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第8話 お土産と使い方
38 進路上の大物
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キンビーラやアルツァーヤと会食している間に、もう1体の顕現の私も会食していた。
私の他にはロシュ、ブルージュ、ビブラム、クエルチェ、アルトラ、そして今日ミョウドーへ帰るナルゼ、アルガ、ミマス。
なおこちらのメニューは釜揚げうどん&天ぷら。いもたきよりこっちの方が好みだ。
会食が終わった後、念の為、私の神力を確認。
『現在の神力は、1,400程です』
これは3人の帰り道&今度来る時の為の道を整備するために、そこそこ神力を使った為だろう。
なお整備したのは、ケカハ山脈のこちら側だけ。
向こう側はミョウドーだから仕方ない。
なおかつ荷車が通れるのは、峠の手前2kmまで。
そこからは傾斜がきつく谷も狭いため、遊歩道程度の道しか作れなかった。
それでも今までの、基本的に沢を下りて、滝等の近くでは巻き道という道よりは数段ましだろう。
今回は山の中腹、およそ標高550m付近まで荷車で行くので、燃料代わりの薪を多めに積んだ後。
ロシュ、ブルージュ、クエルチェ、ナルゼ、アルガ、ミマスの6人で出発。
ビブラムもアルトラも、そして私も居残りだ。
ビブラムは村長みたいなものだから、出来れば村にいた方がいい。
神である私も同じ。顕現をもう1体出せばいいのだけれど、出来れば神力を節約して蓄積したい。
それにクエルチェは、かなり強いと聞いている。
「魔法が使える今なら、熊や山犬の集団、猿の集団が出ても問題ないだろう」
そうビブラムが言っていた位だ。
更に言えば私も、行程中は全知で常時確認するつもりだ。
だからきっと、問題はない。
今すぐナハルが攻めてくるなんて事が無ければ。
さて、家の中に戻ったけれど、神力を節約中だから何をしようか。
本作りはどうだろう。本を作るだけなら、それほど神力を消費しない。
現在作ってある本は、
〇 植物図鑑(山地編、草原編、作物編)
〇 動物図鑑(魚類から哺乳類まで)
〇 昆虫その他の生き物の図鑑
〇 調味料の作り方(醤油、味噌、味醂、酢、水飴)
〇 簡単な料理のレシピ
〇 民話の絵本
〇 地図帳
〇 文字の学習
〇 計算の学習(足し算引き算編、かけ算編、割り算編、少数分数編、一次方程式)
といったところ。
勿論本の内容は、この世界にあわせている。
植物や動物等は此処ケカハにいるものだし、料理本もケカハで作られているものや、キンビーラやアルツァーヤに教わったもの中心だ。
民話も、この世界にあわせて書き直した。
この辺は全知がAIよろしく自動でやってくれるので、私は元となるお話を大雑把に思い出すだけでいい。
また、どの本も3冊ずつ作ってある。
いざという時に貸し出し中で、読めないと悲しいから。
今のところはロシュとブルージュしか読んでいないから、そんな事態も起こらないのだけれど。
なんて考えて、思いついた。
そろそろこれらの本、他の人にも読んで貰って、感想なり要望なりを聞いてみたいと。
なら今は家のリビングにある本棚を、皆が読める場所へと移動しよう。
今は文字を読める村人は10人程度だし、本も本棚1つ分程度だから、それほど大きい部屋は必要ない。
取り敢えず神社の入口側、会議室等がある建物内の、小会議室を1室使えばいいだろう。
という事で、全在を使ってさくっと移動。
元々大テーブルと椅子8脚というレイアウトで、本を読んだり書き物をしたりするには悪くない状態だから、あとはそのまま。
さて、それでは誰に見て貰おうか。
候補はそれほどいない。この村で文字が読めるのは、毎度お馴染みビブラム、クエルチェ、アルトラ、ロシュ、ブルージュの他に5人だけ。
倉庫管理をしているエイダン、その妻のメルサ、子供のイル、サレラ。
あとはこの集団の最長老で、相談役兼生き字引的な存在のサレルモだが、彼は歳を取り過ぎて偏屈になりかかっているので除外。
アルトラ、イル、サレラという子供3人を呼ぶのが正解だろう。
それなら、ロシュとブルージュも同席させたい。
ならこの件は取り敢えずビブラムに相談して、エイダンの家にも調整して貰おうか。
そう思ったところで、全知からの映像が頭の中に映った。
ロシュ達の車の前方堤防上に、思い切り大きい猪がいる。
『体長2m16cm体重280kgの、この世界でも大型の雄猪です。21世紀初頭における日本の猪に比べ大きく、また体型では足が長めです。山裾と堤防が接している場所から入ってきましたが、堤防の両側にある急斜面を下りる事が出来ず、川下方向へ向かって進んでいます』
確かに堤防の上と、河原側や外側の地面は、それなりに高さの差がある。
1kmにつき1箇所ずつスロープをつけてはあるが、それ以外は急すぎて下りられないだろう。
猪目線でみれば、不憫な話だ。
ただ私が心配なのは、当たり前だけれどロシュ達の方。
事故を起こさないよう、充分手前で気がつくかどうか。
倒す事が出来るかどうか。倒さなくても避けたり何なりして怪我等すること無く済むか。
もし事故になりそうなら、衝突等する直前に猪を私の収納へと入れてしまおう。
そう思いつつ、状況を伺う。
私の他にはロシュ、ブルージュ、ビブラム、クエルチェ、アルトラ、そして今日ミョウドーへ帰るナルゼ、アルガ、ミマス。
なおこちらのメニューは釜揚げうどん&天ぷら。いもたきよりこっちの方が好みだ。
会食が終わった後、念の為、私の神力を確認。
『現在の神力は、1,400程です』
これは3人の帰り道&今度来る時の為の道を整備するために、そこそこ神力を使った為だろう。
なお整備したのは、ケカハ山脈のこちら側だけ。
向こう側はミョウドーだから仕方ない。
なおかつ荷車が通れるのは、峠の手前2kmまで。
そこからは傾斜がきつく谷も狭いため、遊歩道程度の道しか作れなかった。
それでも今までの、基本的に沢を下りて、滝等の近くでは巻き道という道よりは数段ましだろう。
今回は山の中腹、およそ標高550m付近まで荷車で行くので、燃料代わりの薪を多めに積んだ後。
ロシュ、ブルージュ、クエルチェ、ナルゼ、アルガ、ミマスの6人で出発。
ビブラムもアルトラも、そして私も居残りだ。
ビブラムは村長みたいなものだから、出来れば村にいた方がいい。
神である私も同じ。顕現をもう1体出せばいいのだけれど、出来れば神力を節約して蓄積したい。
それにクエルチェは、かなり強いと聞いている。
「魔法が使える今なら、熊や山犬の集団、猿の集団が出ても問題ないだろう」
そうビブラムが言っていた位だ。
更に言えば私も、行程中は全知で常時確認するつもりだ。
だからきっと、問題はない。
今すぐナハルが攻めてくるなんて事が無ければ。
さて、家の中に戻ったけれど、神力を節約中だから何をしようか。
本作りはどうだろう。本を作るだけなら、それほど神力を消費しない。
現在作ってある本は、
〇 植物図鑑(山地編、草原編、作物編)
〇 動物図鑑(魚類から哺乳類まで)
〇 昆虫その他の生き物の図鑑
〇 調味料の作り方(醤油、味噌、味醂、酢、水飴)
〇 簡単な料理のレシピ
〇 民話の絵本
〇 地図帳
〇 文字の学習
〇 計算の学習(足し算引き算編、かけ算編、割り算編、少数分数編、一次方程式)
といったところ。
勿論本の内容は、この世界にあわせている。
植物や動物等は此処ケカハにいるものだし、料理本もケカハで作られているものや、キンビーラやアルツァーヤに教わったもの中心だ。
民話も、この世界にあわせて書き直した。
この辺は全知がAIよろしく自動でやってくれるので、私は元となるお話を大雑把に思い出すだけでいい。
また、どの本も3冊ずつ作ってある。
いざという時に貸し出し中で、読めないと悲しいから。
今のところはロシュとブルージュしか読んでいないから、そんな事態も起こらないのだけれど。
なんて考えて、思いついた。
そろそろこれらの本、他の人にも読んで貰って、感想なり要望なりを聞いてみたいと。
なら今は家のリビングにある本棚を、皆が読める場所へと移動しよう。
今は文字を読める村人は10人程度だし、本も本棚1つ分程度だから、それほど大きい部屋は必要ない。
取り敢えず神社の入口側、会議室等がある建物内の、小会議室を1室使えばいいだろう。
という事で、全在を使ってさくっと移動。
元々大テーブルと椅子8脚というレイアウトで、本を読んだり書き物をしたりするには悪くない状態だから、あとはそのまま。
さて、それでは誰に見て貰おうか。
候補はそれほどいない。この村で文字が読めるのは、毎度お馴染みビブラム、クエルチェ、アルトラ、ロシュ、ブルージュの他に5人だけ。
倉庫管理をしているエイダン、その妻のメルサ、子供のイル、サレラ。
あとはこの集団の最長老で、相談役兼生き字引的な存在のサレルモだが、彼は歳を取り過ぎて偏屈になりかかっているので除外。
アルトラ、イル、サレラという子供3人を呼ぶのが正解だろう。
それなら、ロシュとブルージュも同席させたい。
ならこの件は取り敢えずビブラムに相談して、エイダンの家にも調整して貰おうか。
そう思ったところで、全知からの映像が頭の中に映った。
ロシュ達の車の前方堤防上に、思い切り大きい猪がいる。
『体長2m16cm体重280kgの、この世界でも大型の雄猪です。21世紀初頭における日本の猪に比べ大きく、また体型では足が長めです。山裾と堤防が接している場所から入ってきましたが、堤防の両側にある急斜面を下りる事が出来ず、川下方向へ向かって進んでいます』
確かに堤防の上と、河原側や外側の地面は、それなりに高さの差がある。
1kmにつき1箇所ずつスロープをつけてはあるが、それ以外は急すぎて下りられないだろう。
猪目線でみれば、不憫な話だ。
ただ私が心配なのは、当たり前だけれどロシュ達の方。
事故を起こさないよう、充分手前で気がつくかどうか。
倒す事が出来るかどうか。倒さなくても避けたり何なりして怪我等すること無く済むか。
もし事故になりそうなら、衝突等する直前に猪を私の収納へと入れてしまおう。
そう思いつつ、状況を伺う。
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