底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

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第2章

第19話

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「ところでコレを孤児院として使おうと思っているんだけど止めた方がいいかな?
 今回連れて来た全ての子供達が入れる様にしたんだけど」
「やや大きいですけどいいと思いますよ」
「俺もそう思う」
「ミーツさんの子供達に対する思い遣りを考えると仕方ない事ですね」
「確かにな、あんたの非常識さを考えたら仕方ないな」

 ダニエル、ジョージ、アンソニー迄は良いと言ってくれてが、いつの間にか賢が復活して俺の非常識さを批判している。
 俺はコイツらの前でアパートとこの建物以外では魔法を使ってない筈だけど、何で俺の称号に常識が無い者があるの知っているんだろうか。

「結論から言うと孤児院として子供達のみんなの家として見たら問題ない!って事でいいんだよね。それと、賢は俺の何が非常識かキッチリと話し合わないといけない様だ」
「勘だ!俺のスキルの一つでもある直感力で分かるんだ。
鑑定スキルも持ってるが、アンタのステータスかレベルが高い所為で、名前とスキル以外は何も見えないからな!
 そして、スキルは変なスキル名で見えるんだ。俺たちは全員鑑定スキル持ちだけど、全員でアンタを鑑定しても、スキルは全員バラバラで見えるから、多分アンタ魔導具装着しているか隠蔽か偽装スキルを持ってるだろ?」
「ああ、偽装の魔導具をギルド証に装着している。ギルドの登録後にある取引でギルマスに付けてもらった」
「やっぱりな。因みに今の俺から見えるアンタのスキルは臭魔法、汚魔法、便魔法と見えるからな」
「俺からは火、水、土魔法で見える」
「俺からはハゲ魔法、メタボ魔法で見える」
「私からは虫歯魔法、頻尿魔法と見えます」

 賢から見たのが臭、汚、便魔法って何なんだよ!と思いつつも、訓練場で見たときコレだったから俺に使わせるのを止めさせたかったのだろうか。

 それに、ジョージのハゲにメタボってメタボ体型ではあるけど禿げてはないはずだ。
 アンソニーの虫歯、頻尿もってか魔法と関係無くないだろうに。
 完全に巫山戯ている。さっき言ってた建築物創造が入ってない。

「何なんだ!ダニエル以外は完全に悪口じゃないか!本当にそう見えているのか?
悪意を感じるぞ!」
「だからさっきアンタのスキルについてこっちで憶測で話しあったんだ」
「賢。イヤイヤそのまんまスルーするなよ。
鑑定持ってる人は、その鑑定を人に見せる事が出来るんじゃないか?」
「それ出来るの鑑定持ってる人なら誰でもじゃないんですよね。
俺たちの中では俺と賢とジョージだけが出来るから、俺が見たのは普通だからジョージが見たステータスで出します。
 ジョージお前が見たミーツさんのを出してくれ」
「分かった」

そうダニエルがジョージに指示をし、彼が返事をしてすぐに俺の名前などが宙に出てきた。


《名前》ミーツ
年齢40
レベルHPMP鑑定不能
筋力、体力、魔力、敏捷度、運、鑑定不能
《称号》鑑定不能
《スキル》****、****

「な?書いてあるだろ?」
「へえ、ジョージにはこう見えているのか」
「ですね。鑑定持ちでも、人によって見える物が違うみたいですね」


 ジョージが出した俺のステータス表記に賢は少し驚いたように見て、アンソニーはそう人によって違うことを言った。
 だけど、自分自身のステータスは見えるから鑑定持ってる人から見た状態がアレなんだろう。

「わかった。疑って悪かった。でも、無闇矢鱈と人を鑑定するのはどうかと思うよ」
「誰でもはしてねえよ。
黒髪と俺の直感や、コイツらのスキルに引っかかった奴くらいしかしてねえよ」

 成る程、賢の直感力のスキルは正直ヤバイみたいだ。仲間のスキルも、どんなスキルを持ってるか気になるけど、詮索はしないようにしないといけない。

「じゃ、シスター達を探そうか!」
「その必要は無さそうですよ?」
「どういう事だ?アンソニー」

 そう俺がアンソニーに聞くとアンソニーは廊下の先を指差した。
俺がそちらを見ると、タイミングよくシスター達が、玄関入口にいる俺達の方向に向かって来ていた。
 シスター達は我に返った時に俺が居なかったから部屋を探しに行ったのだろうか。

 それとも、単純に部屋を見て回っただけなのかは分からないが、戻って来たから探す手間が省けて、このままコレを孤児院として使う事にすると話してみるつもりでいた。

 そして、俺がシスターを呼ぼうとした瞬間、俺の腰辺りに後ろから衝撃が来て何が起きたか分からなかったが盛大に前方に転がった。
 俺が立ってた場所を見るとロイスが腰に手を着いて仁王立ちしていた。
 俺が口を開く前に彼女が俺に近寄り、馬乗りになって来た。

「昨日からの今日までのこの短時間でどうやって作ったのさ!」
「その前に俺からどけ!腰が痛いだろうが!」


 さっきの衝撃で腰を痛めた。
 だが、ロイスは気にせずに質問してきた。

「ボクの聞いた事を先に答えなよ!
そしたら退いてやるからさ!」
「じゃあ、賢たちにでも聞け!」
「何で賢達なのさ!関係無いじゃないか!」
「確かにな、でも俺が逆にロイスに何故言わないといけないんだ?」
「今、キミが言ったら外にいる冒険者達に説明できるだろ?
 ボクは皆んなの代表としてキミに着いてきたんだからさ!」

 確かに、こんな建物に壁に堀を見た後じゃ、依頼を達成しましたから、依頼料払ってハイさようならじゃ納得出来ないってのも頷けるが、依頼人である俺が隠したいのだから、あまり詮索しないのも冒険者としての在り方ではないのかと思ったが、帰ったあとにある程度報告しなければならない彼女らにどう話そうか悩む。

 俺が考えていると、俺とロイスを見下ろした天性のメンバーが俺の代わりに彼女に答えてくれた。

「ロイス、この建物や外のはコイツのミーツのスキルと無駄に有り余った体力で作ったものなんだぜ!」
「そうそう、賢の言う通りだよ。
スキルなんてそう簡単に人に言えないだろ?」

 そう賢とダニエルが答えてくれた。
 俺も彼らの話に乗ろうと思った。

「ダニエルの言う通りで秘密のスキルで作った物だ」
「ロイスも人に言えないスキルや称号はいくつか有るでしょう?あまり詮索はしない方がよろしいと思いますよ?」


 そう最後にアンソニーが、彼女を諭すように話してくれた。


「何だよ、何なんだよ!皆んなしてボクを非難するのかい?」
「非難じゃないさ、ただ簡単に誰にでもは言えないスキルがあるから賢たちは庇ってくれたんだよ。それで納得してくれないか?
特殊なスキルで作ったって事でさ」

 これで納得してくれないと俺が困る。
 実際に想像魔法なんて言ったってなんじゃそりゃ?って感じだし説明をしたくない。

「分かった!じゃあ、一回だけキミがそのスキルを使ってる所を見せてよ!」
「それは確かに気になるな!
俺たちも興味があるぜ」

彼女と賢がそう言ったことにより、俺が彼らの前で披露しなければならない状況になって、正直面倒だし嫌だけど、仕方なく彼らに見せるしかないと深いため息を吐いた。

「それしか無いなら仕方ない。
分かった!ただし、俺がこれから行うスキルについては他言無用だし、質問も無しだ!
分かったか?」
「見せてくれるならいいよ」
「俺たちは大体の予測はしているから分かっているが、見てみたいからな」

 そう簡単に言うけど何を作れば良いだろうか。賢たちの予測では建築物創造だった筈だから、一軒家でも建てれば良いかと思いつつも、井戸なんかじゃ納得してくれないよね。かなり、面倒だけどログハウスを作ることにした。

 一から基礎から皆んなに見られても大丈夫な様に手作りの動画を早送りで見ている様な想像をしようと思って皆を外に出てもらう事にした。





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