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第七話 新税制と使者
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視察後。僕とツララ、一部の行政官かどは領主屋敷の執務室に集まり、視察で気づいた点をまとめながら、新しい税制を考えはじめた。主に変更するのは軍務税など、税の負担が大きいものだ。
「しかし絹織物の利益がこれほど大きいとは、これなら軍務税を無くしても平気そうだ」
ツララが驚いた。ツララが手に持っていたのは絹織物の売却リストだった。そのツララの言葉に対して僕は言う。
「ツララ、この際だから言う。僕の方針としては軍務税は廃止する方針だ。軍務税や通行税を廃止し、代わりに商売をする際に商業税を課す」
その意見を聞いたツララは質問をし、自分の意見を僕に聞かせてくれた。
「軍務税や通行税は絶対に廃止するのですか? 個人的には通行税は必要かと思うのです。通行税があれば都市に出入りするだけで税金を取ることが可能になると思うので」
僕はツララが聞いてきたことに対して自分なりの意見を答える。
「確かに都市の出入りだけで税が取れるのは良い。だけどそれだと商人が来なくなる。それなら通行税を廃止して商人を招き入れ、その商売に税を課した方がいいし、商人の行き来で経済も活発化する」
そう説明するとツララは納得したような顔をした。その後僕らは全員で議論を交わして、新しい税制の仕組みや税率を考えていった。議論の末にできた税金は四つだった。
一つ目、地租税。農地に課し、その農地で予想される収穫の5%を金で納める。
二つ目、人頭税。領民に課し、領民一人あたり銀貨10枚を納める。
三つ目、商業税。商売に課し、商人一人あたり金貨5枚を納める。
四つ目、官吏税。官吏に課し、官吏一人あたり金貨5枚を納める。
これらをこのヴォルペの税制として発表しようとした矢先。緊急事態が起きた。ヴォルペから見て北東にある中都市、フォスブルクから使者がきた。僕らはフォスブルクが何の意図を持って使者を出したのか分からず、会うことにした。
急なことだったので、とりあえず執務室の隣にある、客室に案内させ、そこで使者に聞いた。
「このヴォルペよりさらに北東にあるフォスブルクの使者が何の御用ですか?」
使者は僕の聞いたことに対して答えた。
「我がフォスブルクの領主、ルベルア・フォスブルク様はヴォルペの代官であるリーゼン様の配下に加えて欲しいとお考えになっており、本日はそのことを伝えるとともに、その承認をいただきに参りました」
それを聞いて使者がきた理由を理解した。その使者に対して僕は言った。
「来た理由は理解した。条件次第では受け入れよう」
そう言うと使者は目を見開き聞いてきた。
「して、条件とは?」
「条件はシンプルだ。領主ルベルア殿には私の指示通りにフォスブルクを治めてもらう。これが条件だ」
「分かりました。フォスブルクの全権を預かる大使として承認します」
使者はそう言った。なので新しく作った税制などを記した書類などを渡し、それ通りにフォスブルクを統治するよう使者に伝えた。その際に使者からフォスブルクの兵力についても聞き、軍の改革を命令した。
基本はヴォルペと同じだが、フォスブルク兵10000の内、半数に当たる5000の兵士をヴォルペの本軍に加え、徴収兵である残りの5000の兵士はフォスブルク守備兵として残した。
このようにリーゼンが都市の改革や、周りの都市との関係が変化に苦労している中、ローラシア王国の裏では大戦の準備がされていた。
果たしてこれからリーゼンたちはどうなっていくのか。
🌸次回予告
帝国侵攻軍
「しかし絹織物の利益がこれほど大きいとは、これなら軍務税を無くしても平気そうだ」
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「軍務税や通行税は絶対に廃止するのですか? 個人的には通行税は必要かと思うのです。通行税があれば都市に出入りするだけで税金を取ることが可能になると思うので」
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一つ目、地租税。農地に課し、その農地で予想される収穫の5%を金で納める。
二つ目、人頭税。領民に課し、領民一人あたり銀貨10枚を納める。
三つ目、商業税。商売に課し、商人一人あたり金貨5枚を納める。
四つ目、官吏税。官吏に課し、官吏一人あたり金貨5枚を納める。
これらをこのヴォルペの税制として発表しようとした矢先。緊急事態が起きた。ヴォルペから見て北東にある中都市、フォスブルクから使者がきた。僕らはフォスブルクが何の意図を持って使者を出したのか分からず、会うことにした。
急なことだったので、とりあえず執務室の隣にある、客室に案内させ、そこで使者に聞いた。
「このヴォルペよりさらに北東にあるフォスブルクの使者が何の御用ですか?」
使者は僕の聞いたことに対して答えた。
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それを聞いて使者がきた理由を理解した。その使者に対して僕は言った。
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このようにリーゼンが都市の改革や、周りの都市との関係が変化に苦労している中、ローラシア王国の裏では大戦の準備がされていた。
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帝国侵攻軍
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