41 / 119
閑話 西に向かって
吹雪の宿で親睦会 3
しおりを挟む
「シェントゥ、カシェル」
互いに抱きしめ合って喚く彼らをチャトゥラは笑顔で呼んだ。
2人、そして周りで笑っていた商人も全員が口をつぐんだ。
クレアの向かいに座っていたチャトゥラは立ち上がって、後ろにいる2人を見据えた。
チャトゥラの表情は見えないが、商人たちが怯えているあたり、相当恐ろしいのだろう。
『これ以上騒いだら、私がお前の○○を○○○○にしてあげてもいいんだよ?
本当は今すぐにでも○○○して○○○○○させてあげたいけど、残念。可愛いお嬢ちゃんがいるから出来なさそうだ。あとでやってあげよう。
ほら、返事は?』
「「は、はい………」」
チャトゥラは東方の言語でクレアに気づかれないように灸を据えたようだ。
チャトゥラはふぅ、とため息をついて笑顔でクレアに向き直った。
「悪かったね、ちょっと悪ふざけが過ぎたね」
「あ、の……」
「ん?」
爽やかな笑顔で話しかけるチャトゥラに、クレアはおずおずとしていた。
少し恐れている様子が不思議でチャトゥラが首を傾げると、クレアは勢いづいて口を開いた。
「2人をナントカ不全にさせないでください!!」
「…………………え」
ぴし、と爽やかな笑顔にヒビの入った音がした。
クレアは東方の言語が理解できるようだ。
思春期の女の子が言うと、いささか問題になりそうな単語はわからなかったようだが。
チャトゥラは我に返って「困ったね」と苦笑いした。
「クレアちゃん、君は天使だ……」
「俺たちの尊厳を守ってくれてありがとう…!!」
「あ、はい……?」
クレアはシェントゥとカシェルにこれでもかとお礼を言われた。
まさかクレアが東方の言語を理解できるとは思っていなかったチャトゥラが「怖がらせちゃったね」と言って、2人へのお咎めがなしになったのだ。
散々お礼を言った2人は他の数人と自室へ戻って行った。
残されたクレアとチャトゥラたち商人の間には微妙な空気が流れていた。
さっきから(東方の)女の地雷を踏んだり、危ない単語が出そうになったりで、何を言っても大丈夫なのか探っているようだった。
しばしの沈黙が流れて、クレアが口を開いた。
「その、チャトゥラさんって皆さんの中では偉い方なんですか?」
クレアの問いに商人たちはやっと緊張が解けたようだ。
何人かの商人が答えてくれる。
「偉いっつうか、まとめ役だな。
チャトゥラは俺ら商人の中で唯一魔法を使うし、このへんの地理に詳しい」
「腕を認められて貴族にも気に入られてるし、口が上手いんだよ」
「ま、おかげで仕草が貴族っぽいんだよなぁ」
「だから俺らはチャトゥラが母さんみたいなもんだな」
「君たちね………」
チャトゥラが恥ずかしそうにクレアに答えた商人を小突いた。
皆がチャトゥラを信頼していて楽しそうだ。
チャトゥラも同じに見える。
仲がいい様子を見てクレアはくすくすと笑った。
そして、思い出したようにまた質問する。
「さっき、魔法が使えるって言ってましたよね?
チャトゥラさんはどんな魔法を使うんですか?」
質問されたチャトゥラは最初驚いた顔を見せたが、すぐに納得した顔になった。
チャトゥラは胸元から正方形の古紙を取り出して机の上に置いた。
紙にはひとつの円の中に東方の言語で『温』と書いてあった。
チャトゥラは紙の上に自分の飲みかけのコップを置いた。
「私は東方出身だからね、魔法も東方のものなんだよね。今紙の上にある飲み物、ちょっと冷えちゃったから温めるね」
そう言ってチャトゥラは紙に手を置いた。
数秒後、紙が赤く光ったかと思うと、飲み物から湯気が上がった。
チャトゥラはクレアに温まったことを確認させて「おしまいだね」と言った。
クレアは目を輝かせた。
「すごい、これが東方の魔法……!
魔法を貯められるって本当だったんですね!
しかも紙に手を置いただけで飲み物が温まるなんて、無詠唱の領域なんですか?
あ、それとも東方だとこれが普通とか?
これって、矢につけて飛ばしたりしたらかなりの効力を発揮しませんか?
持続性さえあれば可能かも……?
貯めない場合ってどうやって使うんですか?
私も習得できたりしませんか?」
「……ス、ストップストップ。ちゃんと答えるから、落ち着いて、ね」
「落ち着けませんよ!」
「そ、そう?」
フレンティアでも似たようなまくし立ててクレアの魔法を褒めまくった魔法使いがいた気がするが、クレアも大概同じだ。
もしや魔法使いは皆こんなにオタク気質なのだろうか………。
急に饒舌になったクレアに困惑するチャトゥラは「何から話そうね」と言った。
クレアが気になって身を乗り出すと、商人の皆も興味があるようだった。
どうやらチャトゥラはあまり魔法の話をしてくれないらしく聞く機会がなかったみたいだ。
本人は「東方では魔法なんて使えても馬鹿にされるだけだね………」と、やれやれといった感じで理由を教えてくれた。
気を取り直して皆でひとつの机を囲み、チャトゥラの東方魔法講座を聞くことになった。
「さて、と。
興奮してくれたのはありがたいけどね、さっきの魔法は無詠唱ではないね。
こうした紙に事前に書いたものを、私たちは『札』なんて呼ぶけれど、これは魔力さえ流しちゃえば魔法が使えるものだね。
無詠唱は魔法陣の構築から魔力の循環とその放出をするというサイクルを早めてくれる魔法語による詠唱を飛ばして、簡単な言葉でそのサイクルを一瞬にして補完するね。
だからこれは、魔法陣の構築の段階は終わっているし、魔力を流すだけだから無詠唱には入らないね」
「そうか、確かに魔法陣は完成しているから定義から外れますね。
じゃあ、『札』じゃなくて即席の場合はどうなるんですか?」
勉強熱心、というか好奇心旺盛なクレアの質問にチャトゥラは先生になったように答えた。
「いい質問だね。
緊急時に用意していた『札』を使い切ってしまった、なんて状況に陥れば、書くところから始まるね。
書ければなんでもいいからね、紙に書くのはもちろん、地面に木の棒で書いたり体の一部を切り落として血で書いたりしても効果はあるね。
ただ、魔力を流し続けて書く必要があって面倒なんだよね。
書いてる途中で魔力が途切れたり箇所によって魔力のバランスが取れていなかったりすると、本来の威力も出せなくなるんだよね。
だから普通は『札』を常備して使うのが普通だね」
「それって、相当な魔力がないとキツくなりませんか?」
クレアの質問はもっともだ。
一定量の魔力を均一に流し続けて魔法陣を書く魔力操作もそうだが、魔力量もなければできないことだ。
話を聞いていた商人たちも不思議そうにしていたが、そのうちの1人が「もしかして」と言った。
「気力で補うのか?」
その回答にチャトゥラはにっこり笑って「そうだね」と答えた。
「足りない分は気力で補うね。
リャンが教えてくれたからもうわかると思うけど、体内の魔力も自然にある気力も元はおんなじ力だからね。
自然の気力に近い魔力になるまで修行すれば、気力を使って魔法を使うこともできるね。
私は体内の魔力が少し多くて修行を怠っていたから、まだ気力は使えないね。
それに、多くはシャナになっちゃうからあんまり見ないね………」
「それじゃあ、私が使うような魔法は体内の魔力で勝負が決まるときがありますが、東方は修行さえ積んでいればその魔力差を埋めて互角に戦うこともできるということですか?」
「うん、その解釈で合ってるね」
「じゃあっ、」
クレアはそこでガタッと椅子から立ち上がった。
とても真剣な表情だ。
チャトゥラが首を傾げると、クレアはチャトゥラに詰め寄った。
「じゃあっ、私も東方の魔法を使えたり、気力を操れるようになったりしますか?」
よく見れば、真剣というよりは欲が前のめりに出ている。
気力を扱えるようになればほぼ無限に魔法が使えるのも同然なのだ。それは魔法使いとして喜ばしいことに他ならない。
チャトゥラは困り笑いをした。
「うーん、と。難しいね。
私たちの魔法はもしかしたら使えるかもしれないけど、気力は難しいかもしれないね。
説明が難しいけど……気力は自然と調和してきた東方の発見だからね。
自然を感じる心がないと、気力の存在すらわからないと思うね」
難しい、と言われてクレアはとても残念そうな顔をした。
互いに抱きしめ合って喚く彼らをチャトゥラは笑顔で呼んだ。
2人、そして周りで笑っていた商人も全員が口をつぐんだ。
クレアの向かいに座っていたチャトゥラは立ち上がって、後ろにいる2人を見据えた。
チャトゥラの表情は見えないが、商人たちが怯えているあたり、相当恐ろしいのだろう。
『これ以上騒いだら、私がお前の○○を○○○○にしてあげてもいいんだよ?
本当は今すぐにでも○○○して○○○○○させてあげたいけど、残念。可愛いお嬢ちゃんがいるから出来なさそうだ。あとでやってあげよう。
ほら、返事は?』
「「は、はい………」」
チャトゥラは東方の言語でクレアに気づかれないように灸を据えたようだ。
チャトゥラはふぅ、とため息をついて笑顔でクレアに向き直った。
「悪かったね、ちょっと悪ふざけが過ぎたね」
「あ、の……」
「ん?」
爽やかな笑顔で話しかけるチャトゥラに、クレアはおずおずとしていた。
少し恐れている様子が不思議でチャトゥラが首を傾げると、クレアは勢いづいて口を開いた。
「2人をナントカ不全にさせないでください!!」
「…………………え」
ぴし、と爽やかな笑顔にヒビの入った音がした。
クレアは東方の言語が理解できるようだ。
思春期の女の子が言うと、いささか問題になりそうな単語はわからなかったようだが。
チャトゥラは我に返って「困ったね」と苦笑いした。
「クレアちゃん、君は天使だ……」
「俺たちの尊厳を守ってくれてありがとう…!!」
「あ、はい……?」
クレアはシェントゥとカシェルにこれでもかとお礼を言われた。
まさかクレアが東方の言語を理解できるとは思っていなかったチャトゥラが「怖がらせちゃったね」と言って、2人へのお咎めがなしになったのだ。
散々お礼を言った2人は他の数人と自室へ戻って行った。
残されたクレアとチャトゥラたち商人の間には微妙な空気が流れていた。
さっきから(東方の)女の地雷を踏んだり、危ない単語が出そうになったりで、何を言っても大丈夫なのか探っているようだった。
しばしの沈黙が流れて、クレアが口を開いた。
「その、チャトゥラさんって皆さんの中では偉い方なんですか?」
クレアの問いに商人たちはやっと緊張が解けたようだ。
何人かの商人が答えてくれる。
「偉いっつうか、まとめ役だな。
チャトゥラは俺ら商人の中で唯一魔法を使うし、このへんの地理に詳しい」
「腕を認められて貴族にも気に入られてるし、口が上手いんだよ」
「ま、おかげで仕草が貴族っぽいんだよなぁ」
「だから俺らはチャトゥラが母さんみたいなもんだな」
「君たちね………」
チャトゥラが恥ずかしそうにクレアに答えた商人を小突いた。
皆がチャトゥラを信頼していて楽しそうだ。
チャトゥラも同じに見える。
仲がいい様子を見てクレアはくすくすと笑った。
そして、思い出したようにまた質問する。
「さっき、魔法が使えるって言ってましたよね?
チャトゥラさんはどんな魔法を使うんですか?」
質問されたチャトゥラは最初驚いた顔を見せたが、すぐに納得した顔になった。
チャトゥラは胸元から正方形の古紙を取り出して机の上に置いた。
紙にはひとつの円の中に東方の言語で『温』と書いてあった。
チャトゥラは紙の上に自分の飲みかけのコップを置いた。
「私は東方出身だからね、魔法も東方のものなんだよね。今紙の上にある飲み物、ちょっと冷えちゃったから温めるね」
そう言ってチャトゥラは紙に手を置いた。
数秒後、紙が赤く光ったかと思うと、飲み物から湯気が上がった。
チャトゥラはクレアに温まったことを確認させて「おしまいだね」と言った。
クレアは目を輝かせた。
「すごい、これが東方の魔法……!
魔法を貯められるって本当だったんですね!
しかも紙に手を置いただけで飲み物が温まるなんて、無詠唱の領域なんですか?
あ、それとも東方だとこれが普通とか?
これって、矢につけて飛ばしたりしたらかなりの効力を発揮しませんか?
持続性さえあれば可能かも……?
貯めない場合ってどうやって使うんですか?
私も習得できたりしませんか?」
「……ス、ストップストップ。ちゃんと答えるから、落ち着いて、ね」
「落ち着けませんよ!」
「そ、そう?」
フレンティアでも似たようなまくし立ててクレアの魔法を褒めまくった魔法使いがいた気がするが、クレアも大概同じだ。
もしや魔法使いは皆こんなにオタク気質なのだろうか………。
急に饒舌になったクレアに困惑するチャトゥラは「何から話そうね」と言った。
クレアが気になって身を乗り出すと、商人の皆も興味があるようだった。
どうやらチャトゥラはあまり魔法の話をしてくれないらしく聞く機会がなかったみたいだ。
本人は「東方では魔法なんて使えても馬鹿にされるだけだね………」と、やれやれといった感じで理由を教えてくれた。
気を取り直して皆でひとつの机を囲み、チャトゥラの東方魔法講座を聞くことになった。
「さて、と。
興奮してくれたのはありがたいけどね、さっきの魔法は無詠唱ではないね。
こうした紙に事前に書いたものを、私たちは『札』なんて呼ぶけれど、これは魔力さえ流しちゃえば魔法が使えるものだね。
無詠唱は魔法陣の構築から魔力の循環とその放出をするというサイクルを早めてくれる魔法語による詠唱を飛ばして、簡単な言葉でそのサイクルを一瞬にして補完するね。
だからこれは、魔法陣の構築の段階は終わっているし、魔力を流すだけだから無詠唱には入らないね」
「そうか、確かに魔法陣は完成しているから定義から外れますね。
じゃあ、『札』じゃなくて即席の場合はどうなるんですか?」
勉強熱心、というか好奇心旺盛なクレアの質問にチャトゥラは先生になったように答えた。
「いい質問だね。
緊急時に用意していた『札』を使い切ってしまった、なんて状況に陥れば、書くところから始まるね。
書ければなんでもいいからね、紙に書くのはもちろん、地面に木の棒で書いたり体の一部を切り落として血で書いたりしても効果はあるね。
ただ、魔力を流し続けて書く必要があって面倒なんだよね。
書いてる途中で魔力が途切れたり箇所によって魔力のバランスが取れていなかったりすると、本来の威力も出せなくなるんだよね。
だから普通は『札』を常備して使うのが普通だね」
「それって、相当な魔力がないとキツくなりませんか?」
クレアの質問はもっともだ。
一定量の魔力を均一に流し続けて魔法陣を書く魔力操作もそうだが、魔力量もなければできないことだ。
話を聞いていた商人たちも不思議そうにしていたが、そのうちの1人が「もしかして」と言った。
「気力で補うのか?」
その回答にチャトゥラはにっこり笑って「そうだね」と答えた。
「足りない分は気力で補うね。
リャンが教えてくれたからもうわかると思うけど、体内の魔力も自然にある気力も元はおんなじ力だからね。
自然の気力に近い魔力になるまで修行すれば、気力を使って魔法を使うこともできるね。
私は体内の魔力が少し多くて修行を怠っていたから、まだ気力は使えないね。
それに、多くはシャナになっちゃうからあんまり見ないね………」
「それじゃあ、私が使うような魔法は体内の魔力で勝負が決まるときがありますが、東方は修行さえ積んでいればその魔力差を埋めて互角に戦うこともできるということですか?」
「うん、その解釈で合ってるね」
「じゃあっ、」
クレアはそこでガタッと椅子から立ち上がった。
とても真剣な表情だ。
チャトゥラが首を傾げると、クレアはチャトゥラに詰め寄った。
「じゃあっ、私も東方の魔法を使えたり、気力を操れるようになったりしますか?」
よく見れば、真剣というよりは欲が前のめりに出ている。
気力を扱えるようになればほぼ無限に魔法が使えるのも同然なのだ。それは魔法使いとして喜ばしいことに他ならない。
チャトゥラは困り笑いをした。
「うーん、と。難しいね。
私たちの魔法はもしかしたら使えるかもしれないけど、気力は難しいかもしれないね。
説明が難しいけど……気力は自然と調和してきた東方の発見だからね。
自然を感じる心がないと、気力の存在すらわからないと思うね」
難しい、と言われてクレアはとても残念そうな顔をした。
11
あなたにおすすめの小説
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります
チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます!
ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。
この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。
戦闘力ゼロ。
「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」
親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。
「感謝するぜ、囮として」
嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。
そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。
「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」
情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。
かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。
見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる