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第3章 帝都潜入作戦
第37話 緒戦を振り返って
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緒戦はなんとか勝った。
被害は1万近いだろうというから完勝とも言えるが、薄氷の上での勝利だ。敵が様子見といった感じで若干油断していたのもあった。
連環馬も銃眼付きの盾も、実践での初お披露目だったから上手く機能するか不安だったのだ。
けど効果としては抜群だった。
連環馬は水滸伝に登場する、双鞭を武器にする呼延灼という人物が使ったもので、馬甲に身を固めた馬を鎖でつなぎ、突撃させる戦法だ。
ウィットはそれ用に調教した馬200頭と馬甲と鎖を持ってきていて、20頭ずつ10の連環馬を指揮して突撃させた。
そして十分過ぎるほどの結果がついてきた。
この無敵とも言える連環馬にも弱点があり、まず水滸伝にあるように馬の脚を狙われると弱い。20頭のうち半分も失えば重くて動かなくなるだろう。また落とし穴にも弱い。さらに方向転換が容易ではないので、横からの攻撃にめっぽう弱い。
だから騎馬隊が中央に固まっていた今しかチャンスがなかったわけでもある。
恐らく二度目は対策される、まさに最初にして最後の戦法ということになる。
ただ、ブリーダが隙を突いて、敵左翼の指揮官を討ち取ったようだった。ここ最近ブリーダの勘が冴えている。もちろん大功績だ。
というわけで敵は元の位置からさらに少し後退した位置で部隊を立て直している。
もちろんそこに飛び込むほど俺は馬鹿じゃない。1万の被害が出ても、2万弱と6万じゃまだまだ差は大きい。
「おぅ、大勝して浮かれているわけではなさそうだのぅ」
「爺さんか」
翌朝、敵の陣を見ているとハワードの爺さんがやってきた。
どうやら爺さんも退いたまま動かない相手が気になるらしい。
「しかしすさまじいのぅ。連環馬、といったか。それからあの盾。よく作ったものだわい」
「ぬかせ。ウィットから聞いたぞ。爺さんの指示でそこらへん全部運んだって」
「ごほっ、ごほっ。さぁのぅ。なんか面白そうだから持って来ればいいと言っただけだがのぅ」
「食えない爺さんだぜ」
「なにお主に食べられるなら本望よ」
「だから食わねぇって」
「それで、今日はどうするのだ? 結局相手は動かなかったが。もう一回連環馬を使うか?」
「いや、無理だ。あれは落とし穴に弱い。ちょっとした溝でも行動不能になる可能性がある。もし動かなかったのが落とし穴を掘っていたのだとしたら、被害が増えるだけだ」
「ではあの盾は?」
「使ってもいいけど、多分相手がそうさせてくれないだろう。あれは乱戦だと邪魔になるだけだからな。それに正面からの戦いには強いけど、やっぱり左右に回り込まれると辛い。それができるくらいの兵力差はあるんだぜ」
「ふむ……両方とも一度きりの秘策ということか。惜しいのぅ」
「しょうがないだろ。とにかくいきなり負けることは防いだ。被害も出した。後はこれからどうするかだろ」
「そうだのぅ……って、何も考えとらんのか?」
「考えてんだよ。今、絶賛。そこに爺さんが来たの」
「はぁ……前準備をしっかりしたと思ったらこれかよ」
「うるさいなぁ。そもそも帝国軍を引きつけるための牽制だって言っただろ。なに対岸まで来て戦ってんだよ」
「本当はそのつもりだったんだがのぅ。どっかの誰かさんが捕まったという知らせを受けたんじゃから仕方ないじゃろ」
「ぐっ……それは……」
そう言われると、ぐぅの音も出なかった。
「過ぎたことはいい。とりあえず今、どうするかだ」
「都合の良い頭だのぅ。いや、軍師だからこそ、か」
もうそれでいいよ。
過ぎたこと、都合の悪いことは忘れる。里奈と会った。その後に何が起きたか。ザイン以外のことはもう忘れた。彼女が何でどういうことをしてきたか、それは忘れる。そういうことにする。
今だけだ。
あとで落ち着いたらメチャクチャ後悔して悩むだろう。
とにかく今。
今をどうするか。こういう時だから天地人に合わせて考えてみる。
天の時。
朝。晴れ。うん、悪天候に紛れての奇襲は無理。
地の利。
見渡す限りの原野。数の差がもろにでる環境。林を利用しようにも中途半端で、うん、無理。
人の和。
数では圧倒的に差があるから無理。
ならば質。そこならば負けない自信はある……ある、が。
「悩んで折るようだの」
「さすがにこの兵力差だとな」
「ふむ。お主、まだこの原野だけで戦場を組み立てておらんか?」
「なんだって?」
「もっと戦場を俯瞰して見よ。お主ならそれはできたはずじゃぞ」
「それは……分かってるさ。けど利用できそうな地形なんてない」
「あるじゃろう。わしらの後ろに。帝国が築いた砦。そしてウォンリバー。さらに前には……言わずともお主の方が良く知っておろう」
前。敵軍その向こう。
それは、帝都。
そうか。利用できるものはまだあるじゃないか。
やっぱりどこかで頭が回らなくなっていたのだろう。里奈のこと、ザインのこと。色々ありすぎたせいだ。
「……確かにちょっと縮こまっていたかもしれないな」
「そうじゃの。じゃが縮こまるのは――」
「それ以上言ったら、総大将だけで敵に突っ込んでもらうぞ」
「おおう、言い切る前に最大のツッコミが来るとは、腕をあげたのぅ」
「まぁ、それなりに付き合いもあるしな」
といってもまだ1年。
それでも、この爺さんには色々学ばされた気がする。
そういえば爺さんっていくつなんだ?
戦歴50年とか聞いた気がするけど、そうなるともう70前後ということか。
少し気になって、聞いてみることにした。
「爺さんは、引退とかしないのか?」
「ふん、わしが引退するのは、それこそお主らが一人前に育ってからでないと安心してできんわ。あと20年は現役でいるつもりだぞ?」
「どんだけだよ……ま、元気なのはいいけどさ」
そうだ。
この人がいるから、オムカ王国の軍は安心してまとまっていられる。柱石と言われるのも過大評価ではない。
だからここで無理されても困るのだ。
なんだかところどころで咳しているっぽいし。
色んな意味で、長生きしてもらわないと。
「さて、そろそろ敵も来るかのぅ。考えはまとまったか?」
「少しは。とりあえず思いついたのをやることにする」
まずは砦。
確率は低いけど嵌まれば敵に大損害を与える仕掛けを施す。
次に騎馬隊。
これはウィットにやってもらうしかなさそうだ。
狙うはタルフ関、そして帝都アルパルーデ。
連環馬で使った200をつけての計400だが、それでも相手は無視できないだろう。なにせ帝都にはほぼ兵が残っていないはずだから。
そこでウィットを追うためにどれだけ兵を出すか分からないが、騎馬隊の数を減らせるならやってみる価値はある。
後はウィットの才覚次第だが、なんとかやってくれるだろう。
あとは……河、か。
背水の陣、では勝てない。いくら兵を死ぬ気にさせたところで、鉄砲と矢でじわじわ削られて出血死を強いられる。
だから他の策。
とにかく今は考え続けるしかない。
俺みたいな凡人が、この戦局を打破しようというのだから。
シンクシンクシンク。
考えろ。ひたすらに。
被害は1万近いだろうというから完勝とも言えるが、薄氷の上での勝利だ。敵が様子見といった感じで若干油断していたのもあった。
連環馬も銃眼付きの盾も、実践での初お披露目だったから上手く機能するか不安だったのだ。
けど効果としては抜群だった。
連環馬は水滸伝に登場する、双鞭を武器にする呼延灼という人物が使ったもので、馬甲に身を固めた馬を鎖でつなぎ、突撃させる戦法だ。
ウィットはそれ用に調教した馬200頭と馬甲と鎖を持ってきていて、20頭ずつ10の連環馬を指揮して突撃させた。
そして十分過ぎるほどの結果がついてきた。
この無敵とも言える連環馬にも弱点があり、まず水滸伝にあるように馬の脚を狙われると弱い。20頭のうち半分も失えば重くて動かなくなるだろう。また落とし穴にも弱い。さらに方向転換が容易ではないので、横からの攻撃にめっぽう弱い。
だから騎馬隊が中央に固まっていた今しかチャンスがなかったわけでもある。
恐らく二度目は対策される、まさに最初にして最後の戦法ということになる。
ただ、ブリーダが隙を突いて、敵左翼の指揮官を討ち取ったようだった。ここ最近ブリーダの勘が冴えている。もちろん大功績だ。
というわけで敵は元の位置からさらに少し後退した位置で部隊を立て直している。
もちろんそこに飛び込むほど俺は馬鹿じゃない。1万の被害が出ても、2万弱と6万じゃまだまだ差は大きい。
「おぅ、大勝して浮かれているわけではなさそうだのぅ」
「爺さんか」
翌朝、敵の陣を見ているとハワードの爺さんがやってきた。
どうやら爺さんも退いたまま動かない相手が気になるらしい。
「しかしすさまじいのぅ。連環馬、といったか。それからあの盾。よく作ったものだわい」
「ぬかせ。ウィットから聞いたぞ。爺さんの指示でそこらへん全部運んだって」
「ごほっ、ごほっ。さぁのぅ。なんか面白そうだから持って来ればいいと言っただけだがのぅ」
「食えない爺さんだぜ」
「なにお主に食べられるなら本望よ」
「だから食わねぇって」
「それで、今日はどうするのだ? 結局相手は動かなかったが。もう一回連環馬を使うか?」
「いや、無理だ。あれは落とし穴に弱い。ちょっとした溝でも行動不能になる可能性がある。もし動かなかったのが落とし穴を掘っていたのだとしたら、被害が増えるだけだ」
「ではあの盾は?」
「使ってもいいけど、多分相手がそうさせてくれないだろう。あれは乱戦だと邪魔になるだけだからな。それに正面からの戦いには強いけど、やっぱり左右に回り込まれると辛い。それができるくらいの兵力差はあるんだぜ」
「ふむ……両方とも一度きりの秘策ということか。惜しいのぅ」
「しょうがないだろ。とにかくいきなり負けることは防いだ。被害も出した。後はこれからどうするかだろ」
「そうだのぅ……って、何も考えとらんのか?」
「考えてんだよ。今、絶賛。そこに爺さんが来たの」
「はぁ……前準備をしっかりしたと思ったらこれかよ」
「うるさいなぁ。そもそも帝国軍を引きつけるための牽制だって言っただろ。なに対岸まで来て戦ってんだよ」
「本当はそのつもりだったんだがのぅ。どっかの誰かさんが捕まったという知らせを受けたんじゃから仕方ないじゃろ」
「ぐっ……それは……」
そう言われると、ぐぅの音も出なかった。
「過ぎたことはいい。とりあえず今、どうするかだ」
「都合の良い頭だのぅ。いや、軍師だからこそ、か」
もうそれでいいよ。
過ぎたこと、都合の悪いことは忘れる。里奈と会った。その後に何が起きたか。ザイン以外のことはもう忘れた。彼女が何でどういうことをしてきたか、それは忘れる。そういうことにする。
今だけだ。
あとで落ち着いたらメチャクチャ後悔して悩むだろう。
とにかく今。
今をどうするか。こういう時だから天地人に合わせて考えてみる。
天の時。
朝。晴れ。うん、悪天候に紛れての奇襲は無理。
地の利。
見渡す限りの原野。数の差がもろにでる環境。林を利用しようにも中途半端で、うん、無理。
人の和。
数では圧倒的に差があるから無理。
ならば質。そこならば負けない自信はある……ある、が。
「悩んで折るようだの」
「さすがにこの兵力差だとな」
「ふむ。お主、まだこの原野だけで戦場を組み立てておらんか?」
「なんだって?」
「もっと戦場を俯瞰して見よ。お主ならそれはできたはずじゃぞ」
「それは……分かってるさ。けど利用できそうな地形なんてない」
「あるじゃろう。わしらの後ろに。帝国が築いた砦。そしてウォンリバー。さらに前には……言わずともお主の方が良く知っておろう」
前。敵軍その向こう。
それは、帝都。
そうか。利用できるものはまだあるじゃないか。
やっぱりどこかで頭が回らなくなっていたのだろう。里奈のこと、ザインのこと。色々ありすぎたせいだ。
「……確かにちょっと縮こまっていたかもしれないな」
「そうじゃの。じゃが縮こまるのは――」
「それ以上言ったら、総大将だけで敵に突っ込んでもらうぞ」
「おおう、言い切る前に最大のツッコミが来るとは、腕をあげたのぅ」
「まぁ、それなりに付き合いもあるしな」
といってもまだ1年。
それでも、この爺さんには色々学ばされた気がする。
そういえば爺さんっていくつなんだ?
戦歴50年とか聞いた気がするけど、そうなるともう70前後ということか。
少し気になって、聞いてみることにした。
「爺さんは、引退とかしないのか?」
「ふん、わしが引退するのは、それこそお主らが一人前に育ってからでないと安心してできんわ。あと20年は現役でいるつもりだぞ?」
「どんだけだよ……ま、元気なのはいいけどさ」
そうだ。
この人がいるから、オムカ王国の軍は安心してまとまっていられる。柱石と言われるのも過大評価ではない。
だからここで無理されても困るのだ。
なんだかところどころで咳しているっぽいし。
色んな意味で、長生きしてもらわないと。
「さて、そろそろ敵も来るかのぅ。考えはまとまったか?」
「少しは。とりあえず思いついたのをやることにする」
まずは砦。
確率は低いけど嵌まれば敵に大損害を与える仕掛けを施す。
次に騎馬隊。
これはウィットにやってもらうしかなさそうだ。
狙うはタルフ関、そして帝都アルパルーデ。
連環馬で使った200をつけての計400だが、それでも相手は無視できないだろう。なにせ帝都にはほぼ兵が残っていないはずだから。
そこでウィットを追うためにどれだけ兵を出すか分からないが、騎馬隊の数を減らせるならやってみる価値はある。
後はウィットの才覚次第だが、なんとかやってくれるだろう。
あとは……河、か。
背水の陣、では勝てない。いくら兵を死ぬ気にさせたところで、鉄砲と矢でじわじわ削られて出血死を強いられる。
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