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150.キスしていい人、ダメな人
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セティが遊びに行こうと言った。すぐ頷いた僕の様子を見ていたボリスが、一緒に行くと騒ぐ。お母さんが叱っても言うことを聞かないので、お父さんが付いてくることになった。そうしたらゲリュオンとシェリアも一緒に来るみたい。
お母さんだけ残るのかと思ったら、ガイアがトムと一緒に残るんだって。お母さんは夕飯の獲物を捕まえるみたい。凄いね。枕の材料になった羽毛もお母さんの獲物から貰ったし、今回もふわふわの毛がある獲物だったら分けてもらおう。トム達の籠に敷いてあげるの。
「そうか、優しいな」
撫でるセティに抱き着いて、頬にたくさんキスをもらった。僕もお返しにキスをする。割り込んだボリスがべろんと僕を舐めたので、僕もキスをしたらセティに叱られた。
家族でも口にキスはしないこと。それは浮気といって、すごく悪いことみたい。セティが低い声で何度もダメだと繰り返したから、僕は真剣に聞いて頷いた。浮気は悪いことで、セティ以外の人は口にキスしない。それ以外の場所のキスも家族だけだって。
「じゃあ、ゲリュオンも?」
「ダメだ」
「ガイアとトムは?」
ちゃんと確認しておかないと、僕は知らないで浮気しちゃうかも。
「……口じゃなきゃいい」
「フェルや亀さん、燃える鳥さんも」
また会う可能性があるから聞いておこう。
「……キスはしないで撫でるだけにしてくれ」
頭の中で整理して、頷く。それ以外の人はキスも撫でるのもダメ。僕はいつもセティと一緒にいるけど、こないだみたいに違うところに行くこともある。そうしたら浮気にならないようにしなくちゃ。
「……何だか、可哀想。束縛男神め」
ぼそっとガイアが何か言ったけど、半分も意味が分からない。きょとんとした僕に微笑んで「なんでもない」と言ったセティが、ガイアを蹴飛ばした。上手に避けて籠に逃げ込む白い毛皮を見送って、僕はセティにキスする。
「よし、ついでに狩りもするか」
『そうだな、ヴルムも共に来るがよい』
狩りをするなら単独より、皆でした方が早いし楽しそう。僕は狩りに参加できないと思うけど、応援は出来るよ。頑張れって一生懸命言うね。
抱っこされて転移で移動するのかと思ったら、セティはお父さんの背中に飛び乗った。ゲリュオンがお母さんに乗せてもらい、シェリアが落ちないように抱える。ボリスはどうするのかと思ったら……お父さんの後ろ脚にしがみ付いていた。
「ボリスはそこでいいの?」
落ちちゃわない? 心配する僕に、お父さんがからりと笑った。
『ドラゴンの子がこの程度で根を上げては困る。ボリスなら平気だ』
「僕もしがみ付く」
僕もお父さんの子だもん。そう言ったら、セティだけじゃなくて全員からダメだと言われた。ボリスまで唸るんだもん。いつか体が大きく強くなったら、僕もお父さんの足にしがみ付いて飛んでもらいたいな。
お母さんだけ残るのかと思ったら、ガイアがトムと一緒に残るんだって。お母さんは夕飯の獲物を捕まえるみたい。凄いね。枕の材料になった羽毛もお母さんの獲物から貰ったし、今回もふわふわの毛がある獲物だったら分けてもらおう。トム達の籠に敷いてあげるの。
「そうか、優しいな」
撫でるセティに抱き着いて、頬にたくさんキスをもらった。僕もお返しにキスをする。割り込んだボリスがべろんと僕を舐めたので、僕もキスをしたらセティに叱られた。
家族でも口にキスはしないこと。それは浮気といって、すごく悪いことみたい。セティが低い声で何度もダメだと繰り返したから、僕は真剣に聞いて頷いた。浮気は悪いことで、セティ以外の人は口にキスしない。それ以外の場所のキスも家族だけだって。
「じゃあ、ゲリュオンも?」
「ダメだ」
「ガイアとトムは?」
ちゃんと確認しておかないと、僕は知らないで浮気しちゃうかも。
「……口じゃなきゃいい」
「フェルや亀さん、燃える鳥さんも」
また会う可能性があるから聞いておこう。
「……キスはしないで撫でるだけにしてくれ」
頭の中で整理して、頷く。それ以外の人はキスも撫でるのもダメ。僕はいつもセティと一緒にいるけど、こないだみたいに違うところに行くこともある。そうしたら浮気にならないようにしなくちゃ。
「……何だか、可哀想。束縛男神め」
ぼそっとガイアが何か言ったけど、半分も意味が分からない。きょとんとした僕に微笑んで「なんでもない」と言ったセティが、ガイアを蹴飛ばした。上手に避けて籠に逃げ込む白い毛皮を見送って、僕はセティにキスする。
「よし、ついでに狩りもするか」
『そうだな、ヴルムも共に来るがよい』
狩りをするなら単独より、皆でした方が早いし楽しそう。僕は狩りに参加できないと思うけど、応援は出来るよ。頑張れって一生懸命言うね。
抱っこされて転移で移動するのかと思ったら、セティはお父さんの背中に飛び乗った。ゲリュオンがお母さんに乗せてもらい、シェリアが落ちないように抱える。ボリスはどうするのかと思ったら……お父さんの後ろ脚にしがみ付いていた。
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