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272.すべてダダ漏れだぞ
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仲良く抱っこしてキスして、気持ちよかったけど……ベッドから出て、テーブルがある部屋に戻ったらカイルスがお腹を抱えてた。もう少し下を押さえてるのかな? 睨みつけるセティに「違うぞ」と言い訳をしてる。何か間違えたのなら、あまり怒ったらダメだよ。セティにそう言って抱き着くと、困ったような顔をされた。
「ダダ漏れは良くないよ。早くイシスに教えておいて。じゃないと毎日大変だよ」
僕を見ながらぼやくガイアは、真っ赤になってた。ぎゅっと強くトムを抱っこしてて、トムが暴れてるよ。苦しいかも。気づいた様子で、慌ててガイアが腕を緩めた。ぐったりしたけど、トムは腕の中にいる。ガイアのこと大好きなんだね。
ふふっと笑う僕に、困った顔をしたセティが顎を乗せた。お膝に乗った僕の頭の上に、セティの頭がぴったり。長い髪がさらさらと擽ったい。
「どうしようか、このままが可愛いけど」
首を傾げようとした僕を指差して、カイルがセティに言い聞かせた。お母さんが叱る時みたい。
「お前がイシスにしたことが、全部こっちに伝わるのは恥ずかしいんだよ! この色魔が!!」
「大切な嫁を愛するのは当然だろ。ガイアだって、あんな涼しい顔してやる事ヤッてるぞ? 聞こえてないだけだ」
むっとした口調で、セティがガイアを指し示す。さっきから皆、誰かを指差すの良くないのに。大人のお話みたいだし、僕は欠伸をしてからスカートを撫でる。今日はピンクで赤いお花模様。すごく可愛いし、綺麗で嬉しい。くるくる回ると、裾が広がるの。後で回って見せてあげよう。
あ、でも……下着履いてないからダメかな? セティに聞いた方がいい? お膝より捲れるといけないんだよ。おちんちんが見えちゃうんだって。セティ以外に見せたら、お嫁さんとしていけないの。スカートの裾を弄りながら途中まで捲った僕は、そっと戻した。
「ヤバい、まずい。襲われるだろ」
カイルが口と鼻を押さえて、ぶつぶつと口の中で言った言葉はよく聞こえなかった。さっきまでお腹押さえてたのに、今度は顔? カイルは具合悪いのかも!
焦って振り返ると、セティが首を横に振る。これは大丈夫のほう? それともダメなの? カイルは僕と目が合うと笑ってくれた。眉が下がってるから、泣きそうに見える。すごく痛いなら撫でた方が……。
降りようとしたら、セティの腕が僕をしっかり捕まえた。その後、溜め息をついて提案する。
「お前達が耳を塞いだ方が早いんじゃないか? イシスに覚えさせるのは時間がかかるぞ」
「……精神的にその方がいいかも」
項垂れるカイルに、頷くガイア。
「一理あるね」
僕が覚える話だったみたい。ちゃんと最初から聞いておけばよかった。そうだ! 大人の話と僕が聞いてもいい話を見分ける方法も教えてもらおう。にこにこと足を揺らす僕を抱き上げると、セティは大急ぎで指を鳴らす。
「竜帝を待たせてるから、またな」
え? 突然移動しちゃうの? 瞬きしたら、なぜかお父さん達の洞窟じゃなくて、湖の近くだった。
「ここでフェルと挨拶してから、ドラゴンのところへ行こう」
フェルに会えるの? 嬉しいけど……ガイアとカイルに挨拶しないで出てきたのは、よくないと思う。
「ダダ漏れは良くないよ。早くイシスに教えておいて。じゃないと毎日大変だよ」
僕を見ながらぼやくガイアは、真っ赤になってた。ぎゅっと強くトムを抱っこしてて、トムが暴れてるよ。苦しいかも。気づいた様子で、慌ててガイアが腕を緩めた。ぐったりしたけど、トムは腕の中にいる。ガイアのこと大好きなんだね。
ふふっと笑う僕に、困った顔をしたセティが顎を乗せた。お膝に乗った僕の頭の上に、セティの頭がぴったり。長い髪がさらさらと擽ったい。
「どうしようか、このままが可愛いけど」
首を傾げようとした僕を指差して、カイルがセティに言い聞かせた。お母さんが叱る時みたい。
「お前がイシスにしたことが、全部こっちに伝わるのは恥ずかしいんだよ! この色魔が!!」
「大切な嫁を愛するのは当然だろ。ガイアだって、あんな涼しい顔してやる事ヤッてるぞ? 聞こえてないだけだ」
むっとした口調で、セティがガイアを指し示す。さっきから皆、誰かを指差すの良くないのに。大人のお話みたいだし、僕は欠伸をしてからスカートを撫でる。今日はピンクで赤いお花模様。すごく可愛いし、綺麗で嬉しい。くるくる回ると、裾が広がるの。後で回って見せてあげよう。
あ、でも……下着履いてないからダメかな? セティに聞いた方がいい? お膝より捲れるといけないんだよ。おちんちんが見えちゃうんだって。セティ以外に見せたら、お嫁さんとしていけないの。スカートの裾を弄りながら途中まで捲った僕は、そっと戻した。
「ヤバい、まずい。襲われるだろ」
カイルが口と鼻を押さえて、ぶつぶつと口の中で言った言葉はよく聞こえなかった。さっきまでお腹押さえてたのに、今度は顔? カイルは具合悪いのかも!
焦って振り返ると、セティが首を横に振る。これは大丈夫のほう? それともダメなの? カイルは僕と目が合うと笑ってくれた。眉が下がってるから、泣きそうに見える。すごく痛いなら撫でた方が……。
降りようとしたら、セティの腕が僕をしっかり捕まえた。その後、溜め息をついて提案する。
「お前達が耳を塞いだ方が早いんじゃないか? イシスに覚えさせるのは時間がかかるぞ」
「……精神的にその方がいいかも」
項垂れるカイルに、頷くガイア。
「一理あるね」
僕が覚える話だったみたい。ちゃんと最初から聞いておけばよかった。そうだ! 大人の話と僕が聞いてもいい話を見分ける方法も教えてもらおう。にこにこと足を揺らす僕を抱き上げると、セティは大急ぎで指を鳴らす。
「竜帝を待たせてるから、またな」
え? 突然移動しちゃうの? 瞬きしたら、なぜかお父さん達の洞窟じゃなくて、湖の近くだった。
「ここでフェルと挨拶してから、ドラゴンのところへ行こう」
フェルに会えるの? 嬉しいけど……ガイアとカイルに挨拶しないで出てきたのは、よくないと思う。
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