6 / 30
第一章 違和感の連続
アクシデント
しおりを挟む
どうして急に、テオドアのレイラに対する態度が、冷たいものへと変わったのだろう。
討伐依頼を受けなかったことも、本当にただの気分によるものだったのだろうか――。
気になること、話したいことはフレデリクの中にたくさんあった。だけど今朝、テオドアには何もないと素っ気なく返されたばかりだった。
これ以上深掘りすれば、絶対に面倒くさいと思われる。一回答えたのに、二回も同じこと言わせんなよって、かったるそうに顔をしかめられるのが目に浮かぶ。
フレデリクはとてもじゃないが、こんな疑問を口に出せはしなかった。彼はただ、何も喋らないテオドアの横で、黙々と薬草集めに勤しむことしかできなかった。
頂点にあった太陽は傾き始め、肌に触れるそよ風は、ひんやりと冷気を帯び始めていた。
日が沈めば、魔物の出現率はぐんと上がる。いくら手練れの剣士であろうとも、夜の森の中で、大量に発生した魔物を相手取るのは難しい。
だからフレデリクは顔を上げ、そろそろ戻ろうかと声をかけようとした。その時だった。
「フレッド!!」
「えっ?」
焦る声と共に腕を引かれる。テオドアの胸の中に、強く顔を押し込められる。
「なっ、なにっ!?」
突然の接触に動揺するのもつかの間。そのすぐ横を、魔獣の黒い影が過っていくところが視界の端に映った。
がっぽりと大口を開けて、飛びかかるその様は、恐怖以外の何者でもない。あと少し引っ張るのが遅ければ、フレデリクは格好の餌食となって、呆気なく命を散らしていたことだろう。
今回は採集のみとはいえ、少し考え事に夢中になりすぎていた。
「怪我はねえか!?」
必死の形相をしたテオドアが、フレデリクの両肩を掴んで顔を覗き込んでくる。
「ごっ、ごめん! ありがとう!!」
フレデリクはコクコクと頭を振って答えた。自分への不甲斐なさと、テオドアに対する申し訳なさで己を叱咤したい気分だった。
だが依然として、危険な状況であることに変わりはない。
テオドアはフレデリクの無事な姿に一瞬だけ表情を緩めると、すぐに切り替え、目先の魔獣を睨みつける。
「フレッド。今から俺が合図を出すから、お前は安全なところまで逃げろ」
「えっ……? 一人で戦う気なの!?」
いくら頼りないところを見せてしまったとはいえ、この場で逃がそうとするテオドアの気がしれない。
これまでずっと、二人でやってきたのだ。逃げろと言われても、テオドアを一人残して行けるわけがなかった。
「おれも戦う。もうあんなヘマはしないから」
フレデリクは腰に携えた鞘から長剣を引き抜くと、テオドアの左隣に並んで構えた。
相対する敵は、全長二メートル程の鋭い牙を持つ魔獣だ。動きはすばしっこく、あれに噛まれたら一溜まりもないが、フレデリクもこのタイプの魔獣とは何度も戦ってきた経験がある。
「……あんまり前に出すぎるなよ」
一歩も引く気配のないフレデリクを見て、テオドアが呟く。
「それ、テオが言う? いつも前に出て突っ込んでいくのはそっちじゃないか」
「……一応、伝えただけだ。――そろそろくるぞ」
テオドアがそう告げた瞬間、魔獣が勢いよく二人の間に飛び込んできた。フレデリクは端に退いて攻撃を反らし、テオドアは腰を落としながら双剣を魔獣の腹に勢いよく突き立てる。
緑の血飛沫が弧を描いた。痛みに喘ぐ咆哮が周囲の葉を揺らした。
魔獣は咄嗟に飛び退き、先程よりも殺気立ったうなり声を上げて赤い眼を細める。
(テオがこのまま仕留めてくれるだろうから、おれはその間左側をサポートして……)
とにかく前へ詰めまくり、確実に急所を狙うのがテオドアの戦闘スタイルである。
フレデリクはそんな彼を守るため、眼帯で視界が狭くなっている左側を陣取るよう意識するのが常だった。
テオが詰めたら、おれもすぐに動こう――そう考え、長剣を握りしめるフレデリクであったが、意外にも場は膠着状態にあった。珍しくテオドアが攻めあぐねているようで、その眉間にはシワが寄せられていたのだ。
(どうしたんだろう、テオ。いつもだったらもっとガンガンいくのに……)
テオドアの双剣は近距離で戦えるよう、刃渡りがフレデリクの長剣より短くなっているので、近づかなければ攻撃も当たらない。このままでは最悪、魔獣から飛びかかられる時を待つしかないだろう。
しかし、できればこちらが作り出した有利な状況で戦いたいというのが本音である。
「テオっ、おれが注意を引くから、お前はその間に倒してくれ!」
フレデリクは意を決して叫んだ。その声にハッと目を瞬かせたテオドアは、悔しそうに歯を食いしばったが、今はそれどころではないと気づいて、すぐに頷く。
「分かった。俺が絶対に仕留めるから、無理はするなよ」
「うん……!」
勢いよく駆け出したフレデリクが、魔獣の背に向かって剣を思いきり振り下ろす。
魔獣は咄嗟に避けたが、その先の攻撃までは捌ききれない。一気に間合いを詰めたテオドアによって、二本の刃が容赦なく放たれた。
「ギァァア゙ア゙ア゙!!!」
耳障りな雄叫びが辺り一面に響き渡る。
しかし急所は外れていたようだ。最後の力を振り絞った魔獣が大きく口を開き、テオドアに襲いかかる。
「テオ……ッ!!」
「っ!」
ガキンッ――という硬い音と共に、テオドアは交差させた双剣で牙を受け止めた。
「こいつ! テオから離れろ!!」
フレデリクは居ても立ってもいられず、背中を下から切りつける。怯んだ魔獣が足をもたつかせたと同時に――目元を掻っ捌くテオドアの一撃。緑色の鮮血が飛び散って、地面を濡らす。
「やったか!?」
肩で息をしながら叫ぶフレデリクの前で、核を失ったように魔獣はドサリと体を横たえた。テオドアが魔獣の頭を軽く蹴り上げても、動く意思はもうなさそうだった。
「もう大丈夫だ」
「よかった……」
フレデリクはホッと一息つく。
けれどここまで手こずったのは、養成学校を卒業して以来初めてのことかもしれない。
テオドアが戦いづらそうにしていたのは、ただそう見えただけでフレデリクの勘違いだろうか。手に馴染んだはずの双剣が、なんだか上手く制御できていないように思えたのだ。
(もしかして、討伐依頼を断ったのはそれのせい?)
疑問がフレデリクの口から溢れるよりも早く、テオドアが薬草入りの袋を地面から回収して言い放つ。
「戻るぞ。そろそろ日が完全に暮れる」
見れば、空はすっかり夕焼け色に染まっている。
「あ……そうだね。早く帰らないと」
フレデリクも一度考えるのを止め、頷いた。
幸いにも今いる場所から、町まではそう遠く離れてはいない。この堪えきれない疑問をぶつけるのは、納品を終え、落ち着いてからでも遅くなかった。
討伐依頼を受けなかったことも、本当にただの気分によるものだったのだろうか――。
気になること、話したいことはフレデリクの中にたくさんあった。だけど今朝、テオドアには何もないと素っ気なく返されたばかりだった。
これ以上深掘りすれば、絶対に面倒くさいと思われる。一回答えたのに、二回も同じこと言わせんなよって、かったるそうに顔をしかめられるのが目に浮かぶ。
フレデリクはとてもじゃないが、こんな疑問を口に出せはしなかった。彼はただ、何も喋らないテオドアの横で、黙々と薬草集めに勤しむことしかできなかった。
頂点にあった太陽は傾き始め、肌に触れるそよ風は、ひんやりと冷気を帯び始めていた。
日が沈めば、魔物の出現率はぐんと上がる。いくら手練れの剣士であろうとも、夜の森の中で、大量に発生した魔物を相手取るのは難しい。
だからフレデリクは顔を上げ、そろそろ戻ろうかと声をかけようとした。その時だった。
「フレッド!!」
「えっ?」
焦る声と共に腕を引かれる。テオドアの胸の中に、強く顔を押し込められる。
「なっ、なにっ!?」
突然の接触に動揺するのもつかの間。そのすぐ横を、魔獣の黒い影が過っていくところが視界の端に映った。
がっぽりと大口を開けて、飛びかかるその様は、恐怖以外の何者でもない。あと少し引っ張るのが遅ければ、フレデリクは格好の餌食となって、呆気なく命を散らしていたことだろう。
今回は採集のみとはいえ、少し考え事に夢中になりすぎていた。
「怪我はねえか!?」
必死の形相をしたテオドアが、フレデリクの両肩を掴んで顔を覗き込んでくる。
「ごっ、ごめん! ありがとう!!」
フレデリクはコクコクと頭を振って答えた。自分への不甲斐なさと、テオドアに対する申し訳なさで己を叱咤したい気分だった。
だが依然として、危険な状況であることに変わりはない。
テオドアはフレデリクの無事な姿に一瞬だけ表情を緩めると、すぐに切り替え、目先の魔獣を睨みつける。
「フレッド。今から俺が合図を出すから、お前は安全なところまで逃げろ」
「えっ……? 一人で戦う気なの!?」
いくら頼りないところを見せてしまったとはいえ、この場で逃がそうとするテオドアの気がしれない。
これまでずっと、二人でやってきたのだ。逃げろと言われても、テオドアを一人残して行けるわけがなかった。
「おれも戦う。もうあんなヘマはしないから」
フレデリクは腰に携えた鞘から長剣を引き抜くと、テオドアの左隣に並んで構えた。
相対する敵は、全長二メートル程の鋭い牙を持つ魔獣だ。動きはすばしっこく、あれに噛まれたら一溜まりもないが、フレデリクもこのタイプの魔獣とは何度も戦ってきた経験がある。
「……あんまり前に出すぎるなよ」
一歩も引く気配のないフレデリクを見て、テオドアが呟く。
「それ、テオが言う? いつも前に出て突っ込んでいくのはそっちじゃないか」
「……一応、伝えただけだ。――そろそろくるぞ」
テオドアがそう告げた瞬間、魔獣が勢いよく二人の間に飛び込んできた。フレデリクは端に退いて攻撃を反らし、テオドアは腰を落としながら双剣を魔獣の腹に勢いよく突き立てる。
緑の血飛沫が弧を描いた。痛みに喘ぐ咆哮が周囲の葉を揺らした。
魔獣は咄嗟に飛び退き、先程よりも殺気立ったうなり声を上げて赤い眼を細める。
(テオがこのまま仕留めてくれるだろうから、おれはその間左側をサポートして……)
とにかく前へ詰めまくり、確実に急所を狙うのがテオドアの戦闘スタイルである。
フレデリクはそんな彼を守るため、眼帯で視界が狭くなっている左側を陣取るよう意識するのが常だった。
テオが詰めたら、おれもすぐに動こう――そう考え、長剣を握りしめるフレデリクであったが、意外にも場は膠着状態にあった。珍しくテオドアが攻めあぐねているようで、その眉間にはシワが寄せられていたのだ。
(どうしたんだろう、テオ。いつもだったらもっとガンガンいくのに……)
テオドアの双剣は近距離で戦えるよう、刃渡りがフレデリクの長剣より短くなっているので、近づかなければ攻撃も当たらない。このままでは最悪、魔獣から飛びかかられる時を待つしかないだろう。
しかし、できればこちらが作り出した有利な状況で戦いたいというのが本音である。
「テオっ、おれが注意を引くから、お前はその間に倒してくれ!」
フレデリクは意を決して叫んだ。その声にハッと目を瞬かせたテオドアは、悔しそうに歯を食いしばったが、今はそれどころではないと気づいて、すぐに頷く。
「分かった。俺が絶対に仕留めるから、無理はするなよ」
「うん……!」
勢いよく駆け出したフレデリクが、魔獣の背に向かって剣を思いきり振り下ろす。
魔獣は咄嗟に避けたが、その先の攻撃までは捌ききれない。一気に間合いを詰めたテオドアによって、二本の刃が容赦なく放たれた。
「ギァァア゙ア゙ア゙!!!」
耳障りな雄叫びが辺り一面に響き渡る。
しかし急所は外れていたようだ。最後の力を振り絞った魔獣が大きく口を開き、テオドアに襲いかかる。
「テオ……ッ!!」
「っ!」
ガキンッ――という硬い音と共に、テオドアは交差させた双剣で牙を受け止めた。
「こいつ! テオから離れろ!!」
フレデリクは居ても立ってもいられず、背中を下から切りつける。怯んだ魔獣が足をもたつかせたと同時に――目元を掻っ捌くテオドアの一撃。緑色の鮮血が飛び散って、地面を濡らす。
「やったか!?」
肩で息をしながら叫ぶフレデリクの前で、核を失ったように魔獣はドサリと体を横たえた。テオドアが魔獣の頭を軽く蹴り上げても、動く意思はもうなさそうだった。
「もう大丈夫だ」
「よかった……」
フレデリクはホッと一息つく。
けれどここまで手こずったのは、養成学校を卒業して以来初めてのことかもしれない。
テオドアが戦いづらそうにしていたのは、ただそう見えただけでフレデリクの勘違いだろうか。手に馴染んだはずの双剣が、なんだか上手く制御できていないように思えたのだ。
(もしかして、討伐依頼を断ったのはそれのせい?)
疑問がフレデリクの口から溢れるよりも早く、テオドアが薬草入りの袋を地面から回収して言い放つ。
「戻るぞ。そろそろ日が完全に暮れる」
見れば、空はすっかり夕焼け色に染まっている。
「あ……そうだね。早く帰らないと」
フレデリクも一度考えるのを止め、頷いた。
幸いにも今いる場所から、町まではそう遠く離れてはいない。この堪えきれない疑問をぶつけるのは、納品を終え、落ち着いてからでも遅くなかった。
35
あなたにおすすめの小説
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
誉コウ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
お酒に酔って、うっかり幼馴染に告白したら
夏芽玉
BL
タイトルそのまんまのお話です。
テーマは『二行で結合』。三行目からずっとインしてます。
Twitterのお題で『お酒に酔ってうっかり告白しちゃった片想いくんの小説を書いて下さい』と出たので、勢いで書きました。
執着攻め(19大学生)×鈍感受け(20大学生)
ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる
cheeery
BL
告白23連敗中の高校二年生・浅海凪。失恋のショックと友人たちの悪ノリから、クラス一のモテ男で親友、久遠碧斗に勢いで「付き合うか」と言ってしまう。冗談で済むと思いきや、碧斗は「いいよ」とあっさり承諾し本気で付き合うことになってしまった。
「付き合おうって言ったのは凪だよね」
あの流れで本気だとは思わないだろおおお。
凪はなんとか碧斗に愛想を尽かされようと、嫌われよう大作戦を実行するが……?
魔力提供者の僕は王子に焦がれる
夕月ねむ
BL
【3万字弱で完結保証】
僕はレジナルド・ミューア。国王陛下の孫であり王太子殿下の長子であるナサニエル殿下の魔力提供者だ。
ナサニエル殿下は生まれつき魔力を持たない。でも魔力を操作することはできたから、僕が魔力を譲渡することで魔法は使えるようになった。僕は転生者で、魔力量が馬鹿みたいに多いんだ。
ただ、魔力譲渡の手段が少しばかり問題で。僕は『王子の愛人』なんて噂されるようになってしまった。
僕はナサニエル殿下をお慕いしている。けれど、相手が王太子殿下の長子では、同性婚なんて無理だ。
このまま本当に愛人として日陰者になるのかと思うと気が重い。それでも、僕はナサニエル殿下から離れることもできないでいた。
*濃いめの性描写がある話には*を付けています。キスだけの回などには印がないのでご注意ください。
*他サイトにも投稿しています。
勇者様への片思いを拗らせていた僕は勇者様から溺愛される
八朔バニラ
BL
蓮とリアムは共に孤児院育ちの幼馴染。
蓮とリアムは切磋琢磨しながら成長し、リアムは村の勇者として祭り上げられた。
リアムは勇者として村に入ってくる魔物退治をしていたが、だんだんと疲れが見えてきた。
ある日、蓮は何者かに誘拐されてしまい……
スパダリ勇者×ツンデレ陰陽師(忘却の術熟練者)
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる