前代未聞のトイレ異世界転移ファンタジー~うちのトイレは異次元でした。街中は勘弁してください。いや、そこもちょっと!~

本能寺から始める常陸之介寛浩

文字の大きさ
161 / 234

第157話:現代のカラオケボックスと歌臭い便器

しおりを挟む
 俺、佐藤太一、18歳。 
 この呪われたトイレに振り回される生活、もう慣れっこだけど毎回予想外だ。 
 昨日はカラオケボックスで「スナックもヤバすぎ!」って笑った。 
 今日は昼に食った怪しげな魔法学校の魔力パンケーキが腹の中で暴れてる。 
 青い「フワフワ!」した生地に、「ドロッ!」って謎のシロップかかってて、「ガブリ!」かじったら甘さと薬草臭が「ガツン!」と来た。 
「魔力が上がる!」って生徒に勧められたけど、腹が「グCHAグCHA!」って魔力暴走だ。 
 トイレに駆け込んで、ドアをガチャッと開けた瞬間――。 
「うおっ、魔術学校!?」 
 目の前には、異世界の魔術学校の教室。 
 石造りの壁が「ゴツゴツ!」と古び、窓から「ヒュウウ!」と風が吹き込んでる。 
 黒板が「ギシギシ!」と軋み、魔法陣が「キラキラ!」と光ってる。 
 机が「ズラリ!」と並び、紙とインクが「パラパラ!」と散らばってる。 
 遠くで魔法書が「バサバサ!」とページめくり、先生が「ガンガン!」と杖で黒板叩いてる。 
 生徒が「シュワシュワ!」と魔法詠唱し、空気が「モワモワ!」と歪んでる。 
 で、そこに生徒たちが「ムムム!」と集中してて、俺は便器ごと、その教室のど真ん中に「ドカッ!」と出現。 
「いや、マジかよ……魔術学校の授業中にトイレって、魔法臭すぎて笑えねえだろ!」 
 すぐ横では、ローブの生徒が「火球!」って「シュッ!」と魔法撃ち、火が「ボッ!」と揺れてる。 
 汗が「ジワジワ!」と額から滴り、汗と焦げたハーブの匂いが「ムワッ!」と漂う。 
 隣のメガネ生徒が「風よ!」って「フーッ!」と詠唱し、風が「ビュウ!」と吹き抜けてる。 
 汗で濡れた髪が「ペタッ!」と貼り付き、ハーブとインクの匂いが「モワン!」と混ざってる。 
 距離、ローブまで2メートル、メガネまで3メートルくらい。 
 魔法と汗と紙の匂いが鼻にガンガンくる。 
 教室の空気が熱くてムッとしてて、便器が石に「ギシッ!」と軋んでる。 
 こんな場面で用を足すとか、羞恥心が魔法の火球よりデカい。 
 魔法臭すぎて、心が「ドキドキ!」って締め付けられてる。 
 腹が限界だ。 
 パンケーキが「グCHAグCHA!」って暴れてる。 
 時間がない。 
「こんな魔術教室でミッションとか、心が羞恥と笑いで爆発しそう!」 
 先生が「集中しろ!」って「ガンガン!」叩き、生徒が「シュワッ!」と魔法撃つ中、俺は必死に腹に力を入れる。 
 火球が「ボッ!」と揺れ、紙が「パラパラ!」と舞って俺の便器に「ポタッ!」と落ちた。 
「うわ、紙まで絡むのかよ!」って内心ツッコむ。 
「おっ、おっ、おっ……頼む、出てくれ!」 
 その時、メガネ生徒が「ん?何か気配が…」って俺のすぐ横まで「トコトコ!」と近づいてきて、杖を「スッ!」と構えた。 
 やばい、気づかれる!? 
「魔物の気配か!?」って目を「ギラッ!」と光らせてる。 
 俺は慌てて息を止める。 
 でも見えてねえよな…よな? 
 その瞬間、風が「ビュウ!」って吹いて、魔法陣が「シュワッ!」と揺れ、紙が「ガシャン!」と便器に引っかかった。 
「うっ、紙まで絡むのかよ!」って汗だくで堪える。 
 ローブ生徒が「次だ!」って「シュッ!」と撃ち、先生が「合格!」って「ガンガン!」と叩いた。 
 教室の騒音に紛れて、俺の腹が「ぐぅうう!」って鳴った。 
 メガネが「魔物の音か!?」って「キョロキョロ!」と見回し、ローブが「風だろ!」って「ハハハ!」と笑った。 
 やばい、音でバレる!? 
「いや、風じゃねえ!パンケーキだよ!」って内心叫びながら、俺はさらに力む。 
 先生が「授業終わり!」って「ドン!」と叩いた瞬間――。 
 ぷすっ。 
「……ミッションクリアー」 
 光が「パッ!」と弾けて、俺はアパートの狭いトイレに戻ってきた。 
 換気扇の「ブーン!」って音が耳に優しく響き、便器がタイルに「カチッ!」と安定してる。 
 全身汗だくで、魔法臭とパンケーキの甘さが鼻にこびりついてる。 
 息を整えながら、俺は震える声で呟いた。 
「魔術学校で魔法臭全開って…不思議すぎて笑うしかねえだろ!パンケーキもヤバすぎ!」 
 腹はスッキリしたけど、心は魔法とコメディでグCHAグCHAだ。 
 トイレのドアをガタガタ震える手で閉めて、俺は床にへたり込んで「ハハハ!」って笑いが漏れた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート

谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。 “スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。 そして14歳で、まさかの《定年》。 6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。 だけど、定年まで残された時間はわずか8年……! ――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。 だが、そんな幸弘の前に現れたのは、 「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。 これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。 描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。

あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)

tomoharu
児童書・童話
え?こんな話絶対ありえない!作り話でしょと思うような話からあるある話まで幅広い範囲で物語を考えました!ぜひ読んでみてください!数年後には大ヒット間違いなし!! 作品情報【伝説の物語(都道府県問題)】【伝説の話題(あだ名とコミュニケーションアプリ)】【マーライオン】【愛学両道】【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】【トモレオ突破椿】など ・【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】とは、その話はさすがに言いすぎでしょと言われているほぼ実話ストーリーです。 小さい頃から今まで主人公である【紘】はどのような体験をしたのかがわかります。ぜひよんでくださいね! ・【トモレオ突破椿】は、公務員試験合格なおかつ様々な問題を解決させる話です。 頭の悪かった人でも公務員になれることを証明させる話でもあるので、ぜひ読んでみてください! 特別記念として実話を元に作った【呪われし◯◯シリーズ】も公開します! トランプ男と呼ばれている切札勝が、トランプゲームに例えて次々と問題を解決していく【トランプ男】シリーズも大人気! 人気者になるために、ウソばかりついて周りの人を誘導し、すべて自分のものにしようとするウソヒコをガチヒコが止める【嘘つきは、嘘治の始まり】というホラーサスペンスミステリー小説

生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!

mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの? ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。 力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる! ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。 読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。 誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。 流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。 現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇 此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。

「いっすん坊」てなんなんだ

こいちろう
児童書・童話
 ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。  自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・           

笑いの授業

ひろみ透夏
児童書・童話
大好きだった先先が別人のように変わってしまった。 文化祭前夜に突如始まった『笑いの授業』――。 それは身の毛もよだつほどに怖ろしく凄惨な課外授業だった。 伏線となる【神楽坂の章】から急展開する【高城の章】。 追い詰められた《神楽坂先生》が起こした教師としてありえない行動と、その真意とは……。

猫のモモタ

緒方宗谷
児童書・童話
モモタの出会う動物たちのお話。 毎月15日の更新です。 長編『モモタとママと虹の架け橋』が一番下にあります。完結済みです。

ノースキャンプの見張り台

こいちろう
児童書・童話
 時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。 進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。  赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。

会社員だった俺が試しに選挙に出てみたら当選して総理大臣になってしまった件 権力闘争編

もっちもっち
経済・企業
世界を混乱に貶めたパンデミック。 それは、民自党を救い、新革党を窮地に追いやった。 結果、新革党党首渦川俊郎は死に、古味良一達新革党は 民自党に吸収される。 そうして、紆余曲折はあったが、古味は緒川順子と結婚し、晴れて与党の政治家となる。 しかし、順風満帆と見えた古味たちに、今度は今までと違う、権力闘争という嵐が迫っていたのであった。 古味良一・・・新革党が吸収され、与党民自党の代議士になる。 古味順子・・・古味の妻兼後援会長。 水本上親・・・地域政党地方の風の党首。今や古味の一番の盟友(本人は結局町議に逆戻り)。息子がいる。 秋屋誠二・・・民自党の重鎮。次の政権を狙う。 水園寺義光・・・民自党の代議士。古味より上と思っている。 阿相元春・・・現内閣総理大臣。古味順子の実の父。 門関幸太郎 ・・・元内閣総理大臣にして政界十常侍の別格。

処理中です...