32 / 51
二章
幼い頃の記憶 アレン視点 Ⅳ
しおりを挟む
花が咲き乱れる孤児院の裏庭。
夕日の光が花びらを透かして、金色の縁を作っていた。
僕はノクトに会いに行く道すがら、何本も何本も花を積んだ。
手のひらが赤くなるほど茎を握りしめて、小さな花束にして胸にぎゅっと抱えた。
ノクトの小屋の前へ着くと、僕はコンコンと元気よくノックした。
ドアが開けば見慣れた黒髪が、夕焼けの色に照らされる。
「ノクト!!!!」
勢いよく駆け寄り、花束を差し出す。
「僕、ノクトが好き!!結婚してください!!!!」
一気に息が詰まって、胸がどきどき跳ねる。
ノクトは少しだけ目を見開いたが、すぐふっと視線を柔らかく落とした。
驚いてるのに、いつもの静かな顔に戻ろうとしているのがわかった。
「ありがとう。アレン」
花束を受け取ろうと伸びかけた手は、触れる直前ですっと引っ込められた。
代わりにノクトはそっと僕の肩に触れ、くるりと身体の向きを変えようとする。
「さ、もう日が暮れてしまうよ。帰ろう」
告白なんてなかったみたいに、僕がいつも通り遊びに来た時と同じ反応だ。
確かに花を積んでいたら遅くなってしまったけれど、返事を返されないまますぐに帰るように言われるとは思っていなかった。
「か、返事は?僕のお嫁さんになってくれる?」
縋るように袖を掴む。
ノクトは一瞬だけ困ったように瞬きをした。
「えーと、アレンがもっと大きくならないと、結婚できないよ」
子どもを相手になだめるみたいな声だった。
そして、僕の頭にそっと手を置き、するりと撫でてくる。
その手つきはあの小さな魔物を撫でたときと同じくらい柔らかくて胸の奥がきゅうっと痛んだ。
その瞬間、僕は悟ってしまった。
(あ……僕、ダメなんだ)
子供扱いされて、告白も本気にしてもらえない。
悔しさから目頭がじわりと熱くなる。
だけど涙は出なかった。
好きな人と好きな人は結婚するらしい。
だからお父さんとお母さんは結婚した。
それならノクトと結婚できたら、僕は特別になれるはずだった。
その夢を諦めるという選択肢はなかった。
僕は帰ってからベッドの上でゴロゴロとのたうち回っていた。
幸いこっそり外に出ていることはまだおとなたちにバレておらず、
また明日も会いにいこうと模索していた。
どうやったらノクトにもっと本気を伝えられるのか。
隣にはすやすやと寝息を立てる僕と同じくらいの子たちがいる。
丸いほっぺにあどけない寝顔を見て、
ああ、ノクトから見た僕ってやっぱり子供なんだよなぁっと自覚させられる。
僕が成長して、ノクトの身長を抜いたら、
きっとノクトは告白を受け入れてくれるかもしれない。
ーーー早く大きくなりたいな
そう思いながら眠りについた。
僕はまたこっそり出て森に行った。
孤児院の近くで咲いているきれいなお花も積んできた。
ノクトに会えば気持ちが溢れて、想いを伝えずにはいられない。
「ノクト、おはよう!今日も大好きだよ」
そう言って抱きつけば、ノクトは驚いて、でも僕を振り払おうとはしなかった。
あの日から毎日想いを伝えるのが恒例になっていた。
「おはようって、もう来ちゃダメだよって何度も言ってるでしょ」
相変わらず、ノクトに告白は流されてしまうけれど。
「大丈夫!僕ね、すぐ大きくなるよ!そしたらノクトを迎えに行くね。だから、その、他の人と結婚しちゃダメだよ。浮気もダメ!ぜったいだよ!」
「浮気って……」
「ほんとにダメなんだよ!ノクトは、僕のお嫁さんなんだから!」
「わかった、わかったから落ち着いて」
僕の気持ちが伝わったのかと一瞬でも喜んだ。けど違ったようだ。
「悪魔はね、結婚しません。だから、アレンはもっと良い人間のお嫁さんと」
「いやだっ!僕が好きなのはノクトだ!あったこともない人じゃない!」
そう言った途端、胸の奥が熱くなって、涙がこぼれそうになる。
ーーーなんでそんなこと言うの。
必死でノクトを見上げれば、彼は困り果てたように眉を寄せて、少しだけ視線をそらした。
「……アレン」
ノクトがそっと僕の肩に触れる。
その手は冷たいはずなのに、不思議とあたたかく感じてしまう。
「僕は悪魔だよ。アレンとは生きる時間も違う。……その気持ちは、きっと、いつか変わる」
「変わらない!絶対に変わらないよ!」
声が裏返って、思わずノクトの服をぎゅっと掴んだ。
ノクトは何も言わずに、しばらく僕の頭をなでた。
優しい動きで、諦めるように、でもどこか大事に触れてくれる。
「アレンはまだ小さい。好きって気持ちが何なのか、全部は知らないでしょ?」
「知ってるもん!ノクトを見ると嬉しくなるし、苦しくなるし、離れたくないって思うんだよ!」
言葉を必死に重ねる僕を、ノクトはそっと抱きしめて止めた。
胸の奥がどくどくと早くなるのが、自分でもわかる。
「ありがとう。そう言ってもらえるのは、とても嬉しいよ」
耳元で囁かれた声は優しかった。
だけど同時に、どこか遠くて、触れようとするとすり抜けてしまいそうだった。
「でもね、アレン。僕はお嫁さんにはなれない。悪魔にはそういう生き方はないんだ。誰かと添い遂げる未来だって」
ノクトの腕がゆっくりとほどける。
「だからアレンは、人間の世界でちゃんと幸せになってほしいんだよ」
どうしてそんな風に言うのか、僕には理解できなかった。
「やだ、ノクトがいいのに……」
小さく漏れた声は、自分でも情けないほど震えていた。
ノクトは困ったように微笑んで、僕の頬についた涙をそっと指で拭った。
「アレンが大きくなって、まだ同じことを言ってくれたら……そのときは、考えるよ」
「ほんとに……?」
「ほんと」
嘘か本当かなんて、わからなかった。
ただその瞬間、ノクトの微笑みを信じたかった。
胸がぎゅっと苦しいまま、僕は彼の手を握りしめた。
ノクトは振り払わず、そのまま握り返してくれた。
しかし、そんな穏やかな日々も、唐突に終わりを告げた。
ある日、森の奥でノクトと過ごしていたとき、
俺の腕に、眩い光が走った。
痛みと熱が同時に襲い、思わず悲鳴を上げる。
ノクトが驚いて駆け寄り、俺の腕を掴んだ。
その瞬間、彼の表情が変わった。
――恐怖と絶望が、同時に混ざったような顔だった。
俺の腕に刻まれていたのは、聖印。
勇者にだけ与えられる“神の烙印”だった。
僕はすぐに孤児院へ戻された。
それはノクトの魔法でだった。
気づいたら、王都から使いが来ていて、奴らは俺を馬車に押し込んだ。
このままどこかへ連れてかれるんだ。
まだ、別れも言えないまま。
そう思って振り返れば、見覚えのある山がメラメラと燃えていた。
そこはノクトのいた森だ。
なんで、燃えているんだ。
そう驚けば使いがあそこは魔物の棲家だから燃やしたと平然と宣った。
僕は怒りに任せて暴れた。
「ノクト! ノクト!」
叫び声は馬車の木枠に跳ね返り、すぐに兵士たちの冷たい手に塞がれた。俺は腕と肩をつかまれ、体をひねってでも窓の外を見ようとしたが、動けない。痛みと恐怖が混ざって、視界が揺れる。
窓越しに見えたのは、あの森が吐き出す黒煙だった。炎は木の梢をひと噛みで溶かし、枝がはじけると空に火の花が咲いた。風に乗って運ばれてくる匂いは、焦げた葉と湿った土の断末魔のようで、胸の中に重く沈んだ。
「なにをしているんだ! あそこはノクトがいる森だ!」
俺は喉を震わせて叫んだ。けれど兵士の顔には同情も動揺もなく、ただ機械的に命令を遂行しているだけだった。ひとりの使いがこちらをちらりと見て、冷たく言った。
「魔物の棲家だ。焼き払わなければ都の安全が脅かされる」
そんな言葉を聞いて、俺の中の何かが切れた。怒りと恐怖と焦燥が入り混じり、胸の奥から力が湧いた。体をねじり、手を振りほどこうとする。けれど兵士の腕は鋼のように硬く、ひとつ、ふたつと抵抗は押さえつけられていった。
窓の向こう、炎の中から黒い影が走ったように見えた。いや、気のせいかもしれない。煙でかき消され、すぐにわからなくなった。でも、もしあれがノクトだったなら、どうして助けに来てくれないんだ。どうして俺を置いていくんだ。
涙が止まらなくなった。叫び続けた。ノクト、ノクト、と。声が枯れていくのに気づかないほどに。馬車が音を立てて動き出し、都への石畳が一列、二列と過ぎていく。灰が窓に張り付き、白い粉のように俺の顔に落ちた。
最後に窓いっぱいに押し付けた手の平で、燃え盛る森が小さな灰の塵となって舞い散るのを見た。ノクトの姿は、もう見えなかった。
ただ、腕に刻まれた印は冷たく脈打ち、これから先、何かが変わってしまったことだけは確かだった。
馬車の中で身体を押さえつけられながら、俺はひとつだけ決めた。
いつか、ノクトの元に会いに戻る。どんなことをしてでも。
夕日の光が花びらを透かして、金色の縁を作っていた。
僕はノクトに会いに行く道すがら、何本も何本も花を積んだ。
手のひらが赤くなるほど茎を握りしめて、小さな花束にして胸にぎゅっと抱えた。
ノクトの小屋の前へ着くと、僕はコンコンと元気よくノックした。
ドアが開けば見慣れた黒髪が、夕焼けの色に照らされる。
「ノクト!!!!」
勢いよく駆け寄り、花束を差し出す。
「僕、ノクトが好き!!結婚してください!!!!」
一気に息が詰まって、胸がどきどき跳ねる。
ノクトは少しだけ目を見開いたが、すぐふっと視線を柔らかく落とした。
驚いてるのに、いつもの静かな顔に戻ろうとしているのがわかった。
「ありがとう。アレン」
花束を受け取ろうと伸びかけた手は、触れる直前ですっと引っ込められた。
代わりにノクトはそっと僕の肩に触れ、くるりと身体の向きを変えようとする。
「さ、もう日が暮れてしまうよ。帰ろう」
告白なんてなかったみたいに、僕がいつも通り遊びに来た時と同じ反応だ。
確かに花を積んでいたら遅くなってしまったけれど、返事を返されないまますぐに帰るように言われるとは思っていなかった。
「か、返事は?僕のお嫁さんになってくれる?」
縋るように袖を掴む。
ノクトは一瞬だけ困ったように瞬きをした。
「えーと、アレンがもっと大きくならないと、結婚できないよ」
子どもを相手になだめるみたいな声だった。
そして、僕の頭にそっと手を置き、するりと撫でてくる。
その手つきはあの小さな魔物を撫でたときと同じくらい柔らかくて胸の奥がきゅうっと痛んだ。
その瞬間、僕は悟ってしまった。
(あ……僕、ダメなんだ)
子供扱いされて、告白も本気にしてもらえない。
悔しさから目頭がじわりと熱くなる。
だけど涙は出なかった。
好きな人と好きな人は結婚するらしい。
だからお父さんとお母さんは結婚した。
それならノクトと結婚できたら、僕は特別になれるはずだった。
その夢を諦めるという選択肢はなかった。
僕は帰ってからベッドの上でゴロゴロとのたうち回っていた。
幸いこっそり外に出ていることはまだおとなたちにバレておらず、
また明日も会いにいこうと模索していた。
どうやったらノクトにもっと本気を伝えられるのか。
隣にはすやすやと寝息を立てる僕と同じくらいの子たちがいる。
丸いほっぺにあどけない寝顔を見て、
ああ、ノクトから見た僕ってやっぱり子供なんだよなぁっと自覚させられる。
僕が成長して、ノクトの身長を抜いたら、
きっとノクトは告白を受け入れてくれるかもしれない。
ーーー早く大きくなりたいな
そう思いながら眠りについた。
僕はまたこっそり出て森に行った。
孤児院の近くで咲いているきれいなお花も積んできた。
ノクトに会えば気持ちが溢れて、想いを伝えずにはいられない。
「ノクト、おはよう!今日も大好きだよ」
そう言って抱きつけば、ノクトは驚いて、でも僕を振り払おうとはしなかった。
あの日から毎日想いを伝えるのが恒例になっていた。
「おはようって、もう来ちゃダメだよって何度も言ってるでしょ」
相変わらず、ノクトに告白は流されてしまうけれど。
「大丈夫!僕ね、すぐ大きくなるよ!そしたらノクトを迎えに行くね。だから、その、他の人と結婚しちゃダメだよ。浮気もダメ!ぜったいだよ!」
「浮気って……」
「ほんとにダメなんだよ!ノクトは、僕のお嫁さんなんだから!」
「わかった、わかったから落ち着いて」
僕の気持ちが伝わったのかと一瞬でも喜んだ。けど違ったようだ。
「悪魔はね、結婚しません。だから、アレンはもっと良い人間のお嫁さんと」
「いやだっ!僕が好きなのはノクトだ!あったこともない人じゃない!」
そう言った途端、胸の奥が熱くなって、涙がこぼれそうになる。
ーーーなんでそんなこと言うの。
必死でノクトを見上げれば、彼は困り果てたように眉を寄せて、少しだけ視線をそらした。
「……アレン」
ノクトがそっと僕の肩に触れる。
その手は冷たいはずなのに、不思議とあたたかく感じてしまう。
「僕は悪魔だよ。アレンとは生きる時間も違う。……その気持ちは、きっと、いつか変わる」
「変わらない!絶対に変わらないよ!」
声が裏返って、思わずノクトの服をぎゅっと掴んだ。
ノクトは何も言わずに、しばらく僕の頭をなでた。
優しい動きで、諦めるように、でもどこか大事に触れてくれる。
「アレンはまだ小さい。好きって気持ちが何なのか、全部は知らないでしょ?」
「知ってるもん!ノクトを見ると嬉しくなるし、苦しくなるし、離れたくないって思うんだよ!」
言葉を必死に重ねる僕を、ノクトはそっと抱きしめて止めた。
胸の奥がどくどくと早くなるのが、自分でもわかる。
「ありがとう。そう言ってもらえるのは、とても嬉しいよ」
耳元で囁かれた声は優しかった。
だけど同時に、どこか遠くて、触れようとするとすり抜けてしまいそうだった。
「でもね、アレン。僕はお嫁さんにはなれない。悪魔にはそういう生き方はないんだ。誰かと添い遂げる未来だって」
ノクトの腕がゆっくりとほどける。
「だからアレンは、人間の世界でちゃんと幸せになってほしいんだよ」
どうしてそんな風に言うのか、僕には理解できなかった。
「やだ、ノクトがいいのに……」
小さく漏れた声は、自分でも情けないほど震えていた。
ノクトは困ったように微笑んで、僕の頬についた涙をそっと指で拭った。
「アレンが大きくなって、まだ同じことを言ってくれたら……そのときは、考えるよ」
「ほんとに……?」
「ほんと」
嘘か本当かなんて、わからなかった。
ただその瞬間、ノクトの微笑みを信じたかった。
胸がぎゅっと苦しいまま、僕は彼の手を握りしめた。
ノクトは振り払わず、そのまま握り返してくれた。
しかし、そんな穏やかな日々も、唐突に終わりを告げた。
ある日、森の奥でノクトと過ごしていたとき、
俺の腕に、眩い光が走った。
痛みと熱が同時に襲い、思わず悲鳴を上げる。
ノクトが驚いて駆け寄り、俺の腕を掴んだ。
その瞬間、彼の表情が変わった。
――恐怖と絶望が、同時に混ざったような顔だった。
俺の腕に刻まれていたのは、聖印。
勇者にだけ与えられる“神の烙印”だった。
僕はすぐに孤児院へ戻された。
それはノクトの魔法でだった。
気づいたら、王都から使いが来ていて、奴らは俺を馬車に押し込んだ。
このままどこかへ連れてかれるんだ。
まだ、別れも言えないまま。
そう思って振り返れば、見覚えのある山がメラメラと燃えていた。
そこはノクトのいた森だ。
なんで、燃えているんだ。
そう驚けば使いがあそこは魔物の棲家だから燃やしたと平然と宣った。
僕は怒りに任せて暴れた。
「ノクト! ノクト!」
叫び声は馬車の木枠に跳ね返り、すぐに兵士たちの冷たい手に塞がれた。俺は腕と肩をつかまれ、体をひねってでも窓の外を見ようとしたが、動けない。痛みと恐怖が混ざって、視界が揺れる。
窓越しに見えたのは、あの森が吐き出す黒煙だった。炎は木の梢をひと噛みで溶かし、枝がはじけると空に火の花が咲いた。風に乗って運ばれてくる匂いは、焦げた葉と湿った土の断末魔のようで、胸の中に重く沈んだ。
「なにをしているんだ! あそこはノクトがいる森だ!」
俺は喉を震わせて叫んだ。けれど兵士の顔には同情も動揺もなく、ただ機械的に命令を遂行しているだけだった。ひとりの使いがこちらをちらりと見て、冷たく言った。
「魔物の棲家だ。焼き払わなければ都の安全が脅かされる」
そんな言葉を聞いて、俺の中の何かが切れた。怒りと恐怖と焦燥が入り混じり、胸の奥から力が湧いた。体をねじり、手を振りほどこうとする。けれど兵士の腕は鋼のように硬く、ひとつ、ふたつと抵抗は押さえつけられていった。
窓の向こう、炎の中から黒い影が走ったように見えた。いや、気のせいかもしれない。煙でかき消され、すぐにわからなくなった。でも、もしあれがノクトだったなら、どうして助けに来てくれないんだ。どうして俺を置いていくんだ。
涙が止まらなくなった。叫び続けた。ノクト、ノクト、と。声が枯れていくのに気づかないほどに。馬車が音を立てて動き出し、都への石畳が一列、二列と過ぎていく。灰が窓に張り付き、白い粉のように俺の顔に落ちた。
最後に窓いっぱいに押し付けた手の平で、燃え盛る森が小さな灰の塵となって舞い散るのを見た。ノクトの姿は、もう見えなかった。
ただ、腕に刻まれた印は冷たく脈打ち、これから先、何かが変わってしまったことだけは確かだった。
馬車の中で身体を押さえつけられながら、俺はひとつだけ決めた。
いつか、ノクトの元に会いに戻る。どんなことをしてでも。
2
あなたにおすすめの小説
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
六年目の恋、もう一度手をつなぐ
高穂もか
BL
幼なじみで恋人のつむぎと渉は互いにオメガ・アルファの親公認のカップルだ。
順調な交際も六年目――最近の渉はデートもしないし、手もつながなくなった。
「もう、おればっかりが好きなんやろか?」
馴ればっかりの関係に、寂しさを覚えるつむぎ。
そのうえ、渉は二人の通う高校にやってきた美貌の転校生・沙也にかまってばかりで。他のオメガには、優しく甘く接する恋人にもやもやしてしまう。
嫉妬をしても、「友達なんやから面倒なこというなって」と笑われ、遂にはお泊りまでしたと聞き……
「そっちがその気なら、もういい!」
堪忍袋の緒が切れたつむぎは、別れを切り出す。すると、渉は意外な反応を……?
倦怠期を乗り越えて、もう一度恋をする。幼なじみオメガバースBLです♡
もしも願いが叶うなら、あの頃にかえりたい
マカリ
BL
幼馴染だった親友が、突然『サヨナラ』も言わずに、引っ越してしまった高校三年の夏。
しばらく、落ち込んでいたが、大学受験の忙しさが気を紛らわせ、いつの間にか『過去』の事になっていた。
社会人になり、そんなことがあったのも忘れていた、ある日の事。
新しい取引先の担当者が、偶然にもその幼馴染で……
あの夏の日々が蘇る。
【完結】俺はずっと、おまえのお嫁さんになりたかったんだ。
ペガサスサクラ
BL
※あらすじ、後半の内容にやや二章のネタバレを含みます。
幼なじみの悠也に、恋心を抱くことに罪悪感を持ち続ける楓。
逃げるように東京の大学に行き、田舎故郷に二度と帰るつもりもなかったが、大学三年の夏休みに母親からの電話をきっかけに帰省することになる。
見慣れた駅のホームには、悠也が待っていた。あの頃と変わらない無邪気な笑顔のままー。
何年もずっと連絡をとらずにいた自分を笑って許す悠也に、楓は戸惑いながらも、そばにいたい、という気持ちを抑えられず一緒に過ごすようになる。もう少し今だけ、この夏が終わったら今度こそ悠也のもとを去るのだと言い聞かせながら。
しかしある夜、悠也が、「ずっと親友だ」と自分に無邪気に伝えてくることに耐えきれなくなった楓は…。
お互いを大切に思いながらも、「すき」の色が違うこととうまく向き合えない、不器用な少年二人の物語。
主人公楓目線の、片思いBL。
プラトニックラブ。
いいね、感想大変励みになっています!読んでくださって本当にありがとうございます。
2024.11.27 無事本編完結しました。感謝。
最終章投稿後、第四章 3.5話を追記しています。
(この回は箸休めのようなものなので、読まなくても次の章に差し支えはないです。)
番外編は、2人の高校時代のお話。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
【8話完結】僕の大切な人はBLゲームの主人公でした。〜モブは主人公の幸せのためなら、この恋も諦められます〜
キノア9g
BL
転生先は、まさかのBLゲームの世界。
モブであるリセルは、恋を自覚した瞬間、幼馴染・セスがこの世界の“主人公”だと気づいてしまう。
このまま一緒にいても、いつか彼は攻略対象に惹かれていく運命——それでも、今だけは傍にいたい。
「諦める覚悟をしたのに、どうしてこんなにも君が愛おしいんだろう」
恋の終わりを知っているモブと、想いを自覚していく主人公。
甘さと切なさが胸を締めつける、すれ違いから始まる運命の物語。
全8話。
両片思いの幼馴染
kouta
BL
密かに恋をしていた幼馴染から自分が嫌われていることを知って距離を取ろうとする受けと受けの突然の変化に気づいて苛々が止まらない攻めの両片思いから始まる物語。
くっついた後も色々とすれ違いながら最終的にはいつもイチャイチャしています。
めちゃくちゃハッピーエンドです。
幼馴染がいじめるのは俺だ!
むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに...
「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」
「はっ...ぁ??」
好きな奴って俺じゃないの___!?
ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子
ーーーーーー
主人公 いじめられっ子
小鳥遊洸人
タカナシ ヒロト
小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。
姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。
高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、
脳破壊。
千透星への恋心を自覚する。
幼馴染 いじめっ子
神宮寺 千透星
ジングウジ チトセ
小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。
美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている)
転校生の須藤千尋が初恋である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる