいたい屋島神社の拝殿、本殿、神饌所と同じ配置だ。
だから自分の中では会議室の棟を拝殿、大集会場を本殿と呼んでいる。
他にも車庫とか、醤油等の醸造試験所を作ってあるのだけれど、それはそれとして。
まず2人に、一言言っておこう。
「部屋数は多いけれど、どの部屋も掃除とかする必要はないから。この神社内は全て、私の意思で掃除も空気の入れ換えも出来る」
「わかりました」
これを2人で掃除するとしたら、それだけで1日が終わりそうだ。
だから今のうちに言っておかないとと思ったのだ。
神社内でなくとも領地内なら出来るのだけれど、そこまでは言わないでおく。
拝殿から本殿を経て、神饌所の場所にある私の居住する建物へ。
ここからは私の生活様式にあわせているので、内部の様式が少し異なる。2人に注意をしておこう。
「ここからは、草履を履いているなら脱いで、裸足なら足を魔法できれいにして入って。今日は私の魔法できれいにする」
2人は裸足だから、明日までに草履を作っておこう。あと服もちょっといいのを作っておこうか。
なお此処では2人に限らず、外でも裸足で生活している者が多い。
だから『土足禁止』場所を作っても意味がない。
皆が入る場所は、基本的に土足可にする必要がある訳だ。
しかし私の意識は、日本式の生活にどっぷり浸かっている。
家の中では靴を脱がないと落ち着かない。
その境界線が、ここの段差部分。
2人は私の魔法で足をきれいにして、私は『運動靴を脱ぐ』と意識して、そして中へ。
こちらは4LDK+風呂+トイレというつくりで、設計そのものは住民用の家とほぼ共通だ。
違いは土間がなく、かわりに1部屋多いところ。
キッチンがこの世界風の土間にかまどというつくりではなく、21世紀日本風のものになっているところ。
なので2人増えても、部屋の問題はない。
という事で、まずは2人を空いている部屋へと案内する。
「ここと、この隣の部屋を使って。1人で1部屋使ってもいいし、間の仕切りを空けて広くして2人で使ってもいいから」
この部屋は日本風に言うと、和室8畳の続き部屋。間のふすまを片側に寄せると、16畳の部屋になる。
床は藁とジュンカースを使って作った畳で、それぞれ押し入れ付き。
「持ってきた荷物は、それぞれ部屋の収納に入れておくね。あと布団は良ければ、部屋の収納に入っているのを使って。私が使っているのと同じつくりで、それなりに寝心地はいいと思うから」
押し入れのふすまを開け、中に預かっていた荷物を入れる。
上段にしまってある布団もこれで見えただろう。
布団は恩恵で促成栽培した植物を素材に、作り直したものだ。
だから中綿も含めて、かつての日本のもの並になっている。
「いいのでしょうか。こんないい部屋を、2人で使って」
ここはしっかり言葉で伝えるチャンスだろう。
「仕事をしている間は神様と従者だけれどね。こちらの建物にいる間は、一緒に生活する家族だと思って欲しい。その方が私も気が楽だし。
ただ私は違う世界から来た神様だから、考え方や生活様式がこの世界の普通とは違うと思う。だから気になる事があったら、遠慮無く言って。その方がきっと、お互い快適に過ごせると思うから」
いますぐ打ち解けてくれるとは、私も思っていない。
でも伝える努力は必要だ。
だから2人には、言える機会には確実に伝えようと思う。
「あと、荷物を置いたらご飯にしましょ。ここでのご飯は私が作るから、準備とか気にしなくていいから」
〇 屋島神社
別名を讃岐東照宮とも呼ばれる神社で、その名の通り屋島の南側にある。前に出てきた四国村の隣位の場所。神門にたどり着くまでの石段が何気に長い。
主祭神は徳川家康(東照大神)。これは当時の高松藩が水戸徳川家の分家の松平家、つまり徳川家康の子孫だから。
全国唯一の囲碁御守を扱っているけれど、このお話的にはうどん柄の健康御守(本当にある)の方が……
〇 本殿、拝殿、神饌所
本来は、
拝殿 神様を拝んだり、祭祀を行ったりする場所
本殿 神様がいらっしゃる(御神体がある)場所
神饌所 神様へのお供え物を調理する場所
なのだけれど、このお話では単に位置関係として使っている。
なおここでの位置関係は、あくまで高松の屋島神社のもの。
実際の配置は神社によって異なるから注意。
〇 私の世話一切
〇 荷車の運用担当
〇 私への連絡取り次ぎと予定管理
〇 神社の施設管理と使用予約受付
でいいだろう。
そんな風にビブラムと話がまとまったところで、クエルチェが2人を連れてきた。
クエルチェを含めそこそこ大荷物という事は、完全に引っ越しのつもりで来ているのだろう。
2人とも感情的にあれこれあっておかしくない。
油の炎しか灯火がないこの世界としては時間も遅めだ。
だからこの場は、事務的にかつ簡単に済ませた方がいいだろう。
なんて事はビブラムと話してあるので、この場は2人の仕事内容について説明するだけで終わりにした。
そしてビブラムとクエルチェが帰る前に、一つ確認。
「ロシュとブルージュの荷物は私が運びます。ここにある物で、全部でしょうか」
「ええ、これで全部です」
クエルチェの返答と同時に、2人が頷く。
荷物が大きく見えるのは、掛・敷布団があるから。
服は下着を含めても最小限しかないし、それ以外の持ち物は無きに等しい。
ただこの世界の貧しい家なら、こんなものだろう。
足りない分は、これから私が揃えればいいだけだ。
「それでは今日は、ここまでにしましょう。明日の報告は、また今日と同じ頃に。それ以降は特に何もなければ毎日では無く、10日毎くらいにしましょう。明日か明後日にでも予定表を作って、こちらに届けさせます」
何日おき、となるとカレンダーを作った方がいいだろう。
読めるのは現時点ではビブラムの家族3人と、ロシュとブルージュ、他をあわせても10人程度だけれど。
太陽暦で作るか太陽太陰暦で作るかは、また後で考えるとして。
「わかりました。それでは2人をよろしくお願い致します」
神社内の執務室で、ビブラムとクエルチェを見送った後。
「それじゃ神様としてのお仕事モードは、これで終わり。2人とも楽にして」
口調を崩してみたけれど、2人ともすぐには緊張というか、固い姿勢を崩さない。
これは仕方ないだろう。昨日会ったばかりだし、私は神だし。
「それじゃ2人の部屋を案内がてら荷物を置いて、それから御飯にしようか。夕ご飯はまだ食べていないでしょ」
「はい」
ロシュが返答して、ブルージュが頷く。
「ならこっち、ついてきて」
私の神社は、
〇 手前に会議室・客人宿泊施設
〇 その奥に大集会場
〇 そこから右に行った場所に私の居住場所
と建物が3棟あって、それぞれ渡り廊下で結ばれている。
だいたい屋島神社の拝殿、本殿、神饌所と同じ配置だ。
だから自分の中では会議室の棟を拝殿、大集会場を本殿と呼んでいる。
他にも車庫とか、醤油等の醸造試験所を作ってあるのだけれど、それはそれとして。
まず2人に、一言言っておこう。
「部屋数は多いけれど、どの部屋も掃除とかする必要はないから。この神社内は全て、私の意思で掃除も空気の入れ換えも出来る」
「わかりました」
これを2人で掃除するとしたら、それだけで1日が終わりそうだ。
だから今のうちに言っておかないとと思ったのだ。
神社内でなくとも領地内なら出来るのだけれど、そこまでは言わないでおく。
拝殿から本殿を経て、神饌所の場所にある私の居住する建物へ。
ここからは私の生活様式にあわせているので、内部の様式が少し異なる。2人に注意をしておこう。
「ここからは、草履を履いているなら脱いで、裸足なら足を魔法できれいにして入って。今日は私の魔法できれいにする」
2人は裸足だから、明日までに草履を作っておこう。あと服もちょっといいのを作っておこうか。
なお此処では2人に限らず、外でも裸足で生活している者が多い。
だから『土足禁止』場所を作っても意味がない。
皆が入る場所は、基本的に土足可にする必要がある訳だ。
しかし私の意識は、日本式の生活にどっぷり浸かっている。
家の中では靴を脱がないと落ち着かない。
その境界線が、ここの段差部分。
2人は私の魔法で足をきれいにして、私は『運動靴を脱ぐ』と意識して、そして中へ。
こちらは4LDK+風呂+トイレというつくりで、設計そのものは住民用の家とほぼ共通だ。
違いは土間がなく、かわりに1部屋多いところ。
キッチンがこの世界風の土間にかまどというつくりではなく、21世紀日本風のものになっているところ。
なので2人増えても、部屋の問題はない。
という事で、まずは2人を空いている部屋へと案内する。
「ここと、この隣の部屋を使って。1人で1部屋使ってもいいし、間の仕切りを空けて広くして2人で使ってもいいから」
この部屋は日本風に言うと、和室8畳の続き部屋。間のふすまを片側に寄せると、16畳の部屋になる。
床は藁とジュンカースを使って作った畳で、それぞれ押し入れ付き。
「持ってきた荷物は、それぞれ部屋の収納に入れておくね。あと布団は良ければ、部屋の収納に入っているのを使って。私が使っているのと同じつくりで、それなりに寝心地はいいと思うから」
押し入れのふすまを開け、中に預かっていた荷物を入れる。
上段にしまってある布団もこれで見えただろう。
布団は恩恵で促成栽培した植物を素材に、作り直したものだ。
だから中綿も含めて、かつての日本のもの並になっている。
「いいのでしょうか。こんないい部屋を、2人で使って」
ここはしっかり言葉で伝えるチャンスだろう。
「仕事をしている間は神様と従者だけれどね。こちらの建物にいる間は、一緒に生活する家族だと思って欲しい。その方が私も気が楽だし。
ただ私は違う世界から来た神様だから、考え方や生活様式がこの世界の普通とは違うと思う。だから気になる事があったら、遠慮無く言って。その方がきっと、お互い快適に過ごせると思うから」
いますぐ打ち解けてくれるとは、私も思っていない。
でも伝える努力は必要だ。
だから2人には、言える機会には確実に伝えようと思う。
「あと、荷物を置いたらご飯にしましょ。ここでのご飯は私が作るから、準備とか気にしなくていいから」
〇 屋島神社
別名を讃岐東照宮とも呼ばれる神社で、その名の通り屋島の南側にある。前に出てきた四国村の隣位の場所。神門にたどり着くまでの石段が何気に長い。
主祭神は徳川家康(東照大神)。これは当時の高松藩が水戸徳川家の分家の松平家、つまり徳川家康の子孫だから。
全国唯一の囲碁御守を扱っているけれど、このお話的にはうどん柄の健康御守(本当にある)の方が……
〇 本殿、拝殿、神饌所
本来は、
拝殿 神様を拝んだり、祭祀を行ったりする場所
本殿 神様がいらっしゃる(御神体がある)場所
神饌所 神様へのお供え物を調理する場所
なのだけれど、このお話では単に位置関係として使っている。
なおここでの位置関係は、あくまで高松の屋島神社のもの。
実際の配置は神社によって異なるから注意。
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