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■33.スパ②
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リナさんと二人で女湯の暖簾をくぐる。
「拓ちゃんと進展した?」
拓真くんとの話を振られて、
「ハイ。付き合う事になりました////」
照れながらそう答えると
「え!!本当に!?
そっか!やったね!!
わ~私も嬉しい!」
リナさんはとても嬉しそうに喜んでくれた////
まだ、付き合ったばかりで、遠距離だし、電話で話すくらいで、カップルらしい事は何もしていない。
今日はやっと会えたけれど、皆と一緒に行動してるから、二人きりになる事は難しそう。
それでも彼からキチンと告白されて、互いが両想いである事実だけで満足。
光くんは茶化しながらも、私たちの事、応援してくれてるし。
リナさんも自分の事の様に喜んでくれてそれもとても嬉しい。
拓真くんと付き合えて幸せだよ♡
纏うものが何もなくなった状態の、スタイルの良いリナさんにドキドキしつつ、ガールズトークで盛り上がりながら海洋深層水の湯、圧浴湯、打たせ湯、香湯等様々な湯を楽しんだ。
お風呂から出ると、ラウンジで飲み物を飲みながら待っていてくれた男性陣。
湯上がりのイケメンたちは、頬に赤みがさしてなんだか色っぽかった。
「これから飯でも食いに行く?」
光くんが私たちを誘った。
「行きたい!他のバイトメンバーも誘う??
あ、それともるあちゃんは拓ちゃんと二人きりで別行動する??」
リナさんが私を覗き込む。
バイトメンバーとワイワイゴハンも
行きたいし、拓真くんと二人きりの時間も欲し~い!
わくわくする事、したいことが迷っちゃうほど目の前に沢山ある。
だけど………。
「あ……私もう帰らないと、親に怒られちゃう……。」
そう。
いつも、引っかかるのはそこ。
親に心配かけちゃいけない、、、
その考えが何より先行する。
本当は皆と一緒に弾けたい。
でも、ウチは他所より厳しいから、それは絶望的に難しい………。
「そっか。
るあちゃんの家は厳しいんだもんね。」
残念そうな顔をする三人。
周りをこんな空気にさせちゃうのが、いつも嫌でした。
折角彼氏と逢えたのにね。
だけど、家族の前では良い子でいたかったんだよね。
友達や彼氏と遊びたいのと、親を心配させたくない、ガッカリさせたくない気持ちといつも凄い葛藤があった。
19時過ぎ。
拓真くんに駅まで送ってもらって、サヨナラした。
「るあちゃん」
拓真くんに呼び止められる。
「ウン?」
振り返り、顔を上げる。
「今度、俺一人で逢いに来るから!
一日空けといて!」
……………わぁぁッ!!
シュンとしていた気持ちがぶっ飛んで
パァァと笑顔になる私。
「……ウン!!////」
差し出された右手にギュッと思いを込めて握手を交わした。
改札口から思いっきり手を振る拓真くん。
今日、逢えただけで、顔見れただけで
私はとっても嬉しかった。
ちょっとの間だったけどね。
ゴメンね、折角逢えたのに。
もっと一緒にいたかったよ。
拓真くんもきっとそう思ってるよね。
今度は二人きり……。
一日、拓真くんと過ごすんだ。
恋人らしい事……出来るのかな////
遠距離で直ぐには逢えないけど、先の事を考えると、わくわくが大きくて胸が高鳴った。
「拓ちゃんと進展した?」
拓真くんとの話を振られて、
「ハイ。付き合う事になりました////」
照れながらそう答えると
「え!!本当に!?
そっか!やったね!!
わ~私も嬉しい!」
リナさんはとても嬉しそうに喜んでくれた////
まだ、付き合ったばかりで、遠距離だし、電話で話すくらいで、カップルらしい事は何もしていない。
今日はやっと会えたけれど、皆と一緒に行動してるから、二人きりになる事は難しそう。
それでも彼からキチンと告白されて、互いが両想いである事実だけで満足。
光くんは茶化しながらも、私たちの事、応援してくれてるし。
リナさんも自分の事の様に喜んでくれてそれもとても嬉しい。
拓真くんと付き合えて幸せだよ♡
纏うものが何もなくなった状態の、スタイルの良いリナさんにドキドキしつつ、ガールズトークで盛り上がりながら海洋深層水の湯、圧浴湯、打たせ湯、香湯等様々な湯を楽しんだ。
お風呂から出ると、ラウンジで飲み物を飲みながら待っていてくれた男性陣。
湯上がりのイケメンたちは、頬に赤みがさしてなんだか色っぽかった。
「これから飯でも食いに行く?」
光くんが私たちを誘った。
「行きたい!他のバイトメンバーも誘う??
あ、それともるあちゃんは拓ちゃんと二人きりで別行動する??」
リナさんが私を覗き込む。
バイトメンバーとワイワイゴハンも
行きたいし、拓真くんと二人きりの時間も欲し~い!
わくわくする事、したいことが迷っちゃうほど目の前に沢山ある。
だけど………。
「あ……私もう帰らないと、親に怒られちゃう……。」
そう。
いつも、引っかかるのはそこ。
親に心配かけちゃいけない、、、
その考えが何より先行する。
本当は皆と一緒に弾けたい。
でも、ウチは他所より厳しいから、それは絶望的に難しい………。
「そっか。
るあちゃんの家は厳しいんだもんね。」
残念そうな顔をする三人。
周りをこんな空気にさせちゃうのが、いつも嫌でした。
折角彼氏と逢えたのにね。
だけど、家族の前では良い子でいたかったんだよね。
友達や彼氏と遊びたいのと、親を心配させたくない、ガッカリさせたくない気持ちといつも凄い葛藤があった。
19時過ぎ。
拓真くんに駅まで送ってもらって、サヨナラした。
「るあちゃん」
拓真くんに呼び止められる。
「ウン?」
振り返り、顔を上げる。
「今度、俺一人で逢いに来るから!
一日空けといて!」
……………わぁぁッ!!
シュンとしていた気持ちがぶっ飛んで
パァァと笑顔になる私。
「……ウン!!////」
差し出された右手にギュッと思いを込めて握手を交わした。
改札口から思いっきり手を振る拓真くん。
今日、逢えただけで、顔見れただけで
私はとっても嬉しかった。
ちょっとの間だったけどね。
ゴメンね、折角逢えたのに。
もっと一緒にいたかったよ。
拓真くんもきっとそう思ってるよね。
今度は二人きり……。
一日、拓真くんと過ごすんだ。
恋人らしい事……出来るのかな////
遠距離で直ぐには逢えないけど、先の事を考えると、わくわくが大きくて胸が高鳴った。
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