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第28話 新たな顧客
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「うーむ。確かにこの商品ならば需要は確実にあるだろう。だが、タダで告知をするわけにもな。君がギルドに依頼をする形ならば協力出来るとは思うが……」
さすがにギルドの運営を任されている者である。タダでは動かないようだ。
「では、一日だけギルド内で実演出張販売をしたいです。その後は掲示物を貼ってくれれば良いので出来るだけ安くお願いします」
実演販売が一日だけなのは結構リスキーだが、開店したての店を何日も閉めておくわけにはいかない。とにかく冒険者ギルドの酒場などで噂が上がればいい。そうすれば、何人かが興味をもってくれて店に来てくれると思う。その後はどうとでもなるだろう。
「お試しってことか。ならば場所代として銀貨五枚でどうだ?」
ギルドの隅を借りるだけで一日に銀貨五枚は高いような気もしたが、どうせ一日だけだと思って私は頷いて了承したのだった。
「――でしたら今から直ぐに準備しますね。何処を貸し出してくれるのですか?」
場所代、銀貨五枚を受付嬢に渡して契約書に記名した私は彼にそう問いかける。
「ギルドの受付窓口を一つ貸し出そう。一番端になるが我慢してくれ」
これは予想外だった。良くてテーブルと椅子を貸し出してくれるくらいに思っていたので、きちんと順番に並んでくれる受付窓口は非常にありがたかったのだ。
「ついでに列の整理と宣伝をしてくれる人を貸して貰えませんか?」
ふと、自らの店で起こった新規開店時の悪夢が甦り追加料金を支払っても人が欲しいと頼み込む。
「構わないが、追加で銀貨五枚になるが良いか?」
良いかもなにも必要だから頼んでいるのである。少々高かろうがパンクするより良い。それに良く考えればギルド内なので、もし難癖つける人がいてもギルド職員が助けてくれるはずだ。
「構いません。優秀な人をお願いしますね」
私がそう言って追加の銀貨五枚をテーブルの上に置くと先ほどの受付嬢がそのまま私のサポートに付くことになった。
「サーシャといいます。宜しくお願いします」
「リアよ。あなたの知っている範囲で構わないから、出来るだけ高ランクの冒険者に声をかけて欲しいの。冒険アイテムの新しい提案があると話して良いから」
「分かりました。男性、女性のどちらでも宜しいでしょうか?」
「どちらでもいいわ」
「では、リアさんの準備が出来次第声掛けをしたいと思います」
サーシャはそう言ってボードに『リアのカード工房、一日出張所』と書いたものを受付の上に張り出してくれたのだった。
「――リアさん。獲物……いえ、お客様を連れてきましたので説明をお願いします」
準備をすませ、程なくしてサーシャが一人の男性を連れて来てくれた。見た目はまだ若そうだが、大きな剣を携えた上級者の雰囲気を持つ背の高い男性だった。
「冒険に役立つ商品を扱っていると聞いた。詳細を聞かせて貰えるか?」
その男性は私の前に立つと見下ろすような状態となりながらも威圧的な態度はせずに紳士的な言葉使いで問いかけてきた。
「はい。商品の説明の前に少しだけ質問させて貰っても良いですか?」
私は営業スマイル全開でニコリと笑みを浮かべながら彼にそう問いかける。彼が頷くのを確認した私は旅の最中に起こる面倒な事をどうしているのか聞いていく。
「――やっぱり食事は簡易食ばかりになりますよね。日が経った固くなったパンに干し肉じゃあやる気も続きませんよね?」
思った通りの回答に私はすかさずカード化した食料品をカウンターに並べて話を続ける。
「このカードは特殊な手順で食料品を封じ込めたものです。これならば、持ち運びも嵩張らないし濡れたり腐ったりもしませんので何時でも何処でも美味しい食事にありつけますよ」
「これが? 本当に?」
さすがにカードのままで大丈夫と言われても疑心暗鬼になるだけなので、今回も目の前で復元して提供することに。
「こういったコストは後で返ってくるものよ。見ていなさい、度肝を抜いてやるんだから」
私はそう呟きながら彼の前でパンとスープを復元し、その場で食べさせた。
「こ、これは!? この食事が何時でも何処でも食べられると言うのか?」
案の定、彼はその事実に驚き思わず大きな声が出てしまう。
「なんだ、なんだ? 一体どうした?」
その声を聞きつけて他の冒険者たちも窓口へ集まってくる。掴みはバッチリだね。
「いや、この娘が町の外での活動時に食べる食事を簡単に持ち運べるって言うんで話を聞いていたんだが、こいつはとんでもないものだぞ! 俺は今までの常識を全て覆すほどの衝撃を受けたぞ!」
「お前がそう言うなら本当なんだろう。俺にも内容を聞かせてくれよ」
どうやらサーシャが連れてきた冒険者はこのギルドでは顔が売れている者だったようで、彼の声に次々と別の冒険者たちが集まって来たのだ。
「――すみません。今日はお店の宣伝目的でしたので皆さんの要望にお応えできる量を持て来ていませんでした。明日より私のお店で販売をしていますので是非とも見に来て頂けたらと思います」
最初の一人が上手く行ったからだが、予想以上の集客で持って来ていた在庫は早々に全て売りつくしてしまったのだ。
「今日は食料品のみでしたが、他の雑貨も取り扱っています。また、隣の商業ギルドにてカード化依頼の受付もしていますのでご利用されたい方はギルドに問い合わせてくださいね」
売るものが無くなった私は『旅に便利、カード化した食事はリアのカード工房まで』と書いた張り紙をギルドに渡すと急いで食べ物の補充に走ったのだった。
「――すみません。今から定食を百食お願い出来ますか?」
提携している食事処へ飛び込んだ私は開口一番、店の主人にそう告げる。
「はあっ!? 百食だと? 無理だ、無理。せいぜい二十食ってところだ。大体が材料の仕入れが出来てねぇ。纏めて数が欲しいなら次の店が休みの日に来てくれ」
至極当然の返答に私は苦笑いをしながら出来るだけの数をお願いしする。その店でできうる限りの数を確保した後は次の店へ。そうして準備万端で次の日の開店を迎えるのだった。
さすがにギルドの運営を任されている者である。タダでは動かないようだ。
「では、一日だけギルド内で実演出張販売をしたいです。その後は掲示物を貼ってくれれば良いので出来るだけ安くお願いします」
実演販売が一日だけなのは結構リスキーだが、開店したての店を何日も閉めておくわけにはいかない。とにかく冒険者ギルドの酒場などで噂が上がればいい。そうすれば、何人かが興味をもってくれて店に来てくれると思う。その後はどうとでもなるだろう。
「お試しってことか。ならば場所代として銀貨五枚でどうだ?」
ギルドの隅を借りるだけで一日に銀貨五枚は高いような気もしたが、どうせ一日だけだと思って私は頷いて了承したのだった。
「――でしたら今から直ぐに準備しますね。何処を貸し出してくれるのですか?」
場所代、銀貨五枚を受付嬢に渡して契約書に記名した私は彼にそう問いかける。
「ギルドの受付窓口を一つ貸し出そう。一番端になるが我慢してくれ」
これは予想外だった。良くてテーブルと椅子を貸し出してくれるくらいに思っていたので、きちんと順番に並んでくれる受付窓口は非常にありがたかったのだ。
「ついでに列の整理と宣伝をしてくれる人を貸して貰えませんか?」
ふと、自らの店で起こった新規開店時の悪夢が甦り追加料金を支払っても人が欲しいと頼み込む。
「構わないが、追加で銀貨五枚になるが良いか?」
良いかもなにも必要だから頼んでいるのである。少々高かろうがパンクするより良い。それに良く考えればギルド内なので、もし難癖つける人がいてもギルド職員が助けてくれるはずだ。
「構いません。優秀な人をお願いしますね」
私がそう言って追加の銀貨五枚をテーブルの上に置くと先ほどの受付嬢がそのまま私のサポートに付くことになった。
「サーシャといいます。宜しくお願いします」
「リアよ。あなたの知っている範囲で構わないから、出来るだけ高ランクの冒険者に声をかけて欲しいの。冒険アイテムの新しい提案があると話して良いから」
「分かりました。男性、女性のどちらでも宜しいでしょうか?」
「どちらでもいいわ」
「では、リアさんの準備が出来次第声掛けをしたいと思います」
サーシャはそう言ってボードに『リアのカード工房、一日出張所』と書いたものを受付の上に張り出してくれたのだった。
「――リアさん。獲物……いえ、お客様を連れてきましたので説明をお願いします」
準備をすませ、程なくしてサーシャが一人の男性を連れて来てくれた。見た目はまだ若そうだが、大きな剣を携えた上級者の雰囲気を持つ背の高い男性だった。
「冒険に役立つ商品を扱っていると聞いた。詳細を聞かせて貰えるか?」
その男性は私の前に立つと見下ろすような状態となりながらも威圧的な態度はせずに紳士的な言葉使いで問いかけてきた。
「はい。商品の説明の前に少しだけ質問させて貰っても良いですか?」
私は営業スマイル全開でニコリと笑みを浮かべながら彼にそう問いかける。彼が頷くのを確認した私は旅の最中に起こる面倒な事をどうしているのか聞いていく。
「――やっぱり食事は簡易食ばかりになりますよね。日が経った固くなったパンに干し肉じゃあやる気も続きませんよね?」
思った通りの回答に私はすかさずカード化した食料品をカウンターに並べて話を続ける。
「このカードは特殊な手順で食料品を封じ込めたものです。これならば、持ち運びも嵩張らないし濡れたり腐ったりもしませんので何時でも何処でも美味しい食事にありつけますよ」
「これが? 本当に?」
さすがにカードのままで大丈夫と言われても疑心暗鬼になるだけなので、今回も目の前で復元して提供することに。
「こういったコストは後で返ってくるものよ。見ていなさい、度肝を抜いてやるんだから」
私はそう呟きながら彼の前でパンとスープを復元し、その場で食べさせた。
「こ、これは!? この食事が何時でも何処でも食べられると言うのか?」
案の定、彼はその事実に驚き思わず大きな声が出てしまう。
「なんだ、なんだ? 一体どうした?」
その声を聞きつけて他の冒険者たちも窓口へ集まってくる。掴みはバッチリだね。
「いや、この娘が町の外での活動時に食べる食事を簡単に持ち運べるって言うんで話を聞いていたんだが、こいつはとんでもないものだぞ! 俺は今までの常識を全て覆すほどの衝撃を受けたぞ!」
「お前がそう言うなら本当なんだろう。俺にも内容を聞かせてくれよ」
どうやらサーシャが連れてきた冒険者はこのギルドでは顔が売れている者だったようで、彼の声に次々と別の冒険者たちが集まって来たのだ。
「――すみません。今日はお店の宣伝目的でしたので皆さんの要望にお応えできる量を持て来ていませんでした。明日より私のお店で販売をしていますので是非とも見に来て頂けたらと思います」
最初の一人が上手く行ったからだが、予想以上の集客で持って来ていた在庫は早々に全て売りつくしてしまったのだ。
「今日は食料品のみでしたが、他の雑貨も取り扱っています。また、隣の商業ギルドにてカード化依頼の受付もしていますのでご利用されたい方はギルドに問い合わせてくださいね」
売るものが無くなった私は『旅に便利、カード化した食事はリアのカード工房まで』と書いた張り紙をギルドに渡すと急いで食べ物の補充に走ったのだった。
「――すみません。今から定食を百食お願い出来ますか?」
提携している食事処へ飛び込んだ私は開口一番、店の主人にそう告げる。
「はあっ!? 百食だと? 無理だ、無理。せいぜい二十食ってところだ。大体が材料の仕入れが出来てねぇ。纏めて数が欲しいなら次の店が休みの日に来てくれ」
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