85 / 107
第85話 タートル山の鉱山都市
しおりを挟む
ぶうぶう言うギスカをなだめすかしながら、翌々日に旅立つ我らラッキークラウン。
中休みを一日入れただけで次の仕事とは、我ながら生き急いでいる気がしないでもない。
馬車に揺られてガタゴトと、片道三日間の旅である。
ただの馬車では退屈なので、幌馬車を選んだ。
つまりちょっといい荷馬車である。
これは風が吹き抜けてくるし、外の光景を見放題。
馬の歩く速度は人間の早足程度で、乗っていることに飽きたら横で歩いてもいい。
普通の馬車だとこうはいかない。
のんびり行こう。
「一刻も早く到着しねえと……!!」
ディゴの焦る声が聞こえるが、それはそれ、これはこれだ。
彼は冒険者ギルドで三日くらい俺たちを待っていたそうだから、今更一日や二日掛かったところで状況は変わるまい。
旅の過程は、楽しむことに意義がある。
さて、タートル鉱山の場所は、マールイ、キングバイ両王国とは逆側。
ガットルテ内陸部に向かって進んでいくわけだ。
この辺りから国境線が曖昧になってきて、人間以外の様々な種族の暮らす国家や集落が増えてくる。
強く縄張りを意識する種族もいるので、通過には気を配らねばならない……が、今回の幌馬車、異種族との取引をメインとするアキンドー商会の商人が乗っているので、その点は問題ない。
「一箇所一箇所を通るたびにですね、そこの地域と細かく交流するんですわ。基本は物々交換で、その土地に無いものをあげて、特産品をもらう。これを繰り返しながらぐるりと廻るわけですわな。積荷があらかた、特産品に置き換わったら帰り時です。彼らも、うちらのことを物々交換して回っている商人だって認識してますから、『帰るところだよ』って告げればあっさり通してくれるんです」
面通しがきちんとしていれば、どこでも通過できるということだろう。
それでも、普段は護衛に冒険者を雇っているとのこと。
今回は、俺たちの旅に付き合ってくれるため、ラッキークラウンが無料で護衛をすることになる。
「鉱山に向かって、そこで皆さんの仕事が終わるまで一服して、それから戻ってくる行程になりますな。いやあ、名高いラッキークラウンがお金を払わずに守ってくれるなんて、最高ですわ」
そう言って、商人はかっかっか、と笑う。
こちらとしても、行き帰りの足と野宿のための設備や水や食料を提供してもらうわけだから、互恵関係と言えよう。
「さっきまで森だったと思ったら、もう荒れ地みたいになってきたな……」
イングリドが御者の隣に腰掛けて、キョロキョロしている。
曲がりなりにも、ガットルテ王国のお姫様なので、御者はカチコチに緊張していた。
彼女が王女だと、対外的にも公表されたからな。
キングバイ王国の一件で、そういうことになった。
「ここからは山なんだ。気付かなかったかも知れないが、少しずつ馬車は山道に向かっているんだぞ。ほら、地面が石みたいになって来ているだろう」
俺が指差す、大地や周囲を見て、イングリドが目を見開いた。
「本当だ……。足元は固くなっているし、遠くに見える風景が前よりも低いところにある。それで、道理でガタゴトとお尻が痛かったはずだ」
恐らくこの辺りは、ガットルテ王都から眺めれば、小高い山々が連なった場所に見えているはずだ。
この中に、タートル鉱山がある。
その名の通り、全体的になだらかで亀の甲羅のように見える山である。
「おう、見えてきたぜ! あれだあれ!」
ディゴが大声を張り上げた。
行く先を指差しつつ振り回すので、どこのことだか分からない。
「バカ兄貴! うるさいよあんた! ほんと、ガキの頃から落ち着きがないんだからねえ!」
ギスカが鼻息も荒く、ディゴの頭をぺちんとはたく。
気の強い妹である。
ディゴの指差しでは何も分からなかったが、近づいていくと俺たちの目にも、目的地は明らかとなる。
なるほど、タートル山だ。
なだらかな丸い岩山。
そして表面には、亀の甲羅のように筋が刻まれている。
あれは掘り出した鉱石を運ぶルートだな?
人為的にあのような姿になったため、タートル山と呼称するようになったのであろう。
一見すると、ただの鉱山で、町らしきものはどこにもない。
ドワーフの町は、地下……あるいは鉱山の中にあるのだ。
彼らは鉱山に住み着くと、それを掘り進めながら町を拡張していく。
そして鉱石を掘り尽くすと、次なる鉱山を探して旅に出るのだと言う。
だが、この旅に出ているドワーフの一団というものを俺は見たことがない。
噂ばかりで、実態についてもよく知らない。
その辺りはどうなっているのだろうか?
興味は尽きない。
山の麓に、鉱山都市への入り口があった。
「上と下に入口があるんだ。下はあんたらみたいな他の人族用だな。山をいちいち登るのも大変だし、荷物を運び込めねえだろ」
なるほど、入り口はとても広い。
何台もの荷馬車がすれ違えるほどだ。
あちこちに、支えとなるよう、柱の形となった岩が残されている。
これを見ながら鉱山の中に入っていくのだが……。
「うわあ、暗いなあ!」
フリッカの感想が全てだ。
魔法や、あるいは鉱石の性質を利用した明かりがあちこちに存在している。
だが、それでも鉱山の中全体を照らすことはできない。
内部の明るさは、せいぜい日没直前くらいのものだ。
「これでもね、随分明るい方なのさ。安心おし。町はおおよそこの明るさだからさ。だけど、鉱山部分はこうはいかないよ。もっとずっと暗いから」
なるほど、これではギスカが鉱山都市を飛び出してしまうのも仕方がない。
永遠に夕暮れ時なのが、ドワーフの都市なのだ。
「ちなみに夜は無いからね。ずーっとこの明るさだよ。だから都市の中にいると、時間なんてのは時計でしか分からないのさ。みんなめいめい、適当な時間に起きて寝て仕事して暮らしてるんだよ」
「それはまたカオスだなあ」
「だからさ! 外の世界はほら、朝があって、昼があって、夜があるだろ? あたい、本当にこれが好きでさあ。みんな夜には寝るじゃないかい。トンカン、ガンガン、槌打つ音が聞こえない睡眠ってのは大事だよ……」
なるほどなるほど……!
鉱山都市、なかなか特殊な環境らしい。
中休みを一日入れただけで次の仕事とは、我ながら生き急いでいる気がしないでもない。
馬車に揺られてガタゴトと、片道三日間の旅である。
ただの馬車では退屈なので、幌馬車を選んだ。
つまりちょっといい荷馬車である。
これは風が吹き抜けてくるし、外の光景を見放題。
馬の歩く速度は人間の早足程度で、乗っていることに飽きたら横で歩いてもいい。
普通の馬車だとこうはいかない。
のんびり行こう。
「一刻も早く到着しねえと……!!」
ディゴの焦る声が聞こえるが、それはそれ、これはこれだ。
彼は冒険者ギルドで三日くらい俺たちを待っていたそうだから、今更一日や二日掛かったところで状況は変わるまい。
旅の過程は、楽しむことに意義がある。
さて、タートル鉱山の場所は、マールイ、キングバイ両王国とは逆側。
ガットルテ内陸部に向かって進んでいくわけだ。
この辺りから国境線が曖昧になってきて、人間以外の様々な種族の暮らす国家や集落が増えてくる。
強く縄張りを意識する種族もいるので、通過には気を配らねばならない……が、今回の幌馬車、異種族との取引をメインとするアキンドー商会の商人が乗っているので、その点は問題ない。
「一箇所一箇所を通るたびにですね、そこの地域と細かく交流するんですわ。基本は物々交換で、その土地に無いものをあげて、特産品をもらう。これを繰り返しながらぐるりと廻るわけですわな。積荷があらかた、特産品に置き換わったら帰り時です。彼らも、うちらのことを物々交換して回っている商人だって認識してますから、『帰るところだよ』って告げればあっさり通してくれるんです」
面通しがきちんとしていれば、どこでも通過できるということだろう。
それでも、普段は護衛に冒険者を雇っているとのこと。
今回は、俺たちの旅に付き合ってくれるため、ラッキークラウンが無料で護衛をすることになる。
「鉱山に向かって、そこで皆さんの仕事が終わるまで一服して、それから戻ってくる行程になりますな。いやあ、名高いラッキークラウンがお金を払わずに守ってくれるなんて、最高ですわ」
そう言って、商人はかっかっか、と笑う。
こちらとしても、行き帰りの足と野宿のための設備や水や食料を提供してもらうわけだから、互恵関係と言えよう。
「さっきまで森だったと思ったら、もう荒れ地みたいになってきたな……」
イングリドが御者の隣に腰掛けて、キョロキョロしている。
曲がりなりにも、ガットルテ王国のお姫様なので、御者はカチコチに緊張していた。
彼女が王女だと、対外的にも公表されたからな。
キングバイ王国の一件で、そういうことになった。
「ここからは山なんだ。気付かなかったかも知れないが、少しずつ馬車は山道に向かっているんだぞ。ほら、地面が石みたいになって来ているだろう」
俺が指差す、大地や周囲を見て、イングリドが目を見開いた。
「本当だ……。足元は固くなっているし、遠くに見える風景が前よりも低いところにある。それで、道理でガタゴトとお尻が痛かったはずだ」
恐らくこの辺りは、ガットルテ王都から眺めれば、小高い山々が連なった場所に見えているはずだ。
この中に、タートル鉱山がある。
その名の通り、全体的になだらかで亀の甲羅のように見える山である。
「おう、見えてきたぜ! あれだあれ!」
ディゴが大声を張り上げた。
行く先を指差しつつ振り回すので、どこのことだか分からない。
「バカ兄貴! うるさいよあんた! ほんと、ガキの頃から落ち着きがないんだからねえ!」
ギスカが鼻息も荒く、ディゴの頭をぺちんとはたく。
気の強い妹である。
ディゴの指差しでは何も分からなかったが、近づいていくと俺たちの目にも、目的地は明らかとなる。
なるほど、タートル山だ。
なだらかな丸い岩山。
そして表面には、亀の甲羅のように筋が刻まれている。
あれは掘り出した鉱石を運ぶルートだな?
人為的にあのような姿になったため、タートル山と呼称するようになったのであろう。
一見すると、ただの鉱山で、町らしきものはどこにもない。
ドワーフの町は、地下……あるいは鉱山の中にあるのだ。
彼らは鉱山に住み着くと、それを掘り進めながら町を拡張していく。
そして鉱石を掘り尽くすと、次なる鉱山を探して旅に出るのだと言う。
だが、この旅に出ているドワーフの一団というものを俺は見たことがない。
噂ばかりで、実態についてもよく知らない。
その辺りはどうなっているのだろうか?
興味は尽きない。
山の麓に、鉱山都市への入り口があった。
「上と下に入口があるんだ。下はあんたらみたいな他の人族用だな。山をいちいち登るのも大変だし、荷物を運び込めねえだろ」
なるほど、入り口はとても広い。
何台もの荷馬車がすれ違えるほどだ。
あちこちに、支えとなるよう、柱の形となった岩が残されている。
これを見ながら鉱山の中に入っていくのだが……。
「うわあ、暗いなあ!」
フリッカの感想が全てだ。
魔法や、あるいは鉱石の性質を利用した明かりがあちこちに存在している。
だが、それでも鉱山の中全体を照らすことはできない。
内部の明るさは、せいぜい日没直前くらいのものだ。
「これでもね、随分明るい方なのさ。安心おし。町はおおよそこの明るさだからさ。だけど、鉱山部分はこうはいかないよ。もっとずっと暗いから」
なるほど、これではギスカが鉱山都市を飛び出してしまうのも仕方がない。
永遠に夕暮れ時なのが、ドワーフの都市なのだ。
「ちなみに夜は無いからね。ずーっとこの明るさだよ。だから都市の中にいると、時間なんてのは時計でしか分からないのさ。みんなめいめい、適当な時間に起きて寝て仕事して暮らしてるんだよ」
「それはまたカオスだなあ」
「だからさ! 外の世界はほら、朝があって、昼があって、夜があるだろ? あたい、本当にこれが好きでさあ。みんな夜には寝るじゃないかい。トンカン、ガンガン、槌打つ音が聞こえない睡眠ってのは大事だよ……」
なるほどなるほど……!
鉱山都市、なかなか特殊な環境らしい。
12
あなたにおすすめの小説
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
聖女の孫だけど冒険者になるよ!
春野こもも
ファンタジー
森の奥で元聖女の祖母と暮らすセシルは幼い頃から剣と魔法を教え込まれる。それに加えて彼女は精霊の力を使いこなすことができた。
12才にった彼女は生き別れた祖父を探すために旅立つ。そして冒険者となりその能力を生かしてギルドの依頼を難なくこなしていく。
ある依頼でセシルの前に現れた黒髪の青年は非常に高い戦闘力を持っていた。なんと彼は勇者とともに召喚された異世界人だった。そして2人はチームを組むことになる。
基本冒険ファンタジーですが終盤恋愛要素が入ってきます。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる