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第1章 オムカ王国独立戦記
閑話6 尾田張人(エイン帝国将軍)
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夜になって、各門を攻めた部隊長をテントに招集して報告を聞いた。
「ふんふん、オッケー。なるほどね」
被害はどこも同じくらい。
対してこちらが与えた被害は数えるほど。
まーそうだよね。あの城壁? 反則じゃね? あんなの届かないっしょ。
けど、まいっか。今日死んだのはほとんど捕虜になって逃げてきた連中だし。
やつら生きて戻って来たはいいけど、なんかくさいんだよねぇ。手厚く扱われたとか、お土産持たされたとか、変な噂を聞いたとか。謀略の臭いがぷんぷんする。
だから今日の先陣で使ってやった。
奴らも感謝してるんじゃない? あとで濡れ衣着せられて味方に殺されるより、名誉の戦死ってのになったわけだし。
「ハルト将軍、明日はいかがしますか」
南門担当の部隊長が聞いてくる。
「うん、それを今から言おうとしてるから。黙ってて。殺すよ?」
「も、申し訳ありません」
「うんうん、ちゃんと謝れるのはいいことだね。でもお前、後でお仕置きね」
「そ、それは……」
「お仕置き2倍がいい?」
「…………」
部隊長が真っ青な顔をして黙り込んでしまう。
あぁ、その絶望した表情。イイ!
たった1つの過ちとも言えない過ちで身を破滅させる。そんな人間が繰り出す表情がここまで真に迫って見れるなんて最高だ。
でもそれだとすぐ壊れちゃうからね。それじゃあもったいない。俺はちゃんとおかたづけできる良い子。
「あはっ、嘘だよ。部下思いの俺がそんないじめるわけないじゃないか。ねぇ? 君の明日の働きに期待してるからさ」
「はっ、はは!」
うんうん、やっぱり人を動かすのは飴と鞭だよね。
これで南門は頑張ってくれるでしょ。
「じゃあ明日の作戦は、そうだね。西門の君に頑張ってもらおうかな。どう? 今日は蠅がうるさかったみたいだけど」
「はっ。3千ほどが寄せては退き、退いては寄せるという方法で張り付いていたのですが、とりあえず6千を当ててその間に城を攻めておりました」
「ふぅん、それが明日も続くと厄介だねー。もしかしてこっちの狙い読まれてる? でもいっか。たった3千だし。こっちから5千まわすから。1万で備えれば相手も動けないでしょ。あとその間に作ってもらいたいものがあるんだけど」
「はっ。ご助力感謝いたします。身命を賭して働く所存です!」
「うん。とりあえずは君のところがキーだから。よろしこー。他の3つの門は例の埋め立て作戦やるから。そのつもりで準備させてね」
こんなもんかな。
色々防御策を考えてるみたいだけど、これまで俺が落としてきた城に比べたらただデカいだけだね。
さぁさぁ、もっと頑張らないと3日も持たないよ?
その時だ。外が騒がしいのに気づく。
1人の男が軍議のテントに入って来た。
「注進! 南門の軍が奇襲されました!」
「は?」
今なんつった?
「突如城門から打って出たのに対し迎撃態勢を整えたところ、背後から強襲された模様! 陣と食料に火をつけてすぐに退いていきました!」
外に出てた3千か。
なるほど、今日西門に張り付いてたのは陽動ってこと?
面白いことしてくれんじゃないの。
「も、申し訳ありません!」
南門の隊長が額を地面にこすりつけんばかりにして謝ってくる。
おお、土下座だ。カッコワリー。
「いやいや、まぁいいよ。やられたのは仕方ないからさ。それより副官いる? 副官に食料運ばせて、混乱収拾に当たらせて」
「はっ、いえ、でも、私が戻って指揮をとらなければ……」
「あ、それいいから」
「は?」
馬鹿みたいに呆けた顔をあげてこちらを見てくる部隊長。
俺はそいつに近づくと、こっそり耳打ちする。
「だって君、死んでるもん」
「え?」
更に俺はささやくように言う。
「君は、死んで、るんだ。自分で、喉を、突いてね」
それだけ言って、俺はサッと距離を取る。
「はっ……」
隊長が答え自分の腰にさした剣を引き抜くと、その切っ先を喉に当てて、そのまま遠慮なく押し込んだ。
鮮血が飛び散る。
あーあ、汚いなぁ。
てかこんなところでやるんじゃなかった。反省反省。
物言わぬうずくまったモノに成り下がった元・隊長を見て、残った3人は顔を真っ青にして一言も発しない。
「はいはい、いつまでぼっとしてるの? 南門の隊長は責任をとって自害した。それ以上でもそれ以下でもない。それとも、彼と同じになりたい?」
その言葉にネジが巻かれたように、慌てて3人が動き出す。
あはははっ! 人間って面白!
あぁも顔色変えちゃうなんてね。そんなに怖いのかな、俺。
別に俺は誰も殺してないのに。ただささやくだけ。それで死んじゃうんだから、まったく怖いのはその偶然だよねー。
だから俺は悪くない。何もしていない。誰も殺してないし、誰からも怖がられる必要はない。
国にふたつとない士(人)のことを国士無双というらしい。
なら天にふたつとない士なら何と呼ぶんだろう。
そんな人間がいたとしたら、その言葉を聞かない人間はいない。
それが俺のスキル『天士無双』。
あぁありがとう、女神様。こんな素敵なスキルを俺にくれるなんて。
これのおかげで俺の異世界ライフは快適そのものだった。誰もが俺の言う事を聞いてくれるし、誰もが俺のご機嫌を取ってくるし、誰もが俺を恐れて近づかない。
弱点としては近くで言わないと意味がないこと。あとは効果時間が極端に短いこと。
だから敵の兵を捕虜にして、城門を開けろと命令して解き放っても城に入るころには効果時間が切れちゃうのだ。それが出来たらどんな城でも落とせるんだけどなぁ。残念。
ま、いっか。
その分、いろんな絶望といろんな苦痛といろんな死が見れるんだから。こんな特等席は他にない。
さぁ次は何をやってくるのかな。
もっともっと俺を楽しませてくれないと、本当に死んじゃうよ?
ねぇ、名前も知らない敵将さん?
「ふんふん、オッケー。なるほどね」
被害はどこも同じくらい。
対してこちらが与えた被害は数えるほど。
まーそうだよね。あの城壁? 反則じゃね? あんなの届かないっしょ。
けど、まいっか。今日死んだのはほとんど捕虜になって逃げてきた連中だし。
やつら生きて戻って来たはいいけど、なんかくさいんだよねぇ。手厚く扱われたとか、お土産持たされたとか、変な噂を聞いたとか。謀略の臭いがぷんぷんする。
だから今日の先陣で使ってやった。
奴らも感謝してるんじゃない? あとで濡れ衣着せられて味方に殺されるより、名誉の戦死ってのになったわけだし。
「ハルト将軍、明日はいかがしますか」
南門担当の部隊長が聞いてくる。
「うん、それを今から言おうとしてるから。黙ってて。殺すよ?」
「も、申し訳ありません」
「うんうん、ちゃんと謝れるのはいいことだね。でもお前、後でお仕置きね」
「そ、それは……」
「お仕置き2倍がいい?」
「…………」
部隊長が真っ青な顔をして黙り込んでしまう。
あぁ、その絶望した表情。イイ!
たった1つの過ちとも言えない過ちで身を破滅させる。そんな人間が繰り出す表情がここまで真に迫って見れるなんて最高だ。
でもそれだとすぐ壊れちゃうからね。それじゃあもったいない。俺はちゃんとおかたづけできる良い子。
「あはっ、嘘だよ。部下思いの俺がそんないじめるわけないじゃないか。ねぇ? 君の明日の働きに期待してるからさ」
「はっ、はは!」
うんうん、やっぱり人を動かすのは飴と鞭だよね。
これで南門は頑張ってくれるでしょ。
「じゃあ明日の作戦は、そうだね。西門の君に頑張ってもらおうかな。どう? 今日は蠅がうるさかったみたいだけど」
「はっ。3千ほどが寄せては退き、退いては寄せるという方法で張り付いていたのですが、とりあえず6千を当ててその間に城を攻めておりました」
「ふぅん、それが明日も続くと厄介だねー。もしかしてこっちの狙い読まれてる? でもいっか。たった3千だし。こっちから5千まわすから。1万で備えれば相手も動けないでしょ。あとその間に作ってもらいたいものがあるんだけど」
「はっ。ご助力感謝いたします。身命を賭して働く所存です!」
「うん。とりあえずは君のところがキーだから。よろしこー。他の3つの門は例の埋め立て作戦やるから。そのつもりで準備させてね」
こんなもんかな。
色々防御策を考えてるみたいだけど、これまで俺が落としてきた城に比べたらただデカいだけだね。
さぁさぁ、もっと頑張らないと3日も持たないよ?
その時だ。外が騒がしいのに気づく。
1人の男が軍議のテントに入って来た。
「注進! 南門の軍が奇襲されました!」
「は?」
今なんつった?
「突如城門から打って出たのに対し迎撃態勢を整えたところ、背後から強襲された模様! 陣と食料に火をつけてすぐに退いていきました!」
外に出てた3千か。
なるほど、今日西門に張り付いてたのは陽動ってこと?
面白いことしてくれんじゃないの。
「も、申し訳ありません!」
南門の隊長が額を地面にこすりつけんばかりにして謝ってくる。
おお、土下座だ。カッコワリー。
「いやいや、まぁいいよ。やられたのは仕方ないからさ。それより副官いる? 副官に食料運ばせて、混乱収拾に当たらせて」
「はっ、いえ、でも、私が戻って指揮をとらなければ……」
「あ、それいいから」
「は?」
馬鹿みたいに呆けた顔をあげてこちらを見てくる部隊長。
俺はそいつに近づくと、こっそり耳打ちする。
「だって君、死んでるもん」
「え?」
更に俺はささやくように言う。
「君は、死んで、るんだ。自分で、喉を、突いてね」
それだけ言って、俺はサッと距離を取る。
「はっ……」
隊長が答え自分の腰にさした剣を引き抜くと、その切っ先を喉に当てて、そのまま遠慮なく押し込んだ。
鮮血が飛び散る。
あーあ、汚いなぁ。
てかこんなところでやるんじゃなかった。反省反省。
物言わぬうずくまったモノに成り下がった元・隊長を見て、残った3人は顔を真っ青にして一言も発しない。
「はいはい、いつまでぼっとしてるの? 南門の隊長は責任をとって自害した。それ以上でもそれ以下でもない。それとも、彼と同じになりたい?」
その言葉にネジが巻かれたように、慌てて3人が動き出す。
あはははっ! 人間って面白!
あぁも顔色変えちゃうなんてね。そんなに怖いのかな、俺。
別に俺は誰も殺してないのに。ただささやくだけ。それで死んじゃうんだから、まったく怖いのはその偶然だよねー。
だから俺は悪くない。何もしていない。誰も殺してないし、誰からも怖がられる必要はない。
国にふたつとない士(人)のことを国士無双というらしい。
なら天にふたつとない士なら何と呼ぶんだろう。
そんな人間がいたとしたら、その言葉を聞かない人間はいない。
それが俺のスキル『天士無双』。
あぁありがとう、女神様。こんな素敵なスキルを俺にくれるなんて。
これのおかげで俺の異世界ライフは快適そのものだった。誰もが俺の言う事を聞いてくれるし、誰もが俺のご機嫌を取ってくるし、誰もが俺を恐れて近づかない。
弱点としては近くで言わないと意味がないこと。あとは効果時間が極端に短いこと。
だから敵の兵を捕虜にして、城門を開けろと命令して解き放っても城に入るころには効果時間が切れちゃうのだ。それが出来たらどんな城でも落とせるんだけどなぁ。残念。
ま、いっか。
その分、いろんな絶望といろんな苦痛といろんな死が見れるんだから。こんな特等席は他にない。
さぁ次は何をやってくるのかな。
もっともっと俺を楽しませてくれないと、本当に死んじゃうよ?
ねぇ、名前も知らない敵将さん?
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