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第4章 ジャンヌの西進
第73話 会見の後で
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格が違った。
軍事的な話ではない。
人間として、というべきだろうか。
常軌を逸している。そう言い換えてもいい。
生きている世界が違うというような、そんな乖離した世界観。
それは誉め言葉ではない。
生きている世界が違う。
そう、生者と死者くらい違う。地球人と宇宙人くらい違う。ミトコンドリアと哺乳類くらい違う。
だからこそ、話が通じなかったのもやむなきかなと思うわけだが。
「あーーーーーっ! くそったれ!」
喜志田の叫び声が高い天井に響く。
相手が出て行った途端、叫びをあげて机を蹴とばして暴れまくった。
その矛先が神像にまで及ぼうとしたところ、案内人の村の男をはじめとした護衛たちに止められていた。
これほど感情を表に出して取り乱す喜志田を見たのは初めてだ。
まぁ意外とプライド高いところあるからな。こいつ。
あんなドヤ顔しておいて、ぷぷっ君だれ?とか言われれば怒り狂うのも分からないでもない。
「アッキー、何してんの。さっさと行くよ。あの傲慢豊満増上慢女。真正面から打ち砕いて、首を切り飛ばさないと収まらない」
「物騒なこと言うなよ」
「てか何? さっきのアッキー。めっちゃ舐められてんじゃん。てかアッキーどんだけ無能なの? あんだけ好き放題言われっぱなしでさぁ! 唾吐かれまくってなんで黙ってんの? アッキー? ねぇアッキー、聞いてる? ねぇねぇねぇねぇ、アッキー!?」
おっと、こっちに飛び火した。
クロエがムッとした表情で一歩前に出ようとしたのを、俺は手で制すると、
「いや、舐められてもらった方がいい。そう判断して何も言わなかった」
「はぁ?」
「多分、あの人に俺たちの理屈は通じないよ。住んでいる――いや、見ている世界が違いすぎる」
「だからってそんなの――」
「いいんだよ。最後に勝てれば」
「…………アッキー、それで負けたらほんとプギャーでクソザコでクソださだよ?」
「ま、そうならないよう努力するさ」
正直、かなり言い訳が混じっているがそれでも本心だった。
何も言い返せなかった。
いや、論破できなかった。
彼女の論理は正しい。
この世界においては。
俺の理論も正しい。
元の世界においては。
どちらも正しい論理を持つ以上、議論は平行線になる。
それをぶち破ってこちらに引き寄せるのが、本来弁論豊かな人間のすることなのだが、俺はそれをしなかった。
文字通り、生きている世界が違ったからだ。
同じ世界ならば無理やりにでもこちらに引き込むことはできるだろう。
説破も論破もできるだろう。
だが、彼女は別の次元だ。
それはたとえ交わろうとも、決して触れ合わない世界。
死の世界にあるものを、生の世界に呼び戻すのは不可能な話。
黄泉平坂を境に、断絶された世界線。
だから黙った。
もはや何を言っても無駄ならば、後は戦略の話。
変に言葉を尽くしても、相手にこちらの情報を与えるだけだし、何より侮ってもらっていた方が後々よい。
この戦いにおける帝国軍のスタンスというのをしっかり見極められたわけだし。
だから黙った。
……別に苦し紛れの言い訳とかじゃないからね。本当だからね。
「分かったよアッキー。ほら、早く帰って作戦会議。あの帝国軍が城攻めするってんならその横からぶん殴るくらいの作戦は立てるよ。ユートピアなんてどうでもよくって、とにかく今はあの馬鹿女の方!」
握りこぶしを作って力説する喜志田に意外な思いを抱く。
まさかこんなにやる気になるとは……。
言い方は乱暴だが、彼の言は的を射ている。
外に向かって動けないユートピアは、打って出てくる可能性は低いし、放っておいても自滅する。
だから今は帝国軍を最小の犠牲でどうにかするのが先決。
そっちを撃退すれば、あとは煮るなり焼くなり、だ。
もちろんユートピアがこちらの思ってる程度の国家だという前提だけど。
さすが喜志田。
怒ってても物事の本質は見逃さない。
それに、ぶっちゃけ自分にとっては喜志田がやる気になってくれただけでありがたい。
それはつまりビンゴ軍を動かしくなるということで、俺の負担も減るからだ。
それから。
陣に戻って、作戦会議に入る。
とりあえず幹部級に会議の首尾を聞かせた。
帝国軍は首都攻略のために動くこと。
こちらには退去を命じてきたこと。
こちらから手出しをしなければ(おそらく)安全だろうこと。
「おい、これチャンスだろ。敵が城攻めしてる最中に横から突っ込めばいくら5万でも勝てる」
「ま、そうなるよな。てことはもちろん、向こうもそれを承知で待ち構えると思うんだけど。どうする、サカキ?」
「ど、どうするって……」
「おそらく3万で城攻め、2万でこちらを防ぐ。そんな陣立てじゃないかな。兵力は互角、いやまだあちらの方が上だ。さぁ、どうする?」
「う、うぅ……」
俺の反論にサカキは黙ってしまった。
「ま、それが定石だろうね。それにちょっとでもこっちが不利になれば、相手は1万を俺たちの横にぶつけるくらいはするよ」
そして喜志田のとどめでさらに小さくなってしまうサカキ。
だが何かを思いついたように、がばっと身を起こす。
「ならよ。首都にこもってる連中と協力しようぜ。あいつらにとっても帝国は敵だろ」
「それは無理じゃない? あっちが聞く耳もってくれればいいんだけど。なんせ王太子様をなんのためらいもなく殺したほどだし。もしかしたらいきなり襲ってくるかもねー」
「そこだな、一番の問題は」
新国家ユートピアとやらがどう動くかまったくわからない。
普通に考えれば出てこない。はず。
だが、あそこの城からはどこか言いしれようのない不気味さを感じさせるのだ。
さっきはユートピアなんてどうでもいいみたいに言ってたけど、やはり完全無視はできないだろう。
「そうそう、つまり完璧な3すくみ。関羽死亡後の三国志って感じ?」
うん、そういう俺にしか伝わらないたとえはやめれ。
「しかし……我らの同胞が戦っているのにその援護もできないとは……」
クロスが忸怩たる思いで言葉を吐き出す。
彼らにとっては複雑だろう。
自分たちと同じ国民が戦っている。
だがその彼らがその国の王様となる人物を殺してしまったのだから。
「とりあえずそこらへんの動きを見極めるまで動かない。それが今は最良の選択だと思ってる。焦るなって言っても難しいのはわかるけど、そのためにはまずはここの防備を完璧にしないと。ちょっかいをかけるにしてもそれからだな」
俺の出した結論に、皆が黙ってうなずく。
「さって、その間に俺は地形の調査でもするか。喜志田、ビンゴ軍は大丈夫か?」
「さぁね。今はこっちと一緒。南門をにらみながら陣を作ってるよ。帝国と戦うのはそれからって。ま、明日から雨っぽいからね。さっさと作れって急がせてる」
「雨……?」
「降るみたいだよ。今日も結構曇ってるから。そうだよね、グロス?」
「はっ。ここらは高地ということもあり、天気も崩れやすく。雲を見るに明日からしばらく降ったりやんだりが続くかと」
「あーあ。いやんなっちゃうよねぇ、雨とか。あの女の首を飛ばすチャンスだけど、本降りの中行くのも面倒だし。あっ、アッキーは地形調査だっけ。頑張ってー」
前言撤回。
……こいつ、ちょっとやる気出したと思ったらこれだよ。
そんな喜志田に反して、やる気満々なのはこいつら。
「隊長殿、ジャンヌ隊は雨の中でも全員行けます!」
「ええい、貴様が仕切るな! 隊長、ここは今日、完璧に護衛をこなした我々にお任せを!」
「あんたはついてきただけでしょーが! こちとら長時間の会議をばっちりこなしたんだからね!」
「はんっ! サールから聞いているぞ。お前は突っ立ったままで何もしてなかったとな!」
「サーーーールぅぅぅぅ!」
「はいはい……喧嘩すんなって」
こんな状況でも元気な奴らだ。
何も考えてないように思えるほどに。
……そんなわけないよな?
ちゃんと考えてるよな?
考えあっての行動だよな?
……はぁ、まぁいいや。
とりあえず、相手の動きを見る。
隙があればちょっかいを出す。
そんな完全に受け身な結論のまま、会議はお開きになった。
といってもそれ以上の良案は浮かばなかったわけで。
陣はなんとか寝泊りできるほどには様になり、その日は安心して眠ることができた。
そして翌日。
俺はこの攻城戦の悲惨さを、目の当たりにする。
軍事的な話ではない。
人間として、というべきだろうか。
常軌を逸している。そう言い換えてもいい。
生きている世界が違うというような、そんな乖離した世界観。
それは誉め言葉ではない。
生きている世界が違う。
そう、生者と死者くらい違う。地球人と宇宙人くらい違う。ミトコンドリアと哺乳類くらい違う。
だからこそ、話が通じなかったのもやむなきかなと思うわけだが。
「あーーーーーっ! くそったれ!」
喜志田の叫び声が高い天井に響く。
相手が出て行った途端、叫びをあげて机を蹴とばして暴れまくった。
その矛先が神像にまで及ぼうとしたところ、案内人の村の男をはじめとした護衛たちに止められていた。
これほど感情を表に出して取り乱す喜志田を見たのは初めてだ。
まぁ意外とプライド高いところあるからな。こいつ。
あんなドヤ顔しておいて、ぷぷっ君だれ?とか言われれば怒り狂うのも分からないでもない。
「アッキー、何してんの。さっさと行くよ。あの傲慢豊満増上慢女。真正面から打ち砕いて、首を切り飛ばさないと収まらない」
「物騒なこと言うなよ」
「てか何? さっきのアッキー。めっちゃ舐められてんじゃん。てかアッキーどんだけ無能なの? あんだけ好き放題言われっぱなしでさぁ! 唾吐かれまくってなんで黙ってんの? アッキー? ねぇアッキー、聞いてる? ねぇねぇねぇねぇ、アッキー!?」
おっと、こっちに飛び火した。
クロエがムッとした表情で一歩前に出ようとしたのを、俺は手で制すると、
「いや、舐められてもらった方がいい。そう判断して何も言わなかった」
「はぁ?」
「多分、あの人に俺たちの理屈は通じないよ。住んでいる――いや、見ている世界が違いすぎる」
「だからってそんなの――」
「いいんだよ。最後に勝てれば」
「…………アッキー、それで負けたらほんとプギャーでクソザコでクソださだよ?」
「ま、そうならないよう努力するさ」
正直、かなり言い訳が混じっているがそれでも本心だった。
何も言い返せなかった。
いや、論破できなかった。
彼女の論理は正しい。
この世界においては。
俺の理論も正しい。
元の世界においては。
どちらも正しい論理を持つ以上、議論は平行線になる。
それをぶち破ってこちらに引き寄せるのが、本来弁論豊かな人間のすることなのだが、俺はそれをしなかった。
文字通り、生きている世界が違ったからだ。
同じ世界ならば無理やりにでもこちらに引き込むことはできるだろう。
説破も論破もできるだろう。
だが、彼女は別の次元だ。
それはたとえ交わろうとも、決して触れ合わない世界。
死の世界にあるものを、生の世界に呼び戻すのは不可能な話。
黄泉平坂を境に、断絶された世界線。
だから黙った。
もはや何を言っても無駄ならば、後は戦略の話。
変に言葉を尽くしても、相手にこちらの情報を与えるだけだし、何より侮ってもらっていた方が後々よい。
この戦いにおける帝国軍のスタンスというのをしっかり見極められたわけだし。
だから黙った。
……別に苦し紛れの言い訳とかじゃないからね。本当だからね。
「分かったよアッキー。ほら、早く帰って作戦会議。あの帝国軍が城攻めするってんならその横からぶん殴るくらいの作戦は立てるよ。ユートピアなんてどうでもよくって、とにかく今はあの馬鹿女の方!」
握りこぶしを作って力説する喜志田に意外な思いを抱く。
まさかこんなにやる気になるとは……。
言い方は乱暴だが、彼の言は的を射ている。
外に向かって動けないユートピアは、打って出てくる可能性は低いし、放っておいても自滅する。
だから今は帝国軍を最小の犠牲でどうにかするのが先決。
そっちを撃退すれば、あとは煮るなり焼くなり、だ。
もちろんユートピアがこちらの思ってる程度の国家だという前提だけど。
さすが喜志田。
怒ってても物事の本質は見逃さない。
それに、ぶっちゃけ自分にとっては喜志田がやる気になってくれただけでありがたい。
それはつまりビンゴ軍を動かしくなるということで、俺の負担も減るからだ。
それから。
陣に戻って、作戦会議に入る。
とりあえず幹部級に会議の首尾を聞かせた。
帝国軍は首都攻略のために動くこと。
こちらには退去を命じてきたこと。
こちらから手出しをしなければ(おそらく)安全だろうこと。
「おい、これチャンスだろ。敵が城攻めしてる最中に横から突っ込めばいくら5万でも勝てる」
「ま、そうなるよな。てことはもちろん、向こうもそれを承知で待ち構えると思うんだけど。どうする、サカキ?」
「ど、どうするって……」
「おそらく3万で城攻め、2万でこちらを防ぐ。そんな陣立てじゃないかな。兵力は互角、いやまだあちらの方が上だ。さぁ、どうする?」
「う、うぅ……」
俺の反論にサカキは黙ってしまった。
「ま、それが定石だろうね。それにちょっとでもこっちが不利になれば、相手は1万を俺たちの横にぶつけるくらいはするよ」
そして喜志田のとどめでさらに小さくなってしまうサカキ。
だが何かを思いついたように、がばっと身を起こす。
「ならよ。首都にこもってる連中と協力しようぜ。あいつらにとっても帝国は敵だろ」
「それは無理じゃない? あっちが聞く耳もってくれればいいんだけど。なんせ王太子様をなんのためらいもなく殺したほどだし。もしかしたらいきなり襲ってくるかもねー」
「そこだな、一番の問題は」
新国家ユートピアとやらがどう動くかまったくわからない。
普通に考えれば出てこない。はず。
だが、あそこの城からはどこか言いしれようのない不気味さを感じさせるのだ。
さっきはユートピアなんてどうでもいいみたいに言ってたけど、やはり完全無視はできないだろう。
「そうそう、つまり完璧な3すくみ。関羽死亡後の三国志って感じ?」
うん、そういう俺にしか伝わらないたとえはやめれ。
「しかし……我らの同胞が戦っているのにその援護もできないとは……」
クロスが忸怩たる思いで言葉を吐き出す。
彼らにとっては複雑だろう。
自分たちと同じ国民が戦っている。
だがその彼らがその国の王様となる人物を殺してしまったのだから。
「とりあえずそこらへんの動きを見極めるまで動かない。それが今は最良の選択だと思ってる。焦るなって言っても難しいのはわかるけど、そのためにはまずはここの防備を完璧にしないと。ちょっかいをかけるにしてもそれからだな」
俺の出した結論に、皆が黙ってうなずく。
「さって、その間に俺は地形の調査でもするか。喜志田、ビンゴ軍は大丈夫か?」
「さぁね。今はこっちと一緒。南門をにらみながら陣を作ってるよ。帝国と戦うのはそれからって。ま、明日から雨っぽいからね。さっさと作れって急がせてる」
「雨……?」
「降るみたいだよ。今日も結構曇ってるから。そうだよね、グロス?」
「はっ。ここらは高地ということもあり、天気も崩れやすく。雲を見るに明日からしばらく降ったりやんだりが続くかと」
「あーあ。いやんなっちゃうよねぇ、雨とか。あの女の首を飛ばすチャンスだけど、本降りの中行くのも面倒だし。あっ、アッキーは地形調査だっけ。頑張ってー」
前言撤回。
……こいつ、ちょっとやる気出したと思ったらこれだよ。
そんな喜志田に反して、やる気満々なのはこいつら。
「隊長殿、ジャンヌ隊は雨の中でも全員行けます!」
「ええい、貴様が仕切るな! 隊長、ここは今日、完璧に護衛をこなした我々にお任せを!」
「あんたはついてきただけでしょーが! こちとら長時間の会議をばっちりこなしたんだからね!」
「はんっ! サールから聞いているぞ。お前は突っ立ったままで何もしてなかったとな!」
「サーーーールぅぅぅぅ!」
「はいはい……喧嘩すんなって」
こんな状況でも元気な奴らだ。
何も考えてないように思えるほどに。
……そんなわけないよな?
ちゃんと考えてるよな?
考えあっての行動だよな?
……はぁ、まぁいいや。
とりあえず、相手の動きを見る。
隙があればちょっかいを出す。
そんな完全に受け身な結論のまま、会議はお開きになった。
といってもそれ以上の良案は浮かばなかったわけで。
陣はなんとか寝泊りできるほどには様になり、その日は安心して眠ることができた。
そして翌日。
俺はこの攻城戦の悲惨さを、目の当たりにする。
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