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第6章 知力100の美少女に転生したので、世界を救ってみた
閑話25 長浜杏(エイン帝国大将軍)
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なんでもできると思った。
新しい体を得て、新しい命を得て、新しい力を得て。
若く、美しく、精力的で、力強く、面白い新しい世界の新しい自分。
出会う人々は、根本的に相いれないまでも、どこか憎めないそんな面々。
楽しかった。
嬉しかった。
面白かった。
途中で失敗もしたけど、それを挽回していける自分に自信が持てたし、その失敗を分かち合えた。
――けど、それももう終わりのようだ。
元帥が負傷してからすべてが狂った。
しかもそれをしたのが、あの里奈だというのがもう。
どこかでうまくかみ合わなくなってる。
そして、この無謀な突撃が自分の人生を左右するなんて。
あからさまな誘い。それに乗った。
どれだけ張り巡らされても、僕様なら食いちぎれる。
そう思って飛び込んだ。
その結果がこれだ。
あの男。
最後までたった1人で食い下がってきた男。
正気とは思えない。
うるさく飛び回る5千ほどの騎馬隊に備えるためもあって、旗下が手薄だったのは認める。
それでもこっちは500はいた。
数が数えられない愚か者か、それとも自殺願望者か。
けどその男は、それを叶える力を持っていた。
スキルで見ても隙がないほどの圧倒的な自力。
部下に急き立てられ、先頭で逃げるも追いつかれた。
迫りくる死の暴風。
それから逃れたい一心で、僕様は振り返った。
その時の感情を、なんて表せばいいんだろう。
人間では抗いきれない、圧倒的な死。
それを具現化した存在を感じた。
だからここで相手を排除したくて、それ以上に背筋が凍るような思いで――恐怖。そう、恐怖だ。
あの時の僕様を支配していたもは、圧倒的な恐怖。
一刻も早く、その場から逃れたい一心で走るほどの恐怖。
だが、その恐怖は僕様をきれいに抱え込み、大いなる傷とともに僕様を陥れた。
「大将軍だ! 門を開けろ!」
「外に敵はいないのか!?」
「いるわけないだろう! 大将軍だぞ、早く開けろ!」
門番の会話を聞きながらも、体から力が抜けるのを感じる。
いや、あともう少しだ。
もう少し、耐えろ。
門が開き、そこに満面の笑みを浮かべたレアっち――蒼月麗明がいた。
「いやー、お見事! 発情期の獣のように襲い掛かった勢いとか、一時は一気に敵を粉砕しそうになったこととか、敵の奇襲にも対処した状況判断とか、味方を守るための孤軍奮闘とか! お姉さん、ちょっとムラムラ来ちゃ――おぉっと!」
その笑顔が気持ち悪くて、その言葉が腹立たしくて、女神とかいう存在がうとましくて、抜き打ちの斬撃を放ったものの、間一髪――どころか、悠々と回避されてしまった。
「申し訳ありません、長浜さん。しかし冗談でも二度とやらないでほしい。ここにいるのは、麗明なのですから」
レアっちの後ろから出てきた煌夜きゅんが、申し訳なさそうに、ただ険しい表情でこちらに対する。
あぁ、そうか。煌夜きゅんの恋人だっけ。
「そうかい。煌夜きゅんの大事な人だもんね、殺したくなってごめんね」
「いえ……できれば麗明に危害を加えずにこの諸悪の根源を滅してほしいのは同意なのですが」
「えー? そんなつれないこと言うなよーコーヤきゅん! 気楽にいこー!」
「麗明の顔で言うな! あ、ちょっと、長浜さん!?」
これ以上付き合いきれなくて、馬を進める。
まったく、こっちには時間がないってのに。
元帥はまだ病室だろう。
ほんと、元帥をここまでするなんて。里奈の強さというのが際立って思える。
ま、僕様にはもう関係ないけど。
「おい、おっさん。どこ行くんだよ」
「長浜さん?」
元帥のいる建物の前で、張人きゅんとたっつんが待っていた。
「ちょっと、元帥に挨拶をね」
「挨拶……?」
「いえ、長浜さん。その傷、大丈夫なのですか?」
「傷って……おい! おっさん!」
「あー、いいよ。もう、僕様はここまでだからさ」
「…………なんだよ、それ」
張人きゅんが歯を思い切り噛みしめてうつむく。
およ? 意外な反応。
またざまぁみろ的な感じで言ってくるかと思ったけど。
ま、そんなわけないよね。
そんなことをしないいい子だって、僕様は知ってるから。
「僕のスキルで止血しますか?」
「それって僕様を焼くってこと? 勘弁勘弁、綺麗で可愛くて美しいままでいたいからさ」
「んなこと……んなくだらないことで」
「大事なことなんだよ、僕様には。張人きゅんがどう思うかは別として、ね」
「…………」
ふと、背後から人の気配。
煌夜ちんとレアっちが慌てて追いかけてきたようで、僕様の背中を見て目を見開いた。
「長浜さん……その怪我は……」
「うわー、いったそー」
「お前は黙れ。ええ、申し訳ありません。私の運命定める生命の系統樹には治療に役立つスキルはないので」
「致命傷を治療するスキルなんて興ざめだからね! これぞ女神ちゃんの神バランス設計!」
「ああ、いいよ。気にしなくて、さ。それに予知で言ってたじゃん。出るなって。ちゃんと信じてればねー」
ふぅ、そろそろ辛くなってきた。
名残惜しいけど、お別れの時間だ。
「今までありがとう。あとは、元帥に挨拶してくるよ」
煌夜ちんは毅然としてこちらを見つめてくる。
レアっちはにやにやとしていて殴りたくなる。
張人きゅんは視線を下にしたまま震えている。
たっつんは物悲しそうに深く頭を下げてくる。
ふふっ、いいやつらだ。
こいつらと出会えたから、なんだかんだで面白かった。
人生を、生ききった。
「じゃあね、皆」
明るく、笑顔で言えた。
多分、ちゃんと綺麗で可愛くて美しい笑顔を見せれたと思う。
建物の中に入り、暗がりの中を進んでいく。
人の目がなくなって、崩れ落ちそうになる。
それを必死で堪えた。
ふぅ……ふぅ……。
目指すべき部屋まであと少し。
だから頑張ろうか。
最後に、最期にちゃんと、彼女とお別れができるように。
ふぅ……ふぅ……ふっふっ。
息が荒くなる。
足が重い。
体が寒い。
暗い廊下。
それがまさに、黄泉への道に思えてくる。
ま、しょうがないか。
これまで、多くの人を殺めた罰だ。
けどもう少しだけ。
あと少しだけ頑張りたい。
ふっふっふっふっ。
この吐息が消えたとき。
それが僕様とこの世界とのお別れの時。
まだ、まだだから。
せめて、生ききってやりたいから。
通路を曲がる。
そこが部屋だ。
元帥がいる部屋。
扉。開ける。ろうそくの明かり。
そこに元帥が――
『遅かったな、杏』
声、はしない。
けど、彼女はそう言ってくれたような気がした。
元帥は寝ていた。
すやすやと、ベッドの中で眠りについていた。
あぁ、残念だ。
最期に彼女の声を聞けないなんて。
けど、その気持ちもすぐに霧散した。
ふらふらとベッドに近づく。
ここまで美しい寝顔を見たことがあるだろうか。
今の自分の顔やプロポーションにも自信は持っているけど、元帥は本当に格別。
羨ましい。
本当に、心の底から羨ましい。
あるいはこの美の完成形ともいえる生き物を、壊してやりたい気持ちであふれてくる。
だが同時に、このまま永久に保存して鑑賞していたい思いがあふれてくる。
初めて会った時に抱いた思いが再燃するほどに。
……ま、どっちもしないけど。
寝てるから、戦ってるから、怒ってるから、生きてるから元帥は美しいんだ。
それを壊してしまったら、それこそ本当に後悔することになる。
視線が50センチくらい下がった。
足に力が入らなくなって、膝立ちになったらしい。
いいや。元帥の寝顔がすぐそこだ。
毛布から飛び出した元帥の手に、自分の手を這わせる。
温かい。細く、可憐な指。
そこに赤い液体が刷り込まれていく。
あぁ、汚れてしまった。
けどそれが逆にいい。
この美しいものの傍で死ねるのが、とてもいい。
上体を起こしているのも辛くなり、頭がベッドに落ちた。
あぁ、元帥の顔が見えなくなっちゃった。
でもいいや。
すぐそこにいる。
寝息が、鼓動が、体温が、感じられる。
それだけで、僕様には満足なんだから。
「ごめんね、元帥――いや、美柑ちゃん。先に、逝くよ……」
つぶやいた。
声になったかどうかも分からない。
眠い。
瞼が落ちる。
暗い部屋が、さらに暗くなる。
寒い。
けど、握った彼女の手は、いつまでも温かい。
――あぁ、彼女に出会えて、本当に良かった。
新しい体を得て、新しい命を得て、新しい力を得て。
若く、美しく、精力的で、力強く、面白い新しい世界の新しい自分。
出会う人々は、根本的に相いれないまでも、どこか憎めないそんな面々。
楽しかった。
嬉しかった。
面白かった。
途中で失敗もしたけど、それを挽回していける自分に自信が持てたし、その失敗を分かち合えた。
――けど、それももう終わりのようだ。
元帥が負傷してからすべてが狂った。
しかもそれをしたのが、あの里奈だというのがもう。
どこかでうまくかみ合わなくなってる。
そして、この無謀な突撃が自分の人生を左右するなんて。
あからさまな誘い。それに乗った。
どれだけ張り巡らされても、僕様なら食いちぎれる。
そう思って飛び込んだ。
その結果がこれだ。
あの男。
最後までたった1人で食い下がってきた男。
正気とは思えない。
うるさく飛び回る5千ほどの騎馬隊に備えるためもあって、旗下が手薄だったのは認める。
それでもこっちは500はいた。
数が数えられない愚か者か、それとも自殺願望者か。
けどその男は、それを叶える力を持っていた。
スキルで見ても隙がないほどの圧倒的な自力。
部下に急き立てられ、先頭で逃げるも追いつかれた。
迫りくる死の暴風。
それから逃れたい一心で、僕様は振り返った。
その時の感情を、なんて表せばいいんだろう。
人間では抗いきれない、圧倒的な死。
それを具現化した存在を感じた。
だからここで相手を排除したくて、それ以上に背筋が凍るような思いで――恐怖。そう、恐怖だ。
あの時の僕様を支配していたもは、圧倒的な恐怖。
一刻も早く、その場から逃れたい一心で走るほどの恐怖。
だが、その恐怖は僕様をきれいに抱え込み、大いなる傷とともに僕様を陥れた。
「大将軍だ! 門を開けろ!」
「外に敵はいないのか!?」
「いるわけないだろう! 大将軍だぞ、早く開けろ!」
門番の会話を聞きながらも、体から力が抜けるのを感じる。
いや、あともう少しだ。
もう少し、耐えろ。
門が開き、そこに満面の笑みを浮かべたレアっち――蒼月麗明がいた。
「いやー、お見事! 発情期の獣のように襲い掛かった勢いとか、一時は一気に敵を粉砕しそうになったこととか、敵の奇襲にも対処した状況判断とか、味方を守るための孤軍奮闘とか! お姉さん、ちょっとムラムラ来ちゃ――おぉっと!」
その笑顔が気持ち悪くて、その言葉が腹立たしくて、女神とかいう存在がうとましくて、抜き打ちの斬撃を放ったものの、間一髪――どころか、悠々と回避されてしまった。
「申し訳ありません、長浜さん。しかし冗談でも二度とやらないでほしい。ここにいるのは、麗明なのですから」
レアっちの後ろから出てきた煌夜きゅんが、申し訳なさそうに、ただ険しい表情でこちらに対する。
あぁ、そうか。煌夜きゅんの恋人だっけ。
「そうかい。煌夜きゅんの大事な人だもんね、殺したくなってごめんね」
「いえ……できれば麗明に危害を加えずにこの諸悪の根源を滅してほしいのは同意なのですが」
「えー? そんなつれないこと言うなよーコーヤきゅん! 気楽にいこー!」
「麗明の顔で言うな! あ、ちょっと、長浜さん!?」
これ以上付き合いきれなくて、馬を進める。
まったく、こっちには時間がないってのに。
元帥はまだ病室だろう。
ほんと、元帥をここまでするなんて。里奈の強さというのが際立って思える。
ま、僕様にはもう関係ないけど。
「おい、おっさん。どこ行くんだよ」
「長浜さん?」
元帥のいる建物の前で、張人きゅんとたっつんが待っていた。
「ちょっと、元帥に挨拶をね」
「挨拶……?」
「いえ、長浜さん。その傷、大丈夫なのですか?」
「傷って……おい! おっさん!」
「あー、いいよ。もう、僕様はここまでだからさ」
「…………なんだよ、それ」
張人きゅんが歯を思い切り噛みしめてうつむく。
およ? 意外な反応。
またざまぁみろ的な感じで言ってくるかと思ったけど。
ま、そんなわけないよね。
そんなことをしないいい子だって、僕様は知ってるから。
「僕のスキルで止血しますか?」
「それって僕様を焼くってこと? 勘弁勘弁、綺麗で可愛くて美しいままでいたいからさ」
「んなこと……んなくだらないことで」
「大事なことなんだよ、僕様には。張人きゅんがどう思うかは別として、ね」
「…………」
ふと、背後から人の気配。
煌夜ちんとレアっちが慌てて追いかけてきたようで、僕様の背中を見て目を見開いた。
「長浜さん……その怪我は……」
「うわー、いったそー」
「お前は黙れ。ええ、申し訳ありません。私の運命定める生命の系統樹には治療に役立つスキルはないので」
「致命傷を治療するスキルなんて興ざめだからね! これぞ女神ちゃんの神バランス設計!」
「ああ、いいよ。気にしなくて、さ。それに予知で言ってたじゃん。出るなって。ちゃんと信じてればねー」
ふぅ、そろそろ辛くなってきた。
名残惜しいけど、お別れの時間だ。
「今までありがとう。あとは、元帥に挨拶してくるよ」
煌夜ちんは毅然としてこちらを見つめてくる。
レアっちはにやにやとしていて殴りたくなる。
張人きゅんは視線を下にしたまま震えている。
たっつんは物悲しそうに深く頭を下げてくる。
ふふっ、いいやつらだ。
こいつらと出会えたから、なんだかんだで面白かった。
人生を、生ききった。
「じゃあね、皆」
明るく、笑顔で言えた。
多分、ちゃんと綺麗で可愛くて美しい笑顔を見せれたと思う。
建物の中に入り、暗がりの中を進んでいく。
人の目がなくなって、崩れ落ちそうになる。
それを必死で堪えた。
ふぅ……ふぅ……。
目指すべき部屋まであと少し。
だから頑張ろうか。
最後に、最期にちゃんと、彼女とお別れができるように。
ふぅ……ふぅ……ふっふっ。
息が荒くなる。
足が重い。
体が寒い。
暗い廊下。
それがまさに、黄泉への道に思えてくる。
ま、しょうがないか。
これまで、多くの人を殺めた罰だ。
けどもう少しだけ。
あと少しだけ頑張りたい。
ふっふっふっふっ。
この吐息が消えたとき。
それが僕様とこの世界とのお別れの時。
まだ、まだだから。
せめて、生ききってやりたいから。
通路を曲がる。
そこが部屋だ。
元帥がいる部屋。
扉。開ける。ろうそくの明かり。
そこに元帥が――
『遅かったな、杏』
声、はしない。
けど、彼女はそう言ってくれたような気がした。
元帥は寝ていた。
すやすやと、ベッドの中で眠りについていた。
あぁ、残念だ。
最期に彼女の声を聞けないなんて。
けど、その気持ちもすぐに霧散した。
ふらふらとベッドに近づく。
ここまで美しい寝顔を見たことがあるだろうか。
今の自分の顔やプロポーションにも自信は持っているけど、元帥は本当に格別。
羨ましい。
本当に、心の底から羨ましい。
あるいはこの美の完成形ともいえる生き物を、壊してやりたい気持ちであふれてくる。
だが同時に、このまま永久に保存して鑑賞していたい思いがあふれてくる。
初めて会った時に抱いた思いが再燃するほどに。
……ま、どっちもしないけど。
寝てるから、戦ってるから、怒ってるから、生きてるから元帥は美しいんだ。
それを壊してしまったら、それこそ本当に後悔することになる。
視線が50センチくらい下がった。
足に力が入らなくなって、膝立ちになったらしい。
いいや。元帥の寝顔がすぐそこだ。
毛布から飛び出した元帥の手に、自分の手を這わせる。
温かい。細く、可憐な指。
そこに赤い液体が刷り込まれていく。
あぁ、汚れてしまった。
けどそれが逆にいい。
この美しいものの傍で死ねるのが、とてもいい。
上体を起こしているのも辛くなり、頭がベッドに落ちた。
あぁ、元帥の顔が見えなくなっちゃった。
でもいいや。
すぐそこにいる。
寝息が、鼓動が、体温が、感じられる。
それだけで、僕様には満足なんだから。
「ごめんね、元帥――いや、美柑ちゃん。先に、逝くよ……」
つぶやいた。
声になったかどうかも分からない。
眠い。
瞼が落ちる。
暗い部屋が、さらに暗くなる。
寒い。
けど、握った彼女の手は、いつまでも温かい。
――あぁ、彼女に出会えて、本当に良かった。
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