婚約破棄を迫られました。私は利用されただけのようです。

マルローネ

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1話

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「ルギス様、婚約破棄ってどういうことですか?」

「そのままの意味だよ、シルマ。君との婚約を破棄させてもらうのさ」

「な、なぜ……」

 意味がわからない……なぜ急に婚約破棄になるんだろうか。せっかく侯爵令息である彼に尽くそうと決心していたのに。

「君のローズ伯爵家は河川工事に注力していたね」

「はい、そうですが……」

「河川工事はかなりの規模だったね」

 お父様が領民の為に行っている事業だ。収益の増加だけでなく、雇用問題も解決できる可能性があった。私も将来は手伝うことになると思う。それがどうしたんだろう?

「あの河川工事の主導権は私が担うことにした」

「え? それってどういう意味……」

「お前との婚約はもう必要ない。シルマは用済みということだな」


 私はルギス様に何を言われてるんだろう。用済みって。
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