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18.シエルのお家に泊まったの
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お部屋はいくつもない。代わりに広くて大きいお部屋が一つ、お風呂やトイレは下の枝にあるんだって。
下を眺める僕は、大変なことに気づいた。隣のディーの袖を引っ張る。
「ディー、大変。荷物置いてきちゃった」
さっき、僕を下ろしたあとに並べてあった。あの荷物、持ってこないと困るよ。そう告げたら、ディーはきょとんとした。それから大きく頷く。
「大丈夫だ、荷物なら運んだからな」
もう運んだの? さっき、一緒に来たのに、荷物は見なかったよ? 疑問をいっぱい込めて見つめると、ディーが丁寧に説明してくれる。荷物は全て、シエルが魔法で運ぶ。その魔法が得意じゃないから、ディーは背中に乗せて運んだ。
シエルは魔法が上手で、ディーは苦手なの。ちゃんと覚えておくね。うんうんと頷く僕の前に、シエルが荷物を出した。毛布や着替えの入った包みと、ディーの服の包み。あれ? 食べ物がない。
「ご飯は?」
「下の枝にある家に運んだ」
シエルのお話だと、トイレやお風呂があるお家は皆で使う。その反対側の枝にあるお家に、料理をする部屋があるんだって。そこからお料理を受け取って、自分のお家で食べたり、他の人と一緒にその場で食べたりする。
ご飯を持って移動するのは大変そうだけど、木の上で生活しているから慣れてる。そう聞いて驚いた。僕は毎日木の枝を移動するのは無理だと思う。絶対に落ちちゃうもん。
「シエルには嫁さんがいるんだが、もうすぐ赤ちゃんが産まれるぞ」
女の人に赤ちゃんができると、専用のお家で暮らす。それが一族の決まりだって。一緒じゃないと寂しいね、と口にしたら、シエルがそうだなって呟く。明日の朝、会いに行けるみたい。僕やディーも会わせてもらう約束をした。
運んだご飯は、お土産も入っている。僕達が食べる分も足したから、たくさんだったんだ。ご飯は蒸した木の実とお魚、それから焼いたお肉だった。初めて見るお肉は美味しかったよ。四本の足がついた鳥のお肉なんだと聞いて、どの鳥か教えてもらった。
空を飛んで枝に降りたところを、蔓で縛って捕まえる。説明を受けている間に、お日様が傾いて暗くなった。
「寝よう」
シエルに言われて、横になるけど眠くない。いつも夜になってからお茶を飲んだり、お話をしたりしてたから。全然眠くなくて、ごろごろしていた。ディーが僕を抱っこして、背中をぽんぽんと叩く。ゆっくり眠くなって、ディーの腕にしがみついて目を閉じた。
風の音がする。葉っぱが揺れる音と一緒に、安心できる音がいっぱい。僕の毛布をお腹に載せて、ちょっとだけディーにも掛ける。体が大きいから、全部は無理だった。このお家、涼しくて眠りやすいな。そんな考えが最後で、僕はしっかり眠った。
朝、ものすごい早く起こされる。お日様が昇ったら、もう起きる時間なんだ。だから夜が早かったんだね。今度は眠くて、目をこすりながら、大きな欠伸をした。
「今日はシャムシエルの嫁さんに会いに行くぞ」
ディーに言われて、慌てて口を閉じた。朝のご飯は平たいパン。昨日のお肉の残りを挟んで、くるくる巻いて食べた。まだ若い葉っぱを摘んで、パンに挟む。顔や手も拭いて綺麗にして、着替えてから毛布を片付けた。
よし! 赤ちゃんのいるお嫁さんにご挨拶しなくちゃ。
下を眺める僕は、大変なことに気づいた。隣のディーの袖を引っ張る。
「ディー、大変。荷物置いてきちゃった」
さっき、僕を下ろしたあとに並べてあった。あの荷物、持ってこないと困るよ。そう告げたら、ディーはきょとんとした。それから大きく頷く。
「大丈夫だ、荷物なら運んだからな」
もう運んだの? さっき、一緒に来たのに、荷物は見なかったよ? 疑問をいっぱい込めて見つめると、ディーが丁寧に説明してくれる。荷物は全て、シエルが魔法で運ぶ。その魔法が得意じゃないから、ディーは背中に乗せて運んだ。
シエルは魔法が上手で、ディーは苦手なの。ちゃんと覚えておくね。うんうんと頷く僕の前に、シエルが荷物を出した。毛布や着替えの入った包みと、ディーの服の包み。あれ? 食べ物がない。
「ご飯は?」
「下の枝にある家に運んだ」
シエルのお話だと、トイレやお風呂があるお家は皆で使う。その反対側の枝にあるお家に、料理をする部屋があるんだって。そこからお料理を受け取って、自分のお家で食べたり、他の人と一緒にその場で食べたりする。
ご飯を持って移動するのは大変そうだけど、木の上で生活しているから慣れてる。そう聞いて驚いた。僕は毎日木の枝を移動するのは無理だと思う。絶対に落ちちゃうもん。
「シエルには嫁さんがいるんだが、もうすぐ赤ちゃんが産まれるぞ」
女の人に赤ちゃんができると、専用のお家で暮らす。それが一族の決まりだって。一緒じゃないと寂しいね、と口にしたら、シエルがそうだなって呟く。明日の朝、会いに行けるみたい。僕やディーも会わせてもらう約束をした。
運んだご飯は、お土産も入っている。僕達が食べる分も足したから、たくさんだったんだ。ご飯は蒸した木の実とお魚、それから焼いたお肉だった。初めて見るお肉は美味しかったよ。四本の足がついた鳥のお肉なんだと聞いて、どの鳥か教えてもらった。
空を飛んで枝に降りたところを、蔓で縛って捕まえる。説明を受けている間に、お日様が傾いて暗くなった。
「寝よう」
シエルに言われて、横になるけど眠くない。いつも夜になってからお茶を飲んだり、お話をしたりしてたから。全然眠くなくて、ごろごろしていた。ディーが僕を抱っこして、背中をぽんぽんと叩く。ゆっくり眠くなって、ディーの腕にしがみついて目を閉じた。
風の音がする。葉っぱが揺れる音と一緒に、安心できる音がいっぱい。僕の毛布をお腹に載せて、ちょっとだけディーにも掛ける。体が大きいから、全部は無理だった。このお家、涼しくて眠りやすいな。そんな考えが最後で、僕はしっかり眠った。
朝、ものすごい早く起こされる。お日様が昇ったら、もう起きる時間なんだ。だから夜が早かったんだね。今度は眠くて、目をこすりながら、大きな欠伸をした。
「今日はシャムシエルの嫁さんに会いに行くぞ」
ディーに言われて、慌てて口を閉じた。朝のご飯は平たいパン。昨日のお肉の残りを挟んで、くるくる巻いて食べた。まだ若い葉っぱを摘んで、パンに挟む。顔や手も拭いて綺麗にして、着替えてから毛布を片付けた。
よし! 赤ちゃんのいるお嫁さんにご挨拶しなくちゃ。
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