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8章 ダンジョンを守れ ~異種族間同盟~
魔遊戯後
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「ほんと、エレナのあれ、大騒ぎになったよねー…………」
ミアはあはは、と笑いながらそう言った。
実はドラゴンを倒した後─────ちょっとした、というか大分大騒ぎになったのだ。
『お、おおぉぉぉぉぉ!! あのドラゴンを一撃で………すげえ!』
『もう駄目かと思ってたのに…………一撃で』
あのドラゴン、実は偽物とかではなく、本物だったのだ。あの白いドラゴンは、魔遊戯所の上をぶち抜いて侵入してきたのだ。しかし、エレナは魔遊戯に夢中だったため気づかずに、ドラゴンもゲーム上での敵だと勘違いし、そのまま倒してしまったのだ。
『…………よし、これでクリア………』
当のエレナはそんなことは意に介さず、正方形のオブジェクトを破壊し、一息ついていた。あのドラゴンよりもロイヤル・ロッドの方が気になるのだ、エレナとしては。
『……………これがロイヤル・ロッド…………』
ロイヤル・ロッドは、ゲームをクリアしたと同時にクリアした者の手元に渡る仕組みになっている。エレナの手には、欲しかったロイヤル・ロッドが握られていた。
エレナは、ロイヤル・ロッドを眺めながらその場から立ち去ろうとする。
『嬢ちゃん、すげえよ、あんた!』
『ドラゴンを一発で倒しちまうな……………嬢ちゃん、とんでもねえな!!』
エレナは、ゲームをクリアしたことへの称賛だと思っているようで、ど、どうも……………と恥ずかしそうにそう言うと嬉しそうな表情でレクスの元へと戻ってきた。
『…………取ったよ……………』
『あ、うん…………す、すごいね、エレナ』
レクスは、ドラゴンが本物だったことに気づいてないんだろうな……………なんてことを思いつつ、苦笑しながら頭を撫でてエレナを褒める。
『………私は子供じゃない……………』
むぅー…………と頬を膨らませながらもえへへ……………と喜ぶエレナ。その姿は見ていて微笑ましいが……………。
『……………とりあえず、ここから一旦離れた方がよさそうね』
『そうみたいね…………注目集めちゃってるし、それに、こんな状態じゃゆっくり遊べなさそうだしね。少し遊んでみたかったけど………残念』
フィオナは少しだけ肩を落としてそう言った。エレナはレクス達の会話の内容に首を傾げているのが、印象的だった。
かくして、レクス達は魔遊戯所を去って、こうして街中を歩いているわけだが─────
因みに、壊れた天井は直していない。下手に直して周りに人でもいたら、もしかしたら怪我をするかも知れないからだ。それと、あとは単にあれだけ細かく割れていれば、直すのは困難だ。
「…………あのドラゴン、本物の割には、大して強くなかった…………」
エレナはそう呟いた。通常、特大の魔弾を打った程度でドラゴンは倒れない。ドラゴンの外皮は案外固いので、一撃でやられるほどやわではないのだ。たとえ、エレナの一撃であったとしても。
「じゃあ、ドラゴンに似た別のやつとか?」
「いや、どう見てもドラゴンだったと思うけど」
シュエイルの言葉に、カレンはいやいやと否定しながらそう言った。どちらだったにせよ、ドラゴンは倒された訳だし、それで良いと思うが。
「…………ロイヤル・ロッド…………使うの、楽しみ………」
エレナは珍しく浮かれ気味にそう呟いていた。レクスはそれを見て苦笑していた。
「そういえば、レイン。なんか、近くに気絶してた人がいたけど……………どうしたの? あと、あの雷、レインでしょ」
「グルッ、グルゥ! 《うん、そうだよ。あの人達が絡んできたから、相手してあげただけ》」
レインは少し笑いながらそんなことを言った。レインの念話はレクスには聞こえていないが、多分レインが悪いわけではないだろう。気絶してた人達も柄が悪そうだったし。
レクス達はたわいもない話をしながら、屋敷へと帰るのだった。
ミアはあはは、と笑いながらそう言った。
実はドラゴンを倒した後─────ちょっとした、というか大分大騒ぎになったのだ。
『お、おおぉぉぉぉぉ!! あのドラゴンを一撃で………すげえ!』
『もう駄目かと思ってたのに…………一撃で』
あのドラゴン、実は偽物とかではなく、本物だったのだ。あの白いドラゴンは、魔遊戯所の上をぶち抜いて侵入してきたのだ。しかし、エレナは魔遊戯に夢中だったため気づかずに、ドラゴンもゲーム上での敵だと勘違いし、そのまま倒してしまったのだ。
『…………よし、これでクリア………』
当のエレナはそんなことは意に介さず、正方形のオブジェクトを破壊し、一息ついていた。あのドラゴンよりもロイヤル・ロッドの方が気になるのだ、エレナとしては。
『……………これがロイヤル・ロッド…………』
ロイヤル・ロッドは、ゲームをクリアしたと同時にクリアした者の手元に渡る仕組みになっている。エレナの手には、欲しかったロイヤル・ロッドが握られていた。
エレナは、ロイヤル・ロッドを眺めながらその場から立ち去ろうとする。
『嬢ちゃん、すげえよ、あんた!』
『ドラゴンを一発で倒しちまうな……………嬢ちゃん、とんでもねえな!!』
エレナは、ゲームをクリアしたことへの称賛だと思っているようで、ど、どうも……………と恥ずかしそうにそう言うと嬉しそうな表情でレクスの元へと戻ってきた。
『…………取ったよ……………』
『あ、うん…………す、すごいね、エレナ』
レクスは、ドラゴンが本物だったことに気づいてないんだろうな……………なんてことを思いつつ、苦笑しながら頭を撫でてエレナを褒める。
『………私は子供じゃない……………』
むぅー…………と頬を膨らませながらもえへへ……………と喜ぶエレナ。その姿は見ていて微笑ましいが……………。
『……………とりあえず、ここから一旦離れた方がよさそうね』
『そうみたいね…………注目集めちゃってるし、それに、こんな状態じゃゆっくり遊べなさそうだしね。少し遊んでみたかったけど………残念』
フィオナは少しだけ肩を落としてそう言った。エレナはレクス達の会話の内容に首を傾げているのが、印象的だった。
かくして、レクス達は魔遊戯所を去って、こうして街中を歩いているわけだが─────
因みに、壊れた天井は直していない。下手に直して周りに人でもいたら、もしかしたら怪我をするかも知れないからだ。それと、あとは単にあれだけ細かく割れていれば、直すのは困難だ。
「…………あのドラゴン、本物の割には、大して強くなかった…………」
エレナはそう呟いた。通常、特大の魔弾を打った程度でドラゴンは倒れない。ドラゴンの外皮は案外固いので、一撃でやられるほどやわではないのだ。たとえ、エレナの一撃であったとしても。
「じゃあ、ドラゴンに似た別のやつとか?」
「いや、どう見てもドラゴンだったと思うけど」
シュエイルの言葉に、カレンはいやいやと否定しながらそう言った。どちらだったにせよ、ドラゴンは倒された訳だし、それで良いと思うが。
「…………ロイヤル・ロッド…………使うの、楽しみ………」
エレナは珍しく浮かれ気味にそう呟いていた。レクスはそれを見て苦笑していた。
「そういえば、レイン。なんか、近くに気絶してた人がいたけど……………どうしたの? あと、あの雷、レインでしょ」
「グルッ、グルゥ! 《うん、そうだよ。あの人達が絡んできたから、相手してあげただけ》」
レインは少し笑いながらそんなことを言った。レインの念話はレクスには聞こえていないが、多分レインが悪いわけではないだろう。気絶してた人達も柄が悪そうだったし。
レクス達はたわいもない話をしながら、屋敷へと帰るのだった。
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