26 / 337
9・令嬢殿下のカッパー級
第26話 お仕事終わりと夢の中
しおりを挟む
その日は野営をし、狐の他に狩った獣を捌いてみんなで食べた。
男爵家の狩りだというのに、まるで本場の狩人のようだ。
武家というのは、いわゆる貴族のイメージと違うものなのだなあ。
僕は感心し、ここで油の力を振るった。
具体的には……。
鉄板の上、油に焼かれてじゅうじゅう音を立てる肉!
追い油で全体に熱を回し、余計になった油は回収して魔力に戻す。
我が肉料理に余計な油っこさはなし!!
「ぬう!! み……見事……!!」
男爵までもが瞠目し、僕の油捌きを見つめていた。
「すごい……! 凄いわ!! 早く食べたい! 私、そのお肉が早く食べたい!!」
ソフィエラ嬢はお行儀の良さも忘れ、お肉に釘付けである。
「なるほど……これが客人の真骨頂か……」
「確かに、余人には真似できぬ技よ……!!」
騎士たちも猛烈に褒めてくれる。
で、リップルは胃の辺りを押さえて、
「私に取り分けるのはあっさりめのところにしてもらえると……」
なんとお年を召したようなことを言うのだ。
いや、彼女が全盛期で活躍していたのが三十年ほど前らしいから、引退しててもおかしくない年齢ではあるのか。
ハーフエルフだから、肉体が歳を重ねないだけなのだ。
精神はとても人間ぽいから、中身は割とおばさまかもしれないな。
「ナザル、何か私に大して失礼なことを考えたりしなかったかな?」
「いやいや、何も?」
焼き上がった肉をナイフで削ぎ落とし、めいめい好みの量の塩とハーブを載せてパンに挟んで食う。
美味い。
女騎士アップルがたっぷりとお湯を沸かしてくれていたので、これでお茶を淹れて飲む。
うーん、さっぱり。
だが、僕以外はお茶に砂糖を入れている。
渋いままのお茶を飲む僕を見て、みんな不思議そうな顔をした。
「ナザル、お砂糖を入れないで渋くないの?」
「慣れてますからねえ。それに、渋さの中に旨味ってのがあってですね」
「ふ、ふうん」
ソフィエラお嬢様がドン引きした!
どうもこの世界、お茶を甘いものを入れずに飲むという習慣が乏しいらしいのだ。
砂糖が貴重な時代は、蜜や果実を潰したものを入れていたそうだし。
「ところでだな」
男爵が話を始めた。
僕たちが倒した襲撃者についてだろう。
彼らは騎士たちの懇切丁寧な尋問……というか拷問でも何も吐かず、口の中に含んでいた毒袋を噛み切って死んだので、結局正体不明だった。
「このことは盗賊ギルドに連絡をしておく。どうも襲撃の方法が盗賊めいているように思えるのだ。この襲撃より我らを救ったナザルとリップル、報酬には私からも少し上乗せをしておこう」
「うひょう、ボーナスありがとうございます!」
「ボーナス……?」
おっと、地球の言葉は通じないのだった。
結局、襲撃者の話はこれで終わり。
分からんものは分からん。
だが、騎士団長と令嬢を狙って国の守りを揺るがそうと企む何者かであろうということで結論がついた。
騎士たちが交代で不寝番に立ち、僕とリップルはご厚意で寝かせてもらえることになった。
なぜかテントが一緒なのだが?
「余計なテントは無くてな。荷物になる。適当に寝ていてくれ」
男爵からのありがたいお言葉だ。
リップルは馬上にいたのが相当に堪えたようで、横になった瞬間にぐうぐうと眠ってしまった。
なんと無防備な人だろうか!
まあいい。
僕も寝るとしよう。
その夜、見た夢のことははっきり覚えている。
懐かしい頃の夢だ。
僕の生まれ故郷はアーランのように遺跡の上にあった。
まあ、小さな遺跡だが。
その遺跡がある日崩れ、故郷も土の中に飲み込まれていった。
僕は油の力で生き残り、一人とぼとぼとアーランにやって来た。
そこで日雇いの仕事などをしながら必死に食いつないだのだ。
まあ、見た目は子どもでも中身は異世界の社会人なのだ。
人付き合いというものは分かる。
なので、まあまあこれはこれで、楽しく日々を送っていた。
そこで、ある日冒険者ギルドに手紙を届ける用事があった。
冒険者。
生前に遊んでいたTRPGではよく耳にした単語だ。
実際、僕はプレイヤーとして冒険者になって異世界を巡ったし、そう言う想像を働かせることもあった。
だが、この世界では現実だ。
扉をくぐると、あたりを包む喧騒。
武器と防具に身を包んだ、戦士や盗賊、魔法使いに神官が行き交う。
目移りしながら歩いていたら、床がめくれたところにつまずいて転んだ。
……と思ったら。
差し出された杖の先が、僕を支えていたのだ。
見上げると、杖を手にしている女性と目が合った。
美しい女性だった。
青く反射する銀髪に、やっぱり青い瞳。
真っ白な肌。
耳は尖り、髪の毛から突き出していた。
エルフだ。
「大丈夫かい、少年? 君が冒険者になるには少し早いんじゃないかな?」
それが僕を、冒険者の道にいざなった不思議なお姉さんとの出会いだった……。
というところで目が覚めた。
いやあ、よく寝た。
体の節々は痛いけど。
なんで痛いのだろうなと思ったら、横に寝てた安楽椅子冒険者が、僕の胴体を斜めに横切る形でぐうぐう寝ているではないか。
なんという寝相か!
この人は眠っている間も自由すぎる!
僕はリップルを斜めに転がした。
「ウグワー!」
あ、目覚めた。
「ぐわあああ、最悪の目覚めだ。最高に美味しいマスターのケーキが食べられると言う瞬間に目が覚めてしまった……。目覚めたら野営地だった。ケーキはない。絶望だあ」
いつものリップルだった。
「さあ目を覚ませリップル。今日で仕事は終わりだ! ケーキは帰ってから食べればいいだろう。それに今回みたいに仕事をどんどん受けて稼がないと、質に流した杖が買い戻せなくなるぞ」
「うう、分かってるよ。だが人は……勤勉に金稼ぎだけをやって生きていけるようにできてはいないんだ……。帰ったらしばらくサボりたい」
本音が出た。
男爵もご令嬢も起きてきて、それではアーランに戻ろうという話になる。
どうやらアーランを狙う陰謀が起こりつつあり、僕は男爵からの覚えもめでたくなってしまったが。
冒険者として過ごす日常に、まずは帰還することにするのだった。
男爵家の狩りだというのに、まるで本場の狩人のようだ。
武家というのは、いわゆる貴族のイメージと違うものなのだなあ。
僕は感心し、ここで油の力を振るった。
具体的には……。
鉄板の上、油に焼かれてじゅうじゅう音を立てる肉!
追い油で全体に熱を回し、余計になった油は回収して魔力に戻す。
我が肉料理に余計な油っこさはなし!!
「ぬう!! み……見事……!!」
男爵までもが瞠目し、僕の油捌きを見つめていた。
「すごい……! 凄いわ!! 早く食べたい! 私、そのお肉が早く食べたい!!」
ソフィエラ嬢はお行儀の良さも忘れ、お肉に釘付けである。
「なるほど……これが客人の真骨頂か……」
「確かに、余人には真似できぬ技よ……!!」
騎士たちも猛烈に褒めてくれる。
で、リップルは胃の辺りを押さえて、
「私に取り分けるのはあっさりめのところにしてもらえると……」
なんとお年を召したようなことを言うのだ。
いや、彼女が全盛期で活躍していたのが三十年ほど前らしいから、引退しててもおかしくない年齢ではあるのか。
ハーフエルフだから、肉体が歳を重ねないだけなのだ。
精神はとても人間ぽいから、中身は割とおばさまかもしれないな。
「ナザル、何か私に大して失礼なことを考えたりしなかったかな?」
「いやいや、何も?」
焼き上がった肉をナイフで削ぎ落とし、めいめい好みの量の塩とハーブを載せてパンに挟んで食う。
美味い。
女騎士アップルがたっぷりとお湯を沸かしてくれていたので、これでお茶を淹れて飲む。
うーん、さっぱり。
だが、僕以外はお茶に砂糖を入れている。
渋いままのお茶を飲む僕を見て、みんな不思議そうな顔をした。
「ナザル、お砂糖を入れないで渋くないの?」
「慣れてますからねえ。それに、渋さの中に旨味ってのがあってですね」
「ふ、ふうん」
ソフィエラお嬢様がドン引きした!
どうもこの世界、お茶を甘いものを入れずに飲むという習慣が乏しいらしいのだ。
砂糖が貴重な時代は、蜜や果実を潰したものを入れていたそうだし。
「ところでだな」
男爵が話を始めた。
僕たちが倒した襲撃者についてだろう。
彼らは騎士たちの懇切丁寧な尋問……というか拷問でも何も吐かず、口の中に含んでいた毒袋を噛み切って死んだので、結局正体不明だった。
「このことは盗賊ギルドに連絡をしておく。どうも襲撃の方法が盗賊めいているように思えるのだ。この襲撃より我らを救ったナザルとリップル、報酬には私からも少し上乗せをしておこう」
「うひょう、ボーナスありがとうございます!」
「ボーナス……?」
おっと、地球の言葉は通じないのだった。
結局、襲撃者の話はこれで終わり。
分からんものは分からん。
だが、騎士団長と令嬢を狙って国の守りを揺るがそうと企む何者かであろうということで結論がついた。
騎士たちが交代で不寝番に立ち、僕とリップルはご厚意で寝かせてもらえることになった。
なぜかテントが一緒なのだが?
「余計なテントは無くてな。荷物になる。適当に寝ていてくれ」
男爵からのありがたいお言葉だ。
リップルは馬上にいたのが相当に堪えたようで、横になった瞬間にぐうぐうと眠ってしまった。
なんと無防備な人だろうか!
まあいい。
僕も寝るとしよう。
その夜、見た夢のことははっきり覚えている。
懐かしい頃の夢だ。
僕の生まれ故郷はアーランのように遺跡の上にあった。
まあ、小さな遺跡だが。
その遺跡がある日崩れ、故郷も土の中に飲み込まれていった。
僕は油の力で生き残り、一人とぼとぼとアーランにやって来た。
そこで日雇いの仕事などをしながら必死に食いつないだのだ。
まあ、見た目は子どもでも中身は異世界の社会人なのだ。
人付き合いというものは分かる。
なので、まあまあこれはこれで、楽しく日々を送っていた。
そこで、ある日冒険者ギルドに手紙を届ける用事があった。
冒険者。
生前に遊んでいたTRPGではよく耳にした単語だ。
実際、僕はプレイヤーとして冒険者になって異世界を巡ったし、そう言う想像を働かせることもあった。
だが、この世界では現実だ。
扉をくぐると、あたりを包む喧騒。
武器と防具に身を包んだ、戦士や盗賊、魔法使いに神官が行き交う。
目移りしながら歩いていたら、床がめくれたところにつまずいて転んだ。
……と思ったら。
差し出された杖の先が、僕を支えていたのだ。
見上げると、杖を手にしている女性と目が合った。
美しい女性だった。
青く反射する銀髪に、やっぱり青い瞳。
真っ白な肌。
耳は尖り、髪の毛から突き出していた。
エルフだ。
「大丈夫かい、少年? 君が冒険者になるには少し早いんじゃないかな?」
それが僕を、冒険者の道にいざなった不思議なお姉さんとの出会いだった……。
というところで目が覚めた。
いやあ、よく寝た。
体の節々は痛いけど。
なんで痛いのだろうなと思ったら、横に寝てた安楽椅子冒険者が、僕の胴体を斜めに横切る形でぐうぐう寝ているではないか。
なんという寝相か!
この人は眠っている間も自由すぎる!
僕はリップルを斜めに転がした。
「ウグワー!」
あ、目覚めた。
「ぐわあああ、最悪の目覚めだ。最高に美味しいマスターのケーキが食べられると言う瞬間に目が覚めてしまった……。目覚めたら野営地だった。ケーキはない。絶望だあ」
いつものリップルだった。
「さあ目を覚ませリップル。今日で仕事は終わりだ! ケーキは帰ってから食べればいいだろう。それに今回みたいに仕事をどんどん受けて稼がないと、質に流した杖が買い戻せなくなるぞ」
「うう、分かってるよ。だが人は……勤勉に金稼ぎだけをやって生きていけるようにできてはいないんだ……。帰ったらしばらくサボりたい」
本音が出た。
男爵もご令嬢も起きてきて、それではアーランに戻ろうという話になる。
どうやらアーランを狙う陰謀が起こりつつあり、僕は男爵からの覚えもめでたくなってしまったが。
冒険者として過ごす日常に、まずは帰還することにするのだった。
43
あなたにおすすめの小説
ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。
あけちともあき
ファンタジー
冴えない高校生女子、きら星はづき(配信ネーム)。
彼女は陰キャな自分を変えるため、今巷で話題のダンジョン配信をしようと思い立つ。
初配信の同接はわずか3人。
しかしその配信でゴボウを使ってゴブリンを撃退した切り抜き動画が作られ、はづきはSNSのトレンドに。
はづきのチャンネルの登録者数は増え、有名冒険配信会社の所属配信者と偶然コラボしたことで、さらにはづきの名前は知れ渡る。
ついには超有名配信者に言及されるほどにまで名前が広がるが、そこから逆恨みした超有名配信者のガチ恋勢により、あわやダンジョン内でアカウントBANに。
だが、そこから華麗に復活した姿が、今までで最高のバズりを引き起こす。
増え続ける登録者数と、留まる事を知らない同接の増加。
ついには、親しくなった有名会社の配信者の本格デビュー配信に呼ばれ、正式にコラボ。
トップ配信者への道をひた走ることになってしまったはづき。
そこへ、おバカな迷惑系アワチューバーが引き起こしたモンスタースタンピード、『ダンジョンハザード』がおそいかかり……。
これまで培ったコネと、大量の同接の力ではづきはこれを鎮圧することになる。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる