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第四章 百鬼夜行殲滅作戦
第九話*side衛
しおりを挟む「戸惑う顔も可愛いね。ほら、奥はまだ刺激が足りないだろう? 僕のペニスを使って、善いところに当ててごらん」
「へ……っ? わっ」
「ほら、できるだろ?」
腰を掴まれ強引に引き寄せられれば、先程よりも何倍もそそり勃っている少尉のモノの上を跨ぐ。
下からチュッチュッとキスするかのように少尉の昂りが俺の穴に触れては離れる。
これはつまり、その、あれだ。騎乗位ってやつで。
え、なんか怖い……俺にできるだろうか。
今までの挿入はだいたい少尉が主導してくれたけど、これは完全に俺主導になる。
怖いけど、いつまでも少尉をお待たせするのは悪い。男だからこそ判る。ここまでガチガチなら早く絞られて出したいはずだ。
「頑張り、ます……ぁんっ」
「いい子だ。そう、ゆっくり、無理しないでいい」
「……ぁい」
腰を支えられ、俺はゆっくりと少尉の熱を受け入れた。
指なんかとは比べ物にならない大きさと熱に怯みながらも、息を吐き少尉の形を確かめながら飲み込んでいく。
ああもう少しでビリビリする弱い部分に触れると解ったら、思わず腰を落としてしまった。
「ひぃぅっ! あっ、あっ、あっ」
「くっ……腰が揺れちゃって、気持ちいいかい?」
「いぃ、きもちぃ、あっ、はるまさまぁっ! ぁん、ンン」
気持ちよくて堪らなくて、俺は腰を前後に動かしてゴリゴリに硬く火傷しそうなほど熱い肉棒で身体が歓喜する場所を何度も擦る。
気持ちよくて、気持ちよくて、頭がバカになる。
「つぅっ、ここで名前を呼ぶのはズルいよ、衛。ほら、もっと乱れて見せて!」
「ふぎゃンッッ!!」
ゴチンといきなり奥を突かれて目の前に火花が散った。
「あ、ダメっ、はる、まっ、ひぃうっ、ぁあっ、アァっ!」
「駄目じゃなくて、気持ちいい、だろう? ほらっ!」
「ふぁっ、あ、気持ちィィ、きもち、い、からっ、止まっ、ァアアーッ!!」
ゴンゴンと下から激しくノックされて身体が逃げそうになるが、腰をがっちり掴まれているし下から串刺されているので逃げられるわけもなく。
暴れ馬に乗せられた時のように激しく揺さぶられ、ついにヌプンと少尉の熱が体の奥を突き抜けた。
空中に投げ出されたような、恐ろしすぎる快感に身体が痙攣し、腹の中の少尉を絞めつけてしまう。
まるで精子を絞り取るかのように絡みつけば、ドバァッと熱いものが腹の奥に吐き出されたのを感じた。
良かった……陽真様も気持ちよくなってくれた。
俺はまだ自分の体の状況がよく解らなくて、ただ気持ち良すぎて怖くて、底なし沼に落ちるような、先の見えない感覚にビクビク震えていたら甘い香りに包まれた。
顔中に柔らかい感触が落ちてくる。
ああ、今抱きしめられて、キスされてるんだ。
そう思えばフッと体が軽くなって、ぽかぽかとした安心感に包まれた。
俺も手を伸ばして暖かい熱に触れる。
俺よりも逞しくて美しくて羨ましくて愛しい、大好きな人の体を抱きしめる。
俺の居場所はここなのだと伝わってきて、凄く幸せだ。
「ふふ、可愛かったよ衛。明日もよろしくね」
「は、ぃ?」
明日も??
チュッと額にキスを落としながら、少尉がそれはもう惜しげもなく美しい微笑みを俺に向ける。
「あ、でも、もう一回くらいしてもいいかな?」
「は、ぃ??」
「ん、ありがとう」
「え、いや、ま、今のは……ぅむむんっ」
今のは了承の返事ではなく!
しかし心の声は届くことなく、貪るように唇を吸われ、舌で蹂躙されてしまえば俺の頭は気持ちいいことでいっぱいになってしまい、少尉の愛撫に抗う術はない。
結局このあと対面座位で一回、正常位で二回ヤるまで終わらず、この日以降も少尉の宣言通り恋人としてのお世話、というのも変な表現だが、をすることになった。
それにしても少尉の性欲が強すぎて怖いくらいなんだが、それに付き合える俺の体力もなかなか凄いものがあるなと、ちょっとだけ自信がついた俺なのだった。
□ 百鬼夜行殲滅作戦(完)□
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