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第5章 帝国決戦
第24話 旗を振る者
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帝国軍の姿が見えたのは4月の2週目に入ったころ。
ヨジョー城対岸の北端アルパ砦の北壁から、その威容がありありと見てとれた。
大地を埋め尽くすほどの人間。
これまで対峙してきた中で最大規模の大軍。
軍略がどうこういうより、この数の差を思い知らされて戦意喪失するのも分からないでもない。
だが俺はそんな泣き言を言ってられない。
右手の人差し指に鈍く光る銀色の指輪を見て、心が静まるのを感じる。
勝つ。
勝つしかない。
そうしなければオムカは、マリアたちは略奪と暴行の嵐に破壊しつくされるだろう。
そんなこと、許されない。許してなるものか。
だから俺はここまで考えに考え続けてきた。
帝国軍に勝たなくてもいい。今回は追い払えばそれで成功なのだ。
だからこそ、まずはその一手を打つ。
「ベダ、ガーマ、デンダ砦に伝令。手配の通りに動いてくれ。そうすれば必ず勝つ。そう『不敗のジャンヌ』が約束する、と」
正直、その名前は好きではない。
それに必ず勝つなんて言葉も嫌いだ。
100%負けないことはない。
この世に絶対はない。
それを嫌というほど思い知らされてきたから、俺はその呼び方を嫌う。
けど今はその名前すら利用する。
北端のアルパ砦にはオムカ軍のみ、南端のデンダ砦にはオムカ軍と比較的友好なワーンス王国軍が入っている。対して中の2つ、ベダ砦とガーマ砦にはワーンス王国以外の南群4国の連合軍がいる。
正直、彼らに圧倒的な忠誠を誓わせるのは不可能だ。
旗色を見て帝国に寝返ることも、先んじて逃げ出す可能性もある。
だからこそ、彼らが逃げ出せない状況に配置するしかなかった。
そして何より、俺が緒戦で勝つことで、彼らに希望を見せる必要がある。
このままオムカについていけば、帝国に勝って甘い汁が吸える。そう思わせる必要があるのだ。
その第一段階が俺の二つ名『不敗のジャンヌ』だ。
不敗と呼ばれる人物が、勝ちを約束するのだから頼ってみても良いだろう。そう思わせることが肝要。
相手の情報も入ってきている。
総帥はワキニス・エインフィード。つまりエイン帝国皇帝だ。
その幕僚の名前は、正直知らない。けど調べられたということはプレイヤーではなく、そのどれもが貴族ということ。彼らは帝国の各地に領地を持ち、そこで養った直属の騎兵と農民や奴隷で構成された歩兵を引き連れて参戦したようだ。
彼らの目論見は単純。
オムカなど小国は鎧袖一触だと考え、さらなる領土を求めての従軍ということ。
ある意味、帝国のすべてが凝縮された軍と言ってもいいだろう。
それが膨れに膨れて、30万という兵力になっているわけだが。
「あれ、30万以上いるんじゃないか……」
号して50万は誇大広告でもなかったみたいだ。
「へっ、どれだけ数がいようと、所詮はウゴーの衆だろ、ウゴーの。俺たちの敵じゃないな!」
俺の横に立つサカキが傲然と腕を組みながらふんぞり返る。
その肝のすわり具合は頼もしいが、どこか不安もある。
てゆうか烏合の衆の意味わかってるのか?
「いいか、今回は守りの戦いだからな? いきなり打って出ようなんて思うなよ?」
「分かってる、分かってる。守りだとしても、オムカの先鋒としては最前線にいないとな!」
不安だ。
まぁだからこそ目の届く位置に置いたというのもあるが。
「そうそう! サカキンの言う通り! ジャンヌは自分の身の安全だけ考えとけばいいの!」
そしてもう1つの不安要素。
ニーアが久しぶりに前線に出てきたのだ。
「いい? サール。あんたは何があってもジャンヌを守りなさい。その間にあたしが敵をぶっ飛ばすから!」
「あ、はい。よろしくお願いします、団長?」
護衛のサールも正直、面をくらっているようだ。
近衛騎士団長とかいう割には攻撃的すぎるんだよなぁ、こいつ。
というわけで俺は戦いの趨勢を見ながらも、この猛獣2人を制御しなくちゃいけないわけで。
「ふっふっふ。久々の前線。血が騒ぐー! この鉄壁の守りを崩せるもんなら崩してみんしゃい!」
「お前、王都防衛の時、門を抜かれてたよな? しかも負傷してたし」
「しょうがないでしょ! あたしは攻めが好きなの! ジャンヌを攻めるみたいに、ね?」
「ね、じゃねぇよ!」
「おおう、これが女同士の……ごくり」
「サカキ、お前もいい加減にしろよ!?」
はぁ、先が思いやられる。
「ジャンヌ様、そろそろ」
ヨジョー城およびこの砦の本来の守備隊長として在任しているアークが遠慮がちに話しかけてきた。
どうやら砦内の兵たちが持ち場についたということだろう。
「ん、分かったアーク」
いよいよ大一番。
亡国か歴史がまだ続くのかの瀬戸際。
そのすべてが俺の双肩に乗っていると考えると吐き気がするほどの重圧を感じる。
けどこれが俺の選んだ道。
俺がやらなくてはならないこと。
そう考えればまだ耐えられる。
だから――
「そうそう。ジャンヌ、これ女王様から。ってえっと、サール、どこだっけ?」
「あ、はい! 取ってきます」
サールが階段を下りていって数分。
戻ってきた彼女は長い棒を持っていた。
いや、違う。旗だ。
オムカの、いや、俺の旗。
サールから受け取る。
それほど大きなものではないから重くはない。
いや、重い。
この旗に託された想いが重い。
それでもこの旗を持つものとして、その責務を果たさなければならない。
だから俺の視線に対し、ニーアは小さく頷いてみせた。
やれやれ。仕方ない。
俺は迫りくる帝国軍に背を向け、ほかの砦も視界に収め、そして旗を振り上げる。
そして、叫んだ。
「耳がある者は聞け、目がある者は見よ! 我が名はジャンヌ・ダルク! 『旗を振る者』にして『不敗』の異名を持つ者だ! 不当にも我らが国を犯す大罪人どもがやってきた! 諸君らの父母を、妻子を業火の中に滅しようとやってきた! そんなことを許して良いのだろうか!? 否! 答えは否だ! 当然だろう。不当に侵略を受ける理屈はどの場所にもないのだから! 故に私の声を聞いてほしい。私に力を貸してほしい。そして私はこの旗に誓おう! 私が倒れようとも、必ず諸君らを勝たせることを! オムカの国を守ることを!」
旗を掲げ、叫ぶ。
我ながら役者だと思う。
こんなくさい芝居を打っているのだから。
しかも矛盾している。
帝国だって、誰にだって不当に侵略される理屈はないのだから。
けど今はこれでいい。
そしてその言葉が切れて、静寂が包み――
――爆発した。
「うぉぉぉぉぉ! オムカ王国万歳!」「ジャンヌ様万歳!」「侵略者を叩き出せ!」
聞こえたはずがないだろう他の砦からも喚声が上がる。
その喚声に胸が痛む。
俺は彼らを利用している。
彼らのうち、どれだけが生きて故国へ戻れるのか。
だが、それでもそうしなければ、もっと多くの人が死んでしまうのも確か。
本当に罪深い。
だからこそ、知恵を絞る。
この地で果てる命を減らして、はびこる悲しみを少しでも減らすために。
俺は、俺の戦場で戦うのだ。
ヨジョー城対岸の北端アルパ砦の北壁から、その威容がありありと見てとれた。
大地を埋め尽くすほどの人間。
これまで対峙してきた中で最大規模の大軍。
軍略がどうこういうより、この数の差を思い知らされて戦意喪失するのも分からないでもない。
だが俺はそんな泣き言を言ってられない。
右手の人差し指に鈍く光る銀色の指輪を見て、心が静まるのを感じる。
勝つ。
勝つしかない。
そうしなければオムカは、マリアたちは略奪と暴行の嵐に破壊しつくされるだろう。
そんなこと、許されない。許してなるものか。
だから俺はここまで考えに考え続けてきた。
帝国軍に勝たなくてもいい。今回は追い払えばそれで成功なのだ。
だからこそ、まずはその一手を打つ。
「ベダ、ガーマ、デンダ砦に伝令。手配の通りに動いてくれ。そうすれば必ず勝つ。そう『不敗のジャンヌ』が約束する、と」
正直、その名前は好きではない。
それに必ず勝つなんて言葉も嫌いだ。
100%負けないことはない。
この世に絶対はない。
それを嫌というほど思い知らされてきたから、俺はその呼び方を嫌う。
けど今はその名前すら利用する。
北端のアルパ砦にはオムカ軍のみ、南端のデンダ砦にはオムカ軍と比較的友好なワーンス王国軍が入っている。対して中の2つ、ベダ砦とガーマ砦にはワーンス王国以外の南群4国の連合軍がいる。
正直、彼らに圧倒的な忠誠を誓わせるのは不可能だ。
旗色を見て帝国に寝返ることも、先んじて逃げ出す可能性もある。
だからこそ、彼らが逃げ出せない状況に配置するしかなかった。
そして何より、俺が緒戦で勝つことで、彼らに希望を見せる必要がある。
このままオムカについていけば、帝国に勝って甘い汁が吸える。そう思わせる必要があるのだ。
その第一段階が俺の二つ名『不敗のジャンヌ』だ。
不敗と呼ばれる人物が、勝ちを約束するのだから頼ってみても良いだろう。そう思わせることが肝要。
相手の情報も入ってきている。
総帥はワキニス・エインフィード。つまりエイン帝国皇帝だ。
その幕僚の名前は、正直知らない。けど調べられたということはプレイヤーではなく、そのどれもが貴族ということ。彼らは帝国の各地に領地を持ち、そこで養った直属の騎兵と農民や奴隷で構成された歩兵を引き連れて参戦したようだ。
彼らの目論見は単純。
オムカなど小国は鎧袖一触だと考え、さらなる領土を求めての従軍ということ。
ある意味、帝国のすべてが凝縮された軍と言ってもいいだろう。
それが膨れに膨れて、30万という兵力になっているわけだが。
「あれ、30万以上いるんじゃないか……」
号して50万は誇大広告でもなかったみたいだ。
「へっ、どれだけ数がいようと、所詮はウゴーの衆だろ、ウゴーの。俺たちの敵じゃないな!」
俺の横に立つサカキが傲然と腕を組みながらふんぞり返る。
その肝のすわり具合は頼もしいが、どこか不安もある。
てゆうか烏合の衆の意味わかってるのか?
「いいか、今回は守りの戦いだからな? いきなり打って出ようなんて思うなよ?」
「分かってる、分かってる。守りだとしても、オムカの先鋒としては最前線にいないとな!」
不安だ。
まぁだからこそ目の届く位置に置いたというのもあるが。
「そうそう! サカキンの言う通り! ジャンヌは自分の身の安全だけ考えとけばいいの!」
そしてもう1つの不安要素。
ニーアが久しぶりに前線に出てきたのだ。
「いい? サール。あんたは何があってもジャンヌを守りなさい。その間にあたしが敵をぶっ飛ばすから!」
「あ、はい。よろしくお願いします、団長?」
護衛のサールも正直、面をくらっているようだ。
近衛騎士団長とかいう割には攻撃的すぎるんだよなぁ、こいつ。
というわけで俺は戦いの趨勢を見ながらも、この猛獣2人を制御しなくちゃいけないわけで。
「ふっふっふ。久々の前線。血が騒ぐー! この鉄壁の守りを崩せるもんなら崩してみんしゃい!」
「お前、王都防衛の時、門を抜かれてたよな? しかも負傷してたし」
「しょうがないでしょ! あたしは攻めが好きなの! ジャンヌを攻めるみたいに、ね?」
「ね、じゃねぇよ!」
「おおう、これが女同士の……ごくり」
「サカキ、お前もいい加減にしろよ!?」
はぁ、先が思いやられる。
「ジャンヌ様、そろそろ」
ヨジョー城およびこの砦の本来の守備隊長として在任しているアークが遠慮がちに話しかけてきた。
どうやら砦内の兵たちが持ち場についたということだろう。
「ん、分かったアーク」
いよいよ大一番。
亡国か歴史がまだ続くのかの瀬戸際。
そのすべてが俺の双肩に乗っていると考えると吐き気がするほどの重圧を感じる。
けどこれが俺の選んだ道。
俺がやらなくてはならないこと。
そう考えればまだ耐えられる。
だから――
「そうそう。ジャンヌ、これ女王様から。ってえっと、サール、どこだっけ?」
「あ、はい! 取ってきます」
サールが階段を下りていって数分。
戻ってきた彼女は長い棒を持っていた。
いや、違う。旗だ。
オムカの、いや、俺の旗。
サールから受け取る。
それほど大きなものではないから重くはない。
いや、重い。
この旗に託された想いが重い。
それでもこの旗を持つものとして、その責務を果たさなければならない。
だから俺の視線に対し、ニーアは小さく頷いてみせた。
やれやれ。仕方ない。
俺は迫りくる帝国軍に背を向け、ほかの砦も視界に収め、そして旗を振り上げる。
そして、叫んだ。
「耳がある者は聞け、目がある者は見よ! 我が名はジャンヌ・ダルク! 『旗を振る者』にして『不敗』の異名を持つ者だ! 不当にも我らが国を犯す大罪人どもがやってきた! 諸君らの父母を、妻子を業火の中に滅しようとやってきた! そんなことを許して良いのだろうか!? 否! 答えは否だ! 当然だろう。不当に侵略を受ける理屈はどの場所にもないのだから! 故に私の声を聞いてほしい。私に力を貸してほしい。そして私はこの旗に誓おう! 私が倒れようとも、必ず諸君らを勝たせることを! オムカの国を守ることを!」
旗を掲げ、叫ぶ。
我ながら役者だと思う。
こんなくさい芝居を打っているのだから。
しかも矛盾している。
帝国だって、誰にだって不当に侵略される理屈はないのだから。
けど今はこれでいい。
そしてその言葉が切れて、静寂が包み――
――爆発した。
「うぉぉぉぉぉ! オムカ王国万歳!」「ジャンヌ様万歳!」「侵略者を叩き出せ!」
聞こえたはずがないだろう他の砦からも喚声が上がる。
その喚声に胸が痛む。
俺は彼らを利用している。
彼らのうち、どれだけが生きて故国へ戻れるのか。
だが、それでもそうしなければ、もっと多くの人が死んでしまうのも確か。
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俺は、俺の戦場で戦うのだ。
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