転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。

まゆら

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彼女はきっと猛獣使い!

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お姉さま!これ美味しいです!

「そうだな。絶妙な焼き加減だ!流石デイブ殿。ホロホロ鳥がこんなに美味しいとは知らなかったよ。」

「有り難うございます。ジュビアでも指折りの食通であるアマンダ様から誉められる事は食に携わる者としては得難い幸せ!」
 
パパ‥喜んでる。

ホロホロ鳥はそのまま食べても味気なくてしっくりこないんだけど、スパイスたっぷりの特製だれに1日漬け込むと美味しくなるんだよね。

お姉さまが気に入ってくれてよかった。
 

「ところで、ジルはどうした?見当たらぬようだが?」

「アマンダ様!実は先程、王からの命がありミレディア様と任務に向かいました。連絡が遅れて申し訳ございません。緊急でしたので。」

「あの二人が呼ばれるとは相当緊急な案件なのであろう。まぁ。二人なら大丈夫だ。アリアさん!私たちは気にせずに楽しもうか。」

はい。お姉さま!ジルさんとママなら大丈夫だと思いますから。

次はオークの燻製でも食べませんか?

サッと炙って熱々のところをひとくち食べてから、この泡々な麦酒をグイッと煽ると最高なんですよ。

「どれ頂こう。んっ?これはよいな。このオークの燻製中々美味しいではないか?これもデイブ殿の発案なのか?」

「それは、アーライの伝統食でして、うちに弟子入りしている者から作り方を教わりまして新鮮なオークが入った時に仕込んでおります。アマンダ様がお気に召されたのであれば本邸の料理長にレシピを渡しておきますよ。」

「そうしてくれると有難い!これは他にも色々使い道がありそうだからな。」

お姉さま?そんなに気に入ったんですか?

では、私がオークの燻製を使って作っている料理のレシピも一緒につけますね。

「アリアさんは本当に気がきくね。ジルはよい人と巡りあったもんだな。」

そんなことないですよ。お姉さまは誉めすぎです。

「私は思った通りに伝えただけだよ。今日のパーティーは使い魔も同伴なのだな。」

そうなんです。ジルさんとママが心配症で自分たちの使い魔をボディーガードに置いて行くので仲良しになりましていつも一緒なんですよ。

私もふもふが大好きなのでいつもはもふもふのままでいてもらってるんです。

今日で食事をするから人化してるんですけどね。

人化しているともふもふ出来なくて残念なんです‥

「そうか。もふもふが好きなんだな。私の使い魔はもふもふしてないんだが会ってみるか?」

会ってみたいです!もふもふじゃなくても!
 
「では、呼ぼうか。ミカよ。姿を現してもよいぞ。さっきから様子を探っていただろう?」


「呼んだかい?我が君。お願いだからミカはやめてくれないか?ミカエルで!と何回も云ってるんだが?」

お姉さま‥背中に翼があって教会に飾ってある絵姿とそっくり!

えっ?天使さま?

お姉さまの使い魔さんて‥

「アリアさんの想像通りなんだよ。私が召喚魔法を使ったらこれが間違って出たから仕方無く使い魔にしてるんだ。私だって可愛いもふもふが良かったのに‥」

お姉さま?ミカエルさんがションボリ
してますよ?

「お前にもオークの燻製を食べさせたいと思って呼んだのだが?」

「そうなのか?では、食べてみよう。」

仲良しだよね?

強くて格好いいのは確かだけど

私はやっぱりもふもふがいいな!

バーベキューはまだまだ続きそうですが今日はこの辺で!

◇◇◇◇

曲者揃いの登場人物と自分の思うがままに接してるアリアがある意味最強だと思うのです。

お姉さまの使い魔は召喚しちゃいけないやつが出ちゃったんだね。

強すぎたんだよ。きっと‥










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