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第41話 嵌められた2人
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「お前ら、揃いも揃って最初からグルだったってことか」
やってきた5人を睨みつけるようにしながらヒットが言った。
そんなヒットに目を向け、ハハッ、とせせら笑い。
「やっと気がついたか。愚かしいことだ。まさか本気でこの俺がお前らなんかをあてにすると思ったのか?」
「へへ、兄貴は本来D級なんかに収まる器じゃねぇぐらいつえーのさ。それにも気づかずご苦労なこった」
「兄貴?」
その言い方にヒットは違和感を覚えた。確かにこの5人が組んでいたのは間違いないだろうが、てっきりスパイクにでも頼まれたか何かで一時的に組んでいるのかと思ったからだ。
だが、兄貴という口ぶりからして成り行きで決まった組み合わせというわけでもなさそうであり、何よりその言い方だと――
「スパイクがソーンを兄貴と慕うのは当然よ。元々このパーティーを立ち上げたのは私たちでリーダーは彼なんだから」
ヒットの疑問に答えるようにローズが口を開く。それを聞いてヒットも得心がいった。
「そんな、でもどうして……? 信じられない。ローズさんはあんなに私たちに良くしてくれたのに……」
「私が、良くした? ふざけたこと抜かしてんじゃないよ!」
メリッサが悲しそうにローズに語りかけると突然ローズが怒りを顕にした。綺麗な顔が崩れるぐらいに歪み、唇を曲げ憎悪に近い感情が滲み出ている。
「私はね、あんたみたいな実力もないくせに男に媚びて人気を得るような女が一番大嫌いなのさ!」
「……え? え?」
突然そんなことを言われてもメリッサには困惑しか無いようだ。ヒットにしてもこの女が何を言っているのか理解できない。
「一体メリッサがいつそんな真似をしたっていうんだ?」
「ふん、そんなこと言ってあんただってその女の容姿に唆された質なんだろう? 私はね自分よりチヤホヤされている女を見ると虫唾が走るんだよ!」
「はは、姐さんも相変わらずですねぇ」
「全くだ。姐さんは少しでも冒険者に噂されるような女がギルドに入ってくるとすぐ排除しようとするんだからな」
「排除? ちょっと待て。つまりメリッサにお前たちがしつこかったのは……」
「あぁそのとおりだ。ローズの姐さんが気に入らないって言うんでな。上手いこと言いくるめてパーティーに引き込んだ後、いつもどおりたっぷり俺らで楽しんでからぶち殺して魔物の餌にしてやろうと思ったのさ」
「……どうしようもない屑だな」
そしてギルドマスターが言っていたことも思い出す。スパイクたちと行動を共にして行方不明になった連中についてはつまりそういうことなのだろう。
「ふん、まぁ今回は気に入らないのが纏めて排除出来るチャンスだと思ってたんだがな」
言ってソーンが温度の通っていない冷たい目つきを向けてくる。
「纏めて……その口ぶりだと俺も中に入ってそうだな」
「当然だ馬鹿が! テメェのような新入りがギルドに入ってそうそうE級なんてありえねぇ。きっとギルマスの野郎に賄賂を渡したりきたねぇ真似してるに決まってる。兄貴はそういう腐った連中が一番嫌いなんだよ」
スパイクの言葉に呆れてものも言えなくなるヒットである。一体どの口が言っているのか。
「どうみても腐ってるのはお前らの方だろう。一体そうやってこれまで何人の冒険者を犠牲にしてきた?」
「はは、そんな屑みたいな連中のことは一々覚えてないな」
「あぁ、でも俺は1人は覚えてるぜ。何せここの罠を知る切っ掛けになった女だからな」
「ふん、あいつはまだ治療師として使い道があったから俺としてはマイナスの面も大きかったがな」
「あら別にいいじゃない。あの女、私は嫌いだったし治療師ぐらいまた雇えばいいだけだし」
「まぁ、出来れば俺らもその前に楽しみたいところだったがな」
「だけど、こんなところに落ちたらもうゴブリンの苗床コースで使いもんにならねぇよな」
「違いねぇや、ギャハハハ!」
聞いているだけで反吐が出そうな会話だった。そして確信する、この連中は容赦する必要のない屑だと。
「……とは言え、まさかゴブリンロードも倒すなんてな。流石に俺としても看過できないんだよ。ゴブリンがその女を愉しんでる間にでも、貴重品を回収しようと思ったが、とんだ仕事が増えたもんだ」
そう言ってソーンが剣を抜いた。それに倣うように他の連中も得物を取り出し、ローズも杖を構える。
ヒットも魔法の袋から精神安定薬を取り出し飲み干した。幸いのことにロード戦ではあまり生命力は消費していない。
「兄貴、ここは先ず俺らに任せてくれや。こいつとは因縁がある。前はあくまで模擬戦だからまけたが、本番なら俺が負けるはずがねぇんだ」
「……そうだな。ならお前らに任せた」
「私も見ているわ。あのメリッサとかいう女は、あんたら好きにしていいわよ」
「ヒャッハー! そうこなくちゃなぁ」
「だから兄貴も姐さんも最高だぜ」
三人がジリジリと近寄ってくる。5人同時にこないのはヒットとしてはありがたいが、ソーンもローズも考えなしにこの連中に任せているとは思えない。
恐らく先ず3人に相手させてヒットとメリッサの力を見極めようとしているのだろう。ここまで一緒にはやってきたがヒットも基本キャンセルは控えていた。
だが、この連中が最初から仲間だったことを思えば、スパイクがソーンやローズにヒットと戦った時の様子を伝えていた可能性は高い。
今思えばここに至るまでにもヒットはソーンの視線をよく感じた。ファイターということも疑っている可能性がある。
「あのヒットって餓鬼は俺がやる。お前らはメリッサをやんな。ただし傷つけるなよ。服は脱がしてもいいがな」
「へへ、当然でさぁ」
「俺らが楽しむまではな」
この3人はあきらかにヒットとメリッサを見くびっている。そしてそれがヒットにとってはチャンスだ。
「メリッサ逃げろ! 俺はスパイクだけで手一杯だ! この2人に君は勝てない! その弓で狙い撃つ暇すら与えてくれないぞ!」
ヒットが叫ぶと、え? という顔をメリッサを見せる。だが、振り向いて、
「早く! だが罠には気をつけろ!」
と再度叫ぶと、メリッサは眉を引き締めつつ背中を見せて逃げ出した。
「馬鹿が、あの女の脚でカドとニードルから逃げられるもんかよ」
「そういうことよ、アクロエッジのカド様を舐めるなよ!」
「ヒャッハー! 俺はシーフだ、揃って脚には自信があるんだよ!」
スパイクが鼻を鳴らし、後の2人はメリッサを追いかけ始める。言うだけあって脚はかなり速い。そしてスパイクもヒットを正面に捉えながらジリジリと近づいてくる。
だが、2人がヒットの横を通り過ぎようとしたその時だった。
「な!?」
「ぶほっ! な、なんだお前何突然止まって……」
「あ、が、が、ぎ、ぅ――」
アクロエッジのカドが急に足を止めたことでシーフのニードルが背中に衝突。文句を口にするが、その時にはカドの喉はファイヤーボルトの込められた魔法の矢玉に貫かれていた。喉の表面が焦げ、喉をかきむしるも間もなくしてカドが傾倒しそのまま動かなくなった。
「な、なんで――」
「油断が過ぎたな」
「え?」
間抜けな声を上げ首を回すニードルだったが、その時には既に首と頭が離れ離れになっていた――
やってきた5人を睨みつけるようにしながらヒットが言った。
そんなヒットに目を向け、ハハッ、とせせら笑い。
「やっと気がついたか。愚かしいことだ。まさか本気でこの俺がお前らなんかをあてにすると思ったのか?」
「へへ、兄貴は本来D級なんかに収まる器じゃねぇぐらいつえーのさ。それにも気づかずご苦労なこった」
「兄貴?」
その言い方にヒットは違和感を覚えた。確かにこの5人が組んでいたのは間違いないだろうが、てっきりスパイクにでも頼まれたか何かで一時的に組んでいるのかと思ったからだ。
だが、兄貴という口ぶりからして成り行きで決まった組み合わせというわけでもなさそうであり、何よりその言い方だと――
「スパイクがソーンを兄貴と慕うのは当然よ。元々このパーティーを立ち上げたのは私たちでリーダーは彼なんだから」
ヒットの疑問に答えるようにローズが口を開く。それを聞いてヒットも得心がいった。
「そんな、でもどうして……? 信じられない。ローズさんはあんなに私たちに良くしてくれたのに……」
「私が、良くした? ふざけたこと抜かしてんじゃないよ!」
メリッサが悲しそうにローズに語りかけると突然ローズが怒りを顕にした。綺麗な顔が崩れるぐらいに歪み、唇を曲げ憎悪に近い感情が滲み出ている。
「私はね、あんたみたいな実力もないくせに男に媚びて人気を得るような女が一番大嫌いなのさ!」
「……え? え?」
突然そんなことを言われてもメリッサには困惑しか無いようだ。ヒットにしてもこの女が何を言っているのか理解できない。
「一体メリッサがいつそんな真似をしたっていうんだ?」
「ふん、そんなこと言ってあんただってその女の容姿に唆された質なんだろう? 私はね自分よりチヤホヤされている女を見ると虫唾が走るんだよ!」
「はは、姐さんも相変わらずですねぇ」
「全くだ。姐さんは少しでも冒険者に噂されるような女がギルドに入ってくるとすぐ排除しようとするんだからな」
「排除? ちょっと待て。つまりメリッサにお前たちがしつこかったのは……」
「あぁそのとおりだ。ローズの姐さんが気に入らないって言うんでな。上手いこと言いくるめてパーティーに引き込んだ後、いつもどおりたっぷり俺らで楽しんでからぶち殺して魔物の餌にしてやろうと思ったのさ」
「……どうしようもない屑だな」
そしてギルドマスターが言っていたことも思い出す。スパイクたちと行動を共にして行方不明になった連中についてはつまりそういうことなのだろう。
「ふん、まぁ今回は気に入らないのが纏めて排除出来るチャンスだと思ってたんだがな」
言ってソーンが温度の通っていない冷たい目つきを向けてくる。
「纏めて……その口ぶりだと俺も中に入ってそうだな」
「当然だ馬鹿が! テメェのような新入りがギルドに入ってそうそうE級なんてありえねぇ。きっとギルマスの野郎に賄賂を渡したりきたねぇ真似してるに決まってる。兄貴はそういう腐った連中が一番嫌いなんだよ」
スパイクの言葉に呆れてものも言えなくなるヒットである。一体どの口が言っているのか。
「どうみても腐ってるのはお前らの方だろう。一体そうやってこれまで何人の冒険者を犠牲にしてきた?」
「はは、そんな屑みたいな連中のことは一々覚えてないな」
「あぁ、でも俺は1人は覚えてるぜ。何せここの罠を知る切っ掛けになった女だからな」
「ふん、あいつはまだ治療師として使い道があったから俺としてはマイナスの面も大きかったがな」
「あら別にいいじゃない。あの女、私は嫌いだったし治療師ぐらいまた雇えばいいだけだし」
「まぁ、出来れば俺らもその前に楽しみたいところだったがな」
「だけど、こんなところに落ちたらもうゴブリンの苗床コースで使いもんにならねぇよな」
「違いねぇや、ギャハハハ!」
聞いているだけで反吐が出そうな会話だった。そして確信する、この連中は容赦する必要のない屑だと。
「……とは言え、まさかゴブリンロードも倒すなんてな。流石に俺としても看過できないんだよ。ゴブリンがその女を愉しんでる間にでも、貴重品を回収しようと思ったが、とんだ仕事が増えたもんだ」
そう言ってソーンが剣を抜いた。それに倣うように他の連中も得物を取り出し、ローズも杖を構える。
ヒットも魔法の袋から精神安定薬を取り出し飲み干した。幸いのことにロード戦ではあまり生命力は消費していない。
「兄貴、ここは先ず俺らに任せてくれや。こいつとは因縁がある。前はあくまで模擬戦だからまけたが、本番なら俺が負けるはずがねぇんだ」
「……そうだな。ならお前らに任せた」
「私も見ているわ。あのメリッサとかいう女は、あんたら好きにしていいわよ」
「ヒャッハー! そうこなくちゃなぁ」
「だから兄貴も姐さんも最高だぜ」
三人がジリジリと近寄ってくる。5人同時にこないのはヒットとしてはありがたいが、ソーンもローズも考えなしにこの連中に任せているとは思えない。
恐らく先ず3人に相手させてヒットとメリッサの力を見極めようとしているのだろう。ここまで一緒にはやってきたがヒットも基本キャンセルは控えていた。
だが、この連中が最初から仲間だったことを思えば、スパイクがソーンやローズにヒットと戦った時の様子を伝えていた可能性は高い。
今思えばここに至るまでにもヒットはソーンの視線をよく感じた。ファイターということも疑っている可能性がある。
「あのヒットって餓鬼は俺がやる。お前らはメリッサをやんな。ただし傷つけるなよ。服は脱がしてもいいがな」
「へへ、当然でさぁ」
「俺らが楽しむまではな」
この3人はあきらかにヒットとメリッサを見くびっている。そしてそれがヒットにとってはチャンスだ。
「メリッサ逃げろ! 俺はスパイクだけで手一杯だ! この2人に君は勝てない! その弓で狙い撃つ暇すら与えてくれないぞ!」
ヒットが叫ぶと、え? という顔をメリッサを見せる。だが、振り向いて、
「早く! だが罠には気をつけろ!」
と再度叫ぶと、メリッサは眉を引き締めつつ背中を見せて逃げ出した。
「馬鹿が、あの女の脚でカドとニードルから逃げられるもんかよ」
「そういうことよ、アクロエッジのカド様を舐めるなよ!」
「ヒャッハー! 俺はシーフだ、揃って脚には自信があるんだよ!」
スパイクが鼻を鳴らし、後の2人はメリッサを追いかけ始める。言うだけあって脚はかなり速い。そしてスパイクもヒットを正面に捉えながらジリジリと近づいてくる。
だが、2人がヒットの横を通り過ぎようとしたその時だった。
「な!?」
「ぶほっ! な、なんだお前何突然止まって……」
「あ、が、が、ぎ、ぅ――」
アクロエッジのカドが急に足を止めたことでシーフのニードルが背中に衝突。文句を口にするが、その時にはカドの喉はファイヤーボルトの込められた魔法の矢玉に貫かれていた。喉の表面が焦げ、喉をかきむしるも間もなくしてカドが傾倒しそのまま動かなくなった。
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