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スローライフから逃げられると思うな編
第44話 出現、洋服店
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タマル村を後にし、馬車は街道を走る。
賑やかになった馬車の中。
俺たちは新たな仲間たちと大いに盛り上がり、熊鍋で祝杯を……。
『溶けるう』
『またフランクリンが溶けておりますぞ』
「こいつ周囲が雪じゃないとてんでダメだな! 体温を調整できる何かが必要だよな……」
「私たちがもこもこになったみたいに、着込んだら寒くなる服とかないの?」
「そんな都合のいいものは……ハッ」
ここで思い至る俺である。
臨時の対策だけなら可能ではないだろうか?
雪の結晶を見る。
そして鉱石を見る。
両方を手に持ってみると……。
『新しいレシピが生まれた!』
「ほらな! このレシピが生まれるやつ、後から生まれてくることがあるんだよ」
『何を思いつきましたかな?』
「冷え冷えする金属だぞ。決まっている……!」
トンカントンカンやる。
▶DIYレシピ
※冷凍庫
素材:鉱石×5+雪の結晶×3
「よし、フランクリンを押し込めーっ!!」
わーっとみんなで、冷凍庫にフランクリンを入れた。
『オー! アイ・アムリボーン!! 生き返ったようでーす』
横倒しになった冷凍庫から頭だけ出しながら、フランクリンが喜んだ。
喜んでもらえてとても嬉しい。
住人となったお前を見放すことは絶対に無いからな……。
冷凍庫に車輪をつけてやった。
これに紐をくくりつけて、ポルポルが引っ張り始める。
『ピピー』
『ソーイージー! 楽ちんでーす!』
「あっ、さっそく横着することを覚えやがった。早く寒さをキープできる装備を作ってやらないとなあ」
そう思っていたら……。
やって来ましたよ、メールボックスに新規店舗の開店案内。
「よーし、みんなでお店に行こう!」
「さんせーい!」
『いいですなあ』
『楽しみでーす!』
『ピピー』
『カタカタ』
骨次郎も入れて六人で、ゴッドモジュールからタマル村へ瞬間移動だ。
すると、ヌキチータや双子や館長が並んで、見たことのない新しい店の前に立っているではないか。
ヌキチータがすぐこちらに気づいた。
『あっ、タマルさん! 待ってたんだなもしー。これから彩色洋品店の開店記念セレモニーをやるんだなもし』
「あやしき!? また凄い名前だなあ」
だが、パッと見ると洋服屋は、色とりどりの色紙を壁に散りばめた、呉服屋みたいな作りをしている。
確かにこれはあやしき洋品店だ。
二人の男性がこの店を運営しているようで、一人は紋付袴姿にメガネを掛けた男だった。
白目の色が黒くて黒目が白いので、多分また外なる神だと思う。
大人しそうである。
もう一人が燕尾服姿の高校生くらいのまだ少年と言える感じの男だった。
やっぱり、黒い白目に白い黒目をしているのだが、にこやかに俺たちに話しかけてくる。
「やあやあやあ! あなたがヌキチータさんが言ってたタマルさんやね!? ぼく、彩色洋品店の店員をしてますサンいいますー。正しい名前は違うんやけど、発音ができへんからね。歴代の転生者の中で、唯一魔人候撃破まで生き残ったのみならず、ヌキチータさんも想像していなかったほどの大活躍らしいやないですか! 今もヌキチータさん、UGWポイントシステムをひいひい言いながら拡張してますよ!」
「おう、よろしく! 君よく喋るなあ! しかし情報が的確で分かりやすい」
「どうもどうもー! お求めの商品の情報とかね。ぼくが提供いたしますんでね。わかりやすくを心がけてますー。なんでもきいてくださいね。ああ、こちらにいるメガネの色男が、ぼくの兄のイチですー。例によって正しい名前は発音できへんからね。このイチがタマルさんのオーダーがあれば、その通りの服を作りますー」
イチと呼ばれた男性が、ペコリと頭を下げた。
奥ゆかしい。
「イチ氏! 作ってもらいたい服があってな……」
「な……なんでしょう」
「雪だるまを溶かさないための服が欲しい」
「雪だるまを……服で溶かさない……?」
じっと、冷凍庫に収まったフランクリンを見るイチ氏。
そしてニヤリと笑った。
「腕が鳴りますね」
頼もしい!
「はいはい。ではご注文いただきましたー。オーダーメイドは一日いただきますー。3000ptですよー」
「結構するなあ。オーダーメイドだもんなあ」
ということで、デザインとか機能について話し合う。
本当ならば素材を持ってきて貰う必要があるが、今回は開店サービスということで素材は洋品店持ちである。
「フランクリン、お前もこれで、灼熱地帯を闊歩できる雪だるまになることだろう……」
『リアリィ!? ミーの世界が広がりまーす!』
喜びのあまり、冷凍庫から飛び上がったフランクリン。
すぐに『オー! 溶けまーす!』とか言って冷凍庫に引っ込んだ。
『はいはーい! 二人とも仲良くやれそうだなもし。では皆さん、このクラッカーを持って……はい、このタマル村の発展は、タマルさんの活躍によるものであることは間違いないんだなもし。村の代表として、一言どうぞタマルさん!』
「うむ……ごほん」
俺は咳払いした。
「本日はお日柄もよく……。このクソのような地獄めいたヘルズテーブルだが、こうしてスローライフの拠点を築くことができた。つまり、スローライフは決定的に可能であることを証明したわけだ」
俺の言葉に、外なる神々がうんうんと頷いている。
ラムザーは何かツッコミを入れたそうで、ポタルは分からないなりにニコニコしている。
「こうして設備も充実してきたとこで、より一層、この世界への侵略……いや、スローライフの伝導が進むことだろう。つまり、ヘルズテーブルは平和になっていく……。そのため、これからも一層力を入れて活動していく次第だ。みんなも俺に手を貸して欲しい! そして彩色洋品店! 開店おめでとうございまーす!!」
『おめでとうなんだなもしー! ではみなさーん! いち、にの、さんで行くんだな! いち、にの、さーん!』
みんなでクラッカーの紐を引っ張る。
すると、先端からパーンと言う爽やかな音とともに、コズミックな極彩色のビームが飛び出していった。
うーん、流石は外なる神が用意したクラッカーだ。
俺でなかったら正気を削られていたのではないか。
こうして村に洋服店がやって来た。
仲間たちをどうお洒落させるか、今から楽しみな俺なのだった。
『ウグワーッ! 洋服店がオープンしました! 500ptゲット!』
『ウグワーッ! 初めてのセレモニーをしました! 500ptゲット!』
▶UGWポイント
3500pt
拠点
タマル村
設備
ヌキチータ事務所
魔人商店
異形博物館
彩色洋品店(NEW!)
賑やかになった馬車の中。
俺たちは新たな仲間たちと大いに盛り上がり、熊鍋で祝杯を……。
『溶けるう』
『またフランクリンが溶けておりますぞ』
「こいつ周囲が雪じゃないとてんでダメだな! 体温を調整できる何かが必要だよな……」
「私たちがもこもこになったみたいに、着込んだら寒くなる服とかないの?」
「そんな都合のいいものは……ハッ」
ここで思い至る俺である。
臨時の対策だけなら可能ではないだろうか?
雪の結晶を見る。
そして鉱石を見る。
両方を手に持ってみると……。
『新しいレシピが生まれた!』
「ほらな! このレシピが生まれるやつ、後から生まれてくることがあるんだよ」
『何を思いつきましたかな?』
「冷え冷えする金属だぞ。決まっている……!」
トンカントンカンやる。
▶DIYレシピ
※冷凍庫
素材:鉱石×5+雪の結晶×3
「よし、フランクリンを押し込めーっ!!」
わーっとみんなで、冷凍庫にフランクリンを入れた。
『オー! アイ・アムリボーン!! 生き返ったようでーす』
横倒しになった冷凍庫から頭だけ出しながら、フランクリンが喜んだ。
喜んでもらえてとても嬉しい。
住人となったお前を見放すことは絶対に無いからな……。
冷凍庫に車輪をつけてやった。
これに紐をくくりつけて、ポルポルが引っ張り始める。
『ピピー』
『ソーイージー! 楽ちんでーす!』
「あっ、さっそく横着することを覚えやがった。早く寒さをキープできる装備を作ってやらないとなあ」
そう思っていたら……。
やって来ましたよ、メールボックスに新規店舗の開店案内。
「よーし、みんなでお店に行こう!」
「さんせーい!」
『いいですなあ』
『楽しみでーす!』
『ピピー』
『カタカタ』
骨次郎も入れて六人で、ゴッドモジュールからタマル村へ瞬間移動だ。
すると、ヌキチータや双子や館長が並んで、見たことのない新しい店の前に立っているではないか。
ヌキチータがすぐこちらに気づいた。
『あっ、タマルさん! 待ってたんだなもしー。これから彩色洋品店の開店記念セレモニーをやるんだなもし』
「あやしき!? また凄い名前だなあ」
だが、パッと見ると洋服屋は、色とりどりの色紙を壁に散りばめた、呉服屋みたいな作りをしている。
確かにこれはあやしき洋品店だ。
二人の男性がこの店を運営しているようで、一人は紋付袴姿にメガネを掛けた男だった。
白目の色が黒くて黒目が白いので、多分また外なる神だと思う。
大人しそうである。
もう一人が燕尾服姿の高校生くらいのまだ少年と言える感じの男だった。
やっぱり、黒い白目に白い黒目をしているのだが、にこやかに俺たちに話しかけてくる。
「やあやあやあ! あなたがヌキチータさんが言ってたタマルさんやね!? ぼく、彩色洋品店の店員をしてますサンいいますー。正しい名前は違うんやけど、発音ができへんからね。歴代の転生者の中で、唯一魔人候撃破まで生き残ったのみならず、ヌキチータさんも想像していなかったほどの大活躍らしいやないですか! 今もヌキチータさん、UGWポイントシステムをひいひい言いながら拡張してますよ!」
「おう、よろしく! 君よく喋るなあ! しかし情報が的確で分かりやすい」
「どうもどうもー! お求めの商品の情報とかね。ぼくが提供いたしますんでね。わかりやすくを心がけてますー。なんでもきいてくださいね。ああ、こちらにいるメガネの色男が、ぼくの兄のイチですー。例によって正しい名前は発音できへんからね。このイチがタマルさんのオーダーがあれば、その通りの服を作りますー」
イチと呼ばれた男性が、ペコリと頭を下げた。
奥ゆかしい。
「イチ氏! 作ってもらいたい服があってな……」
「な……なんでしょう」
「雪だるまを溶かさないための服が欲しい」
「雪だるまを……服で溶かさない……?」
じっと、冷凍庫に収まったフランクリンを見るイチ氏。
そしてニヤリと笑った。
「腕が鳴りますね」
頼もしい!
「はいはい。ではご注文いただきましたー。オーダーメイドは一日いただきますー。3000ptですよー」
「結構するなあ。オーダーメイドだもんなあ」
ということで、デザインとか機能について話し合う。
本当ならば素材を持ってきて貰う必要があるが、今回は開店サービスということで素材は洋品店持ちである。
「フランクリン、お前もこれで、灼熱地帯を闊歩できる雪だるまになることだろう……」
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喜びのあまり、冷凍庫から飛び上がったフランクリン。
すぐに『オー! 溶けまーす!』とか言って冷凍庫に引っ込んだ。
『はいはーい! 二人とも仲良くやれそうだなもし。では皆さん、このクラッカーを持って……はい、このタマル村の発展は、タマルさんの活躍によるものであることは間違いないんだなもし。村の代表として、一言どうぞタマルさん!』
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俺は咳払いした。
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俺の言葉に、外なる神々がうんうんと頷いている。
ラムザーは何かツッコミを入れたそうで、ポタルは分からないなりにニコニコしている。
「こうして設備も充実してきたとこで、より一層、この世界への侵略……いや、スローライフの伝導が進むことだろう。つまり、ヘルズテーブルは平和になっていく……。そのため、これからも一層力を入れて活動していく次第だ。みんなも俺に手を貸して欲しい! そして彩色洋品店! 開店おめでとうございまーす!!」
『おめでとうなんだなもしー! ではみなさーん! いち、にの、さんで行くんだな! いち、にの、さーん!』
みんなでクラッカーの紐を引っ張る。
すると、先端からパーンと言う爽やかな音とともに、コズミックな極彩色のビームが飛び出していった。
うーん、流石は外なる神が用意したクラッカーだ。
俺でなかったら正気を削られていたのではないか。
こうして村に洋服店がやって来た。
仲間たちをどうお洒落させるか、今から楽しみな俺なのだった。
『ウグワーッ! 洋服店がオープンしました! 500ptゲット!』
『ウグワーッ! 初めてのセレモニーをしました! 500ptゲット!』
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3500pt
拠点
タマル村
設備
ヌキチータ事務所
魔人商店
異形博物館
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