13 / 48
第二章 初デートのはずなのになんでこうなった??
第五話*side陽真
しおりを挟む僕の恋人はとても実直である。
実直過ぎて不安が募るのだが、そこにつけ込んでもいるので修正させるべきかは考えものだ。
淫らに爛れた衣服をまとい、懸命に妖魔を撃墜する姿は勇ましい。
そしてとても官能的だ。
大きく穴の空いた袴の中、下着すらも溶けて衛の締まったお尻が露出している。
全部でなく左側だけ大きくはだけており、それでいて下着があるので半分も見えていない程度だが、動く度に見え隠れする太腿がまたいい。
筋肉質ではないが接近戦もできるよう鍛えている身体は無駄な肉がなく、さわり心地もいいことを僕は知っている。
男というものは女性の柔らかい肌だけに欲情するものだと思っていたが、少なくとも自分は違ったようだ。
一般人を異空間から逃し終え、しばし衛の戦闘に見惚れていたが、見守るだけでは我慢出来なくなった。
妖魔の数も少なくなったし、戯れるにはいい頃合いだろう。
敵を全て見据えている自負があるからか、後ろがガラ空きの衛に近付くのは容易だ。あまりにも無防備すぎる。
今後も衛のそばに寄るものはきちんと選定しなくてはな。
それよりも今は美味しそうに僕を誘う衛だ。
大変魅惑的でけしからん衛を後ろから抱きしめ、戸惑う耳元に「これも訓練だ」といえば、歯を食いしばり射撃体勢をとる。
性感帯を弄りながらの訓練などある訳がないのに、真面目な衛は上官である僕には逆らわない。
耳どころか顔や首まで赤く染め、耐えながらも妖魔を屠る姿のなんといじらしいことか。
本当はこんな不謹慎なことはするべきでないと判っている。判っているのにどこまで許してもらえるのか、試したくなってしまうのだ。
これも愛ゆえなのだろうか。
これでも僕はそれなりに恋愛をしてきたと思う。
だが、衛に対する思いは天井をしらず、貪欲に湧き上がり、僕を突き動かすのだ。
鳥型妖魔が三体から二体に減り、ペニスを虐めすぎたか太腿をふるふると震わす衛の体を反転させる。
「なっ!」
「大丈夫だよ。危険がないからこその訓練さ」
敵に背を向けた衛が慌てた顔をしたが、安心させるように微笑みかけてから、こちらに命知らずにも突っ込んできた妖魔を一体切り捨てた。
残る一体は僕たちから距離を取るよう離れた電灯に止まり、こちらを伺っている。
「ですが少尉……んっむぅ」
まったく、衛は頭がいいのに物覚えが悪い。思わず憎らしくなって唇に食いついてしまった。
戸惑う様子などお構いなしに薄く開く唇に舌をねじ込み口内を蹂躙する。
そうすればこういう行為に慣れていない衛は自然と僕に縋り付くように体を預けてきた。
「衛は何度言ったら判るのかな?」
「うっ、その、陽真様。こんなことは……ちょっ! どこ触って」
「次の訓練の準備だよ」
ふふっと楽しげに微笑めば、衛の顔から血の気が引く音が聞こえそうなほど青ざめている。
僕はそんなのお構いなしに、己の欲望のままに衛の会陰に指を這わせる。
衛の体には透明なヌメリが付着していて、なんとも腹立たしい。
これがもし体に害をなすものだったらどうするつもりだったのだろうか?
妖魔特製のこのネバリは単に肉を食べるのに邪魔なもの、ヒトの衣服などを溶かすだけのモノでしかないが……実戦経験の少ない衛はきっとそのことに気付いていないだろう。
だいたい、僕以外のものにぶっかけられたのを見せられた身にもなって欲しい。
これが白濁だったら、僕はこんなに冷静でいられなかった。
そう、これでも僕は冷静なのである。
「や、やめて……ください、しょう、陽真様」
「駄目だ。これは訓練だからね」
「うっ……そ、そんなぁ」
慎ましやかな衛の蕾を指でぐるりと撫でれば、ビクビクと体を震わせるのが伝わってくる。
片手はそのまま蕾を綻ばすように撫で、もう片方で剥き出しの衛のお尻を鷲掴み揉みしだいた。
「あっ……あ、だめ、は、はるま、さまっ」
指をヌプンと蕾に差し入れればムグムグと可愛らしく食いついてくる。
思わず己の口角が上がってしまうのを感じた。
212
あなたにおすすめの小説
ぼくが風になるまえに――
まめ
BL
「フロル、君との婚約を解消したいっ! 俺が真に愛する人は、たったひとりなんだっ!」
学園祭の夜、愛する婚約者ダレンに、突然別れを告げられた少年フロル。
――ああ、来るべき時が来た。講堂での婚約解消宣言!異世界テンプレ来ちゃったよ。
精霊の血をひく一族に生まれ、やがては故郷の風と消える宿命を抱えたフロルの前世は、ラノベ好きのおとなしい青年だった。
「ダレンが急に変わったのは、魅了魔法ってやつのせいじゃないかな?」
異世界チートはできないけど、好きだった人の目を覚ますくらいはできたらいいな。
切なさと希望が交錯する、ただフロルがかわいそかわいいだけのお話。ハピエンです。
ダレン×フロル
どうぞよろしくお願いいたします。
勇者になるのを断ったらなぜか敵国の騎士団長に溺愛されました
雪
BL
「勇者様!この国を勝利にお導きください!」
え?勇者って誰のこと?
突如勇者として召喚された俺。
いや、でも勇者ってチート能力持ってるやつのことでしょう?
俺、女神様からそんな能力もらってませんよ?人違いじゃないですか?
悪役を幸せにしたいのになんか上手くいかない ~推しは間もなく退場予定~
はかまる
BL
ぼっちオタク高校生が転生したのはなんと大大大好きな恋愛小説。
…の、モブになっていた。しかも気づいた時点で既にストーリーはド終盤。
今まさに悪役のシルヴァ・ヴェントスが追放されそうになっている。
推しであるシルヴァの追放を阻止したい前世の記憶がゴリゴリあるオタク、アルス・チェルディは追放イベントを失敗に終わらせ強制的に悪役に学園生活を続行させる。
その後、悪役が幸せに学園を卒業できるようオタ活をしながら見守っていくはずが、なんだか悪役シルヴァの自分への態度が段々とおかしくなってきて……?
【CP】ヤンデレ?攻め×オタク包容力受け
短い話になりますがお付き合い頂けると嬉しいです。1日2回更新。
かっこいい攻めはいない不器用な青い恋。
(元となるSSから加筆した作品になります)
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
異世界転生した双子は今世でも双子で勇者側と悪魔側にわかれました
陽花紫
BL
異世界転生をした双子の兄弟は、今世でも双子であった。
しかし運命は二人を引き離し、一人は教会、もう一人は森へと捨てられた。
それぞれの場所で育った男たちは、やがて知ることとなる。
ここはBLゲームの中の世界であるのだということを。再会した双子は、どのようなエンディングを迎えるのであろうか。
小説家になろうにも掲載中です。
最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。
はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。
2023.04.03
閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m
お待たせしています。
お待ちくださると幸いです。
2023.04.15
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
更新頻度が遅く、申し訳ないです。
今月中には完結できたらと思っています。
2023.04.17
完結しました。
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます!
すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる