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第9章 温泉街リリーシア
第102話 情報屋シル
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「シル、あのヒドラなんだけど、何か弱点とか特徴とかわかるか?」
「はい、おそらくあればグリーン種のヒドラです。」
「グリーン種?」
「グリーン種というのは長い間木々や森の中に生活したモンスターがその木々と共和し力をもらうことができる種です。ヒドラにしてはやけに緑色だったのでそうでないかと思います。」
「じゃあ木が枯れているのは、ヒドラが吸収したからってことか?」
「見る限りではそうだと思います。魔力が高くなってるので木の魔力を糧にして強くなってますね。」
「わかった、テイロ、もう一度隠してくれ。」
シルから情報を聞き、またテイロにシルをドームに隠してもらう。シルはまだ話せていたけどマロやルーはとんでもなく辛そうだった。それだけあのヒドラが出す魔力が強力であり、グリーン種の能力アップもすごいというのがわかる。
「キュー!」
アクアは木を使いバウンドしながらボヨンボヨンとヒドラの攻撃をスルスルっと避けている。
「ギシャアー!」
「ピュー!」
避けられることが腹立たしくなりヒドラは風魔法を放つがそれをリーンがお返しと言わんばかりに風魔法を撃ち返すため、ヒドラは攻めあぐねている。
だがそれはアクアとリーンのスライムコンビも同じで、情報がないだけにどうしても決めの一手がなかなか出せない。
ドゴ!
「おまたせ、」
「キュー!」「ピュー!」
アクアとリーンに引きつけられ見事なガラ空きな腹部に思いっきり蹴りを入れる。魔力も込めたため流石に耐えきれずヒドラは倒れる。
「アクアとリーンは一旦離れて。」
「キュー?」「ピューー!」
アクアはイマイチピンときてないがリーンは何か気づいたのか腕を伸ばしアクアを掴んでその場を立ち去る。
「 爆発をイメージして、と。」
静かに魔法を唱える。そしてヒドラを引き寄せるために。
「こっち来いよトカゲやろう。」
言葉が通じるとは思えないが軽い挑発ぐらいでこっちに目線を向けさせる。
「ギシャアー!ガアーーー!」
あ、意外と乗っかるタイプだった。そしてヒドラは怒りに満ちているのかかなり大きい火の玉をいくつも飛ばしてくる。
「ここだ、」
俺は大量の火の玉の間を通ってヒドラにぶつかりに行く。
ボオン!
トペ・スイシーダ(プロレスの場外への飛び技の一つで、リングのロープ間を通り抜けて頭から相手にぶつかりに行く技)を意識してあたる直前に『アトミックフレイムボンバー』と言う爆発系統の魔法でヒドラを吹き飛ばす。
「グ、ググ...」
かなりの勢いで思い切り吹き飛ばされたヒドラ。周りの森の木々は一掃され更地になった。ヒドラの首は3本ほどなくなっていた。森の強化があったから全部は吹き飛ばされなかった。が、
「グ?ガアアーーーーー」
ヒドラの首の再生がかなり遅くなっている。それに邪悪な魔力もまったく感じない。やはり強かった理由はここが森だったからか。
「アクアもう一度あいつをひきつけてくれ。リーンもさっきの風魔法の準備を。」
「キュー!」「ピュー!」
後ろにいたアクアはぴょーんと前に出て行ってヒドラをかく乱する。木が無いから動きにくいかな、と思ったけどヒドラがまずパワーダウンしているからけっこう簡単にひきつけてる。
「キュ♪」
「ガアーーー!」
アクアは遊んでいるぐらいに楽勝に動いているがヒドラはとんでもなくつらそう。というかアクアのスタミナがとんでもないんだよなー。
「ピュー!」
「よし、それじゃあ撃ってくれ。」
リーンは準備が完了しぴょんとひとつ跳ねて大きな突風をだす。さきほど同様魔剣に魔力を流しリーンの風魔法を受け止める。そして俺の火魔法と合わせて強力な火の魔剣を作り上げる。
「アクア、こっちに来い!!」
「キュ!」
アクアは声に反応してこっちに向かってくる。ヒドラも当然こっちに向かってくる。足元に風魔法をまとわせ回転切りをする際により切れ味がよくなるようにする。
「今度こそその首全部もらうぞ、」
「ギャアーーーーー!!」
ヒドラはアクアが完全に視界から離れ俺に注目する。そしていっせいに6本すべての首で噛み付きにくる。
シュン!スパスパスパスパスパスパ!!
「どうだ、」
ヒドラの首すべてを切り飛ばし、ヒドラの体がバタンと倒れる。首は再生しないし、ピクリとも動かなくなった。
「ふうーー、やっと終わったか。」
さすがに魔力をだいぶ使ったからかその場で座り込む。
「キュー!」「ピュー!」
アクアとリーンがぴょんぴょんと跳ねてやってきてそのままポヨンと飛びついてくる。
「シンジ様!」「ピイー!!」
後ろからは元気そうな二人の声が聞こえてくる。顔色もいいからヒドラは完全に倒れたんだろう。
「とりあえずこれどうしようか。」
特に問題が無いのならこのまま解体してもらうが、ヒドラとなれば安直に解体するのはまずいかな。何よりもあの冒険者達のことが気がかりだ。
「おーーーーい、大丈夫か!?」
先ほどこの場を去った人たちが戻って来た。
「....って何じゃこりゃーーーーー!!!???」
「はい、おそらくあればグリーン種のヒドラです。」
「グリーン種?」
「グリーン種というのは長い間木々や森の中に生活したモンスターがその木々と共和し力をもらうことができる種です。ヒドラにしてはやけに緑色だったのでそうでないかと思います。」
「じゃあ木が枯れているのは、ヒドラが吸収したからってことか?」
「見る限りではそうだと思います。魔力が高くなってるので木の魔力を糧にして強くなってますね。」
「わかった、テイロ、もう一度隠してくれ。」
シルから情報を聞き、またテイロにシルをドームに隠してもらう。シルはまだ話せていたけどマロやルーはとんでもなく辛そうだった。それだけあのヒドラが出す魔力が強力であり、グリーン種の能力アップもすごいというのがわかる。
「キュー!」
アクアは木を使いバウンドしながらボヨンボヨンとヒドラの攻撃をスルスルっと避けている。
「ギシャアー!」
「ピュー!」
避けられることが腹立たしくなりヒドラは風魔法を放つがそれをリーンがお返しと言わんばかりに風魔法を撃ち返すため、ヒドラは攻めあぐねている。
だがそれはアクアとリーンのスライムコンビも同じで、情報がないだけにどうしても決めの一手がなかなか出せない。
ドゴ!
「おまたせ、」
「キュー!」「ピュー!」
アクアとリーンに引きつけられ見事なガラ空きな腹部に思いっきり蹴りを入れる。魔力も込めたため流石に耐えきれずヒドラは倒れる。
「アクアとリーンは一旦離れて。」
「キュー?」「ピューー!」
アクアはイマイチピンときてないがリーンは何か気づいたのか腕を伸ばしアクアを掴んでその場を立ち去る。
「 爆発をイメージして、と。」
静かに魔法を唱える。そしてヒドラを引き寄せるために。
「こっち来いよトカゲやろう。」
言葉が通じるとは思えないが軽い挑発ぐらいでこっちに目線を向けさせる。
「ギシャアー!ガアーーー!」
あ、意外と乗っかるタイプだった。そしてヒドラは怒りに満ちているのかかなり大きい火の玉をいくつも飛ばしてくる。
「ここだ、」
俺は大量の火の玉の間を通ってヒドラにぶつかりに行く。
ボオン!
トペ・スイシーダ(プロレスの場外への飛び技の一つで、リングのロープ間を通り抜けて頭から相手にぶつかりに行く技)を意識してあたる直前に『アトミックフレイムボンバー』と言う爆発系統の魔法でヒドラを吹き飛ばす。
「グ、ググ...」
かなりの勢いで思い切り吹き飛ばされたヒドラ。周りの森の木々は一掃され更地になった。ヒドラの首は3本ほどなくなっていた。森の強化があったから全部は吹き飛ばされなかった。が、
「グ?ガアアーーーーー」
ヒドラの首の再生がかなり遅くなっている。それに邪悪な魔力もまったく感じない。やはり強かった理由はここが森だったからか。
「アクアもう一度あいつをひきつけてくれ。リーンもさっきの風魔法の準備を。」
「キュー!」「ピュー!」
後ろにいたアクアはぴょーんと前に出て行ってヒドラをかく乱する。木が無いから動きにくいかな、と思ったけどヒドラがまずパワーダウンしているからけっこう簡単にひきつけてる。
「キュ♪」
「ガアーーー!」
アクアは遊んでいるぐらいに楽勝に動いているがヒドラはとんでもなくつらそう。というかアクアのスタミナがとんでもないんだよなー。
「ピュー!」
「よし、それじゃあ撃ってくれ。」
リーンは準備が完了しぴょんとひとつ跳ねて大きな突風をだす。さきほど同様魔剣に魔力を流しリーンの風魔法を受け止める。そして俺の火魔法と合わせて強力な火の魔剣を作り上げる。
「アクア、こっちに来い!!」
「キュ!」
アクアは声に反応してこっちに向かってくる。ヒドラも当然こっちに向かってくる。足元に風魔法をまとわせ回転切りをする際により切れ味がよくなるようにする。
「今度こそその首全部もらうぞ、」
「ギャアーーーーー!!」
ヒドラはアクアが完全に視界から離れ俺に注目する。そしていっせいに6本すべての首で噛み付きにくる。
シュン!スパスパスパスパスパスパ!!
「どうだ、」
ヒドラの首すべてを切り飛ばし、ヒドラの体がバタンと倒れる。首は再生しないし、ピクリとも動かなくなった。
「ふうーー、やっと終わったか。」
さすがに魔力をだいぶ使ったからかその場で座り込む。
「キュー!」「ピュー!」
アクアとリーンがぴょんぴょんと跳ねてやってきてそのままポヨンと飛びついてくる。
「シンジ様!」「ピイー!!」
後ろからは元気そうな二人の声が聞こえてくる。顔色もいいからヒドラは完全に倒れたんだろう。
「とりあえずこれどうしようか。」
特に問題が無いのならこのまま解体してもらうが、ヒドラとなれば安直に解体するのはまずいかな。何よりもあの冒険者達のことが気がかりだ。
「おーーーーい、大丈夫か!?」
先ほどこの場を去った人たちが戻って来た。
「....って何じゃこりゃーーーーー!!!???」
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