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「お前、二股でもかけてるわけ?」
コイツ、真璃とホテルに何度も行ってそれで他の女と…
俺は吉野真也。3年近くは付き合ってたのに浮気され可哀想な男だ。彼女のことを真剣に愛してたのに…
「はぁ!?」
確か元木っていったけ。課が違うからあまり接点がないが真璃がよく面倒みてた後輩だ。
「お前、真璃とホテル行ってなかった?」
わざと、女と居るときにいってやった。
彼女も
「はぁ!?」
となる。
ほら、修羅場がはじまった。
…と思いきや
「何言ってるんですか?」
と、女は俺を睨む。
「何って証拠はあるんだよ」
スマホを見せてやり、この男と真璃がホテルに入る所をみせた。
2人がそれをみると
「ほら、あれだよ!例の会場必死に探してた」
「あー!なるほど」
2人は納得した感じになった。
なんだこいつら!?男が浮気して、なるほどってなんだよ!
「これ、どこのホテルですか?」
と元木が言うので
「そんなのしらねーよ!」
と、言ってやった。
「これ、Hホテルですよ!思い出してください。最近我々Hホテルにいきませんでしたか?」
「は?」
何言ってるんだこいつ!?
イライラして殴りたいのを抑えてるのに。
「まさか、こんなことで道中さんが…」
女の方は呆然としている。
「B社と合同打ち上げの会場がこのホテルだったはず。この時期は忘年会でお店が取れずホテルの会場で立食パーティーにしたの覚えてませんか?」
確かそんな気がしたが…、だからって何の関係が!!
「俺と道中さんは、この打ち上げの幹事で、2人で何度も行って打ち合わせにしててんですけど」
「!?」
「なんなら、このホテルの防犯カメラでも見たらどうですか?ホテルの部屋なんか行ってませよ。担当者の方と打ち合わせしてる場面しかないはず。あとは、支払いとか事前に賞品のしこみとかで数回2人で訪れてはいましたが」
「嘘だ!!」
「嘘言ってどうするんですか?俺は道中先輩尊敬してるし、先輩として大好きです。けど恋愛の好きはここにいる彼女だけです。てか、それで先輩を裏切り者扱い!?」
「ひどい!!」
女の方は怒りで俺を殴ろうとしたが
「おい!」
元木に止められた。
「こんなヤツ、殴っても仕方ない!あんたのせいで先輩はどんだけ…、あんたの勘違いでどんだけ先輩を苦しめてんだ!?」
「…」
…聞いてない。
そうだ
「俺は聞いてない!」
「あんたが、聞かなかったんだろ!!先輩は何度も連絡したと言ってた。」
「最低!!」
女は言い捨ててズカズカと歩きだした。
「あんたがとった行動は、許されるもんじゃない!俺はあんたを一生許さねー」
そう言って、元木も彼女の後を追って俺から居なくなった。
…
…
な、なんなんだ!
俺は勘違いをしてたというのか!?
でも、ホテルに…
…
…
俺は…
「ねぇ、今日の夜どお?」
「…」
いつもの女子社員が俺に声をかけた。
真璃の裏切りから俺は、声をかけてくる女は手当たり次第抱いてた。
真璃を忘れたくって必死だった。
「ねぇ、吉野君、いつもの場所で待ってるから」
そう言って女は離れて行った。
何やってるんだ!!俺!!
真璃は日々顔色が変わり、最後には退職して居なくなった。
俺は社内の噂を広め、真璃を追い込んだ。
あ、そうだ!電話だ!!
スマホをとりだして電話をかける。
「おかけになった番号は…」
!?
マンションにも行ったが表札がない。てか、人がいる気配がない。
「すいません、406号室の道中は」
「あー、少し前に引っ越しましたよ」
「どこに引っ越したかご存知ですか?」
「さぁ…、そこまでは」
管理人の人に聞くも居所が解らない。
真璃!どこ行ったんだ!!
そ、そうだ、あいつだ!!
「はぁ!?誤解だとわかったら、先輩とより戻すとか?随分と好き放題ですね」
元木は睨み付けるようにいった。
「たのむ、真璃の居場所を」
「あれだけ、先輩を傷つけといて、会いたいとかイカれてるとかし思えない。知ってても教える気にはなれないですね」
「…たのむ」
「ふざけるな!!!」
「…たのむ」
「消えてくれ!これ以上目の前にいると、手を出したくなる!今後一切俺に声をかけるな!」
元木と俺とのやり取りは数人がみていた。時期に噂が広まり、元木が誤解だと言ったことで既に居なくなった真璃が濡れ衣だったことが判明後し、俺は周りから声がかからなくなった。
興信所で調べてもらい、なんとか居場所が解った。
「こんなところにいるのか」
実家でもなく、俺とは旅行ですらも1度も行ったことがないところだ。
週末飛行機に乗って俺は真璃に会いに行く!
真璃を取り戻すために!!
真璃を…、俺はやっぱり真璃を愛してるんだ!
コイツ、真璃とホテルに何度も行ってそれで他の女と…
俺は吉野真也。3年近くは付き合ってたのに浮気され可哀想な男だ。彼女のことを真剣に愛してたのに…
「はぁ!?」
確か元木っていったけ。課が違うからあまり接点がないが真璃がよく面倒みてた後輩だ。
「お前、真璃とホテル行ってなかった?」
わざと、女と居るときにいってやった。
彼女も
「はぁ!?」
となる。
ほら、修羅場がはじまった。
…と思いきや
「何言ってるんですか?」
と、女は俺を睨む。
「何って証拠はあるんだよ」
スマホを見せてやり、この男と真璃がホテルに入る所をみせた。
2人がそれをみると
「ほら、あれだよ!例の会場必死に探してた」
「あー!なるほど」
2人は納得した感じになった。
なんだこいつら!?男が浮気して、なるほどってなんだよ!
「これ、どこのホテルですか?」
と元木が言うので
「そんなのしらねーよ!」
と、言ってやった。
「これ、Hホテルですよ!思い出してください。最近我々Hホテルにいきませんでしたか?」
「は?」
何言ってるんだこいつ!?
イライラして殴りたいのを抑えてるのに。
「まさか、こんなことで道中さんが…」
女の方は呆然としている。
「B社と合同打ち上げの会場がこのホテルだったはず。この時期は忘年会でお店が取れずホテルの会場で立食パーティーにしたの覚えてませんか?」
確かそんな気がしたが…、だからって何の関係が!!
「俺と道中さんは、この打ち上げの幹事で、2人で何度も行って打ち合わせにしててんですけど」
「!?」
「なんなら、このホテルの防犯カメラでも見たらどうですか?ホテルの部屋なんか行ってませよ。担当者の方と打ち合わせしてる場面しかないはず。あとは、支払いとか事前に賞品のしこみとかで数回2人で訪れてはいましたが」
「嘘だ!!」
「嘘言ってどうするんですか?俺は道中先輩尊敬してるし、先輩として大好きです。けど恋愛の好きはここにいる彼女だけです。てか、それで先輩を裏切り者扱い!?」
「ひどい!!」
女の方は怒りで俺を殴ろうとしたが
「おい!」
元木に止められた。
「こんなヤツ、殴っても仕方ない!あんたのせいで先輩はどんだけ…、あんたの勘違いでどんだけ先輩を苦しめてんだ!?」
「…」
…聞いてない。
そうだ
「俺は聞いてない!」
「あんたが、聞かなかったんだろ!!先輩は何度も連絡したと言ってた。」
「最低!!」
女は言い捨ててズカズカと歩きだした。
「あんたがとった行動は、許されるもんじゃない!俺はあんたを一生許さねー」
そう言って、元木も彼女の後を追って俺から居なくなった。
…
…
な、なんなんだ!
俺は勘違いをしてたというのか!?
でも、ホテルに…
…
…
俺は…
「ねぇ、今日の夜どお?」
「…」
いつもの女子社員が俺に声をかけた。
真璃の裏切りから俺は、声をかけてくる女は手当たり次第抱いてた。
真璃を忘れたくって必死だった。
「ねぇ、吉野君、いつもの場所で待ってるから」
そう言って女は離れて行った。
何やってるんだ!!俺!!
真璃は日々顔色が変わり、最後には退職して居なくなった。
俺は社内の噂を広め、真璃を追い込んだ。
あ、そうだ!電話だ!!
スマホをとりだして電話をかける。
「おかけになった番号は…」
!?
マンションにも行ったが表札がない。てか、人がいる気配がない。
「すいません、406号室の道中は」
「あー、少し前に引っ越しましたよ」
「どこに引っ越したかご存知ですか?」
「さぁ…、そこまでは」
管理人の人に聞くも居所が解らない。
真璃!どこ行ったんだ!!
そ、そうだ、あいつだ!!
「はぁ!?誤解だとわかったら、先輩とより戻すとか?随分と好き放題ですね」
元木は睨み付けるようにいった。
「たのむ、真璃の居場所を」
「あれだけ、先輩を傷つけといて、会いたいとかイカれてるとかし思えない。知ってても教える気にはなれないですね」
「…たのむ」
「ふざけるな!!!」
「…たのむ」
「消えてくれ!これ以上目の前にいると、手を出したくなる!今後一切俺に声をかけるな!」
元木と俺とのやり取りは数人がみていた。時期に噂が広まり、元木が誤解だと言ったことで既に居なくなった真璃が濡れ衣だったことが判明後し、俺は周りから声がかからなくなった。
興信所で調べてもらい、なんとか居場所が解った。
「こんなところにいるのか」
実家でもなく、俺とは旅行ですらも1度も行ったことがないところだ。
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