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仲直り
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その後ハインツとは別れて、僕は部屋へと帰った。少しだけ浮上した気分がまた重くなる。
ミカイルと喧嘩し、部屋を飛び出たことを改めて思い出したのだ。どうにかして仲直りしなければならないという現実が、肩に重くのし掛かっていた。
「…………ただいま」
玄関の扉をそっと開ける。部屋の中は予想外にも真っ暗だった。
───ミカイルはいないのか?僕が出ていった後、彼も外に行ったのだろうか?
暗闇で足元がおぼつかない中、なんとか電気のスイッチを探して押す。パッと灯りがついたその時、部屋の中から何か倒れる音が聞こえて、バタバタと人の足音が近づいてくるのが分かった。
「ユハっ……!」
音の正体は、顔を青ざめさせ慌てて走ってきたミカイルだった。彼は今まで見たことがないほど取り乱した様子で、瞳も充血し、いつもの王子様然とした姿は見る影もない。僕に伸ばした手は、触れられることはなく、隠すように自分の顔を覆った。
「ごめん、ごめんね……。僕のこと、嫌いになった? なったよね? どうしよう、どうしよう。ユハに嫌われたら、僕、」
ぶつぶつと、まるで壊れたロボットのようにミカイルが呟く。
覆われた手から覗く蜂蜜色の瞳がどろりと濁っているように見え、恐怖からか僕の腕には鳥肌が立っていた。
「き、嫌いになるってなんだよ。嫌いなのはミカの方だって言うのに……」
「僕? 僕がなに?」
「だから、僕のことが嫌いなのはミカの方じゃないのか? さっきも結局、否定はしなかっただろ……」
「嫌いじゃない、嫌いなわけないよ……」
「じゃあ、どうしてあの時───」
「っ! それはっ!」
目を見開き、突然糸が切れたかのようにミカイルは首をだらりと下げた。俯いた顔は、輝きを失くした前髪に遮られ、見ることができない。
「す、す……ごく、大切……なんだ、ユハのこと」
ゆっくりと、確かめるように、ミカイルは言った。か細い声だった。それでも僕にはそれが、垣間見えた彼の本心であるような気がしてならなかった。
「だから、お願いだから、僕から離れないで……。ずっと傍にいさせてよ……」
苦しさを滲ませた切実な声。
顔こそ見えないものの、どんな表情をして言ってるのか想像するのは容易くて。気づけば感じていた怒りや不安は消えてなくなっていた。
そっと、僕はミカイルの頬に手を寄せる。
「それって、僕のことは嫌いじゃないってことだよな……?」
ミカイルは僕の差し出した手を自分の頬に押し当てると、髪の間から覗く瞳を蕩けさせ、震える声で答えた。
「……嫌いじゃない。……だいすき…」
「そっか……。僕もお前のこと、別に嫌ってなんかないよ。さっきは足踏んで悪かった」
「…………ほんとう?僕のこと、嫌いになってないの?」
期待に満ちた眼差しで、ミカイルが僕の手をきつく握る。
「当たり前だろ。お前の……ワガママなところとか、無理やり僕に言うことを聞かせようとするところは好きじゃないけど、でも、それ以外に良いところがたくさんあるのも知ってる。だから、ミカのことは嫌いになりきれないし、僕にとっては大切な友達だ」
「友達……」
「なんだよ、何か不満でもあるのか?」
「ううん……ありがとう。そう言ってくれて」
首を横に振り、ミカイルは淡く微笑んだ。
よく見れば、顔中涙の後でいっぱいだ。意外とこいつ、涙もろいんだよな、と持っていたハンカチを顔に伸ばす。
しかし、いち早くそれに気づいたミカイルが恥ずかしそうに後ろを向くと、今の僕情けないから見ないで、と言って洗面所の方に早足で歩いていった。
一時はどうなることかと思ったが、仲直りは成功したらしい。ミカイルも普段と変わらない様子に戻って、いつもの優しげな笑みを浮かべている。
ただ、アルト先輩のことは一度も話題に出すことはなかった。なんとなく、触れたらいけないような気がしたのだ。
あそこまで取り乱したミカイルを見たのは初めてだったから、余計に怖かったのかもしれない。当面の間、先輩と会うことはできないだろうが、僕はしばらく大人しくしていようと心に決めた。
あと、ミカイルに嫌われていなかったのは素直に嬉しかった。ハインツにも話を聞いて、モヤモヤしていたところはあったものの、結局は本人から聞くのが一番の解決法だった。ジークの吐いたでたらめな嘘で四苦八苦していた自分が恥ずかしい。こんなことなら、早くミカイルに聞いてしまうべきだったのだ。
もう何を言われようと、あいつに惑わされる気など一切なかった。
──────でも、本当に?
心のどこか奥。深く沈んだミカイルへの疑念が顔を覗かせる。
──────僕が、そう思うに至るまでの理由があったはずじゃないのか?
ミカイルの吐いた嘘。ジークやクラスメイトの態度。アルト先輩との関係。違和感や疑問は依然としてそこにあった。何も解決などしていなかった。
けれども、僕はもう深く考えることはしなかった。これ以上、余計なことは考えたくなかったんだ───
***
いつも通りの日常。
だけど、少しだけ周囲からの視線に違うものが混ざっている感じがした。まるで、檻に入れられた動物に向けるようなこれは─────興味?
「ねえねえ! ユハン君ってアルト殿下と知り合いだったの!?」
「え?」
ミカイルとの喧嘩から数日後。
授業の合間の小休憩中に、口元に手を当てたハインツがこそっと小さな声でそう聞いてきた。
「なんで急にそんなこと……」
「だって、今すごい噂になってるよ。アルト殿下に友人がいたって。それがユハン君だってことになってるけど、本当にそうなの?」
「もうそんなに広まってるのか……?」
どうやら皆、面白そうな話題には目がないらしい。これも窮屈な寮生活であることの弊害だろうか。
あの場には確かに多くの生徒がいたように思うが、まさかハインツにまで知られるほど、話が広まっているとは思いもしなかった。
「そんな風に言うってことは、本当みたいだね……!」
掛けている丸眼鏡をキランと光らせ、謎が解明したとでも言わんばかりの表情でハインツが言う。
「……確かに、アルト先輩とは友達だよ。でも、先輩にだって友達はいるだろ? 何だってこんなに、僕が話題になってるんだ。あ、もしかしてまた僕の身分が問題なのか?」
「うんうん! それもあると思うけど、アルト殿下ってすごくクールなお方でしょ? 話しかければ答えてはくれるけど、笑顔は全く見せないし、ある一定のラインを絶対に越えさせない。そんなお人なのに、ユハン君には笑って話しかけたんだ。これが驚かないでいられるわけがないよ!」
「え……、クール? 先輩が?」
確かに、先輩は見た目こそ冷たそうな感じを纏っているが、意外と気さくでフレンドリーだ。
最近は、よく懐いてくれる大型犬というイメージもある。なのにも関わらず、世間一般からすると、どうやら大分僕の知っている先輩とは大きく違うようだった。
「アルト殿下のこと、先輩って呼んでるんだね」
「ああ、うん……。流石に僕も失礼かと思ったけど、先輩が良いって言ってくれたから……」
「へえ~! すごいなあ!」
キラキラとハインツは瞳を輝かせた。
けれど僕にとって先輩は、割りと初めから好意的に接してくれる極少数の内の一人だったため、そのように言われてもあまり腑に落ちなかった。
というか、ここ最近感じる視線はもしかしてアルト先輩との一件によるものだろうか。そうであれば納得がいく。ただ、それにしては悪意を含まない視線が多いというか、先輩と仲が良いことに関しては皆そんなに否定的ではないのだろうか……。
「……なんだか浮かない顔だね?」
「うーん、ちょっとな……」
「……? どうかし───」
その時ちょうど、ハインツの言葉を遮るように、休憩時間の終了を告げるチャイムが鳴った。
「あ、もうこんな時間! ……そうだ、今日の放課後は勉強会だからね。忘れちゃって帰らないように!」
冗談交じりにニコッと笑ったハインツはそう言うと、次の授業のため前に居直った。
ふと、誰かがこちらを見ている気がしてそちらを向く。
───ミカイルだ。彼は僕と目が合うと慌てた様子で顔を反らす。まるで見てはいけないものを見たかのような反応に、少しだけ気まずかった。
ミカイルはあの喧嘩した日から、僕の嫌がることをしないように気を付けているのか、休憩中に毎回僕の元へ来ることはなくなった。
ただ、今のようにチラチラとこちらを見ているようで、目が合っては何事もなかったかのように逸らされる。そんなに気になるなら来ても良いのに、抑えが効かなくなるからとかよく分からないことを言って、律儀にこれを守っていた。
まあ僕としては過ごしやすいからいいんだけどな。それに最近は、アルト先輩と友達だと知られているからか、嫌がらせも少ない。流石に皆、王族を敵には回したくないようだ。
ミカイルは優しいから僕に嫌がらせをしても大丈夫だと思っているようだが、先輩にはそうもいかないのだろう。
アルト先輩と人前で出会ってしまったのは予期せぬアクシデントではあったが、このような恩恵を受けられるとは思いもせず、僕は嫌がらせが減った日常に嬉しさを隠しきれなかった。
ミカイルと喧嘩し、部屋を飛び出たことを改めて思い出したのだ。どうにかして仲直りしなければならないという現実が、肩に重くのし掛かっていた。
「…………ただいま」
玄関の扉をそっと開ける。部屋の中は予想外にも真っ暗だった。
───ミカイルはいないのか?僕が出ていった後、彼も外に行ったのだろうか?
暗闇で足元がおぼつかない中、なんとか電気のスイッチを探して押す。パッと灯りがついたその時、部屋の中から何か倒れる音が聞こえて、バタバタと人の足音が近づいてくるのが分かった。
「ユハっ……!」
音の正体は、顔を青ざめさせ慌てて走ってきたミカイルだった。彼は今まで見たことがないほど取り乱した様子で、瞳も充血し、いつもの王子様然とした姿は見る影もない。僕に伸ばした手は、触れられることはなく、隠すように自分の顔を覆った。
「ごめん、ごめんね……。僕のこと、嫌いになった? なったよね? どうしよう、どうしよう。ユハに嫌われたら、僕、」
ぶつぶつと、まるで壊れたロボットのようにミカイルが呟く。
覆われた手から覗く蜂蜜色の瞳がどろりと濁っているように見え、恐怖からか僕の腕には鳥肌が立っていた。
「き、嫌いになるってなんだよ。嫌いなのはミカの方だって言うのに……」
「僕? 僕がなに?」
「だから、僕のことが嫌いなのはミカの方じゃないのか? さっきも結局、否定はしなかっただろ……」
「嫌いじゃない、嫌いなわけないよ……」
「じゃあ、どうしてあの時───」
「っ! それはっ!」
目を見開き、突然糸が切れたかのようにミカイルは首をだらりと下げた。俯いた顔は、輝きを失くした前髪に遮られ、見ることができない。
「す、す……ごく、大切……なんだ、ユハのこと」
ゆっくりと、確かめるように、ミカイルは言った。か細い声だった。それでも僕にはそれが、垣間見えた彼の本心であるような気がしてならなかった。
「だから、お願いだから、僕から離れないで……。ずっと傍にいさせてよ……」
苦しさを滲ませた切実な声。
顔こそ見えないものの、どんな表情をして言ってるのか想像するのは容易くて。気づけば感じていた怒りや不安は消えてなくなっていた。
そっと、僕はミカイルの頬に手を寄せる。
「それって、僕のことは嫌いじゃないってことだよな……?」
ミカイルは僕の差し出した手を自分の頬に押し当てると、髪の間から覗く瞳を蕩けさせ、震える声で答えた。
「……嫌いじゃない。……だいすき…」
「そっか……。僕もお前のこと、別に嫌ってなんかないよ。さっきは足踏んで悪かった」
「…………ほんとう?僕のこと、嫌いになってないの?」
期待に満ちた眼差しで、ミカイルが僕の手をきつく握る。
「当たり前だろ。お前の……ワガママなところとか、無理やり僕に言うことを聞かせようとするところは好きじゃないけど、でも、それ以外に良いところがたくさんあるのも知ってる。だから、ミカのことは嫌いになりきれないし、僕にとっては大切な友達だ」
「友達……」
「なんだよ、何か不満でもあるのか?」
「ううん……ありがとう。そう言ってくれて」
首を横に振り、ミカイルは淡く微笑んだ。
よく見れば、顔中涙の後でいっぱいだ。意外とこいつ、涙もろいんだよな、と持っていたハンカチを顔に伸ばす。
しかし、いち早くそれに気づいたミカイルが恥ずかしそうに後ろを向くと、今の僕情けないから見ないで、と言って洗面所の方に早足で歩いていった。
一時はどうなることかと思ったが、仲直りは成功したらしい。ミカイルも普段と変わらない様子に戻って、いつもの優しげな笑みを浮かべている。
ただ、アルト先輩のことは一度も話題に出すことはなかった。なんとなく、触れたらいけないような気がしたのだ。
あそこまで取り乱したミカイルを見たのは初めてだったから、余計に怖かったのかもしれない。当面の間、先輩と会うことはできないだろうが、僕はしばらく大人しくしていようと心に決めた。
あと、ミカイルに嫌われていなかったのは素直に嬉しかった。ハインツにも話を聞いて、モヤモヤしていたところはあったものの、結局は本人から聞くのが一番の解決法だった。ジークの吐いたでたらめな嘘で四苦八苦していた自分が恥ずかしい。こんなことなら、早くミカイルに聞いてしまうべきだったのだ。
もう何を言われようと、あいつに惑わされる気など一切なかった。
──────でも、本当に?
心のどこか奥。深く沈んだミカイルへの疑念が顔を覗かせる。
──────僕が、そう思うに至るまでの理由があったはずじゃないのか?
ミカイルの吐いた嘘。ジークやクラスメイトの態度。アルト先輩との関係。違和感や疑問は依然としてそこにあった。何も解決などしていなかった。
けれども、僕はもう深く考えることはしなかった。これ以上、余計なことは考えたくなかったんだ───
***
いつも通りの日常。
だけど、少しだけ周囲からの視線に違うものが混ざっている感じがした。まるで、檻に入れられた動物に向けるようなこれは─────興味?
「ねえねえ! ユハン君ってアルト殿下と知り合いだったの!?」
「え?」
ミカイルとの喧嘩から数日後。
授業の合間の小休憩中に、口元に手を当てたハインツがこそっと小さな声でそう聞いてきた。
「なんで急にそんなこと……」
「だって、今すごい噂になってるよ。アルト殿下に友人がいたって。それがユハン君だってことになってるけど、本当にそうなの?」
「もうそんなに広まってるのか……?」
どうやら皆、面白そうな話題には目がないらしい。これも窮屈な寮生活であることの弊害だろうか。
あの場には確かに多くの生徒がいたように思うが、まさかハインツにまで知られるほど、話が広まっているとは思いもしなかった。
「そんな風に言うってことは、本当みたいだね……!」
掛けている丸眼鏡をキランと光らせ、謎が解明したとでも言わんばかりの表情でハインツが言う。
「……確かに、アルト先輩とは友達だよ。でも、先輩にだって友達はいるだろ? 何だってこんなに、僕が話題になってるんだ。あ、もしかしてまた僕の身分が問題なのか?」
「うんうん! それもあると思うけど、アルト殿下ってすごくクールなお方でしょ? 話しかければ答えてはくれるけど、笑顔は全く見せないし、ある一定のラインを絶対に越えさせない。そんなお人なのに、ユハン君には笑って話しかけたんだ。これが驚かないでいられるわけがないよ!」
「え……、クール? 先輩が?」
確かに、先輩は見た目こそ冷たそうな感じを纏っているが、意外と気さくでフレンドリーだ。
最近は、よく懐いてくれる大型犬というイメージもある。なのにも関わらず、世間一般からすると、どうやら大分僕の知っている先輩とは大きく違うようだった。
「アルト殿下のこと、先輩って呼んでるんだね」
「ああ、うん……。流石に僕も失礼かと思ったけど、先輩が良いって言ってくれたから……」
「へえ~! すごいなあ!」
キラキラとハインツは瞳を輝かせた。
けれど僕にとって先輩は、割りと初めから好意的に接してくれる極少数の内の一人だったため、そのように言われてもあまり腑に落ちなかった。
というか、ここ最近感じる視線はもしかしてアルト先輩との一件によるものだろうか。そうであれば納得がいく。ただ、それにしては悪意を含まない視線が多いというか、先輩と仲が良いことに関しては皆そんなに否定的ではないのだろうか……。
「……なんだか浮かない顔だね?」
「うーん、ちょっとな……」
「……? どうかし───」
その時ちょうど、ハインツの言葉を遮るように、休憩時間の終了を告げるチャイムが鳴った。
「あ、もうこんな時間! ……そうだ、今日の放課後は勉強会だからね。忘れちゃって帰らないように!」
冗談交じりにニコッと笑ったハインツはそう言うと、次の授業のため前に居直った。
ふと、誰かがこちらを見ている気がしてそちらを向く。
───ミカイルだ。彼は僕と目が合うと慌てた様子で顔を反らす。まるで見てはいけないものを見たかのような反応に、少しだけ気まずかった。
ミカイルはあの喧嘩した日から、僕の嫌がることをしないように気を付けているのか、休憩中に毎回僕の元へ来ることはなくなった。
ただ、今のようにチラチラとこちらを見ているようで、目が合っては何事もなかったかのように逸らされる。そんなに気になるなら来ても良いのに、抑えが効かなくなるからとかよく分からないことを言って、律儀にこれを守っていた。
まあ僕としては過ごしやすいからいいんだけどな。それに最近は、アルト先輩と友達だと知られているからか、嫌がらせも少ない。流石に皆、王族を敵には回したくないようだ。
ミカイルは優しいから僕に嫌がらせをしても大丈夫だと思っているようだが、先輩にはそうもいかないのだろう。
アルト先輩と人前で出会ってしまったのは予期せぬアクシデントではあったが、このような恩恵を受けられるとは思いもせず、僕は嫌がらせが減った日常に嬉しさを隠しきれなかった。
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