52 / 107
第52話 その名はドラゴンゾンビ
しおりを挟む
夕方頃であろうか。
仕事を終えた冒険者たちが戻ってきた。
彼らはギルドの受付で報酬をもらい、ほくほく顔である。
自分たちの仕事が、一体何に寄与した形になるのか、分かってはおるまい。
だが、彼らを責める必要はない。
金がなかった頃の俺なら、多分引き受けていた気がするし。
「おっ? すげえ荷物が台車の上にまとめてあるんだけど。これ道化師の商売道具?」
「いかにもその通り。この後、大きなショーがあるのさ」
俺の話を聞いて、冒険者はふんふんと頷いた。
「なるほどなあ。そいつは楽しみだ! 懐が温まったからよ。すげえの見せてくれたらおひねり弾むぜ!」
「それは何より! 期待は裏切らないさ!」
自信を持って確約する。
これは本当に、凄まじいショーになるはずだ。
素晴らしいショーになるかどうかは、我らラッキークラウンの働きに掛かっている。
ちなみに、タダ働きではない。
既にアキンドー商会を通じて王宮に連絡を取り、事後承諾的に国からの依頼となるよう手回しを終えてある。
少なくとも、我々が準備に使った金は回収できるだろう。
「そちらの準備はどうかな、ギスカ?」
「バッチリさ」
ドワーフの鉱石魔法使いは、にやりと笑ってみせた。
彼女の身につけているローブと皮鎧の、そこかしこに鉱石がぶら下がっている。
鉱石魔法は、石から力を引き出すことで効果を発揮する。
力を使った後の石は、崩壊してしまう場合がほとんどだ。
故に、魔法の材料費が掛かる。
魔法を使うためには、稼ぎ続けなければいけないわけだ。
そしてイングリド。
腹いっぱい飲み食いし、体を慣らす運動もした。
魔剣と魔槍は今日もしっかり手入れされており、いつも通り。
だからこそ、彼女は強いのだ。
俺の出番のように、頭を使う展開だと観客になりがちだが、腕っぷしが必要な状況になれば彼女の独壇場に近い。
基本的に、女性は男性よりも腕力が劣るものだが……イングリドのそれは、特異体質だろう。
デビルプラントや、巨大ダンゴムシに真っ向から挑み、力負けしないというのは人間離れしている。
そこに、騎士団長ガオンが教え込んだガットルテ騎士団流の戦闘技術。
これから彼女は、間違いなくガットルテ王国最強の冒険者になっていくだろう。
無論、俺のサポートは欠かせないが。
「私は万全だぞ。そろそろか? そろそろかな? あまりにやって来るのが遅いと、また腹が減ってしまうぞ……」
「その身体能力を維持するための食事量だったか……。なに、心配する必要はないよ。あちらさんも、やりたくてウズウズしているはずだ。何せ、我々にひどい目に遭わされているのだからね」
噂をすれば影が差す。
彼も準備は万端なようだ。
彼とは?
そう、名も知らぬ腐敗神の司祭だ。
全ての儀式が滞りなく終わり満足げな表情で門の外に立っているのが見える。
「何者だ!」
「これより夜になる。門は閉ざされる! 明日、また来るがいい!」
門番の兵士たちが仕事をしているが、あれはよろしくない。
危ない。
「門番の諸君! 避難すべきだ! ここは今より、少々物騒な舞台に変わるぞ! 関係者以外は大変危険なステージだ!」
発声スキルで、兵士たちまで声を届ける。
彼らは驚いた顔で振り向くと、俺を見て納得したようだ。
見覚えのある兵士長が、兵士たちに命令を下す。
門番としては前代未聞。
侵入者を前に、彼らが門の中へと退いていく。
腐敗神の司祭が、うんうんと頷いた。
両手を広げて、大仰な仕草をしながら何か言っている。
うむ、発声の基本ができていないから、何を言っているのかさっぱり分からないな!
芸人としての訓練がなっていないのに、それっぽい真似をするのはやめていただきたい!
「道化師が怒ってるよ」
「オーギュストは、中途半端な芸人の真似をされると激怒するんだ」
「普段絶対に怒らないのに、そういうプロ根性な部分だけが逆鱗なんだねえ……」
「大丈夫だ二人とも。俺は、観客の前では絶対に怒らない……」
「プロだねえ~」
「そういう性格の男だよな、君は」
俺という男を大変分かってくれる二人の声を聞きつつ、腐敗神の司祭に語りかける。
「準備は終わったかね? 君の出し物を見せてもらおう! これで、君がまつろわぬ民から依頼された仕事は完遂される予定なのだろう?」
「――――」
「なんて言っているんだ?」
イングリドが首を傾げた。
俺の聞き耳スキルだから聞き取れる。
何か、これでお前たちへの借りを返せる、刮目して見よ、とか言っている。
だが、距離が遠いからよく聞こえないだけだ。
本当に、発声練習は大事である。
そうこうしている間に、ジョノーキン村の子どもたちや、アキンドー商会の従業員や番頭、そして周辺住人が集まってきた。
冒険者諸氏も、ジョッキを片手に見物気分でギルドから顔を出している。
こちらの準備は万端。
門の外で、司祭が大きく手を広げた。
あれは、腐敗神に加護を願っている。
これまで彼が行ってきた依頼は、王都を囲むようにして腐敗神への供物を捧げ、腐敗神最強の眷属を召喚しようという儀式である。
それが、現れる。
司祭の背後から、凄まじい速度で光の帯が伸びてきた。
紫色の光が、夕暮れの赤い日差しを塗り替えていく。
陽光の下では、腐敗神の力を十全に発揮できないのだろう。
夜でもいいが、それではかの眷属の姿を見せることができない。
あの司祭は性格が悪いので、人々を怖がらせて楽しみたいのだ。
「来たぞ来たぞ」
地面が盛り上がる。
巨体が、土を掻き分けて盛り上がる。
骨と皮ばかりになった翼が天を衝き、おぞましい魔獣が這い出して来た。
鉤爪も牙も、紫色に染まっている。
全身これ、腐敗と毒にまみれた、死した眷属、その名はドラゴンゾンビ。
『ヴォォォォォォォォッ』
魔獣が吼えた。
巨体を立ち上がらせ、門に前足を掛ける。
凄まじい怪力に、門がみしみしときしみ、やがて崩れ落ち始めた。
見物客の諸氏から悲鳴が上がった。
「なるほど……これは大きいな!」
イングリドが呆れたように呟いた。
「本当に戦えるんだろうね? あんたを信じてるから、なんとかしなよ、道化師?」
「もちろん」
ギスカの言葉に即答した後、俺は観客へと振り返った。
そして一礼。
「さてお立ち会い! あれなるは、ガットルテ王国を侵そうとする邪悪なる意思! 過去からの呪い! 今こそ、我らラッキークラウン一座が、このおぞましき怪物を見事祓ってご覧に入れましょう! どうぞご期待ください!」
仕事を終えた冒険者たちが戻ってきた。
彼らはギルドの受付で報酬をもらい、ほくほく顔である。
自分たちの仕事が、一体何に寄与した形になるのか、分かってはおるまい。
だが、彼らを責める必要はない。
金がなかった頃の俺なら、多分引き受けていた気がするし。
「おっ? すげえ荷物が台車の上にまとめてあるんだけど。これ道化師の商売道具?」
「いかにもその通り。この後、大きなショーがあるのさ」
俺の話を聞いて、冒険者はふんふんと頷いた。
「なるほどなあ。そいつは楽しみだ! 懐が温まったからよ。すげえの見せてくれたらおひねり弾むぜ!」
「それは何より! 期待は裏切らないさ!」
自信を持って確約する。
これは本当に、凄まじいショーになるはずだ。
素晴らしいショーになるかどうかは、我らラッキークラウンの働きに掛かっている。
ちなみに、タダ働きではない。
既にアキンドー商会を通じて王宮に連絡を取り、事後承諾的に国からの依頼となるよう手回しを終えてある。
少なくとも、我々が準備に使った金は回収できるだろう。
「そちらの準備はどうかな、ギスカ?」
「バッチリさ」
ドワーフの鉱石魔法使いは、にやりと笑ってみせた。
彼女の身につけているローブと皮鎧の、そこかしこに鉱石がぶら下がっている。
鉱石魔法は、石から力を引き出すことで効果を発揮する。
力を使った後の石は、崩壊してしまう場合がほとんどだ。
故に、魔法の材料費が掛かる。
魔法を使うためには、稼ぎ続けなければいけないわけだ。
そしてイングリド。
腹いっぱい飲み食いし、体を慣らす運動もした。
魔剣と魔槍は今日もしっかり手入れされており、いつも通り。
だからこそ、彼女は強いのだ。
俺の出番のように、頭を使う展開だと観客になりがちだが、腕っぷしが必要な状況になれば彼女の独壇場に近い。
基本的に、女性は男性よりも腕力が劣るものだが……イングリドのそれは、特異体質だろう。
デビルプラントや、巨大ダンゴムシに真っ向から挑み、力負けしないというのは人間離れしている。
そこに、騎士団長ガオンが教え込んだガットルテ騎士団流の戦闘技術。
これから彼女は、間違いなくガットルテ王国最強の冒険者になっていくだろう。
無論、俺のサポートは欠かせないが。
「私は万全だぞ。そろそろか? そろそろかな? あまりにやって来るのが遅いと、また腹が減ってしまうぞ……」
「その身体能力を維持するための食事量だったか……。なに、心配する必要はないよ。あちらさんも、やりたくてウズウズしているはずだ。何せ、我々にひどい目に遭わされているのだからね」
噂をすれば影が差す。
彼も準備は万端なようだ。
彼とは?
そう、名も知らぬ腐敗神の司祭だ。
全ての儀式が滞りなく終わり満足げな表情で門の外に立っているのが見える。
「何者だ!」
「これより夜になる。門は閉ざされる! 明日、また来るがいい!」
門番の兵士たちが仕事をしているが、あれはよろしくない。
危ない。
「門番の諸君! 避難すべきだ! ここは今より、少々物騒な舞台に変わるぞ! 関係者以外は大変危険なステージだ!」
発声スキルで、兵士たちまで声を届ける。
彼らは驚いた顔で振り向くと、俺を見て納得したようだ。
見覚えのある兵士長が、兵士たちに命令を下す。
門番としては前代未聞。
侵入者を前に、彼らが門の中へと退いていく。
腐敗神の司祭が、うんうんと頷いた。
両手を広げて、大仰な仕草をしながら何か言っている。
うむ、発声の基本ができていないから、何を言っているのかさっぱり分からないな!
芸人としての訓練がなっていないのに、それっぽい真似をするのはやめていただきたい!
「道化師が怒ってるよ」
「オーギュストは、中途半端な芸人の真似をされると激怒するんだ」
「普段絶対に怒らないのに、そういうプロ根性な部分だけが逆鱗なんだねえ……」
「大丈夫だ二人とも。俺は、観客の前では絶対に怒らない……」
「プロだねえ~」
「そういう性格の男だよな、君は」
俺という男を大変分かってくれる二人の声を聞きつつ、腐敗神の司祭に語りかける。
「準備は終わったかね? 君の出し物を見せてもらおう! これで、君がまつろわぬ民から依頼された仕事は完遂される予定なのだろう?」
「――――」
「なんて言っているんだ?」
イングリドが首を傾げた。
俺の聞き耳スキルだから聞き取れる。
何か、これでお前たちへの借りを返せる、刮目して見よ、とか言っている。
だが、距離が遠いからよく聞こえないだけだ。
本当に、発声練習は大事である。
そうこうしている間に、ジョノーキン村の子どもたちや、アキンドー商会の従業員や番頭、そして周辺住人が集まってきた。
冒険者諸氏も、ジョッキを片手に見物気分でギルドから顔を出している。
こちらの準備は万端。
門の外で、司祭が大きく手を広げた。
あれは、腐敗神に加護を願っている。
これまで彼が行ってきた依頼は、王都を囲むようにして腐敗神への供物を捧げ、腐敗神最強の眷属を召喚しようという儀式である。
それが、現れる。
司祭の背後から、凄まじい速度で光の帯が伸びてきた。
紫色の光が、夕暮れの赤い日差しを塗り替えていく。
陽光の下では、腐敗神の力を十全に発揮できないのだろう。
夜でもいいが、それではかの眷属の姿を見せることができない。
あの司祭は性格が悪いので、人々を怖がらせて楽しみたいのだ。
「来たぞ来たぞ」
地面が盛り上がる。
巨体が、土を掻き分けて盛り上がる。
骨と皮ばかりになった翼が天を衝き、おぞましい魔獣が這い出して来た。
鉤爪も牙も、紫色に染まっている。
全身これ、腐敗と毒にまみれた、死した眷属、その名はドラゴンゾンビ。
『ヴォォォォォォォォッ』
魔獣が吼えた。
巨体を立ち上がらせ、門に前足を掛ける。
凄まじい怪力に、門がみしみしときしみ、やがて崩れ落ち始めた。
見物客の諸氏から悲鳴が上がった。
「なるほど……これは大きいな!」
イングリドが呆れたように呟いた。
「本当に戦えるんだろうね? あんたを信じてるから、なんとかしなよ、道化師?」
「もちろん」
ギスカの言葉に即答した後、俺は観客へと振り返った。
そして一礼。
「さてお立ち会い! あれなるは、ガットルテ王国を侵そうとする邪悪なる意思! 過去からの呪い! 今こそ、我らラッキークラウン一座が、このおぞましき怪物を見事祓ってご覧に入れましょう! どうぞご期待ください!」
14
あなたにおすすめの小説
微妙なバフなどもういらないと追放された補助魔法使い、バフ3000倍で敵の肉体を内部から破壊して無双する
こげ丸
ファンタジー
「微妙なバフなどもういらないんだよ!」
そう言われて冒険者パーティーを追放されたフォーレスト。
だが、仲間だと思っていたパーティーメンバーからの仕打ちは、それだけに留まらなかった。
「もうちょっと抵抗頑張んないと……妹を酷い目にあわせちゃうわよ?」
窮地に追い込まれたフォーレスト。
だが、バフの新たな可能性に気付いたその時、復讐はなされた。
こいつら……壊しちゃえば良いだけじゃないか。
これは、絶望の淵からバフの新たな可能性を見いだし、高みを目指すに至った補助魔法使いフォーレストが最強に至るまでの物語。
本物の聖女じゃないと追放されたので、隣国で竜の巫女をします。私は聖女の上位存在、神巫だったようですがそちらは大丈夫ですか?
今川幸乃
ファンタジー
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。
バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、シンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。
追放されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。
シンシアがいなくなったバルクはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまう。
僕だけレベル1~レベルが上がらず無能扱いされた僕はパーティーを追放された。実は神様の不手際だったらしく、お詫びに最強スキルをもらいました~
いとうヒンジ
ファンタジー
ある日、イチカ・シリルはパーティーを追放された。
理由は、彼のレベルがいつまでたっても「1」のままだったから。
パーティーメンバーで幼馴染でもあるキリスとエレナは、ここぞとばかりにイチカを罵倒し、邪魔者扱いする。
友人だと思っていた幼馴染たちに無能扱いされたイチカは、失意のまま家路についた。
その夜、彼は「カミサマ」を名乗る少女と出会い、自分のレベルが上がらないのはカミサマの所為だったと知る。
カミサマは、自身の不手際のお詫びとしてイチカに最強のスキルを与え、これからは好きに生きるようにと助言した。
キリスたちは力を得たイチカに仲間に戻ってほしいと懇願する。だが、自分の気持ちに従うと決めたイチカは彼らを見捨てて歩き出した。
最強のスキルを手に入れたイチカ・シリルの新しい冒険者人生が、今幕を開ける。
外れスキル【削除&復元】が実は最強でした~色んなものを消して相手に押し付けたり自分のものにしたりする能力を得た少年の成り上がり~
名無し
ファンタジー
突如パーティーから追放されてしまった主人公のカイン。彼のスキルは【削除&復元】といって、荷物係しかできない無能だと思われていたのだ。独りぼっちとなったカインは、ギルドで仲間を募るも意地悪な男にバカにされてしまうが、それがきっかけで頭痛や相手のスキルさえも削除できる力があると知る。カインは一流冒険者として名を馳せるという夢をかなえるべく、色んなものを削除、復元して自分ものにしていき、またたく間に最強の冒険者へと駆け上がっていくのだった……。
精霊の森に捨てられた少女が、精霊さんと一緒に人の街へ帰ってきた
アイイロモンペ
ファンタジー
2020.9.6.完結いたしました。
2020.9.28. 追補を入れました。
2021.4. 2. 追補を追加しました。
人が精霊と袂を分かった世界。
魔力なしの忌子として瘴気の森に捨てられた幼子は、精霊が好む姿かたちをしていた。
幼子は、ターニャという名を精霊から貰い、精霊の森で精霊に愛されて育った。
ある日、ターニャは人間ある以上は、人間の世界を知るべきだと、育ての親である大精霊に言われる。
人の世の常識を知らないターニャの行動は、周囲の人々を困惑させる。
そして、魔力の強い者が人々を支配すると言う世界で、ターニャは既存の価値観を意識せずにぶち壊していく。
オーソドックスなファンタジーを心がけようと思います。読んでいただけたら嬉しいです。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
結婚式の日に婚約者を勇者に奪われた間抜けな王太子です。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月10日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング2位
2020年11月13日「カクヨム」週間異世界ファンタジーランキング3位
2020年11月20日「カクヨム」月間異世界ファンタジーランキング5位
2021年1月6日「カクヨム」年間異世界ファンタジーランキング87位
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる