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母王殿下にご挨拶っ!
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「チハル待たせちゃったかしら?」
「お母様、大丈夫ですよ♪」
マルグリットはチェラシーを抱き部屋に入って来る。
「全員揃ったかな?」
部屋を見渡し王族全員、そして執事と侍女が並び、それを確認すると千春はエイダンに声を掛ける。
「お父様、何処に向かえば良いですか?」
「定例ならまずはトレヴァー公爵邸じゃが、女神アイトネ様にお送りして頂くならばオヤジ・・・先代の屋敷かのう。」
エイダンはそう言うとマルグリットを見る。
「そうね、チェラシーも居るからお屋敷の方が助かるわ。」
「じゃな。」
エイダンとマルグリットの言葉を聞き頷くと、千春はアイトネを呼ぶ。
「アイトネー。」
『はーい♪揃ったみたいねー♪』
「うん、お願いして良い?」
『もちろん♪』
アイトネはそう答えると手を軽く振る、すると景色が一瞬で変わり、目の前には大きな屋敷が現れる。
『はい♪到着♪』
「お礼は晩御飯でいい?」
『もちろん!』
「お爺様とお婆様にも御馳走したいから今日は期待しててね♪」
『やった♪何か有れば呼びなさいね♪』
「はーい♪ありがとっ!」
千春の返事を聞き満足そうに手を振るアイトネ。
「久しぶりじゃなぁ。」
エイダンは屋敷の門を見ながら呟く。
「それでは行きましょうか。」
マルグリットが言うと、執事長のセバスが門に手をやり門に付いたドアノッカーを叩く。
「何者か。」
門にある小さな窓から男の目が見える。
「ジブラロール国王陛下で御座います、エイヒム・アル・ジブラロール様へのご訪問致します。」
セバスが言うと直ぐに小窓が閉じ門が開く。
「失礼致しました、御来訪の先触れが御座いませんでしたので。」
門番と思われる男が深々とお辞儀をする。
「急な来訪じゃ、気にせずとも好い、オヤジ殿はいるか?」
「只今外出しております。」
頭を下げたまま言葉を返す門番。
「いい歳したジジイじゃ、直ぐに帰って来るじゃろう?」
「はい。」
門番は直ぐに返事を返すと中へ促す。
「それではご案内を。」
「構わんよ、知った家じゃ。」
門番はもう一度礼をすると皆を中へ促す、エイダンが先頭を歩き、その後ろにチェラシーを抱いたマルグリット、その後ろからエンハルト、千春、そして子供達と続く、その後ろには肩身が狭そうな頼子と・・・。
「ヨリさん・・・なんで私まで?(ボソッ)」
「私だけ部外者っぽいじゃん!?アリンさん居たら心強いじゃん!?(コソコソ)」
「初めて会う方では無いので良いですけど・・・。」
「あ、会った事あるの?」
「有りますよ、ハルト、エンハルト王子と幼馴染なので、昔は先王エイヒム様に遊んで頂きました。」
「へぇ~、エイヒム様って言うんだ、何して遊んだの?」
「・・・狩りとか・・・狩りですか。」
「狩りじゃん。」
コソコソと話すアリンハンドと頼子、少し歩くと屋敷の扉の前に着く、門兵が報告したのか、扉の前には執事や侍女が並んでいた。
「ようこそいらっしゃいました、エイダン国王陛下、マルグリット王妃殿下。」
「久しぶりじゃなフォレス、元気にしておったか。」
「お陰様でこの通りで御座います。」
ニコッと微笑む老紳士。
「母上は?」
「部屋でお寛ぎで御座います。」
「ん?調子悪いのか?」
「いえ、その様な事は御座いません、先程まで御庭でお茶をしていらっしゃいましたので。」
「それなら良い、紹介したい者が居るのでな。」
ニコッと微笑むエイダン、そして視線はチェラシーに行く、フォレスはチェラシーを見て微笑み問いかける。
「・・・姫様で御座いますか?」
「あぁ、この2人もな。」
千春とユラに視線を向ける。
「それはそれは、失礼致しましたそれでは中へ。」
大きな扉はフォレスの言葉を待っていたかのように開かれる、中にも侍女達が並び道を作る。
「中も変わらぬのぅ。」
「旦那様はあまり模様替え致しませんので。」
「じゃろうなぁ~。」
中に入るとエイダンは知った家を歩く、マルグリットも同じく躊躇いなく横を歩く。
「・・・すごぉ。」
広い廊下を歩く千春が思わず声を上げる、広く取られた窓、そして高級そうな陶磁器が所々に並べられ、何処かの王宮かと思わせる程の廊下だった。
「まだ置いていたのか。」
一つの花瓶を見てエイダンが苦笑いで呟く。
「思い出の品で御座います。」
「ふっ、割れた花瓶なぞいつまでも。」
そう言うエイダンはフッと優しく微笑む。
「割れてるんです?」
千春は花瓶を左右から見るが割れている様に見えなかった。
「儂が割ったんじゃがなぁ、コヤツが綺麗に戻したんじゃ。」
エイダンは微笑んだままフォレスを見る。
「奥様には見つかりましたが。」
「一発でバレたのぅ。」
そう言うとまた足を進めるエイダン、しばらく歩くと侍女が待つ扉の前に辿り着く。
「・・・ここじゃ。」
エイダンが言う間も無く扉が大きく開き女性が颯爽と出て来た、白髪だが老女と呼ぶには若々しく、貴族にしてはラフな格好だが気品を感じる姿をしていた。
「いらっしゃいエイダン、久しぶりね。」
「お久しぶりです母上。」
「何よ改まって・・・あら、メグちゃん!久しぶりね!」
「お久しぶりです義母様。」
「あら?私の名前忘れたのかしら?」
「いえ、そんなことは御座いませんよスゥフィー様。」
「それで?その子は?」
「娘で御座います。」
マルグリットはそう言うとチェラシーの顔を見せながら微笑む。
「え?産んだの?」
「はい♪」
「あららららら、大変だったでしょう!あ!ごめんなさい、皆さん部屋にお入りになって頂戴。」
スゥフィーと呼ばれた先王妃は皆を部屋に招き入れる。
「あらららら、女の子が沢山♪」
ニコニコなスゥフィーは千春やユラ、頼子を見て楽しそうに呟く。
「あ、えっと・・・。」
スゥフィーに見つめられ戸惑う千春にエンハルトが声を掛ける。
「チハル、入ってから自己紹介する。」
「はーい。」
エンハルトに言われ、スゥフィーにペコリと頭を下げ部屋に入る、フワリと香る花の匂い、壁には家族の絵が飾られ、一番大きな絵には美しい女性がその横には。
「う・・・ぅぉぉぅ・・・もしかしてこの人?」
千春は声を押し殺し絵に描かれた男性を見ながらエンハルトに声を掛ける。
「あぁ、この方が先王だ。」
「マジか・・・熊じゃん。」
描かれた男は明らかに元王妃よりも数倍大きく、そして太い、顔にはモミアゲから髭までが繋がっていた。
「さぁ、皆座って頂戴♪」
ご機嫌なスゥフィーはマルグリットの横に来ると、マルグリットは微笑みチェラシーを渡す、スゥフィーは慣れた手付きでチェラシーを受け取り顔をのぞき込む。
「・・・かわいい♪名前は?」
「チェラシーです。」
「チェラシー・・・確か古語で『祝福』だったかしら?」
「はい、この子は女神アイトネ様、そして2人の聖女の祝福を受け産まれました。」
「!?」
目を見開くスゥフィー、そしてもう一度マルグリットを見る。
「メグ、ありがとう。」
「いえ、望んで産みましたので。」
「それでもよ、産んでくれてありがとう。」
スゥフィーはマルグリットへ優しく微笑み何度もお礼を言うとチェラシーを見る。
「おばあちゃんですよー♪」
「あー?あー!あー!」
「そうよーおばあちゃんよー♪」
嬉しそうに話しかけるスゥフィーは暫くチェラシーとの会話を楽しんだ。
-----------------------------
「父王陛下!」
「なんだ。」
領都にある訓練所に自分の屋敷に居る門兵が走りながら声を掛けて来る、父王陛下と呼ばれた大男はぶっきらぼうに返事を返した。
「訓練中失礼致します!」
「失礼と思うなら声を掛けるな!馬鹿者が!」
「申し訳ありません!」
「それで?なんだ?用事が有るのだろう?」
男は不機嫌そうに答えると、自分の背丈はある巨大なブロードソードを地面に刺す。
「先程エイダン国王陛下がいらっしゃいました!」
「あぁ~?何しに来たんだ?」
男はフンッ!と鼻息を鳴らすと、笑みを浮かべる。
「国王陛下御一家御出でになられ、その、娘様をお連れしたとの事でございます。」
「・・・は?」
「その、王女殿下と思われ・・・。」
「な!?なんだと!?」
「その、王女・・・!?父王殿下!?」
門兵は頭を上げるとすでに大男は走り出していた。
「父王殿下!?馬車をご準備致しますぅぅぅ!!!」
「走った方が早いわ!」
「えぇぇぇ・・・。」
巨大なブロードソードを抜き身のまま担ぎ走り去る大男、門兵はその姿を見て溜息を吐く。
「はぁ・・・父王陛下、本当にうちの爺様より年上なんですか?」
ポツリと呟く門兵、周りで訓練していた領兵達はアハハハと空笑いしながら元国王を見送った。
「お母様、大丈夫ですよ♪」
マルグリットはチェラシーを抱き部屋に入って来る。
「全員揃ったかな?」
部屋を見渡し王族全員、そして執事と侍女が並び、それを確認すると千春はエイダンに声を掛ける。
「お父様、何処に向かえば良いですか?」
「定例ならまずはトレヴァー公爵邸じゃが、女神アイトネ様にお送りして頂くならばオヤジ・・・先代の屋敷かのう。」
エイダンはそう言うとマルグリットを見る。
「そうね、チェラシーも居るからお屋敷の方が助かるわ。」
「じゃな。」
エイダンとマルグリットの言葉を聞き頷くと、千春はアイトネを呼ぶ。
「アイトネー。」
『はーい♪揃ったみたいねー♪』
「うん、お願いして良い?」
『もちろん♪』
アイトネはそう答えると手を軽く振る、すると景色が一瞬で変わり、目の前には大きな屋敷が現れる。
『はい♪到着♪』
「お礼は晩御飯でいい?」
『もちろん!』
「お爺様とお婆様にも御馳走したいから今日は期待しててね♪」
『やった♪何か有れば呼びなさいね♪』
「はーい♪ありがとっ!」
千春の返事を聞き満足そうに手を振るアイトネ。
「久しぶりじゃなぁ。」
エイダンは屋敷の門を見ながら呟く。
「それでは行きましょうか。」
マルグリットが言うと、執事長のセバスが門に手をやり門に付いたドアノッカーを叩く。
「何者か。」
門にある小さな窓から男の目が見える。
「ジブラロール国王陛下で御座います、エイヒム・アル・ジブラロール様へのご訪問致します。」
セバスが言うと直ぐに小窓が閉じ門が開く。
「失礼致しました、御来訪の先触れが御座いませんでしたので。」
門番と思われる男が深々とお辞儀をする。
「急な来訪じゃ、気にせずとも好い、オヤジ殿はいるか?」
「只今外出しております。」
頭を下げたまま言葉を返す門番。
「いい歳したジジイじゃ、直ぐに帰って来るじゃろう?」
「はい。」
門番は直ぐに返事を返すと中へ促す。
「それではご案内を。」
「構わんよ、知った家じゃ。」
門番はもう一度礼をすると皆を中へ促す、エイダンが先頭を歩き、その後ろにチェラシーを抱いたマルグリット、その後ろからエンハルト、千春、そして子供達と続く、その後ろには肩身が狭そうな頼子と・・・。
「ヨリさん・・・なんで私まで?(ボソッ)」
「私だけ部外者っぽいじゃん!?アリンさん居たら心強いじゃん!?(コソコソ)」
「初めて会う方では無いので良いですけど・・・。」
「あ、会った事あるの?」
「有りますよ、ハルト、エンハルト王子と幼馴染なので、昔は先王エイヒム様に遊んで頂きました。」
「へぇ~、エイヒム様って言うんだ、何して遊んだの?」
「・・・狩りとか・・・狩りですか。」
「狩りじゃん。」
コソコソと話すアリンハンドと頼子、少し歩くと屋敷の扉の前に着く、門兵が報告したのか、扉の前には執事や侍女が並んでいた。
「ようこそいらっしゃいました、エイダン国王陛下、マルグリット王妃殿下。」
「久しぶりじゃなフォレス、元気にしておったか。」
「お陰様でこの通りで御座います。」
ニコッと微笑む老紳士。
「母上は?」
「部屋でお寛ぎで御座います。」
「ん?調子悪いのか?」
「いえ、その様な事は御座いません、先程まで御庭でお茶をしていらっしゃいましたので。」
「それなら良い、紹介したい者が居るのでな。」
ニコッと微笑むエイダン、そして視線はチェラシーに行く、フォレスはチェラシーを見て微笑み問いかける。
「・・・姫様で御座いますか?」
「あぁ、この2人もな。」
千春とユラに視線を向ける。
「それはそれは、失礼致しましたそれでは中へ。」
大きな扉はフォレスの言葉を待っていたかのように開かれる、中にも侍女達が並び道を作る。
「中も変わらぬのぅ。」
「旦那様はあまり模様替え致しませんので。」
「じゃろうなぁ~。」
中に入るとエイダンは知った家を歩く、マルグリットも同じく躊躇いなく横を歩く。
「・・・すごぉ。」
広い廊下を歩く千春が思わず声を上げる、広く取られた窓、そして高級そうな陶磁器が所々に並べられ、何処かの王宮かと思わせる程の廊下だった。
「まだ置いていたのか。」
一つの花瓶を見てエイダンが苦笑いで呟く。
「思い出の品で御座います。」
「ふっ、割れた花瓶なぞいつまでも。」
そう言うエイダンはフッと優しく微笑む。
「割れてるんです?」
千春は花瓶を左右から見るが割れている様に見えなかった。
「儂が割ったんじゃがなぁ、コヤツが綺麗に戻したんじゃ。」
エイダンは微笑んだままフォレスを見る。
「奥様には見つかりましたが。」
「一発でバレたのぅ。」
そう言うとまた足を進めるエイダン、しばらく歩くと侍女が待つ扉の前に辿り着く。
「・・・ここじゃ。」
エイダンが言う間も無く扉が大きく開き女性が颯爽と出て来た、白髪だが老女と呼ぶには若々しく、貴族にしてはラフな格好だが気品を感じる姿をしていた。
「いらっしゃいエイダン、久しぶりね。」
「お久しぶりです母上。」
「何よ改まって・・・あら、メグちゃん!久しぶりね!」
「お久しぶりです義母様。」
「あら?私の名前忘れたのかしら?」
「いえ、そんなことは御座いませんよスゥフィー様。」
「それで?その子は?」
「娘で御座います。」
マルグリットはそう言うとチェラシーの顔を見せながら微笑む。
「え?産んだの?」
「はい♪」
「あららららら、大変だったでしょう!あ!ごめんなさい、皆さん部屋にお入りになって頂戴。」
スゥフィーと呼ばれた先王妃は皆を部屋に招き入れる。
「あらららら、女の子が沢山♪」
ニコニコなスゥフィーは千春やユラ、頼子を見て楽しそうに呟く。
「あ、えっと・・・。」
スゥフィーに見つめられ戸惑う千春にエンハルトが声を掛ける。
「チハル、入ってから自己紹介する。」
「はーい。」
エンハルトに言われ、スゥフィーにペコリと頭を下げ部屋に入る、フワリと香る花の匂い、壁には家族の絵が飾られ、一番大きな絵には美しい女性がその横には。
「う・・・ぅぉぉぅ・・・もしかしてこの人?」
千春は声を押し殺し絵に描かれた男性を見ながらエンハルトに声を掛ける。
「あぁ、この方が先王だ。」
「マジか・・・熊じゃん。」
描かれた男は明らかに元王妃よりも数倍大きく、そして太い、顔にはモミアゲから髭までが繋がっていた。
「さぁ、皆座って頂戴♪」
ご機嫌なスゥフィーはマルグリットの横に来ると、マルグリットは微笑みチェラシーを渡す、スゥフィーは慣れた手付きでチェラシーを受け取り顔をのぞき込む。
「・・・かわいい♪名前は?」
「チェラシーです。」
「チェラシー・・・確か古語で『祝福』だったかしら?」
「はい、この子は女神アイトネ様、そして2人の聖女の祝福を受け産まれました。」
「!?」
目を見開くスゥフィー、そしてもう一度マルグリットを見る。
「メグ、ありがとう。」
「いえ、望んで産みましたので。」
「それでもよ、産んでくれてありがとう。」
スゥフィーはマルグリットへ優しく微笑み何度もお礼を言うとチェラシーを見る。
「おばあちゃんですよー♪」
「あー?あー!あー!」
「そうよーおばあちゃんよー♪」
嬉しそうに話しかけるスゥフィーは暫くチェラシーとの会話を楽しんだ。
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「父王陛下!」
「なんだ。」
領都にある訓練所に自分の屋敷に居る門兵が走りながら声を掛けて来る、父王陛下と呼ばれた大男はぶっきらぼうに返事を返した。
「訓練中失礼致します!」
「失礼と思うなら声を掛けるな!馬鹿者が!」
「申し訳ありません!」
「それで?なんだ?用事が有るのだろう?」
男は不機嫌そうに答えると、自分の背丈はある巨大なブロードソードを地面に刺す。
「先程エイダン国王陛下がいらっしゃいました!」
「あぁ~?何しに来たんだ?」
男はフンッ!と鼻息を鳴らすと、笑みを浮かべる。
「国王陛下御一家御出でになられ、その、娘様をお連れしたとの事でございます。」
「・・・は?」
「その、王女殿下と思われ・・・。」
「な!?なんだと!?」
「その、王女・・・!?父王殿下!?」
門兵は頭を上げるとすでに大男は走り出していた。
「父王殿下!?馬車をご準備致しますぅぅぅ!!!」
「走った方が早いわ!」
「えぇぇぇ・・・。」
巨大なブロードソードを抜き身のまま担ぎ走り去る大男、門兵はその姿を見て溜息を吐く。
「はぁ・・・父王陛下、本当にうちの爺様より年上なんですか?」
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