432 / 627
第5章 帝国決戦
第2話 ジャンヌ、新年の抱負
しおりを挟む
今年中に終わらす。
なんて意気込んでみたものの、そう簡単にいくものじゃない現実の壁が立ちふさがっていた。
「んー、お金がない!」
あれー、なんか一昨年もこんな感じだった気がする。
まぁ国の財政なんて1年や2年ですぐに立ち直るようなものじゃないわけで。
新田開発やら貿易やら関税やらで上がる利が効果を発揮するのはもうちょっとかかるだろう。
それに兵も足りない。
現在、オムカ王国の正規軍としては1万5千くらい。
そこにクルレーンら傭兵に、南群の兵力をいれれば3万くらいにはなるが、クルレーンはともかく南群の兵は当てにできるかというとかなり怪しい。
去年の反乱のこともあり、しかもそこまで練度が高くないこともバレているので、きちんとした兵力になるのは時間がかかりそうだ。
もちろん募兵もしているが、これもまたゲームみたいに1か月で数百がドッと増えるものでもない。
しかも「集まれー」といってすぐ集まるものでもない。
大切なものを守りたいという気持ちがあるか、よほど強引な徴兵でもしない限り、人はそう簡単に兵になろうとしない。
それほどまでに人を殺す、あるいは殺されるという覚悟ができるわけないのだ。
だからこそ為政者は、善政に力を入れなければならないし、民衆に守りたいと思わせる何かを与えなければならない。
それもないのにただ「戦え」と命じるのは、恐怖政治による独裁以外の何物でもないと思う。
だからそのために独立をしてから産業の発展、治安の回復、そしてマリアの人気向上に力を砕いてきたわけだが……いかんせん時間が足りない。
さらにこの戦乱の時代。医療機関が発展途上のこの世界では、人口の減少が増加よりはるかに大きいのも後押ししている。
対する帝国はまだ数十万規模の兵力を有しているという。
あれだけ叩いてやったのに、チートじゃないか? 本当いい加減にしろと思う。これが歴史と宗教と土地の差なのか。
というわけで今年中に終わらす、なんて言ってはいるけど実はそんなことも言ってられない状態だったりする。
起きたとしても小競り合い程度で、この年は、ここ数年で一番平和な時期が続くんじゃないかと思ったりした。
とはいえ、もちろんただ手をこまねいているだけではない。
「キシュ地区の戸籍、あがってきてないぞ。それから全国の災害情報まとめはどうなってる? 有事の時に対処するために、今のうちにやっとくんでしょ!」
「商人のトラブル多いぞ。ってか、こんな当事者で話し合いがつくレベルのを上げてくるなよ! 裁判官はそこらへん裁量あるんだからやれるでしょ。え? 基準がない? なんのための法律!」
「フィルフ王国からの使者? 外交担当官が応対してよ。ただ話は聞くだけ聞いて、内容全部まとめて。分かりやすいように。え? なんで? 女王様が決議するからだよ!」
はぁ……とまぁ大わらわなわけで。
これまで内政をおろそかにしていたせいで、積もりに積もった案件が火を噴いていた。
こういうのは宰相とその直属の仕事で、俺の政治力低いんだけどなぁ……。
一応現在の宰相は今も謹慎中ということで、そこら辺のしわ寄せがここまで来ることになったのは何という皮肉か。
それにしても帝国支配の時代が長かったのも痛い。
元の世界ならある程度のノウハウが蓄積されて、各地方自治体にも対応の準備ができたりしているのだが、言い方は悪いがおままごとでもやってるのか、というくらい動きが悪かったりする時がある。
帝国に対するイエスマンであることが、この国から政治的思考能力を奪ってしまったのだろう。
俺ごときの政治力で回ってるのがその証左だ。
不意にコトッと、机に何かが置かれた。
見ればイッガーが紅茶の入ったカップを差し出してくれていたようだ。
「ありがとう……けど、何も言わずに出すのやめてくれ」
「あ、はぁ……すみません」
すみません、か。
なんだかあの男を思い出してちょっと鬱になる。
「大変、ですね」
「まぁな。今が大事だからな」
「そうなんですか。戦いがないのに?」
「戦いがないからこそ、だよ。戦いは準備の段階ですべてが決まる」
超有名な戦国大名の武田信玄は、『戦わず勝つのが兵法』という方針のもとに領土を広げていった。
また、同じ戦国大名で中国地方を制覇した毛利元就は、『謀多きは勝ち、少なきは負ける』という言葉を残している。
おそらく彼らはおなじみの『孫子の兵法』にある『算多きは勝ち、算少なきは勝たず』から取ってきたものだろうが、それらすべてに共通するのが準備の重要さだ。
すなわち謀、もとい算とは作戦だけでなく、兵の士気、補給路の確保、大将の器量、国際情勢、地形、天候、季節など様々な勝つための条件のことを言い、それらがすべて十全に機能すれば勝ちは得やすい、果ては戦わずに勝つことができるということだ。
どれだけ大軍であっても、大将が何も考えずに突撃するだけだったり、兵のやる気がなかったり、追い風の豪雨の中だったり、食料がなくなったり、本国で反乱が起きてたり、軍の中に裏切者がいたりすれば勝てるものも勝てない。
現代ビジネスにも通じるこの思想は、なんも考えずに突っ込むと負けるということを厳しくいさめている。
また、これは別に味方だけ準備を進めるべき、という話ではない。
逆に言えば敵の算を少なくすれば、こちらが劣勢でも勝つことはできるのだ。
すなわち謀略。
敵国および周辺国に働きかけ、敵の準備を妨害するのだ。
正直、あまり得意でない分野だけど、考えられることはある。
流言、寝がえり、買収、謀反、焼き討ち、暗殺、扇動、離間、などなど。
そこまで考えて、それらが大好きそうな人間がいたので、そこらへんは全部あの男に任せることにした。
もちろん、今のあの男――マツナガに全権を与えることはできないので、そこの元締めをイッガーにやってもらっている。
それで時たまその進捗をこうして報告に来てくれるわけで。
「それで、あいつはどうしてる?」
「はぁ……えっと、帝国の大臣に接触してます。穏健派には講和の交渉を内々に進め、過激派には自分が裏切ることを約束して軍事行動を起こさせようとしてます。そのせいで今、帝国の上層部は真っ二つです。それと各地の貴族階級に接触して、今の皇帝は馬鹿なのであなたが立つべきです、オムカはそれを援助します、みたいな感じで吹聴しまくってます」
「仕事はやっ! てかやることえげつな!」
「はい。正直、自分も引きました」
もちろん全部嘘だ。
けどそれを顔色変えずやって、それを相手に信じ込ませるのがあのマツナガという男。
やっぱあいつ有能なんだよなぁ。
裏切りっ気が多いだけで。
まさに名前の通り、織田信長に2度も反旗を翻した松永弾正久秀じゃないか。
……まさかそのマツナガじゃないよな? 本名だよな?
ある意味、この時間稼ぎはうちらにとってはうってつけの策だ。
もちろん帝国にも準備の時間を与えることになるが、今のうちらの兵力では本当にどうしようもないのでこちらの方がメリットが大きい。
テストでも90点を100点にするより、0点を50点にする方が上がり幅が大きいのに簡単という理屈だ。
「とりあえずそれで時間を稼いで、うちらの準備ができるのを待つしかないな……半年か、あるいは年末になるかなぁ」
「そんなかかりますか」
「かかるだろうねぇ」
なにせこの国は一昨年にできたばかりなのだ。
帝国の搾取体系から脱却したものの、それまでは帝国依存の状態だったので、しっかりとした体系が出来上がっていない。
そのくせ、去年、一昨年と戦争続きだったのだから、国政が一向に定まらないのは仕方ない。
だからこの台風の目とも言うべき、凪の時間に内政を一気に立て直す必要がある。
それと合わせて戦の準備をしなくちゃいけないのだから……体がいくつあっても足りない。
「とりあえずマツナガはそのままで。あと帝国周辺の諜報は随時頼む。あとは領内に来た新しいプレイヤーの保護と……ふぅぅぅぅ……」
「了解です。えっと……寝てます?」
「寝てる……寝てるさ」
「寝るのと落ちるのとじゃ……違いますよ?」
「ぐっ……」
まぁその通り。
最近、この執務室でいつの間にか寝てることもあるし、家に帰ってクロエの料理を食べている最中に意識が飛ぶこともある。
一昨年の発熱、去年の怪我で自分が離脱することにより起こる迷惑は分かってるはずなのになぁ。
「今度、ハーブティー……持ってきます。ゆっくり、眠れるでしょうから」
「ん……ありがとう」
「いえ」
イッガーがはにかみながら、会釈するとそのまま部屋を出て行こうとする。
それを遮るように、ノックの音がした。
あぁ、もうこんな時間か。
「失礼します、ジャンヌ様」
「来たか」
入ってきたのはジルを筆頭に、サカキ、ブリーダ、クルレーンという軍のトップの面々がそろって、俺の執務室を訪ねてきた。
もちろん俺が呼んだわけで、今日はこれがメインだったりする。
「じゃあ、始めるか。軍制改革を」
なんて意気込んでみたものの、そう簡単にいくものじゃない現実の壁が立ちふさがっていた。
「んー、お金がない!」
あれー、なんか一昨年もこんな感じだった気がする。
まぁ国の財政なんて1年や2年ですぐに立ち直るようなものじゃないわけで。
新田開発やら貿易やら関税やらで上がる利が効果を発揮するのはもうちょっとかかるだろう。
それに兵も足りない。
現在、オムカ王国の正規軍としては1万5千くらい。
そこにクルレーンら傭兵に、南群の兵力をいれれば3万くらいにはなるが、クルレーンはともかく南群の兵は当てにできるかというとかなり怪しい。
去年の反乱のこともあり、しかもそこまで練度が高くないこともバレているので、きちんとした兵力になるのは時間がかかりそうだ。
もちろん募兵もしているが、これもまたゲームみたいに1か月で数百がドッと増えるものでもない。
しかも「集まれー」といってすぐ集まるものでもない。
大切なものを守りたいという気持ちがあるか、よほど強引な徴兵でもしない限り、人はそう簡単に兵になろうとしない。
それほどまでに人を殺す、あるいは殺されるという覚悟ができるわけないのだ。
だからこそ為政者は、善政に力を入れなければならないし、民衆に守りたいと思わせる何かを与えなければならない。
それもないのにただ「戦え」と命じるのは、恐怖政治による独裁以外の何物でもないと思う。
だからそのために独立をしてから産業の発展、治安の回復、そしてマリアの人気向上に力を砕いてきたわけだが……いかんせん時間が足りない。
さらにこの戦乱の時代。医療機関が発展途上のこの世界では、人口の減少が増加よりはるかに大きいのも後押ししている。
対する帝国はまだ数十万規模の兵力を有しているという。
あれだけ叩いてやったのに、チートじゃないか? 本当いい加減にしろと思う。これが歴史と宗教と土地の差なのか。
というわけで今年中に終わらす、なんて言ってはいるけど実はそんなことも言ってられない状態だったりする。
起きたとしても小競り合い程度で、この年は、ここ数年で一番平和な時期が続くんじゃないかと思ったりした。
とはいえ、もちろんただ手をこまねいているだけではない。
「キシュ地区の戸籍、あがってきてないぞ。それから全国の災害情報まとめはどうなってる? 有事の時に対処するために、今のうちにやっとくんでしょ!」
「商人のトラブル多いぞ。ってか、こんな当事者で話し合いがつくレベルのを上げてくるなよ! 裁判官はそこらへん裁量あるんだからやれるでしょ。え? 基準がない? なんのための法律!」
「フィルフ王国からの使者? 外交担当官が応対してよ。ただ話は聞くだけ聞いて、内容全部まとめて。分かりやすいように。え? なんで? 女王様が決議するからだよ!」
はぁ……とまぁ大わらわなわけで。
これまで内政をおろそかにしていたせいで、積もりに積もった案件が火を噴いていた。
こういうのは宰相とその直属の仕事で、俺の政治力低いんだけどなぁ……。
一応現在の宰相は今も謹慎中ということで、そこら辺のしわ寄せがここまで来ることになったのは何という皮肉か。
それにしても帝国支配の時代が長かったのも痛い。
元の世界ならある程度のノウハウが蓄積されて、各地方自治体にも対応の準備ができたりしているのだが、言い方は悪いがおままごとでもやってるのか、というくらい動きが悪かったりする時がある。
帝国に対するイエスマンであることが、この国から政治的思考能力を奪ってしまったのだろう。
俺ごときの政治力で回ってるのがその証左だ。
不意にコトッと、机に何かが置かれた。
見ればイッガーが紅茶の入ったカップを差し出してくれていたようだ。
「ありがとう……けど、何も言わずに出すのやめてくれ」
「あ、はぁ……すみません」
すみません、か。
なんだかあの男を思い出してちょっと鬱になる。
「大変、ですね」
「まぁな。今が大事だからな」
「そうなんですか。戦いがないのに?」
「戦いがないからこそ、だよ。戦いは準備の段階ですべてが決まる」
超有名な戦国大名の武田信玄は、『戦わず勝つのが兵法』という方針のもとに領土を広げていった。
また、同じ戦国大名で中国地方を制覇した毛利元就は、『謀多きは勝ち、少なきは負ける』という言葉を残している。
おそらく彼らはおなじみの『孫子の兵法』にある『算多きは勝ち、算少なきは勝たず』から取ってきたものだろうが、それらすべてに共通するのが準備の重要さだ。
すなわち謀、もとい算とは作戦だけでなく、兵の士気、補給路の確保、大将の器量、国際情勢、地形、天候、季節など様々な勝つための条件のことを言い、それらがすべて十全に機能すれば勝ちは得やすい、果ては戦わずに勝つことができるということだ。
どれだけ大軍であっても、大将が何も考えずに突撃するだけだったり、兵のやる気がなかったり、追い風の豪雨の中だったり、食料がなくなったり、本国で反乱が起きてたり、軍の中に裏切者がいたりすれば勝てるものも勝てない。
現代ビジネスにも通じるこの思想は、なんも考えずに突っ込むと負けるということを厳しくいさめている。
また、これは別に味方だけ準備を進めるべき、という話ではない。
逆に言えば敵の算を少なくすれば、こちらが劣勢でも勝つことはできるのだ。
すなわち謀略。
敵国および周辺国に働きかけ、敵の準備を妨害するのだ。
正直、あまり得意でない分野だけど、考えられることはある。
流言、寝がえり、買収、謀反、焼き討ち、暗殺、扇動、離間、などなど。
そこまで考えて、それらが大好きそうな人間がいたので、そこらへんは全部あの男に任せることにした。
もちろん、今のあの男――マツナガに全権を与えることはできないので、そこの元締めをイッガーにやってもらっている。
それで時たまその進捗をこうして報告に来てくれるわけで。
「それで、あいつはどうしてる?」
「はぁ……えっと、帝国の大臣に接触してます。穏健派には講和の交渉を内々に進め、過激派には自分が裏切ることを約束して軍事行動を起こさせようとしてます。そのせいで今、帝国の上層部は真っ二つです。それと各地の貴族階級に接触して、今の皇帝は馬鹿なのであなたが立つべきです、オムカはそれを援助します、みたいな感じで吹聴しまくってます」
「仕事はやっ! てかやることえげつな!」
「はい。正直、自分も引きました」
もちろん全部嘘だ。
けどそれを顔色変えずやって、それを相手に信じ込ませるのがあのマツナガという男。
やっぱあいつ有能なんだよなぁ。
裏切りっ気が多いだけで。
まさに名前の通り、織田信長に2度も反旗を翻した松永弾正久秀じゃないか。
……まさかそのマツナガじゃないよな? 本名だよな?
ある意味、この時間稼ぎはうちらにとってはうってつけの策だ。
もちろん帝国にも準備の時間を与えることになるが、今のうちらの兵力では本当にどうしようもないのでこちらの方がメリットが大きい。
テストでも90点を100点にするより、0点を50点にする方が上がり幅が大きいのに簡単という理屈だ。
「とりあえずそれで時間を稼いで、うちらの準備ができるのを待つしかないな……半年か、あるいは年末になるかなぁ」
「そんなかかりますか」
「かかるだろうねぇ」
なにせこの国は一昨年にできたばかりなのだ。
帝国の搾取体系から脱却したものの、それまでは帝国依存の状態だったので、しっかりとした体系が出来上がっていない。
そのくせ、去年、一昨年と戦争続きだったのだから、国政が一向に定まらないのは仕方ない。
だからこの台風の目とも言うべき、凪の時間に内政を一気に立て直す必要がある。
それと合わせて戦の準備をしなくちゃいけないのだから……体がいくつあっても足りない。
「とりあえずマツナガはそのままで。あと帝国周辺の諜報は随時頼む。あとは領内に来た新しいプレイヤーの保護と……ふぅぅぅぅ……」
「了解です。えっと……寝てます?」
「寝てる……寝てるさ」
「寝るのと落ちるのとじゃ……違いますよ?」
「ぐっ……」
まぁその通り。
最近、この執務室でいつの間にか寝てることもあるし、家に帰ってクロエの料理を食べている最中に意識が飛ぶこともある。
一昨年の発熱、去年の怪我で自分が離脱することにより起こる迷惑は分かってるはずなのになぁ。
「今度、ハーブティー……持ってきます。ゆっくり、眠れるでしょうから」
「ん……ありがとう」
「いえ」
イッガーがはにかみながら、会釈するとそのまま部屋を出て行こうとする。
それを遮るように、ノックの音がした。
あぁ、もうこんな時間か。
「失礼します、ジャンヌ様」
「来たか」
入ってきたのはジルを筆頭に、サカキ、ブリーダ、クルレーンという軍のトップの面々がそろって、俺の執務室を訪ねてきた。
もちろん俺が呼んだわけで、今日はこれがメインだったりする。
「じゃあ、始めるか。軍制改革を」
0
あなたにおすすめの小説
Re:攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。【第一部新生版】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
剣と魔法が交差する世界——。
ある男女のもとに、一人の赤子が生まれた。
その名は、アスフィ・シーネット。
魔法の才能を持たなければ、生き残ることすら厳しい世界。
彼は運よく、その力を授かった。
だが、それは 攻撃魔法ではなく、回復魔法のみだった。
戦場では、剣を振るうことも、敵を討つこともできない。
ただ味方の傷を癒やし、戦いを見届けるだけの存在。
——けれど、彼は知っている。
この世界が、どこへ向かうのかを。
いや、正しくは——「思い出しつつある」。
彼は今日も、傷を癒やす。
それが”何度目の選択”なのかを、知ることもなく。
※これは第一部完結版です。
聖女を追放した国の物語 ~聖女追放小説の『嫌われ役王子』に転生してしまった。~
猫野 にくきゅう
ファンタジー
国を追放された聖女が、隣国で幸せになる。
――おそらくは、そんな内容の小説に出てくる
『嫌われ役』の王子に、転生してしまったようだ。
俺と俺の暮らすこの国の未来には、
惨めな破滅が待ち構えているだろう。
これは、そんな運命を変えるために、
足掻き続ける俺たちの物語。
追放もの悪役勇者に転生したんだけど、パーティの荷物持ちが雑魚すぎるから追放したい。ざまぁフラグは勘違いした主人公補正で無自覚回避します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ざまぁフラグなんて知りません!勘違いした勇者の無双冒険譚
ごく一般的なサラリーマンである主人公は、ある日、異世界に転生してしまう。
しかし、転生したのは「パーティー追放もの」の小説の世界。
なんと、追放して【ざまぁされる予定】の、【悪役勇者】に転生してしまったのだった!
このままだと、ざまぁされてしまうが――とはならず。
なんと主人公は、最近のWeb小説をあまり読んでおらず……。
自分のことを、「勇者なんだから、当然主人公だろ?」と、勝手に主人公だと勘違いしてしまったのだった!
本来の主人公である【荷物持ち】を追放してしまう勇者。
しかし、自分のことを主人公だと信じて疑わない彼は、無自覚に、主人公ムーブで【ざまぁフラグを回避】していくのであった。
本来の主人公が出会うはずだったヒロインと、先に出会ってしまい……。
本来は主人公が覚醒するはずだった【真の勇者の力】にも目覚めてしまい……。
思い込みの力で、主人公補正を自分のものにしていく勇者!
ざまぁフラグなんて知りません!
これは、自分のことを主人公だと信じて疑わない、勘違いした勇者の無双冒険譚。
・本来の主人公は荷物持ち
・主人公は追放する側の勇者に転生
・ざまぁフラグを無自覚回避して無双するお話です
・パーティー追放ものの逆側の話
※カクヨム、ハーメルンにて掲載
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった
盛平
ファンタジー
パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人からは忌子といわれ、孤独な生活をおくっていた。この世界では十歳になると、神さまから一つだけ魔法を授かる事ができる。パティは神さまに願った。ずっと側にいてくれる友達をくださいと。
神さまが与えてくれた友達は、犬、猫、インコ、カメだった。友達は魔法でパティのお願いを何でも叶えてくれた。
パティは友達と一緒に冒険の旅に出た。パティの生活環境は激変した。パティは究極の妹属性だったのだ。冒険者協会の美人受付嬢と美女の女剣士が、どっちがパティの姉にふさわしいかケンカするし、永遠の美少女にも気に入られてしまう。
ぼっち少女の愛されまくりな旅が始まる。
勇者をしている者なんですけど、キモデブ装甲のモブAにチェンジ魔法を使われて、身体が入れ替わった!? ありがとうモブA!やっと解放された!
くらげさん
ファンタジー
雑草のように湧いてくる魔王の討伐を1000年のあいだ勇者としてこなしてきたら、キモデブ装甲のモブAに身体を取られてしまった。
モブAは「チェンジ魔法」のユニークスキル持ちだった。
勇者は勇者を辞めたかったから丁度良かったと、モブAに変わり、この姿でのんびり平和に暮らして行こうと思った。
さっそく家に帰り、妹に理由を話すと、あっさりと信じて、勇者は妹が見たかった景色を見せてやりたいと、1000年を取り戻すような旅に出掛けた。
勇者は勇者の名前を捨てて、モブオと名乗った。
最初の街で、一人のエルフに出会う。
そしてモブオはエルフが街の人たちを殺そうとしていると気付いた。
もう勇者じゃないモブオは気付いても、止めはしなかった。
モブオは自分たちに関係がないならどうでもいいと言って、エルフの魔王から二週間の猶予を貰った。
モブオは妹以外には興味なかったのである。
それから妹はエルフの魔王と仲良くなり、エルフと別れる夜には泣き止むのに一晩かかった。
魔王は勇者に殺される。それは確定している。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる