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第5章 帝国決戦
閑話8 長浜杏(エイン帝国大将軍)
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最近、帝都も騒がしくなった。
見知らぬ人が増え、それに対する商売がにぎわって活気に溢れているのだ。
僕様はその理由を知っている。
帝国の各地に所領を持つ貴族様たちが軍を率いて帝都に集まってきたから。
その数、号して50万。その内実は20万とちょっとだろう。
もちろんそれだけの人間が新たに居住する場所など帝都にはなく、近くの農村に押し入るか、城外にテントを張ってそこで彼らは暮らしている。
ただそれは奴隷や農民といった最下級の歩兵で、領主や将軍クラスとなると帝都内に立派な屋敷を持っているので、暮らしぶりは悪くないという。
正直、胸糞案件だった。
そんな身分的な差別意識に?
いや、それほど聖人君子の思想を持っちゃいない。
あるのは矜持。
元帥や僕様を頼みにせず、皇帝が勝手に領主を結集してオムカを討とうとしている、その抜け駆け同然の所業に、内心イラついていた。
そしてその思いは、元帥に呼ばれたことで倍化した。
「ついていけって? 僕様に?」
彼女の執務室。
質素ながらも整然とした部屋の応接間で、紅茶と共に元帥は受け入れがたい話を出してきた。
「ああ。頼めるのは杏しかいない」
「そうは言ってもねぇ……」
元帥が言うにはこうだ。
この親征。
負けはまだしも、皇帝の身は守らなければならない。
さらに行軍や軍略など知らない貴族様に、戦い方を教えてやらなければならない。
20万以上の兵が移動するだけで、補給路の確保や野営の場所取り、軍内の規律や略奪など問題はかなり多く出るだろう。
それを慣れた誰かがついていって管理すべきだという。
「それが僕様ってわけ?」
正直気乗りしない。
あの皇帝とか、名君に見えてただの阿呆だし、貴族なんて血統をひけらかして僕様たちを虫けらのようにしか見ていない連中の面倒なんてやってられない。
「てか元帥が行けばいいじゃん。そこらへんの扱い、僕様よりずっとうまいでしょ」
皇帝や貴族どもの扱いにせよ、感情を表に出さないことにせよ。
「残念だがそうはいかない。私が帝都を空けてしまえば、シータが来る」
「それなら別に僕様が残ればよくない?」
「それだけではない。私が軍中にいれば、指示系統が2つになってしまう。それははなから勝ち目の薄いこの遠征に、さらなる負の要素をたすだけになる」
「それなら別に僕様も……って、元帥、今すごいことさらっと言わなかった?」
勝ち目が薄いとか。
外で言えば、不敬罪とか言われそうだ。
「ああ言った。私はこの遠征。7割は失敗に終わると考えている」
「それはなぜ?」
「敵にあのジャンヌ・ダルクがいるからだ」
うわぉ。すごい理屈。
ま、分からなくないけど。
「それに――私以外で、あのジャンヌ・ダルクに勝てる者はいない」
うわぉ。すごい自信。
けど若干それってカッチーンと来るよね?
「それって僕様じゃ勝てないってこと?」
「一度は負けただろう?」
「負けてませんー! あれは退いてあげたんですー! だから引き分けですー! てか元帥だって負けてるじゃん!」
「確かに、な。だがあの双子が籠る首都を落とそうとしている中、横やりを受けたんだ。誰でもああなる」
「それって負け惜しみじゃない?」
「惜しんではいない。ただ事実としてそうあるだけだ」
へーへー、元帥はほんと元帥だよねぇ。
まぁいいや。あのジャンヌ・ダルクが相手なら、次は勝つと思っても100%断言できるものじゃないし。
「つまり負けるだろう戦から、皇帝を守れって?」
「兵の損耗も少なくしてほしい」
「無茶言うなぁ、元帥は!」
つまり補給路の確保に、行軍中の監督、もめごとの仲裁をして、皇帝や大貴族様には気持ちよく負けてもらって、それでなお兵の損耗を抑え、かつ皇帝を守って帰って来いと。
無茶ぶりにもほどがある。
「一応、煌夜のメンツもあるからな。来たるべき戦いの時には兵は1人でも多い方がいい」
「来たるべき、ねぇ」
それがジャンヌ・ダルクとの戦いのことなのか、煌夜ちんが言っている女神との戦いとのことなのか。
分からない。自分が分かる必要はない、とも思う。
「正直、そういったことを考えて戦うのは私には無理だ。だから杏に頼んでいるんだ」
まぁそうだよね。
元帥はただしたい戦いをするって感じだし。
はぁ、しょうがない、か。
元帥に頭を下げさせたということにしておこう。
「分かったよ。ミカンちゃん」
少し皮肉を込めて言ってみた。
この距離、この位置。机を挟んだこの状態なら、スキルでその瞬間を間違わなければ初撃はかわせる。
そう思った。
だが、元帥は少し目を見開いて、少し頬を赤らめて(あ、かわいい)不機嫌そうに、
「…………今日だけは許す」
うわーお。
これは大事件だ。
天変地異だ。
明日は槍が降るぞ。
元帥がこんなに素直なんて。
もうちょっとからかってやりたい。
けど、まぁいいや。
これ以上元帥をおちょくっても、決定には変わりないだろうし。
「うちの5万、連れてくよ?」
「ああ、それで構わない」
「けど、間違って勝っちゃうかもよ? さすがに30万の暴力はすさまじいからね」
「そこは問題ない。オムカが負けたらそれまでの人物だった、ということだ」
「随分買ってるんだね、あのジャンヌ・ダルクっての」
正直、自分には憎悪しかないわけだけど。
「別に。取るにたらないただの甘い子供だ」
「なら別に放っておいても――」
「だが、あの智謀。あるいは未だ途上なのかもしれない。その力が花開くとき……私の求める戦いができるのではないか。そう思えるのだよ」
「相変わらず真面目だねぇ」
「私にはこの生き方しかできないからな」
「ある意味羨ましいよ、元帥が」
「私も、杏の生き方は好ましい」
「そうかい」
「そうだ」
苦笑する。
思えば元帥とも3年以上の付き合いになる。
あの時はまさか自分がこんな立場になるとは思わなかったけど。
それでも今は、そんなに悪くはない。
「ま、了解した、と言っておこうか。これでも元帥の部下だからね」
「ああ。頼む」
「はいはーい。けど、気に食わない貴族様を殴っちゃったりしたら、ごめんね」
「謝ることじゃない。存分にやってくれ」
責任は自分が取るってか?
かっくいーね。
ま、そこまえ迷惑かけられないからほどほどにしておこう。
「じゃあ、行ってくるよ」
「ああ、また、な」
またな、か。
元帥らしい。
しかし、30万の大軍がオムカを蹂躙する。
その光景が真となるか否かは、ひとえに僕様にかかってるとなると、どこか高揚とした気分にもなろうってもんだ。
見知らぬ人が増え、それに対する商売がにぎわって活気に溢れているのだ。
僕様はその理由を知っている。
帝国の各地に所領を持つ貴族様たちが軍を率いて帝都に集まってきたから。
その数、号して50万。その内実は20万とちょっとだろう。
もちろんそれだけの人間が新たに居住する場所など帝都にはなく、近くの農村に押し入るか、城外にテントを張ってそこで彼らは暮らしている。
ただそれは奴隷や農民といった最下級の歩兵で、領主や将軍クラスとなると帝都内に立派な屋敷を持っているので、暮らしぶりは悪くないという。
正直、胸糞案件だった。
そんな身分的な差別意識に?
いや、それほど聖人君子の思想を持っちゃいない。
あるのは矜持。
元帥や僕様を頼みにせず、皇帝が勝手に領主を結集してオムカを討とうとしている、その抜け駆け同然の所業に、内心イラついていた。
そしてその思いは、元帥に呼ばれたことで倍化した。
「ついていけって? 僕様に?」
彼女の執務室。
質素ながらも整然とした部屋の応接間で、紅茶と共に元帥は受け入れがたい話を出してきた。
「ああ。頼めるのは杏しかいない」
「そうは言ってもねぇ……」
元帥が言うにはこうだ。
この親征。
負けはまだしも、皇帝の身は守らなければならない。
さらに行軍や軍略など知らない貴族様に、戦い方を教えてやらなければならない。
20万以上の兵が移動するだけで、補給路の確保や野営の場所取り、軍内の規律や略奪など問題はかなり多く出るだろう。
それを慣れた誰かがついていって管理すべきだという。
「それが僕様ってわけ?」
正直気乗りしない。
あの皇帝とか、名君に見えてただの阿呆だし、貴族なんて血統をひけらかして僕様たちを虫けらのようにしか見ていない連中の面倒なんてやってられない。
「てか元帥が行けばいいじゃん。そこらへんの扱い、僕様よりずっとうまいでしょ」
皇帝や貴族どもの扱いにせよ、感情を表に出さないことにせよ。
「残念だがそうはいかない。私が帝都を空けてしまえば、シータが来る」
「それなら別に僕様が残ればよくない?」
「それだけではない。私が軍中にいれば、指示系統が2つになってしまう。それははなから勝ち目の薄いこの遠征に、さらなる負の要素をたすだけになる」
「それなら別に僕様も……って、元帥、今すごいことさらっと言わなかった?」
勝ち目が薄いとか。
外で言えば、不敬罪とか言われそうだ。
「ああ言った。私はこの遠征。7割は失敗に終わると考えている」
「それはなぜ?」
「敵にあのジャンヌ・ダルクがいるからだ」
うわぉ。すごい理屈。
ま、分からなくないけど。
「それに――私以外で、あのジャンヌ・ダルクに勝てる者はいない」
うわぉ。すごい自信。
けど若干それってカッチーンと来るよね?
「それって僕様じゃ勝てないってこと?」
「一度は負けただろう?」
「負けてませんー! あれは退いてあげたんですー! だから引き分けですー! てか元帥だって負けてるじゃん!」
「確かに、な。だがあの双子が籠る首都を落とそうとしている中、横やりを受けたんだ。誰でもああなる」
「それって負け惜しみじゃない?」
「惜しんではいない。ただ事実としてそうあるだけだ」
へーへー、元帥はほんと元帥だよねぇ。
まぁいいや。あのジャンヌ・ダルクが相手なら、次は勝つと思っても100%断言できるものじゃないし。
「つまり負けるだろう戦から、皇帝を守れって?」
「兵の損耗も少なくしてほしい」
「無茶言うなぁ、元帥は!」
つまり補給路の確保に、行軍中の監督、もめごとの仲裁をして、皇帝や大貴族様には気持ちよく負けてもらって、それでなお兵の損耗を抑え、かつ皇帝を守って帰って来いと。
無茶ぶりにもほどがある。
「一応、煌夜のメンツもあるからな。来たるべき戦いの時には兵は1人でも多い方がいい」
「来たるべき、ねぇ」
それがジャンヌ・ダルクとの戦いのことなのか、煌夜ちんが言っている女神との戦いとのことなのか。
分からない。自分が分かる必要はない、とも思う。
「正直、そういったことを考えて戦うのは私には無理だ。だから杏に頼んでいるんだ」
まぁそうだよね。
元帥はただしたい戦いをするって感じだし。
はぁ、しょうがない、か。
元帥に頭を下げさせたということにしておこう。
「分かったよ。ミカンちゃん」
少し皮肉を込めて言ってみた。
この距離、この位置。机を挟んだこの状態なら、スキルでその瞬間を間違わなければ初撃はかわせる。
そう思った。
だが、元帥は少し目を見開いて、少し頬を赤らめて(あ、かわいい)不機嫌そうに、
「…………今日だけは許す」
うわーお。
これは大事件だ。
天変地異だ。
明日は槍が降るぞ。
元帥がこんなに素直なんて。
もうちょっとからかってやりたい。
けど、まぁいいや。
これ以上元帥をおちょくっても、決定には変わりないだろうし。
「うちの5万、連れてくよ?」
「ああ、それで構わない」
「けど、間違って勝っちゃうかもよ? さすがに30万の暴力はすさまじいからね」
「そこは問題ない。オムカが負けたらそれまでの人物だった、ということだ」
「随分買ってるんだね、あのジャンヌ・ダルクっての」
正直、自分には憎悪しかないわけだけど。
「別に。取るにたらないただの甘い子供だ」
「なら別に放っておいても――」
「だが、あの智謀。あるいは未だ途上なのかもしれない。その力が花開くとき……私の求める戦いができるのではないか。そう思えるのだよ」
「相変わらず真面目だねぇ」
「私にはこの生き方しかできないからな」
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「私も、杏の生き方は好ましい」
「そうかい」
「そうだ」
苦笑する。
思えば元帥とも3年以上の付き合いになる。
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それでも今は、そんなに悪くはない。
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「ああ。頼む」
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「謝ることじゃない。存分にやってくれ」
責任は自分が取るってか?
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