マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜

美鈴

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第二章

──ってな感じで

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「──ってな感じで一体全体俺はどうすればいいと思う…?」

「それを私に聞くのっ!?」

 
 彼女は驚いているがこればかりは仕方ない…。俺には他にこんな事相談できる相手がいないのだから…。アーバインと連絡が取れればアーバインに相談するんだけどな…。

 
 リーン、レイティー、フレンからの猛烈アタックを受けた後、とりあえず時間が欲しい旨などを俺は色々伝えた。勿論性欲や人の好意を分からなくしていた事も全部。んで、その後彼女達はどうしてるかというと屋上テラスに異世界組は移動。マリアとなにやら話をするとの事だった。向こうと時間の流れが違うみたいでマリアは行方不明になって九年もの月日が流れていたらしいしな…。


 まあ、とにかくそんなわけで飲み物や食べものなどを用意してくつろげるようにした後、俺は一度部屋に戻ったんだが、そこに訪ねて来たのが天音だったというわけだ。

「腐の知識も豊富だし、こういう時頼りになるのは天音かなと思ったしな」

「腐の知識って…言い方!?言い方変えてよ!?豊和君の私の扱い酷くない!?」

「いや、ほら…ラノベやら同人誌に脳を犯されているし」

「…普段私が豊和君からどう見えてるのか分かった気がするよ…」

「俺だけじゃなくて美樹子達もそう思ってると思うけど…?」

「ぐっ…わ、私のイメージが…」

 頭を抱えるトップアイドル…。

「私のイメージって…腐のイメージかムッツリエロアイドルかの二択じゃない…?」

「何その二択!?ムッツリエロアイドルだけは止めて!?た、多少同人誌やらで得た知識はそりゃああるけども!?」

「略してエロドルってどう?」

「嫌だよ!?」

 即答か…。よほどいやなのか…。心の中で思うたけにしよう。

「心の中でも思わないで!?」

「天音に…心を読まれた…?」

「それくらい分かるよ!何故か私、恋愛相談されてたのにいつの間にか點されているし!?おかしい、おかしいよ!?どれくらいおかしいかと言うと、ど◯兵衛のきつねうどんと天ぷらそばしか食べないっていうくらいおかしいよ!いろんな味のど◯兵衛があるのにそれを食べようともしないなんておかしいよ!っていうくらいおかしいから!」

「それ知ってる奴じゃないと分かんないネタだからな…?ちなみに俺は色んな種類のど◯兵衛食べるし…」

「ふふっ…」

「うん…?な、なんだよ…?突然笑いだして…」

「分かんないの?これが分かる時点で豊和君も私と同じ側という事なんだよ!!!」

「な、なんだ…と…」

 俺は思わず膝を床につく…。

「ショック受け過ぎだよっ!?そんなにショック受けられると私の方がショックなんだけどっ!?」


「──まあ、冗談はここまでにして…実際どうすればいいと思う?」

「唐突!?唐突過ぎる!?唐突に話を戻してきたよ!?」

「何人もの女性から告白されるなんて…ほら、小説とか漫画だけの話だろ?その中から一人選ばないといけないわけだろ?天音なら何かいい案というか道を示してくれるんじゃないかと」

「…うん?」

「…なんかおかしい事言ったか?」

「一人を選ぶって言わなかった…?」

「言ったけど」

「そこがまずおかしいよね?」

「いやいや…おかしくないだろ!?」

「えっ…と…おかしいよ?一人選ぶとか言ったら殺しあいになるよ?」

「殺しあい!?」

 物騒過ぎるわっ!?それにそんななるわけ…

「もしくは…選ばなれなかった子は最悪死ぬよ?絶対…」

「えっ……?そこまで思われてる…?」

「うん。字がたぶん…違うかな?そこまで想われてるんだよ?それに残された道はこういう時は…うん、ハーレムルートしかないよね?うん、最早それしかないよ?」

「は、ハーレムって…」

 あれ…?相談する相手間違った…か…?それに何人いると思っているんだよ…?

「大丈夫。魔法使えるし、収入もあるし、イケるイケる!」

「イケるイケるじゃないよ!?仮にもエロドルが口にする事しゃないわ」

「エロドルはマジ止めてっ!?そ、そんなにエロくないから…ふ、普通だし…」

「はぁ…仕方ない…」

「仕方ないって…もう決めたの!?案外早くない!?提案した手前なんだけどっ!?」

「ど◯兵衛でも食うか」

「何故っ!?」

「いや、さっきど◯兵衛の話していたし、食べたくなったから…天音も食べるだろ?」

「…確かにそうだし、食べるけど…」

「ど◯兵衛を食べるんだ…ど◯兵衛を食べるんだ天音…」

「いや、だから食べるって言ったよ!?それにそのネタ私じゃなかったら通じないからね!」

「天音なら通じると思ったから言ったんだよ。んで、何味?」

「…とんがらしで…。ある?」

「またマニアックなところを…まあ、あるよ」

 買いだめしてるしな。

「またヒ◯ローのマスターみたいに言ってるし」

「なんでもあるのは常識なんだぜ?」

「それ…豊和君だけだから」

「褒め言葉として受け取る。ほい、とんがらし味ね?」

「ありがとう…。それとね?」

「うん…?」

「私も豊和君に惹かれてるのは心に留めておいてね…?」

「…はい…?」


 今…仮にもトップアイドルからとんでもない事言われなかったか…?



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