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新婚旅行
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戻ってきて変わったといえば、ご飯を一緒に食べたり、買い物に一緒に行くようになったり…
「ただいま」
「おかえりなさい」
帰ってきたら必ずキスをして、行ってきますのときもキスを…
「いい加減さ、毎日なんだから慣れてよ」
私は相変わらず、りんごの様な顔をしてて、何度してもやっぱり照れてしまう。
「そんな顔をされたら、短いキスじゃ終わらないよ!」
「えっ!?」
と、言うと、類さんはニコニコしてる。
そして、
類さんの部屋が寝室になって、いつも同じベットに…
「おいで」
と言って、ベットの布団をめくり、私が入るのを催促する。
もちろん毎日ではなく、抱き合って寝るときもある。
「そうえばさ、旅行行きたくない?」
「旅行?」
「新婚旅行」
「新婚旅行?」
「うん。」
「あと、それと…、ここも」
え?
薬指さして、もしかして…
「今度2人で買いに行こう」
「類さん、指輪しちゃったら皆に結婚したってばれちゃうけど」
「元々会社同士でのお見合いで結婚したんだから知ってる人も多い、俺は問題ないど…、梨衣子ちゃんに変な虫でもきたら困るでしょ?」
「変な虫って…」
そんなのもあるわけないのに
それでも、そうやって言ってくれるのが嬉しかった。
新婚旅行は2人でいっぱい考えてモルディブにした。
その間に指輪も二人できめて、オーダーメイドなんで時間がかかるみたいで、それも出来るのが楽しみ。
「類さん、ちょっと付き合ってほしいことろがあって」
そう言って連れてきたことろは
父のお墓だった。
お見合いは本当に恨んだし、父が許せなかった。
でも今は
「お父さんにね、類さんと会わせてくれてありがとうって言いたかったの」
「俺も梨衣子ちゃんと会えてよかった。」
「お父さん、色々あったけど今は類さんと居るのが幸せだから。だからもう安心して」
二人で手を合わせ、父には報告した。
「新婚旅行!?」
「はい!」
会社に1週間の休暇願いを出す理由を聞かれ、新婚旅行と答えた。
課長がびっくりして声をだし、それを周りが聞いてこっちを見てる。
「七瀬さん、結婚するの?」
「あっ、てか既にしてるんですが」
「えっ!?いつ?」
「1年くらい前に」
「「えっ!!?」」
他の人もビックリして声をあげた。
長い飛行時間を終え、やっとモルディブに到着した。
「すごいー!もう空も青いし、海も青い!」
予定はもう色々考えてて、観光からツアーから買い物からいっぱいで
ホテルに着くと、また高級感があるホテルでさすが、類さん、選ぶところが違うわ!と思ってしまった。
部屋に入ると、コテージみたいになっているので、専用の庭に専用のプール、庭から直接海にも行ける。
「凄い!」
「俺もビックリした。ここまでとは…」
今日は移動で疲れたので夕飯まで部屋で身体を休めた。
夕飯食べて部屋に戻ると、熱い目をした類さんがいて
「新婚旅行だしね」
と言ってベッドに押し倒し、刺激的な夜となった。
「やばい!燃えるな!新婚旅行!!」
と、意味深な笑顔になって
「る、類さん!!」
と、言うと
「だって、梨衣子ちゃん何度抱いても欲しくって仕方ない」
「そ、そんなこと…」
「ふっ、そのリンゴ顔も好き」
私も類さんが、いつでも欲しいとか…言えるわけない!
翌日は観光を1日した。夕方になる前に戻り、部屋の庭から海に行って少し泳いで1日が終わった。
「ねぇ、梨衣子ちゃん、明日のツアーなんだけど」
「はい」
「ちょっと、俺が手違いしてね、上手く予約出来てなかったんだ」
「ええ!?」
「ごめん」
「そ、そんな私その辺まかせちゃったので、こちらこそ色々頼っちゃって…」
「代わりと言ったらなんだけど、あるところ行きたいんだ、つきあって」
と、言われた。
翌日、連れてこられた先で
「この部屋に入って、それで中にいる人に言われたこと聞いてね」
そう言って部屋に案内されて、類さんはすぐ出ていってしまった。
「徳田様、お待ちしてました。こちらに」
と、日本語を話す女性がいて
私はされるがまま、言われるがままに着替えて行った。
こ、これって…
私の着てるのって…
「お似合いですね」
まさか、こんな…
「では、ご案内しますね」
その人に着いていき、扉を開くと
建物の中に教会があって、その先に類さんが白いタキシードを着て
ドアを開けた私をみて笑顔になって、入口まで歩いてきた。
「梨衣子ちゃん、綺麗だよ」
「類さん、ずるい!何も聞いてない」
「だって、言ってないもん」
と、笑顔で言われた。
「これなら梨衣子ちゃん、あうかなって思ったんだ。気に入らなかったらごめんね」
「そ、そんな…、こんな素敵なドレス選んでくれてありがとうございます」
シンプルだけどAラインの肩が見てる高級感があるウェディングドレスを着ていた。
もう涙が出そうで堪えるのが必死だった。
「じゃ、俺達だけの結婚式しよう!」
そう言って腕を組み、神父さんのところまで2人で歩いた。
以前は憂鬱だった誓いの言葉が、幸せを噛み締めながら言えて
「指輪の交換を」
と言われたとき
あっ、これオーダーメイドの…
「ごめん、出来たら俺だけに連絡くるようにしといた」
と、小さい声で言われて
指輪の交換をした。
そして、誓いのキスは
嬉しそうにしてる類さんを見て、私は目を瞑り、優しいキスをしてくれた。
海沿いの建物で、そのあと海辺に移動して写真をいくつか撮ってもらった。
「梨衣子」
えっ?いつもは、梨衣子ちゃんなのに…
「梨衣子」
もう一回言っとき、私の指輪をはめた薬指にキスをして
「いい写真とれましたよ」
と、その瞬間も写真に撮られてしまった。
「なんか、梨衣子って呼びたかった」
「じゃ、そのままで」
と、私が言うと類さんは笑顔を向けてくれた。
着替えてホテルに戻り
類さんのサプライズが凄すぎて今でもドキドキしてた。
類さんのタキシード姿かっこよすぎだし。
「気に入ってくれた?」
「最高!!」
式の間も涙を堪えるので必死で、写真撮るときも涙ぐんじゃって、今でも感極まってる。
類さんに抱きついて
「忘れられない結婚式でした。幸せで、嬉しくって、こんな最高なサプライズ…、凄すぎ!!」
「結婚式したかったんだ。俺達の」
ダメだ、今日は1日ウルウルしてる。
「子供、すぐ欲しいとかある?」
「えっ!?」
「俺達の」
「そりゃ、類さんの子供なら欲しいけど」
「俺も…、でも俺達の恋人期間もないからさ、もっと二人っきりでいたいんんだけど、子供はその後がいいなって…」
「出来たらそれはそれで嬉しいけど、今は類さんと二人がいい。」
「今子供出来たら、自分の子供に嫉妬するかも」
と言うので笑ってしまった。
「ただいま」
「おかえりなさい」
帰ってきたら必ずキスをして、行ってきますのときもキスを…
「いい加減さ、毎日なんだから慣れてよ」
私は相変わらず、りんごの様な顔をしてて、何度してもやっぱり照れてしまう。
「そんな顔をされたら、短いキスじゃ終わらないよ!」
「えっ!?」
と、言うと、類さんはニコニコしてる。
そして、
類さんの部屋が寝室になって、いつも同じベットに…
「おいで」
と言って、ベットの布団をめくり、私が入るのを催促する。
もちろん毎日ではなく、抱き合って寝るときもある。
「そうえばさ、旅行行きたくない?」
「旅行?」
「新婚旅行」
「新婚旅行?」
「うん。」
「あと、それと…、ここも」
え?
薬指さして、もしかして…
「今度2人で買いに行こう」
「類さん、指輪しちゃったら皆に結婚したってばれちゃうけど」
「元々会社同士でのお見合いで結婚したんだから知ってる人も多い、俺は問題ないど…、梨衣子ちゃんに変な虫でもきたら困るでしょ?」
「変な虫って…」
そんなのもあるわけないのに
それでも、そうやって言ってくれるのが嬉しかった。
新婚旅行は2人でいっぱい考えてモルディブにした。
その間に指輪も二人できめて、オーダーメイドなんで時間がかかるみたいで、それも出来るのが楽しみ。
「類さん、ちょっと付き合ってほしいことろがあって」
そう言って連れてきたことろは
父のお墓だった。
お見合いは本当に恨んだし、父が許せなかった。
でも今は
「お父さんにね、類さんと会わせてくれてありがとうって言いたかったの」
「俺も梨衣子ちゃんと会えてよかった。」
「お父さん、色々あったけど今は類さんと居るのが幸せだから。だからもう安心して」
二人で手を合わせ、父には報告した。
「新婚旅行!?」
「はい!」
会社に1週間の休暇願いを出す理由を聞かれ、新婚旅行と答えた。
課長がびっくりして声をだし、それを周りが聞いてこっちを見てる。
「七瀬さん、結婚するの?」
「あっ、てか既にしてるんですが」
「えっ!?いつ?」
「1年くらい前に」
「「えっ!!?」」
他の人もビックリして声をあげた。
長い飛行時間を終え、やっとモルディブに到着した。
「すごいー!もう空も青いし、海も青い!」
予定はもう色々考えてて、観光からツアーから買い物からいっぱいで
ホテルに着くと、また高級感があるホテルでさすが、類さん、選ぶところが違うわ!と思ってしまった。
部屋に入ると、コテージみたいになっているので、専用の庭に専用のプール、庭から直接海にも行ける。
「凄い!」
「俺もビックリした。ここまでとは…」
今日は移動で疲れたので夕飯まで部屋で身体を休めた。
夕飯食べて部屋に戻ると、熱い目をした類さんがいて
「新婚旅行だしね」
と言ってベッドに押し倒し、刺激的な夜となった。
「やばい!燃えるな!新婚旅行!!」
と、意味深な笑顔になって
「る、類さん!!」
と、言うと
「だって、梨衣子ちゃん何度抱いても欲しくって仕方ない」
「そ、そんなこと…」
「ふっ、そのリンゴ顔も好き」
私も類さんが、いつでも欲しいとか…言えるわけない!
翌日は観光を1日した。夕方になる前に戻り、部屋の庭から海に行って少し泳いで1日が終わった。
「ねぇ、梨衣子ちゃん、明日のツアーなんだけど」
「はい」
「ちょっと、俺が手違いしてね、上手く予約出来てなかったんだ」
「ええ!?」
「ごめん」
「そ、そんな私その辺まかせちゃったので、こちらこそ色々頼っちゃって…」
「代わりと言ったらなんだけど、あるところ行きたいんだ、つきあって」
と、言われた。
翌日、連れてこられた先で
「この部屋に入って、それで中にいる人に言われたこと聞いてね」
そう言って部屋に案内されて、類さんはすぐ出ていってしまった。
「徳田様、お待ちしてました。こちらに」
と、日本語を話す女性がいて
私はされるがまま、言われるがままに着替えて行った。
こ、これって…
私の着てるのって…
「お似合いですね」
まさか、こんな…
「では、ご案内しますね」
その人に着いていき、扉を開くと
建物の中に教会があって、その先に類さんが白いタキシードを着て
ドアを開けた私をみて笑顔になって、入口まで歩いてきた。
「梨衣子ちゃん、綺麗だよ」
「類さん、ずるい!何も聞いてない」
「だって、言ってないもん」
と、笑顔で言われた。
「これなら梨衣子ちゃん、あうかなって思ったんだ。気に入らなかったらごめんね」
「そ、そんな…、こんな素敵なドレス選んでくれてありがとうございます」
シンプルだけどAラインの肩が見てる高級感があるウェディングドレスを着ていた。
もう涙が出そうで堪えるのが必死だった。
「じゃ、俺達だけの結婚式しよう!」
そう言って腕を組み、神父さんのところまで2人で歩いた。
以前は憂鬱だった誓いの言葉が、幸せを噛み締めながら言えて
「指輪の交換を」
と言われたとき
あっ、これオーダーメイドの…
「ごめん、出来たら俺だけに連絡くるようにしといた」
と、小さい声で言われて
指輪の交換をした。
そして、誓いのキスは
嬉しそうにしてる類さんを見て、私は目を瞑り、優しいキスをしてくれた。
海沿いの建物で、そのあと海辺に移動して写真をいくつか撮ってもらった。
「梨衣子」
えっ?いつもは、梨衣子ちゃんなのに…
「梨衣子」
もう一回言っとき、私の指輪をはめた薬指にキスをして
「いい写真とれましたよ」
と、その瞬間も写真に撮られてしまった。
「なんか、梨衣子って呼びたかった」
「じゃ、そのままで」
と、私が言うと類さんは笑顔を向けてくれた。
着替えてホテルに戻り
類さんのサプライズが凄すぎて今でもドキドキしてた。
類さんのタキシード姿かっこよすぎだし。
「気に入ってくれた?」
「最高!!」
式の間も涙を堪えるので必死で、写真撮るときも涙ぐんじゃって、今でも感極まってる。
類さんに抱きついて
「忘れられない結婚式でした。幸せで、嬉しくって、こんな最高なサプライズ…、凄すぎ!!」
「結婚式したかったんだ。俺達の」
ダメだ、今日は1日ウルウルしてる。
「子供、すぐ欲しいとかある?」
「えっ!?」
「俺達の」
「そりゃ、類さんの子供なら欲しいけど」
「俺も…、でも俺達の恋人期間もないからさ、もっと二人っきりでいたいんんだけど、子供はその後がいいなって…」
「出来たらそれはそれで嬉しいけど、今は類さんと二人がいい。」
「今子供出来たら、自分の子供に嫉妬するかも」
と言うので笑ってしまった。
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