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六年前の夏
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六年前。小夜が小学四年生の頃である。小夜の母である夏夜が三六歳でこの世を去った。交通事故だった。早すぎる夏夜の死に清兵衛は気を狂わせ、成亮は心を完全に閉ざしてしまった。そんな暗い日々の中で小夜は毎日母の化粧台の前に座り、ただ呆然とするしかなかった。涙は流さなかった。泣かないと決めていたわけではない。泣けなかったのだ。母が死んだという事実は理解できたのだが、納得ができなかった。それほど小夜にとって受け止めるには辛すぎる事実だった。
夏夜は山奥にある百目鬼家の御神体の近くに密かに埋葬されたため、小夜一人では墓参りができなかった。そのため、小夜は母に会いにいくつもりで母が亡くなった場所に毎日通った。野花を摘み、その場に置いてその日あったことを話すようになった。
「お母さん、今日はね…」
「おい。」
いつものように母に語りかけていたある日、小夜の目の前に現れたのは高校二年の宇津井朔也だった。夏服の袖を捲り、白い肌に汗を滲ませながら小夜を上から見下ろしている。
「お前こんなところで何ブツブツ言ってんだ?」
「ご…」
「ご?」
「ごめんなさい…!」
小夜は怒られていると思い、目を瞑って怯え始めてしまった。それもそのはずだ。小学生から見た高校生は十分な大人であり、その大人に無愛想に話しかけられたら怯えてしまうのは当たり前だ。朔也は小夜の様子を見て、難しい顔をしながら無造作に後頭部を掻き、小夜の目線に合わせるようにしゃがんだ。
「そうじゃなくて、毎日クソ暑い中で何やってんだって聞いたんだ。」
「母に会いに…来てます。」
「母親?」
朔也は小夜の足元に置かれた小さな花を見て、小夜の顔をじっと見た。小夜は怯えた目で朔也を見ている。朔也は小夜の手をとった。
「俺の家に来い。近くの花屋だ。こんなとこに居たら熱中症になるぞ。」
朔也は小夜の手を引き、歩き始めた。
「嫌です!!」
朔也が一歩目を踏もうとした瞬間に、小夜は思いっきり朔也の手から自分の腕を抜いた。
「知らない人にはついて行ってはいけないと母に言われました!!!」
「うっ…不審者扱いかよ。」
「だから行きません!」
「じゃあ、俺のことを知ればいいんだな。」
「え?」
「白輪高校二年。宇津井朔也だ。お前は?」
「も…」
(お母さんに百目鬼ってバレちゃいけないって言われてるんだった。)
「小夜です…。」
「これでいいか?」
小夜は不満げな顔をしていたが、手は取らずに朔也の後をついて行くだけという条件でついて行った。
ーーーーーーーーーーーーーー
朔也の家である宇津井屋は歩いて一分もしない所にあった。店のドアを開けると一面に花が咲いており、小夜にとって初めての花屋だったため、花だらけの空間に大きな感動を受けた。
「ただいま。」
「おかえり…って、まあ可愛らしいお客さん。」
花と花の間から顔を出したのは人柄の良さそうな女性だった。
「いつもあそこの道にいた子供だよ。」
「あ~!最近変な子がいるって話があったね。」
「そう、その変な子。」
「変な子じゃないです!!」
「じゃあ、変なチビ。」
「背の順は後ろの方にいます!!」
朔也と小夜の掛け合いを見ていた女性は突然笑い始めた。
「二人とももう仲良くなったんだんね!いいことだよ!
私は清子っていうの。清子おばさんって呼んでね。」
「私は小夜って言います。」
「小夜ちゃんか。可愛い名前だね。…ところで小夜ちゃん、顔が赤くないかい?」
「え?」
朔也は小夜のおでこに手を置いた。
「お前、もう軽く熱中症になってんな。」
「え!」
「それは大変!すぐ冷やさなきゃ!朔也!冷蔵庫から水を持ってきてちょうだい。」
「分かった。」
小夜は二人にされるがままで、気づいたら宇津井屋の奥でぐっすり眠っていた。
「小夜ちゃんはどうしてあの道に?」
「母親がこの前の事故で死んだらしい。毎日母親に花を持ってきてるみたいだ。」
「そうなの…。きっと気疲れもあったのね…。」
「……。」
「あんた、良い子に育ったじゃない。しばらくはあの子の話し相手になってあげなさい。」
「……分かった。」
その日小夜は五時過ぎに帰ったため、佐藤や司波に心配され、祖父からは長い説教を受けた。次の日は案の定寝込むことになったが、それ以降は母に会いに行くだけでなく宇津井屋にも毎日通うようになった。朔也は店の手伝いをしながら、そんな小夜の面倒を見るようになった。いつしか二人は本当の兄弟のようになっていった。清子も小夜を本当の子どもと思って可愛がるようになった。
ーーーーーーーーーーーーーー
「チビ。」
「何?朔也くん。」
「お前の母親にあげてる花、どこのなんだ?」
「どこって、道端のだよ?」
「道端って…。
売れ残りの花があるから明日からはそれを母親にあげろよ。」
「でも、お金…」
「小学生に心配されるようなギリギリの経営はやってねぇよ。」
「…ありがとう、朔也くん。」
小夜は朔也に微笑みかけると、朔也はその愛らしさに顔を背けた。
「どうしたの?」
「なんでもねぇよ…」
朔也はずっと疑問に感じていた。小夜の母親が亡くなって一ヶ月も経っていない。それなのに小夜が目の前で涙を見せることはなかった。むしろずっと笑っているのが違和感で仕方なかった。大人でも親に死なれたらある程度の期間は辛い。小夜はまだ小学生。泣かずにいられるはずがない。朔也が抱いた違和感は日を追うごとに増えていった。
~ 二ヶ月後 ~
「朔也!」
「どうした?」
「小夜ちゃんが自転車とぶつかって…」
清子が言い終える前に朔也はエプロン姿のまま店を飛び出して行った。店を出るとすぐに左膝から血を流した小夜が立っていた。
「自転車に乗ってたおじいさんとぶつかって…」
「……早く入れ。手当てするから。」
朔也は棚から救急箱を取り出し、小夜の左膝の傷を手当てし始めた。
「朔也くん…」
「ん?痛いか?」
「うん。痛い。」
「我慢しろ。すぐ終わるから。」
「お母さんも…お母さんはもっと痛かったのかな。」
「…きっとな。」
「そうだよね。車でだもんね…。」
「……。」
「私ね、今日初めてお母さんのお墓に行ったんだよ。」
「…そうか。」
「急にお母さん死んじゃったんだって分かった気がして…。」
「……。」
「私ね。私……」
小夜の目から初めて大粒の涙が溢れた。やっと母の死を受け止めれた瞬間だった。朔也は手当てしていた手を止め、そっと小夜を抱きしめて背中をさすった。
「やっと泣いたな。お前ずっと泣かないから…。もっと周りに頼れ。な?」
いつになく優しい朔也の声に小夜は声を出して泣いた。まるで塞ぎ込んだ心の声が溢れ出るように流れる涙は朔也の服をも濡らした。
「お母さんに会いたいよ……」
その言葉で小夜を抱きしめていた朔也の力はより一層強くなった。
夏夜は山奥にある百目鬼家の御神体の近くに密かに埋葬されたため、小夜一人では墓参りができなかった。そのため、小夜は母に会いにいくつもりで母が亡くなった場所に毎日通った。野花を摘み、その場に置いてその日あったことを話すようになった。
「お母さん、今日はね…」
「おい。」
いつものように母に語りかけていたある日、小夜の目の前に現れたのは高校二年の宇津井朔也だった。夏服の袖を捲り、白い肌に汗を滲ませながら小夜を上から見下ろしている。
「お前こんなところで何ブツブツ言ってんだ?」
「ご…」
「ご?」
「ごめんなさい…!」
小夜は怒られていると思い、目を瞑って怯え始めてしまった。それもそのはずだ。小学生から見た高校生は十分な大人であり、その大人に無愛想に話しかけられたら怯えてしまうのは当たり前だ。朔也は小夜の様子を見て、難しい顔をしながら無造作に後頭部を掻き、小夜の目線に合わせるようにしゃがんだ。
「そうじゃなくて、毎日クソ暑い中で何やってんだって聞いたんだ。」
「母に会いに…来てます。」
「母親?」
朔也は小夜の足元に置かれた小さな花を見て、小夜の顔をじっと見た。小夜は怯えた目で朔也を見ている。朔也は小夜の手をとった。
「俺の家に来い。近くの花屋だ。こんなとこに居たら熱中症になるぞ。」
朔也は小夜の手を引き、歩き始めた。
「嫌です!!」
朔也が一歩目を踏もうとした瞬間に、小夜は思いっきり朔也の手から自分の腕を抜いた。
「知らない人にはついて行ってはいけないと母に言われました!!!」
「うっ…不審者扱いかよ。」
「だから行きません!」
「じゃあ、俺のことを知ればいいんだな。」
「え?」
「白輪高校二年。宇津井朔也だ。お前は?」
「も…」
(お母さんに百目鬼ってバレちゃいけないって言われてるんだった。)
「小夜です…。」
「これでいいか?」
小夜は不満げな顔をしていたが、手は取らずに朔也の後をついて行くだけという条件でついて行った。
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朔也の家である宇津井屋は歩いて一分もしない所にあった。店のドアを開けると一面に花が咲いており、小夜にとって初めての花屋だったため、花だらけの空間に大きな感動を受けた。
「ただいま。」
「おかえり…って、まあ可愛らしいお客さん。」
花と花の間から顔を出したのは人柄の良さそうな女性だった。
「いつもあそこの道にいた子供だよ。」
「あ~!最近変な子がいるって話があったね。」
「そう、その変な子。」
「変な子じゃないです!!」
「じゃあ、変なチビ。」
「背の順は後ろの方にいます!!」
朔也と小夜の掛け合いを見ていた女性は突然笑い始めた。
「二人とももう仲良くなったんだんね!いいことだよ!
私は清子っていうの。清子おばさんって呼んでね。」
「私は小夜って言います。」
「小夜ちゃんか。可愛い名前だね。…ところで小夜ちゃん、顔が赤くないかい?」
「え?」
朔也は小夜のおでこに手を置いた。
「お前、もう軽く熱中症になってんな。」
「え!」
「それは大変!すぐ冷やさなきゃ!朔也!冷蔵庫から水を持ってきてちょうだい。」
「分かった。」
小夜は二人にされるがままで、気づいたら宇津井屋の奥でぐっすり眠っていた。
「小夜ちゃんはどうしてあの道に?」
「母親がこの前の事故で死んだらしい。毎日母親に花を持ってきてるみたいだ。」
「そうなの…。きっと気疲れもあったのね…。」
「……。」
「あんた、良い子に育ったじゃない。しばらくはあの子の話し相手になってあげなさい。」
「……分かった。」
その日小夜は五時過ぎに帰ったため、佐藤や司波に心配され、祖父からは長い説教を受けた。次の日は案の定寝込むことになったが、それ以降は母に会いに行くだけでなく宇津井屋にも毎日通うようになった。朔也は店の手伝いをしながら、そんな小夜の面倒を見るようになった。いつしか二人は本当の兄弟のようになっていった。清子も小夜を本当の子どもと思って可愛がるようになった。
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「チビ。」
「何?朔也くん。」
「お前の母親にあげてる花、どこのなんだ?」
「どこって、道端のだよ?」
「道端って…。
売れ残りの花があるから明日からはそれを母親にあげろよ。」
「でも、お金…」
「小学生に心配されるようなギリギリの経営はやってねぇよ。」
「…ありがとう、朔也くん。」
小夜は朔也に微笑みかけると、朔也はその愛らしさに顔を背けた。
「どうしたの?」
「なんでもねぇよ…」
朔也はずっと疑問に感じていた。小夜の母親が亡くなって一ヶ月も経っていない。それなのに小夜が目の前で涙を見せることはなかった。むしろずっと笑っているのが違和感で仕方なかった。大人でも親に死なれたらある程度の期間は辛い。小夜はまだ小学生。泣かずにいられるはずがない。朔也が抱いた違和感は日を追うごとに増えていった。
~ 二ヶ月後 ~
「朔也!」
「どうした?」
「小夜ちゃんが自転車とぶつかって…」
清子が言い終える前に朔也はエプロン姿のまま店を飛び出して行った。店を出るとすぐに左膝から血を流した小夜が立っていた。
「自転車に乗ってたおじいさんとぶつかって…」
「……早く入れ。手当てするから。」
朔也は棚から救急箱を取り出し、小夜の左膝の傷を手当てし始めた。
「朔也くん…」
「ん?痛いか?」
「うん。痛い。」
「我慢しろ。すぐ終わるから。」
「お母さんも…お母さんはもっと痛かったのかな。」
「…きっとな。」
「そうだよね。車でだもんね…。」
「……。」
「私ね、今日初めてお母さんのお墓に行ったんだよ。」
「…そうか。」
「急にお母さん死んじゃったんだって分かった気がして…。」
「……。」
「私ね。私……」
小夜の目から初めて大粒の涙が溢れた。やっと母の死を受け止めれた瞬間だった。朔也は手当てしていた手を止め、そっと小夜を抱きしめて背中をさすった。
「やっと泣いたな。お前ずっと泣かないから…。もっと周りに頼れ。な?」
いつになく優しい朔也の声に小夜は声を出して泣いた。まるで塞ぎ込んだ心の声が溢れ出るように流れる涙は朔也の服をも濡らした。
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