転生魔竜~異世界ライフを謳歌してたら世界最強最悪の覇者となってた?~

アズドラ

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第131話

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「ヴリトラ様、大丈夫なのですか?」
 後ろで見守っていたルシエが駆け寄ってきた。
「お姫様、剣ありがとうございます。おかげで助かりました」
「いえ、そもそも貴方の力ならそんな遠回りなことしなくてもよかったのでは?」
 貴女が居たから初手範囲焼き払いができなかったとは言えないし。結果的にルシエが居たおかげで初見殺しの即死にも対応できた、運が良かったというのもあるけどガルザークを持っていなかったら最初の呪言で死んでいた可能性も高い。でも結果論だしなんて答えようかな……もう疲労のせいか頭が回らない、困った。
「異界から召喚された勇者は強力で不確かな能力を持っていることが多いのです。ご主人様はそこを考慮して人間体に攻防に優れるガルザークという状態で戦ったのでしょう」
 そう言いながら空からルーフェが降りてきた。
「ルーフェ、皆を守れって言ったじゃんか……」
「すみませんご主人様、ですが私達も心配なのです。危険であろうことは全て一人で対処しようとする貴方様が……」
 それは誰も死なせたくないからであって、俺のわがままで大切な人を危険な目にあわせたくないと思うのはたとえ神であろうと変わらないはず。いや、皆わかっているんだろうし俺に死んで欲しくないと皆も思ってくれているんだと……嬉しいけどちょっと照れくさいな。
「心配かけたな……」
「はい。ですがお見事でしたご主人様」
 俺は改めてさっきトドメを刺した少年に向き直る。
「さてと、悪いけど君を再利用されるわけにはいかないんだ」
 俺はそう言うと遺体に火を放つ、灰も残らないほどに燃やし尽くすのだ。この世界は異世界、死者を復活させる、アンデッドととして操る、能力だけを奪って再利用。何をされてもおかしくない、なにせ奇跡を呼び寄せる魔法という技術が発達した世界なのだから。そもそも即死をポンポン使ってくる化け物なんてそうそう居てたまるか! ぶっ壊れチートにも程がある!!
「そちらの少女はどうします?」
「ん~……」
「今更一人二人増えてもなにも言いませんけど、こんな子供より私達の方が魅力的じゃないですか?」
 なんだろう、ルーフェの視線がちょっと痛い……確かに勇者の少女一人は殺さなかったけど……あっ!?
「いや、違う違う!! そんなつもりじゃなくて、この子は前にあった時、話が通じそうだったからであって女の子だから殺さなかったとかそう言うのじゃっ!?」
 いやほんと、マジで女子高生だから生かしたとかハーレムに入れるためとかそんなつもりは無い!! マジで無い!! 偶然女の子だったってだけであってそう言うのじゃない!!
「まぁいいですけど、殺さない方針でいいのですよね?」
 いつもの事と言うようにルーフェには流されてしまった。ほんとそんなつもりなかったんだけど……元々彼女は戦う意思がなかったし、前にあった時も他種族に差別的な思考は持ってなかった。同郷のよしみとかもあるけど目に留まった話せる相手を無差別に殺す程怪物思考になったつもりは無い。まぁ確かにめんどくさい相手や話を聞きそうにない相手はまとめてすっ飛ばすけど……損得や利益を考えて生かす殺すを判断するけど、そもそも回りくどい事は苦手なんだよね。
「それでお願い、この子は話せばわかってくれると思う。友人を殺したことは俺だけを恨んでくれて構わない」
 あくまで殺したのは俺であって他の人は関係ない。と言うことにしておこう、恨まれるのは一人で十分。
「わかりました、ご主人様。そろそろ限界ですか?」
 まったく、ルーフェはホント察しが良い。普段の大規模魔法とは比にならないくらい魔力をごっそり持っていかれた、四年目にして知ったが魔力が無くなると精神的負荷が増すらしくとてつもない疲労感だ。
「悪いけど、後は任せていい?」
「お任せください、ご主人様」
 その会話を最後に俺はルーフェに倒れ込む。彼女は正面から俺を受け止め、優しく抱きしめてくれた。柔らかいものに包まれ俺の意識は次第にフェードアウトしていった。

 服は焼け、内側に着ていた鎖帷子も壊れてボロボロになってしまった。それでも足を止められない、こんなところで死んでたまるか! ゼンゾウは全速力で森を駆ける、不意打ちで火炎弾を喰らった時は死んだと思ったけど威力が足りなかったのか勇者用の装備が優秀なのかはわからないが生き残った。そして何としても生還しなければならない……ホノカは囚われ、俺達の中でも間違いなく最強だったジュウラが殺された。あいつの能力は立ち入る隙なんて一切ないほど徹底的に敵を殺すチート能力だったのに負けた。相手も確かに疲弊してたけど倒せなかった……これは緊急事態であり何としても対策を考えなければいけない。それにヴリトラが弱っている今は絶対にチャンスであり、今を逃したらジュウラの居ない状態で倒すことはできなくなるかもしれない。そのくらい奴は強かったのだから……
「ラノベじゃこんな頭おかしい敵でてこねぇっつうの……」
 ボソッと呟きながらゼンゾウは更にスピードを上げていく。彼の能力は高速移動と精密動作、典型的なスピードタイプであり敵の急所を高速で的確に攻めるタイプでありヴリトラのような超高火力高耐久の相手は手に負えない。まさに天敵なのである。こういう時は逃げるに限る、ホノカを見捨てる形になったがああなったらもう殺されているだろう。二人とも、仇は絶対取る! そう心に誓いながら足に力を込めて加速していく。
「逃がしませんよ……」
 ゼンゾウは不意に何かに足を取られ速度もあって勢いよく空中に体が飛び上がる。しかし流石の反応力で何回か空中で回転しつつバランスを立て直し、着地してみせた。
「そのまま自滅してくれれば楽だったんですけどね」
「誰だ!?」
 声の方に小太刀を構えながら向き直る。そこにはヴリトラの住処に居たゴブリンの少女が立っていた、緑の肌、額に小さな角のような突起が二本あるが間違いなく美少女の系統だと思っていた一人だ。
「名乗るほどでもございません。ただ、あなたを殺す一人なだけです」
「くっ……」
 こいつは見ていた感じ戦闘系ではないはず。ならどうにかできるっ!
「情報とはとても大事なことです。貴方の判断は対局をみるに正しいでしょう……ですが、私達を敵に回したこと自体が大失敗なんですよ?」
「なにを?」
「私達は主様に家族を守れと言われておりました。あの人は危険なことを一人で全て抱え込んでしまう困った御方です」
 ゴブリンはヤレヤレと言うように顔を横に振ってみせる。
「ならここに居るのは命令違反じゃねぇのか?」
「いえ、私達は家族を守れと言われております。つまり主様も家族、守るのは当然でしょ?」
 そう言うと一気に殺気を感じる、来る!
「ヴリトラはともかくお前だけならっ!」
 そう言うとゼンゾウは魔法で風の手裏剣を複数生成、イリオ目掛けて投げ飛ばした。
「これなら避けれねぇよなぁ!」
 しかし攻撃は届かなかった、途中で雷撃が降り注ぎ全て撃ち落とされてしまったのだ。
「は?」
 理解できないという顔をしている彼の目の前に白く綺麗な鬣の狼が姿を現す。その瞳には獲物を殺すため見据えるものだった。
「……囲まれている?」
 ゼンゾウはやっと気づいた。自分はまんまと罠にはまったのだと……周囲に潜んでいるのはわかる、だが数はわからない……しかし諦めるわけにはいかない! なんとしても情報を持ち帰らなければならない。
「黒煙っ!」
 ゼンゾウは周囲に煙幕を張る魔法を発動して視界を隠す、しかしその瞬間暴風が吹き荒れて煙幕をあっという間に払ってしまった。
「彼はヨゾラ、貴方でもそう簡単には逃げれませんよ?」
 漆黒のグリフォンが空中から睨みつけてくる。これじゃ煙幕をいくら張っても吹き飛ばされてしまう……
「っち!?」
 考える暇も与えられない後方から刃が振り下ろされ、それをかろうじて受け流す。しかし更に後方から刃が飛び出してくる、それをギリギリで躱すが地面に転がる。そこに更に落ちてくる、それをどうにか回避してみせる……どうにか避け切った。
「残念でしたね」
 避け切ったはずだった……ゼンゾウがそう確信した瞬間後方から衝撃が走る。腹部が熱い……恐る恐る確認すると太い刀身の何かが自身の腹部を貫いている。これはもう、ダメだ……
「皆、ごめん……」
「密偵というのは重要な役割ですけど、ロクな死に方ができない状況によっては使い捨てにされる者。私達も勇者狩りと言うことで少々一方的な方法をとらせてもらいましたがそれだけの強さを貴方は間違いなく持っていたのです。どうぞ勇者として誇らしくいってください」
 イリオはそう言うとゼンゾウの額にナイフを投げつけ、トドメを刺した。苦しまないよう、せめてもの慈悲でありヴリトラ無しでの勇者狩りが成功した瞬間でもあった。
「皆さん、彼はここに埋葬しましょう。ユグドラシルの元、せめて安らかに眠れるように」
「わかった」
 グレースは剣をしまい、地面を掘り始めた。
「勇者と呼ばれるだけはありましたね」
 シンシアは止めを刺した上下に刃のついた特殊な武器、双極剣ダブルセイバーを地面に盾てグレースの手伝いを始めた。彼女達は戦闘に特化したゴブリンと妖精、あの程度の勇者なら一対一で問題なく倒せる実力はあると思う。
「私、あんま役に立たなかったなぁ……」
「まぁ念には念をって主様もよく言いますし仕事が無かったのはいいことですよ~」
 フランとホロンも武器である槍と大斧を置いて手伝い始めた。彼女達も特化系ではあるがその力は強力、相手を選ぶが一方的な展開に持っていくことができる方達だ。
「確かに今回は過剰戦力だったかもしれませんね……ノームさん、皆さんに終わったことを知らせてください。フタボシさん結界解除して大丈夫です、ありがとうございます」
 木の上から大きな蜘蛛の二タボシは前足を上げて了解と合図してみせた。実はこのエリア既に蜘蛛の糸の結界に包まれていて何をしても逃げることはできなかったのだ。
「ヨゾラもニナちゃんもありがと、あなた達の足がなきゃ追いつけませんでした」
 足の遅いホロンを連れてくるのも大変だったし相手が素早い系統だったのもあってホントに助かった。そして何より、主様に全て任せなくても大丈夫と証明できたことが嬉しい。誰も死なないことが再前提だけどこれから更に役に立てることが嬉しい、全てを抱え込む彼のために。私達のために命を懸けて立ち向かう我らが最愛の主、貴方が私達を愛するように私達も貴方の事を何よりも大切で愛しているのですよ。もっと頼ってください慈愛に溢れた我らの主、黒鱗の覇王ヴリトラ様。
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