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しおりを挟む「ルギス様! どういうことですか? 河川工事の権利がルギス様に行くなんて……!」
とても信じられないことだ。私は自然と声を荒げてしまっていた。ルギス様はそんな私を見ても平然としている。
「簡単なことだよ、シルマ。お前の父親のアレクから権利を譲り受けたんだ。お前の知らないところでね。これでお前という道具は必要なくなったというわけだよ」
私のことを道具扱い……許せない言葉だったけど、それ以上に驚いたのは、お父様が譲り渡したという点だ。とても信じられないことだった。
「お父様が権利を譲り渡すなんて、信じられません!」
「信じないのは自由だが、紛れもない事実なのだよ。残念だけどね」
ルギス様とこれ以上話しても意味がない……それよりもお父様と話さなくては。きっと何かの間違いに決まっているわ。
ルギス様からの突然の婚約破棄……とても悲しいことだけれど泣いてる暇なんてなかった。
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