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大丈夫だから
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その幹部の方々がフロアから居なくなって
「柴崎さん、凄い!」
周りから言われた。
「課長、ひどいですよ!あんな風に言われたら説明するしかないじゃないですか」
私はむっとした。
「でも結果、柴崎さんちゃんと説明したし、よかったよかった」
よくない!!
「1人若いイケメンいたねぇえ」
女子社員が言い出した。
「びっくりした~、幹部だからねてっきり」
と、幹部の人たちが居なくなったフロアはみんなその話でもちきりだった。
残業を1時間ほどして帰る準備をする。
あのバーにも行けないし、新しい店でも探すかな
そう思いながら、会社を出たとき
車のクラクションが鳴った。
初めは私にではないと思ったので、止まりもせず駅に向かって歩き出した。
またクラクションが鳴った。
どうしたんだろ?っと少し思って振り向いたら
「遥さん」
省吾君が居た。
今吾君の車に乗ってる。
しかもバー以外で会ったのは初めてだ。
まぁ今日会社でも会ってるけど...
「遥さん、店来ないんだもん。」
そりゃ行けないでしょう!
「だから逢いに来た」
え?
「それって、職権乱用!」
「人聞きの悪い。元々子会社ではどんな仕事してるのか興味あったので見学したいって案を出したらすぐ実行してくれたよ」
子会社っていったってかなりあるのに。しかも子会社しか言ってないから、どの会社だってのも言ってなかった。
「まぁでも色々な会社見れて勉強なったし」
と笑顔で言いながら運転してる。
「それに」
私の顔を見て
「遥さん探した」
赤信号で止まり、省吾君は私の手の上に手を合わせ
「嫌だった?」
嫌とかじゃないけど
「私なんかとそんな」
「まだ言ってる!そんなの関係ないでしょう!?それとも何?俺がその元カレみたいに条件のいい人がいたらそっちに行くとでも?」
仮に省吾君がそうじゃないとしても周りが許さないじゃない?
何も言えず無言になってしまう。どういえばいい?
しばらく車は走り、人気のないところに止まった。
「遥さんの気持聞きたい。バーではあんなに話し合えたんだ。俺の素性知ったくらいで封じ込めるのやめてよ」
もう1度手の上に重ねられ
「俺、遥さん好きだよ。初めはほっとけないで声かけた。でも今は違う。遥さんと一緒に居たくってバーに行ってた。遥さんの気持聞きたい。」
わたしは...
「遥さん」
じっと見つめられて
「私、怖い!捨てられるの嫌だ」
「大丈夫だから」
省吾君は、そう言って抱きしめた。
「...好き」
すごい細い声で言った。
「ありがとう」
省吾君はぎゅっと思いっきり抱きしめてくれた。
「柴崎さん、凄い!」
周りから言われた。
「課長、ひどいですよ!あんな風に言われたら説明するしかないじゃないですか」
私はむっとした。
「でも結果、柴崎さんちゃんと説明したし、よかったよかった」
よくない!!
「1人若いイケメンいたねぇえ」
女子社員が言い出した。
「びっくりした~、幹部だからねてっきり」
と、幹部の人たちが居なくなったフロアはみんなその話でもちきりだった。
残業を1時間ほどして帰る準備をする。
あのバーにも行けないし、新しい店でも探すかな
そう思いながら、会社を出たとき
車のクラクションが鳴った。
初めは私にではないと思ったので、止まりもせず駅に向かって歩き出した。
またクラクションが鳴った。
どうしたんだろ?っと少し思って振り向いたら
「遥さん」
省吾君が居た。
今吾君の車に乗ってる。
しかもバー以外で会ったのは初めてだ。
まぁ今日会社でも会ってるけど...
「遥さん、店来ないんだもん。」
そりゃ行けないでしょう!
「だから逢いに来た」
え?
「それって、職権乱用!」
「人聞きの悪い。元々子会社ではどんな仕事してるのか興味あったので見学したいって案を出したらすぐ実行してくれたよ」
子会社っていったってかなりあるのに。しかも子会社しか言ってないから、どの会社だってのも言ってなかった。
「まぁでも色々な会社見れて勉強なったし」
と笑顔で言いながら運転してる。
「それに」
私の顔を見て
「遥さん探した」
赤信号で止まり、省吾君は私の手の上に手を合わせ
「嫌だった?」
嫌とかじゃないけど
「私なんかとそんな」
「まだ言ってる!そんなの関係ないでしょう!?それとも何?俺がその元カレみたいに条件のいい人がいたらそっちに行くとでも?」
仮に省吾君がそうじゃないとしても周りが許さないじゃない?
何も言えず無言になってしまう。どういえばいい?
しばらく車は走り、人気のないところに止まった。
「遥さんの気持聞きたい。バーではあんなに話し合えたんだ。俺の素性知ったくらいで封じ込めるのやめてよ」
もう1度手の上に重ねられ
「俺、遥さん好きだよ。初めはほっとけないで声かけた。でも今は違う。遥さんと一緒に居たくってバーに行ってた。遥さんの気持聞きたい。」
わたしは...
「遥さん」
じっと見つめられて
「私、怖い!捨てられるの嫌だ」
「大丈夫だから」
省吾君は、そう言って抱きしめた。
「...好き」
すごい細い声で言った。
「ありがとう」
省吾君はぎゅっと思いっきり抱きしめてくれた。
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