462 / 627
第5章 帝国決戦
第24話 旗を振る者
しおりを挟む
帝国軍の姿が見えたのは4月の2週目に入ったころ。
ヨジョー城対岸の北端アルパ砦の北壁から、その威容がありありと見てとれた。
大地を埋め尽くすほどの人間。
これまで対峙してきた中で最大規模の大軍。
軍略がどうこういうより、この数の差を思い知らされて戦意喪失するのも分からないでもない。
だが俺はそんな泣き言を言ってられない。
右手の人差し指に鈍く光る銀色の指輪を見て、心が静まるのを感じる。
勝つ。
勝つしかない。
そうしなければオムカは、マリアたちは略奪と暴行の嵐に破壊しつくされるだろう。
そんなこと、許されない。許してなるものか。
だから俺はここまで考えに考え続けてきた。
帝国軍に勝たなくてもいい。今回は追い払えばそれで成功なのだ。
だからこそ、まずはその一手を打つ。
「ベダ、ガーマ、デンダ砦に伝令。手配の通りに動いてくれ。そうすれば必ず勝つ。そう『不敗のジャンヌ』が約束する、と」
正直、その名前は好きではない。
それに必ず勝つなんて言葉も嫌いだ。
100%負けないことはない。
この世に絶対はない。
それを嫌というほど思い知らされてきたから、俺はその呼び方を嫌う。
けど今はその名前すら利用する。
北端のアルパ砦にはオムカ軍のみ、南端のデンダ砦にはオムカ軍と比較的友好なワーンス王国軍が入っている。対して中の2つ、ベダ砦とガーマ砦にはワーンス王国以外の南群4国の連合軍がいる。
正直、彼らに圧倒的な忠誠を誓わせるのは不可能だ。
旗色を見て帝国に寝返ることも、先んじて逃げ出す可能性もある。
だからこそ、彼らが逃げ出せない状況に配置するしかなかった。
そして何より、俺が緒戦で勝つことで、彼らに希望を見せる必要がある。
このままオムカについていけば、帝国に勝って甘い汁が吸える。そう思わせる必要があるのだ。
その第一段階が俺の二つ名『不敗のジャンヌ』だ。
不敗と呼ばれる人物が、勝ちを約束するのだから頼ってみても良いだろう。そう思わせることが肝要。
相手の情報も入ってきている。
総帥はワキニス・エインフィード。つまりエイン帝国皇帝だ。
その幕僚の名前は、正直知らない。けど調べられたということはプレイヤーではなく、そのどれもが貴族ということ。彼らは帝国の各地に領地を持ち、そこで養った直属の騎兵と農民や奴隷で構成された歩兵を引き連れて参戦したようだ。
彼らの目論見は単純。
オムカなど小国は鎧袖一触だと考え、さらなる領土を求めての従軍ということ。
ある意味、帝国のすべてが凝縮された軍と言ってもいいだろう。
それが膨れに膨れて、30万という兵力になっているわけだが。
「あれ、30万以上いるんじゃないか……」
号して50万は誇大広告でもなかったみたいだ。
「へっ、どれだけ数がいようと、所詮はウゴーの衆だろ、ウゴーの。俺たちの敵じゃないな!」
俺の横に立つサカキが傲然と腕を組みながらふんぞり返る。
その肝のすわり具合は頼もしいが、どこか不安もある。
てゆうか烏合の衆の意味わかってるのか?
「いいか、今回は守りの戦いだからな? いきなり打って出ようなんて思うなよ?」
「分かってる、分かってる。守りだとしても、オムカの先鋒としては最前線にいないとな!」
不安だ。
まぁだからこそ目の届く位置に置いたというのもあるが。
「そうそう! サカキンの言う通り! ジャンヌは自分の身の安全だけ考えとけばいいの!」
そしてもう1つの不安要素。
ニーアが久しぶりに前線に出てきたのだ。
「いい? サール。あんたは何があってもジャンヌを守りなさい。その間にあたしが敵をぶっ飛ばすから!」
「あ、はい。よろしくお願いします、団長?」
護衛のサールも正直、面をくらっているようだ。
近衛騎士団長とかいう割には攻撃的すぎるんだよなぁ、こいつ。
というわけで俺は戦いの趨勢を見ながらも、この猛獣2人を制御しなくちゃいけないわけで。
「ふっふっふ。久々の前線。血が騒ぐー! この鉄壁の守りを崩せるもんなら崩してみんしゃい!」
「お前、王都防衛の時、門を抜かれてたよな? しかも負傷してたし」
「しょうがないでしょ! あたしは攻めが好きなの! ジャンヌを攻めるみたいに、ね?」
「ね、じゃねぇよ!」
「おおう、これが女同士の……ごくり」
「サカキ、お前もいい加減にしろよ!?」
はぁ、先が思いやられる。
「ジャンヌ様、そろそろ」
ヨジョー城およびこの砦の本来の守備隊長として在任しているアークが遠慮がちに話しかけてきた。
どうやら砦内の兵たちが持ち場についたということだろう。
「ん、分かったアーク」
いよいよ大一番。
亡国か歴史がまだ続くのかの瀬戸際。
そのすべてが俺の双肩に乗っていると考えると吐き気がするほどの重圧を感じる。
けどこれが俺の選んだ道。
俺がやらなくてはならないこと。
そう考えればまだ耐えられる。
だから――
「そうそう。ジャンヌ、これ女王様から。ってえっと、サール、どこだっけ?」
「あ、はい! 取ってきます」
サールが階段を下りていって数分。
戻ってきた彼女は長い棒を持っていた。
いや、違う。旗だ。
オムカの、いや、俺の旗。
サールから受け取る。
それほど大きなものではないから重くはない。
いや、重い。
この旗に託された想いが重い。
それでもこの旗を持つものとして、その責務を果たさなければならない。
だから俺の視線に対し、ニーアは小さく頷いてみせた。
やれやれ。仕方ない。
俺は迫りくる帝国軍に背を向け、ほかの砦も視界に収め、そして旗を振り上げる。
そして、叫んだ。
「耳がある者は聞け、目がある者は見よ! 我が名はジャンヌ・ダルク! 『旗を振る者』にして『不敗』の異名を持つ者だ! 不当にも我らが国を犯す大罪人どもがやってきた! 諸君らの父母を、妻子を業火の中に滅しようとやってきた! そんなことを許して良いのだろうか!? 否! 答えは否だ! 当然だろう。不当に侵略を受ける理屈はどの場所にもないのだから! 故に私の声を聞いてほしい。私に力を貸してほしい。そして私はこの旗に誓おう! 私が倒れようとも、必ず諸君らを勝たせることを! オムカの国を守ることを!」
旗を掲げ、叫ぶ。
我ながら役者だと思う。
こんなくさい芝居を打っているのだから。
しかも矛盾している。
帝国だって、誰にだって不当に侵略される理屈はないのだから。
けど今はこれでいい。
そしてその言葉が切れて、静寂が包み――
――爆発した。
「うぉぉぉぉぉ! オムカ王国万歳!」「ジャンヌ様万歳!」「侵略者を叩き出せ!」
聞こえたはずがないだろう他の砦からも喚声が上がる。
その喚声に胸が痛む。
俺は彼らを利用している。
彼らのうち、どれだけが生きて故国へ戻れるのか。
だが、それでもそうしなければ、もっと多くの人が死んでしまうのも確か。
本当に罪深い。
だからこそ、知恵を絞る。
この地で果てる命を減らして、はびこる悲しみを少しでも減らすために。
俺は、俺の戦場で戦うのだ。
ヨジョー城対岸の北端アルパ砦の北壁から、その威容がありありと見てとれた。
大地を埋め尽くすほどの人間。
これまで対峙してきた中で最大規模の大軍。
軍略がどうこういうより、この数の差を思い知らされて戦意喪失するのも分からないでもない。
だが俺はそんな泣き言を言ってられない。
右手の人差し指に鈍く光る銀色の指輪を見て、心が静まるのを感じる。
勝つ。
勝つしかない。
そうしなければオムカは、マリアたちは略奪と暴行の嵐に破壊しつくされるだろう。
そんなこと、許されない。許してなるものか。
だから俺はここまで考えに考え続けてきた。
帝国軍に勝たなくてもいい。今回は追い払えばそれで成功なのだ。
だからこそ、まずはその一手を打つ。
「ベダ、ガーマ、デンダ砦に伝令。手配の通りに動いてくれ。そうすれば必ず勝つ。そう『不敗のジャンヌ』が約束する、と」
正直、その名前は好きではない。
それに必ず勝つなんて言葉も嫌いだ。
100%負けないことはない。
この世に絶対はない。
それを嫌というほど思い知らされてきたから、俺はその呼び方を嫌う。
けど今はその名前すら利用する。
北端のアルパ砦にはオムカ軍のみ、南端のデンダ砦にはオムカ軍と比較的友好なワーンス王国軍が入っている。対して中の2つ、ベダ砦とガーマ砦にはワーンス王国以外の南群4国の連合軍がいる。
正直、彼らに圧倒的な忠誠を誓わせるのは不可能だ。
旗色を見て帝国に寝返ることも、先んじて逃げ出す可能性もある。
だからこそ、彼らが逃げ出せない状況に配置するしかなかった。
そして何より、俺が緒戦で勝つことで、彼らに希望を見せる必要がある。
このままオムカについていけば、帝国に勝って甘い汁が吸える。そう思わせる必要があるのだ。
その第一段階が俺の二つ名『不敗のジャンヌ』だ。
不敗と呼ばれる人物が、勝ちを約束するのだから頼ってみても良いだろう。そう思わせることが肝要。
相手の情報も入ってきている。
総帥はワキニス・エインフィード。つまりエイン帝国皇帝だ。
その幕僚の名前は、正直知らない。けど調べられたということはプレイヤーではなく、そのどれもが貴族ということ。彼らは帝国の各地に領地を持ち、そこで養った直属の騎兵と農民や奴隷で構成された歩兵を引き連れて参戦したようだ。
彼らの目論見は単純。
オムカなど小国は鎧袖一触だと考え、さらなる領土を求めての従軍ということ。
ある意味、帝国のすべてが凝縮された軍と言ってもいいだろう。
それが膨れに膨れて、30万という兵力になっているわけだが。
「あれ、30万以上いるんじゃないか……」
号して50万は誇大広告でもなかったみたいだ。
「へっ、どれだけ数がいようと、所詮はウゴーの衆だろ、ウゴーの。俺たちの敵じゃないな!」
俺の横に立つサカキが傲然と腕を組みながらふんぞり返る。
その肝のすわり具合は頼もしいが、どこか不安もある。
てゆうか烏合の衆の意味わかってるのか?
「いいか、今回は守りの戦いだからな? いきなり打って出ようなんて思うなよ?」
「分かってる、分かってる。守りだとしても、オムカの先鋒としては最前線にいないとな!」
不安だ。
まぁだからこそ目の届く位置に置いたというのもあるが。
「そうそう! サカキンの言う通り! ジャンヌは自分の身の安全だけ考えとけばいいの!」
そしてもう1つの不安要素。
ニーアが久しぶりに前線に出てきたのだ。
「いい? サール。あんたは何があってもジャンヌを守りなさい。その間にあたしが敵をぶっ飛ばすから!」
「あ、はい。よろしくお願いします、団長?」
護衛のサールも正直、面をくらっているようだ。
近衛騎士団長とかいう割には攻撃的すぎるんだよなぁ、こいつ。
というわけで俺は戦いの趨勢を見ながらも、この猛獣2人を制御しなくちゃいけないわけで。
「ふっふっふ。久々の前線。血が騒ぐー! この鉄壁の守りを崩せるもんなら崩してみんしゃい!」
「お前、王都防衛の時、門を抜かれてたよな? しかも負傷してたし」
「しょうがないでしょ! あたしは攻めが好きなの! ジャンヌを攻めるみたいに、ね?」
「ね、じゃねぇよ!」
「おおう、これが女同士の……ごくり」
「サカキ、お前もいい加減にしろよ!?」
はぁ、先が思いやられる。
「ジャンヌ様、そろそろ」
ヨジョー城およびこの砦の本来の守備隊長として在任しているアークが遠慮がちに話しかけてきた。
どうやら砦内の兵たちが持ち場についたということだろう。
「ん、分かったアーク」
いよいよ大一番。
亡国か歴史がまだ続くのかの瀬戸際。
そのすべてが俺の双肩に乗っていると考えると吐き気がするほどの重圧を感じる。
けどこれが俺の選んだ道。
俺がやらなくてはならないこと。
そう考えればまだ耐えられる。
だから――
「そうそう。ジャンヌ、これ女王様から。ってえっと、サール、どこだっけ?」
「あ、はい! 取ってきます」
サールが階段を下りていって数分。
戻ってきた彼女は長い棒を持っていた。
いや、違う。旗だ。
オムカの、いや、俺の旗。
サールから受け取る。
それほど大きなものではないから重くはない。
いや、重い。
この旗に託された想いが重い。
それでもこの旗を持つものとして、その責務を果たさなければならない。
だから俺の視線に対し、ニーアは小さく頷いてみせた。
やれやれ。仕方ない。
俺は迫りくる帝国軍に背を向け、ほかの砦も視界に収め、そして旗を振り上げる。
そして、叫んだ。
「耳がある者は聞け、目がある者は見よ! 我が名はジャンヌ・ダルク! 『旗を振る者』にして『不敗』の異名を持つ者だ! 不当にも我らが国を犯す大罪人どもがやってきた! 諸君らの父母を、妻子を業火の中に滅しようとやってきた! そんなことを許して良いのだろうか!? 否! 答えは否だ! 当然だろう。不当に侵略を受ける理屈はどの場所にもないのだから! 故に私の声を聞いてほしい。私に力を貸してほしい。そして私はこの旗に誓おう! 私が倒れようとも、必ず諸君らを勝たせることを! オムカの国を守ることを!」
旗を掲げ、叫ぶ。
我ながら役者だと思う。
こんなくさい芝居を打っているのだから。
しかも矛盾している。
帝国だって、誰にだって不当に侵略される理屈はないのだから。
けど今はこれでいい。
そしてその言葉が切れて、静寂が包み――
――爆発した。
「うぉぉぉぉぉ! オムカ王国万歳!」「ジャンヌ様万歳!」「侵略者を叩き出せ!」
聞こえたはずがないだろう他の砦からも喚声が上がる。
その喚声に胸が痛む。
俺は彼らを利用している。
彼らのうち、どれだけが生きて故国へ戻れるのか。
だが、それでもそうしなければ、もっと多くの人が死んでしまうのも確か。
本当に罪深い。
だからこそ、知恵を絞る。
この地で果てる命を減らして、はびこる悲しみを少しでも減らすために。
俺は、俺の戦場で戦うのだ。
0
あなたにおすすめの小説
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる