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第1章 オムカ王国独立戦記
第44話 着せ替え人形ジャンヌも再び
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気が付いたら寝落ちして、気が付いたら昼でした。
なんか変な夢を見た気がする。
あの女神が夢に出てくるなんて……俺も疲れてるんだな。
重要なことを言われたような気がしたけど、頭に霧がかかったように思い出せない。
ただあの女神に対する憎しみが増している気がする。
「あ、隊長殿。おそようございます。よくお休みになられたようですね」
目が覚めるとベッドには俺一人で、居間に出るとクロエが紙袋を両手に持って帰って来たところだった。
「クロエか……今何時?」
「もうすぐ12時です」
それはかなりの“おそようございます”だな。
「ニーアたちは?」
「教官殿は帰られました。サリナと一緒に。余は満足じゃ、なんてことを言って王宮に」
…………まさか!
咄嗟に自分の体に手をやる。寝間着は乱れてない。大丈夫だよな。満足って、そういう意味じゃないよな?
「お昼の材料を買ってきたので、お着がえでもしながら少々お待ちください。あ、着替えはそこの籠に置いてありますので。しかし今後を考えるとタンスも買わないといけませんね」
「いつもすまないねぇ」
なんかご隠居さんみたいな口調になってしまった。
思い切り伸びをする。
ぽきぽきと腕や肩の骨が鳴った。
思えば昼まで寝たのは久しぶりだ。
日本にいた頃は夜中まで起きてることが多々あり、午前の授業がなければ昼まで寝ていたものだ。それがこの世界に来てから、こんなゆっくりとした眠りを得たのはおそらく初めてだ。
クーデターにより行動の制限をされることによって平和になった、というのも皮肉なものだろう。
まだ頭が完全に起ききっていない状態で寝間着を脱ぎ捨てて着替えを取ったところで、
「げっ……」
「どうしました、隊長殿!?」
「い、いや……なんでもない」
「はぁ……はぁ……ほぅ……」
「……なんでじっと俺を見てるんだクロエ?」
「い、いえ! 隊長殿の下着姿があまりにきれいなのに見惚れていたわけではなく!」
言われ、ハッとして手にした着替えで体を隠す。
「お前、いよいよニーアに似てきたな」
「なっ! ……そ、それは隊長殿とはいえ許されない暴言です。あんなのと一緒にされては憤慨噴飯噴出ものです!」
「昨日のお前の言動見て同じこと言える?」
「…………………………と、とりあえず! 早く着替えてください! さもないとお昼は抜きですから!」
母親かよ。
昨日は料理が作れるという点で黙認していた同居生活だが、ちょっと先が思いやられるぞ。
とはいえどうしたものか。悩むのはクロエが用意してくれた着替えの事。
上はノースリーブのTシャツのようなもので、少し暖かくなり始めた季節もあり問題ない。
問題は下だ。
膝上何センチっていうぐらいのミニのスカート。これを見ればマリアたちが仕立てた軍服はまだマシだったんだと思う。
こんな少しでも動いたら下着が見えてしまうようなもので、どうやって過ごせというんだ。
そもそもこれを履いてしまうと、男として何かが終わる気がしてならない。
これなら寝間着の方がまだマシだ。寝間着のボトムスだけでも……ない!
さっき脱ぎ散らかしたのがいつの間にか消えている。
「はっ!」
視線を感じて振り返る。
「………………」
めっちゃ見てる。
クロエが炊事場からじっとこちらに視線を向けている。
どうやらさっきの一瞬で寝間着は回収されてしまったようだ。
くそ、こんなところで有能っぷりを出すんじゃない!
とはいえいつまでも下着姿でいるのもさすがに寒く感じ、とりあえずトップスを身に着け、そのままスカートの前であぐらをかいて悩む。
ひたすらに悩む。
頭の中で男としてのプライドと今日の予定とが取っ組み合いの喧嘩をしている。
そう、この平和な時間こそ重要な時期なのだ。
ハカラをかける落とし穴をせっせと掘らないといけない。ハワードの爺さんと約束した1カ月という期間もある。その割には寝坊したのは痛いが、済んだことは仕方がない。
問題はこれからの過ごし方だ。
けどこれを履いてしまうと、さすがに自分を男だと思えなくなってしまうような気がする。
ほんの1時間、昼食を食べて町で着替えを買うまでの辛抱と考えるが、履いたという事実が逃れられない呪縛として俺を縛り付けるような気がしている。
ここが分水嶺。
ここが回帰不能点。
「はぁ、いつまで悩んでるんですか隊長殿」
「なぁ頼む。これはさすがに短すぎる。他のならなんでもいいから、これは勘弁してくれ」
「うーん、分かりました。しょうがないですね。じゃあ今日は買い物に行きましょう。色々と買いそろえなければならないわけですし」
その提案に俺は一瞬詰まった。
今日やるべきことは頭の中にあった。だが確かにここでうだうだ言ってる時間の方が無駄だ。明日からちゃんと動くためにしっかりここで準備をしておこう。
「分かった。それでいいよ」
「じゃあ今日は隊長殿に合った色んな服を見て回りましょう」
「う……わ、分かった、それでいい!」
そう言った時、クロエが勝利を確信した笑みを浮かべたのを、俺は嫌な予感と共に眺めていた。
そしてクロエはとんでもないことを口走りやがった。
「だそうです、聞きましたか“女王様”?」
「は?」
今、なんて言いやがった?
「うむ、聞いたのじゃ!」
風呂場に続く扉がガラリと開き、そこからフード付きのローブを羽織ったマリアが出てきた。
しかも後ろにはにまにま顔のニーアもいる。
「なんで、ここに?」
「申し訳ありません、隊長殿。女王様がお忍びでどうしてもと」
「クロエは悪くないぞ。余が無理に頼み込んだのじゃ」
そうはいうものの、こうもドッキリみたいなことされると人間不信になるぞ。
「てかなんでお前もいんの? 帰ったなら来んなよ」
にまにま顔のニーアが腹立たしく棘のある言葉をぶつける。
「いやー帰ったんだけどやることなくて暇なんだよねー。だから来ちゃった」
「来ちゃったじゃねぇ!」
「そんで暇だから謀っちゃった」
「謀っちゃったじゃねぇ!」
「うーん怒るジャンヌも素敵だけど、その格好で怒っても怖くないなー。てゆうか眼福?」
「うむ、さすがジャンヌじゃ。お忍びで来た余に対し、おもてなしということじゃな」
2人および後ろのクロエからの視線を感じ、自分が今どういう格好で怒鳴っているのかを知って急に恥ずかしくなった。当然下は下着以外何もない状況なのだから、自分で言うのもなんだけど白くて健康的な柔肌がありありと露出しているわけで。
「見んな!」
しゃがみ込んでシャツをぐっと下げてニーアたちの視線から逃れる。
くっ、屈辱……。もう泣きたい。
「というわけでお昼を食べたら早速王宮に来るのじゃ。ジャンヌに合った色々な服を用意してあるからの!」
てゆうかお前、一国の女王だろ。何してんだよ。暇してんじゃねぇよ。
とは言いたくてもこの状況では何もできなかった。
それから寝間着を着させてもらい(言質を取ったからかクロエも返してくれた)、昼食を食べた後に王宮に連行された俺は、3人に増えた馬鹿たちの着せ替え人形にされた。
何が起きたかは勝手に想像してくれ。あまり語りたくない。
なんとか男としての尊厳を守ったものの、女物の服を大量にもらい、さらに洋服ダンスもつけて家に運んでくれたころにはすでに日は暮れていた。
それはありがたいといえばありがたいのだが。
あぁ、本当に無駄な時間を過ごした。
なんか変な夢を見た気がする。
あの女神が夢に出てくるなんて……俺も疲れてるんだな。
重要なことを言われたような気がしたけど、頭に霧がかかったように思い出せない。
ただあの女神に対する憎しみが増している気がする。
「あ、隊長殿。おそようございます。よくお休みになられたようですね」
目が覚めるとベッドには俺一人で、居間に出るとクロエが紙袋を両手に持って帰って来たところだった。
「クロエか……今何時?」
「もうすぐ12時です」
それはかなりの“おそようございます”だな。
「ニーアたちは?」
「教官殿は帰られました。サリナと一緒に。余は満足じゃ、なんてことを言って王宮に」
…………まさか!
咄嗟に自分の体に手をやる。寝間着は乱れてない。大丈夫だよな。満足って、そういう意味じゃないよな?
「お昼の材料を買ってきたので、お着がえでもしながら少々お待ちください。あ、着替えはそこの籠に置いてありますので。しかし今後を考えるとタンスも買わないといけませんね」
「いつもすまないねぇ」
なんかご隠居さんみたいな口調になってしまった。
思い切り伸びをする。
ぽきぽきと腕や肩の骨が鳴った。
思えば昼まで寝たのは久しぶりだ。
日本にいた頃は夜中まで起きてることが多々あり、午前の授業がなければ昼まで寝ていたものだ。それがこの世界に来てから、こんなゆっくりとした眠りを得たのはおそらく初めてだ。
クーデターにより行動の制限をされることによって平和になった、というのも皮肉なものだろう。
まだ頭が完全に起ききっていない状態で寝間着を脱ぎ捨てて着替えを取ったところで、
「げっ……」
「どうしました、隊長殿!?」
「い、いや……なんでもない」
「はぁ……はぁ……ほぅ……」
「……なんでじっと俺を見てるんだクロエ?」
「い、いえ! 隊長殿の下着姿があまりにきれいなのに見惚れていたわけではなく!」
言われ、ハッとして手にした着替えで体を隠す。
「お前、いよいよニーアに似てきたな」
「なっ! ……そ、それは隊長殿とはいえ許されない暴言です。あんなのと一緒にされては憤慨噴飯噴出ものです!」
「昨日のお前の言動見て同じこと言える?」
「…………………………と、とりあえず! 早く着替えてください! さもないとお昼は抜きですから!」
母親かよ。
昨日は料理が作れるという点で黙認していた同居生活だが、ちょっと先が思いやられるぞ。
とはいえどうしたものか。悩むのはクロエが用意してくれた着替えの事。
上はノースリーブのTシャツのようなもので、少し暖かくなり始めた季節もあり問題ない。
問題は下だ。
膝上何センチっていうぐらいのミニのスカート。これを見ればマリアたちが仕立てた軍服はまだマシだったんだと思う。
こんな少しでも動いたら下着が見えてしまうようなもので、どうやって過ごせというんだ。
そもそもこれを履いてしまうと、男として何かが終わる気がしてならない。
これなら寝間着の方がまだマシだ。寝間着のボトムスだけでも……ない!
さっき脱ぎ散らかしたのがいつの間にか消えている。
「はっ!」
視線を感じて振り返る。
「………………」
めっちゃ見てる。
クロエが炊事場からじっとこちらに視線を向けている。
どうやらさっきの一瞬で寝間着は回収されてしまったようだ。
くそ、こんなところで有能っぷりを出すんじゃない!
とはいえいつまでも下着姿でいるのもさすがに寒く感じ、とりあえずトップスを身に着け、そのままスカートの前であぐらをかいて悩む。
ひたすらに悩む。
頭の中で男としてのプライドと今日の予定とが取っ組み合いの喧嘩をしている。
そう、この平和な時間こそ重要な時期なのだ。
ハカラをかける落とし穴をせっせと掘らないといけない。ハワードの爺さんと約束した1カ月という期間もある。その割には寝坊したのは痛いが、済んだことは仕方がない。
問題はこれからの過ごし方だ。
けどこれを履いてしまうと、さすがに自分を男だと思えなくなってしまうような気がする。
ほんの1時間、昼食を食べて町で着替えを買うまでの辛抱と考えるが、履いたという事実が逃れられない呪縛として俺を縛り付けるような気がしている。
ここが分水嶺。
ここが回帰不能点。
「はぁ、いつまで悩んでるんですか隊長殿」
「なぁ頼む。これはさすがに短すぎる。他のならなんでもいいから、これは勘弁してくれ」
「うーん、分かりました。しょうがないですね。じゃあ今日は買い物に行きましょう。色々と買いそろえなければならないわけですし」
その提案に俺は一瞬詰まった。
今日やるべきことは頭の中にあった。だが確かにここでうだうだ言ってる時間の方が無駄だ。明日からちゃんと動くためにしっかりここで準備をしておこう。
「分かった。それでいいよ」
「じゃあ今日は隊長殿に合った色んな服を見て回りましょう」
「う……わ、分かった、それでいい!」
そう言った時、クロエが勝利を確信した笑みを浮かべたのを、俺は嫌な予感と共に眺めていた。
そしてクロエはとんでもないことを口走りやがった。
「だそうです、聞きましたか“女王様”?」
「は?」
今、なんて言いやがった?
「うむ、聞いたのじゃ!」
風呂場に続く扉がガラリと開き、そこからフード付きのローブを羽織ったマリアが出てきた。
しかも後ろにはにまにま顔のニーアもいる。
「なんで、ここに?」
「申し訳ありません、隊長殿。女王様がお忍びでどうしてもと」
「クロエは悪くないぞ。余が無理に頼み込んだのじゃ」
そうはいうものの、こうもドッキリみたいなことされると人間不信になるぞ。
「てかなんでお前もいんの? 帰ったなら来んなよ」
にまにま顔のニーアが腹立たしく棘のある言葉をぶつける。
「いやー帰ったんだけどやることなくて暇なんだよねー。だから来ちゃった」
「来ちゃったじゃねぇ!」
「そんで暇だから謀っちゃった」
「謀っちゃったじゃねぇ!」
「うーん怒るジャンヌも素敵だけど、その格好で怒っても怖くないなー。てゆうか眼福?」
「うむ、さすがジャンヌじゃ。お忍びで来た余に対し、おもてなしということじゃな」
2人および後ろのクロエからの視線を感じ、自分が今どういう格好で怒鳴っているのかを知って急に恥ずかしくなった。当然下は下着以外何もない状況なのだから、自分で言うのもなんだけど白くて健康的な柔肌がありありと露出しているわけで。
「見んな!」
しゃがみ込んでシャツをぐっと下げてニーアたちの視線から逃れる。
くっ、屈辱……。もう泣きたい。
「というわけでお昼を食べたら早速王宮に来るのじゃ。ジャンヌに合った色々な服を用意してあるからの!」
てゆうかお前、一国の女王だろ。何してんだよ。暇してんじゃねぇよ。
とは言いたくてもこの状況では何もできなかった。
それから寝間着を着させてもらい(言質を取ったからかクロエも返してくれた)、昼食を食べた後に王宮に連行された俺は、3人に増えた馬鹿たちの着せ替え人形にされた。
何が起きたかは勝手に想像してくれ。あまり語りたくない。
なんとか男としての尊厳を守ったものの、女物の服を大量にもらい、さらに洋服ダンスもつけて家に運んでくれたころにはすでに日は暮れていた。
それはありがたいといえばありがたいのだが。
あぁ、本当に無駄な時間を過ごした。
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